小川公代
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小川公代
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英文学研究者。近刊『ゆっくり歩く』(医学書院)、『ケアの物語』(岩波新書)、『ゴシックと身体』(松柏社)。その他に、『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版社)、『ケアの倫理とエンパワメント』『ケアする惑星』『翔ぶ女たち』(講談社)など。
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10/12発売予定の『ゆっくり歩く』(医学書院)の見本が届きました。コスパやタイパにせき立てられる社会で母の介護を始めてみると、なんだか書かずにはいられなかった本です。難病になり、ゆっくりしか歩けなくなった母に調子を合わせてみると違った景色が見え、ウルフ、ハン・ガン、ボルヘス…文学の強度が加勢してくれました。

母の困難や遅さに合わせていると、自分がいかに言葉に頼りすぎる近代人であるか、人間がいかに可謬性を抱えているかに気づきました。

装画の本田亮さん、ブックデザインの加藤愛子さん、これが最後のケアひらになる白石さん、本当に感謝しています。どうか皆さまに読んでいただけますように!!
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「モノがほしいんじゃないんよ、優しい言葉をかけてほしいんよ」というお母様の一言にあーーーそうだよなーーとなった。わかってはいます…わかってはいるんですが、帰省もしないしなんなら微々たる贈り物で済ませようとしており…。ただ、優しくしたいと思ったときには物理的な距離や時間の制約があり、下手するといずれもっと永い別れが隔ててしまう時が来るだろうこともわかっている。どうにかしないとなあ。
巻末の「ゆっくり歩いています」ピース✌の小川さんがむちゃくちゃ可愛かった…。
November 20, 2025 at 12:00 AM
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小川公代さんの『ゆっくり歩く』読了。なぜ自分は母に優しくできないんだろうと時々親不孝ぶりを(形だけ)反省する身としてはほんとうに耳が痛くなる内容だった。私にとってはよほど他者の方が優しくしやすい、なぜなら最終的には他人は切り離せる。母に寄りかかられることへの漠然とした恐怖がある。たぶん訓練すれば少しずつ、この本の小川さんのようにできるようになる(かもしれない)と思いたい。そういう意味で希望があり、人生の先輩…と思いながら読んだ。

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ゆっくり歩く  | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院
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November 19, 2025 at 11:55 PM
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ブログ更新しました。「お魚みぃしてくれたひと」
〜やっと仕舞った扇風機のこと、母のことを思い出しながら読んだ『ゆっくり歩く』(小川公代著 医学書院)のことなど、いつものように寄り道しつつ。

cuminnote2.exblog.jp/244698848/
お魚みぃしてくれたひと | bakubaku on reading
▲扇風機を片付けた。ウチには一時期クーラーを使ってなかったときの名残りで?ぎょうさん扇風機があって。それをええことに、あっちにもこっちにも出してしまい、ロ...
cuminnote2.exblog.jp
October 31, 2025 at 11:25 AM
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きのう本屋さんでみた雑誌のなかにレベッカ・ソルニット『暗闇のなかの希望』が出てきてた。読んでみよう、と調べたら文庫版の解説は『ゆっくり歩く』の小川公代さんの「ネガティヴ・ケイパビリティのなかの希望」。
ひとつ扉が開くと、つぎつぎ別の扉が開くのは、本を読む/本に出会うたのしみやな〜
November 9, 2025 at 2:30 AM
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『暗闇のなかの希望 増補改訂版』 レベッカ・ソルニット 井上利男 www.reads.jp/posts/599622 #Reads

Blueskyで紹介されていたので読んでみました。希望とは何かを考えさせられるとともに、絶望しないことの大切さ、絶望させようとする存在に気づくことの大切さを感じました。これまで起こってきた紛争や活動について、知らなかった視点を得た気がします。小川公代さんの解説も非常に良かったです。いまの状況だからこそ読みたい1冊。
たかむら "暗闇のなかの希望 増補改訂版" on 2025年11月12日 - Reads
暗闇のなかの希望 増補改訂版 "Blueskyで紹介されていたので読んでみました。希望とは何かを考えさせられるとともに、絶望しないこ...
www.reads.jp
November 12, 2025 at 11:30 AM
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「NHK 100分de名著 ブラム・ストーカー『ドラキュラ』」小川公代(NHK出版)を読む。新たな視座と知見があり、たいへん興味深い。番組を見ていなくてもテキストが面白く、あとで書籍化されるタイトルがあるのも納得。本誌で知ったことを踏まえて『ドラキュラ』を読み直してみよう。今回は光文社古典新訳文庫で。創元推理文庫、水声社、角川文庫はすでに読んでいる。
ジュニア版では、石上三登志、紀田順一郎、菊地秀行の各氏の訳を読んだ。いずれもアレンジされているが、みな面白かった。
November 10, 2025 at 12:22 PM
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秦邦生、小川公代編『ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』を読む——パンデミックからディープタイムまで』を読んだ。

『ダロウェイ夫人』についての十篇もの論考(二篇は翻訳)とインタヴュー、ウルフの作品二篇が収められている。刊行百周年でありながら前衛文学として古びることのない理由を、あらためて教えられる一冊だった。
二つのインタヴュー(斎藤真理子、松田青子、聞き手・小川公代)は、韓国文学にみられるウルフの影響や韓国でのウルフ受容の話、戦争とトラウマというテーマ、松田さんの作品とウルフに共通するあわいの世界や多孔的な自己の描かれ方の話…などなどが頗る面白かった。
#海外文学
November 12, 2025 at 10:19 AM
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小川公代さんにお送りいただいた『ゆっくり歩く』(医学書院)、すごくよかったです…。難病となった母と共に歩むことで思い出されていく家族のエピソードの数々の豊かさ、病のために思うようにいかない時にその見方を変えてくれるボルヘスやカフカなどの物語の力。

自分の親との経験と重なる場面も多くて、胸にきました。編み物教室や母や祖母との関西弁の会話がすごくよくて、生活史としての魅力も。「きみちゃんのお弁当、なんか茶色やね」がなぜか妙にツボに入ってしまい。そして最後には自ら体を張った盛大なオチが……お大事になさってください。
November 16, 2025 at 1:44 PM
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〈「ハンセン病詩人」と有標化することは、詩のことばが内包する価値を損なってしまうかもしれないが、そこには間違いなく、「火花に生きようともがい」たことによってしか到達できなかった境地があるだろう。『どこかの遠い友に——船城稔美詩集』をぜひ手に取って読んでほしい。〉

小川公代さんがコメントプラス書いてくださってる!船城さんの詩集、手にとってくださったのか...。感謝です😭
digital.asahi.com/articles/AST...
詩人が生きた二つの「マイノリティー」 没後20余年で生まれた詩集:朝日新聞
「どこかの遠い友に」という詩集が、7月、柏書房(東京都文京区)から刊行された。著者は船城稔美(ふなきとしみ)さん(1923~2003)。10代でハンセン病療養所に入所し、性的マイノリティーとして生き…
digital.asahi.com
November 6, 2025 at 9:43 AM
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【新入荷】
小川公代『ゆっくり歩く』(医学書院)
西方ちひろ『ミャンマー、優しい市民はなぜ武器を手にしたのか』(ホーム社)
Alt236 著/佐野ゆか 訳『リミナルスペース 新しい恐怖の美学』(フィルムアート社)
October 30, 2025 at 6:46 AM
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2025年10月に買った本と、いただいた本。ちくま率高め
November 1, 2025 at 12:08 AM
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ゆっくり歩く
小川 公代
医学書院 シリーズ ケアをひらく

6歳で英語の話せない母と姉とで1年半のカリフォルニア留学、12歳でケンタッキーに単身渡米、高校2年にイギリス留学、そしてケンブリッジ大学に合格――。“直立人”の道をまっすぐ歩んできた娘は、病を得た母と一緒にゆっくり歩かざるを得なくなった。そのときどんな光景が目に入り、どんな声が聞こえてきたか。

ウルフ、ギリガンなど文学を通じて縦横無尽にケアを語ってきた著者が、母に導かれて到達した新境地!

(医学書院紹介文より)

tohon.shop-pro.jp?pid=189054898
October 24, 2025 at 11:35 AM
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『ゆっくり歩く』(小川公代 医学書院)読んだ。考えたことも、初めて知ったことも、いっぱいあったんだけど。いちばんは、最後の方でお母さんが「そやから助けてほしいんです」(p240)と言わはったこと。ああ、これやな〜とおもった。

あのひとこのひと〜と、いま、この本をすすめたい友の顔浮かべながら。
時々なき母に話しながらの ええ本読みの時間でした。
October 21, 2025 at 1:19 PM
昨日の「尾崎世界観のとりあえず明日を生きるラジオ」とてもよかった。尾崎さんたちのリスナーへの応答を聴いて、難病を抱える母の「生きるのがつらい」という愁訴に自分はどう答えてきたのか色々思い返していました。容易には答えの出ない悩みを抱えるリスナーの声に耳を傾ける番組はまさにネガティヴ・ケイパビリティの実践。

尾崎さんと東畑開人さんが既に『ゆっくり歩く』を読んで感想をくださったことに感激…。尾崎さん、東畑さん、ゲストの光宗薫さんがそれぞれ言葉で寄り添ってます。
▶️https://www.nhk.jp/p/rs/KG9YLK9LWL/

11月29日(土)にゲスト出演します!来月お楽しみに✨
October 26, 2025 at 5:48 AM
『ゆっくり歩く』が今朝Amazon精神看護の部門で第1位になっていました🥇✨ ありがとうございます!
amzn.asia/d/ja372IF
October 24, 2025 at 11:00 AM
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まだ半分くらいしか読んでないけど。付箋だらけになってる。
母に電話してたころのこと思い出して、泣き笑い。
おすすめです。
郵便受け開けたら『ゆっくり歩く』(小川公代 医学書院)が届いてた。うれしい。
「ゆっくり歩く」に共感してるくせに、読みたい本は「早く」手にしたいという身勝手なじぶんをおもいながら。
カゴの中で待つ洗濯物放置のまま😅立ったまま本を読み始めて。あかん、あかん。ゆっくり読みます。

まだ読み始めやけど、読みながら、なき母のこと、いま年老いてゆく親とむきあってる友たちのことをおもってます。
October 19, 2025 at 12:51 PM
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「鉄の女」への憧れとパターナリズム 小川公代さんの「コメントプラス」:朝日新聞 www.asahi.com/articles/DA3...

<小川さんはコメントで、サッチャー政権時に英国で暮らした経験から、サッチャー氏が「いかに弱者を切り捨て、女性を生きづらくしたか実体験として知っている」とした。「女性の生きづらさを痛感しているはずのサッチャー自身が政治家として、女性、LGBTQの人びと、貧者、人種的そのほかのマイノリティの人びとが生きやすくなる政策を打ち出さなかった」>
「鉄の女」への憧れとパターナリズム 小川公代さんの「コメントプラス」:朝日新聞
「英国で初めての女性首相となったサッチャーは、それだけで『フェミニスト・アイコン』とはいえない」 8日配信の記事「高市氏の『憧れの人』サッチャー元首相 生誕100年、英国の評価は」に、上智大学教授の…
www.asahi.com
October 20, 2025 at 10:39 AM
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楽天ブックスで #在庫復活
『 ゆっくり歩く 』
価格 2,200円(税込)

👉 https://a.r10.to/h5iAp2
#小川公代

🕒情報取得:10/15/2025 21:48:22
October 15, 2025 at 2:33 PM
Reposted by 小川公代
郵便受け開けたら『ゆっくり歩く』(小川公代 医学書院)が届いてた。うれしい。
「ゆっくり歩く」に共感してるくせに、読みたい本は「早く」手にしたいという身勝手なじぶんをおもいながら。
カゴの中で待つ洗濯物放置のまま😅立ったまま本を読み始めて。あかん、あかん。ゆっくり読みます。

まだ読み始めやけど、読みながら、なき母のこと、いま年老いてゆく親とむきあってる友たちのことをおもってます。
October 17, 2025 at 1:39 AM
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冒頭近くに出てきた「三角公園」にはっとなる。いや、私の子供時代にも近くにあったはず。たぶん、宅地にならないような三角形の土地が公園にされがちなんでしょうね。
October 17, 2025 at 3:42 AM
Reposted by 小川公代
楽しみにしていた小川公代さんの新刊『ゆっくり歩く』ご恵贈いただきました。小川さん何人いるんだろうって感じですが、これはある意味での集大成と見ました。早速拝読します!
October 17, 2025 at 3:31 AM
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小川公代『ゆっくり歩く』(医学書院)読了。パーキンソン病になった母の介護を軸に流れる母娘の対話、文学作品の紹介、家族の歴史など、自分もゆっくり歩けない方なので、この本をもっと早く読んでいたら母に対してもう少しゆっくり歩いてやれたかも知れないと思ったりした。

カフカ『変身』は介護小説だという多和田葉子の指摘を紹介している箇所でなるほどとちょっと驚いた。ちょっと林檎ぶつけるなよというようなことばかり気になってしまっていたから。
October 17, 2025 at 3:53 AM
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【新刊】小川公代『ゆっくり歩く(シリーズ ケアをひらく)』(医学書院)。ゆっくり歩けない娘と、ゆっくりしか歩けない母。ふたりが歩くと何かが起こる。12歳で単身渡米、高2でイギリス留学、そしてケンブリッジ大にと、“直立人”の道をまっすぐ歩んできた著者の耳に、ままならぬ病を得た母の「もうひとつの声」が聞こえてきた。ウルフ、ギリガンなど文学を通じて縦横無尽に「ケア」を語ってきた著者が、母に導かれて到達した新境地。
porvenirbookstore.stores.jp/items/68f31f...
ゆっくり歩く( シリーズ ケアをひらく )
小川公代 (著) ISBN 978-4-260-06283-1 A5判 296ページ 発行 医学書院 2025年10月 ゆっくり歩けない娘と、ゆっくりしか歩けない母。ふたりが歩くと何かが起こる。 6歳で英語の話せない母と姉とで1年半のカリフォルニア留学、12歳でケンタッキーに単身渡米、高校2年にイギリス留学、そしてケンブリッジ大学に合格――。“直立人”の道をまっすぐ歩んできた娘は、病を得た母と...
porvenirbookstore.stores.jp
October 18, 2025 at 5:25 AM
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真知子
野上弥生子
ちくま文庫

帝大で社会学を聴講する真知子は、保守的な母親から結婚問題を持ち出され、プチ・ブルジョアの体面を精一杯取り繕う滑稽な日常にいらだちを覚える。傾きかけた家の事情で大学を去った親友・米子が抱え込む苦悩にも無力なばかりだ。

そんな彼女を焚きつけるように現れたのは、革命運動に信念を燃やす美貌の男・関。たちまち激しく魅かれ合うも、米子から彼の子を身ごもっていると知らされて──。

解説 小川公代
カバーデザイン 畑ユリエ
カバー装画 小宮りさ麻史奈

(筑摩書房紹介文より)

tohon.shop-pro.jp?pid=188992029
October 18, 2025 at 6:06 AM
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「人はいつかは死ぬ。そしていつ死が訪れるのか誰にも分からない。分かったところで、心の準備ができるわけでもない。ボルヘスがすごいのは、人間は死を前にしても、生きることをやめないでいられる、そしてもしかすると死んだ後もまだ先があるのかもしれないと思わせてくれることだ。人間にはどこまでも、もがき続ける胆力があるのかもしれない」 小川公代『ゆっくり歩く』(医学書院)入荷しました。 tinyurl.com/324pyh6w
October 18, 2025 at 11:05 PM