鈴木クニエ
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鈴木クニエ
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まとまりない人生を送っています。学部→日評数セミ→フリー→サイアス契約→フリー→エンカルタ→ロー→勁草書房(京都&東京)。
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今朝の日本経済新聞にサイディヤ・ハートマン著『奔放な生、うつくしい実験』の書評が掲載されています。『母を失うこと』に引き続き翻訳家の鴻巣友季子さんが熱いご書評を寄せてくださいました。ありがとうございます!

www.nikkei.com/article/DGKK...
奔放な生、うつくしい実験 サイディヤ・ハートマン著 「語りえぬもの」コーラス描出 - 日本経済新聞
ハートマンは先行作『母を失うこと』で、奴隷の末裔(まつえい)が「耳を貸そうともしない」人々に懇願し、補償を求めること自体に、「根本的に卑屈なもの」があると論じた。耳を傾けられ、声を聴かれること、これが基本的人権の一つであることを、米国初の黒人系女性副大統領カマラ・ハリスは2020年の演説で強調したものだ。そうした無念の思いは、3部20章から成る『奔放な生、うつくしい実験』にも引き継がれている。
www.nikkei.com
November 14, 2025 at 11:54 PM
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【書評】11月1日の朝日新聞に『奔放な生、うつくしい実験』(サイディヤ・ハートマン著/榎本空訳/ハーン小路恭子翻訳協力・解説)の書評が掲載されました。評者は高谷幸さんです。

「著者は、女性たちのまつろわぬ生は、逃亡であり、「生きることそのものを芸術とする実験」であったことを明るみに出す。定められた条件の下、違う生き方を想像し、試してみることがいかに尊く、うつくしいものであったのかを、そのうつくしさと呼応する筆致で描き出す」(書評より引用)

下記で書評の全文をお読みいただけます。
book.asahi.com/article/1612...
「奔放な生、うつくしい実験」 埋もれた声から描く 尊い逃亡 朝日新聞書評から|好書好日
好書好日(こうしょこうじつ)は、ライフ&カルチャーを貪欲に楽しみたい人におくる、 人生を豊かにする本の情報サイトです。映画や美術、食などをもっと楽しむための本の紹介から、朝日新聞の読書面に掲載された書評まで、あなたと本の出会いをお手伝いします。
book.asahi.com
November 3, 2025 at 11:57 PM
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スポーツとジェンダーについて研究してる井谷聡子が解説担当してる「アザー・オリンピアンズ」、本編はちょっと立ち読みして止まってしまってるが、速水螺旋人の書評も良かった
keisobiblio.com/2025/10/27/b...
Book Review『アザー・オリンピアンズ――排除と混迷の性別確認検査導入史』
書評 わかりやすさの罠・性別確認検査 評者 速水螺旋人  わからない、というのは不安なことだ。自分が依って立つ価値観が揺さぶられ、馴染みのない世界に放り出され、ともすれば身体的な恐怖にすら結びつく。不安を解消するためわかりやすさを求める。往々にしてそれは理解からは程遠く、社会性動物として仲間を得て安心するための日和見や処世術にすぎない。不安や怒りが伝わりやすく、そして手っ取り早いわかりやすさに...
keisobiblio.com
November 10, 2025 at 1:36 PM
今日までです! 『アザー・オリンピアンズ』も送料無料になりますし、ぜひぜひご活用ください。
【キャンペーン終了間近】11月9日まで「秋の読者謝恩キャンペーン」開催中です。勁草書房ウェブサイトからのご注文に様々な特典(図書カード、オリジナルグッズなど)がつきます。この機会にぜひご利用ください。
www.keisoshobo.co.jp/news/n117530...
秋の読者謝恩キャンペーン(10月27日~11月9日)
株式会社 勁草書房,秋の読者謝恩キャンペーン(10月27日~11月9日),お知らせ
www.keisoshobo.co.jp
November 9, 2025 at 4:42 AM
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すごい。わずか22頁の章にこれだけの内容を盛り込めるとは。他章も同様。おそろしい本だ。

児玉聡「第6章 ベジタリアニズム」『実践・倫理学──現代の問題を考えるために』勁草書房、2020年
amzn.to/4hOo4SZ
November 8, 2025 at 12:27 PM
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『女子スポーツの発展に大きく寄与した〜アリス・ミリアについては〜その後忘れ去られ、墓の場所すら不明だったという』『漫画はわかりやすさが大事/わかりやすさは罠だ。簡単にわかってはならない』/"Book Review『アザー・オリンピアンズ――排除と混迷の性別確認検査導入史』 – けいそうビブリオフィル" keisobiblio.com/2025/10/27/b...
Book Review『アザー・オリンピアンズ――排除と混迷の性別確認検査導入史』
書評 わかりやすさの罠・性別確認検査 評者 速水螺旋人  わからない、というのは不安なことだ。自分が依って立つ価値観が揺さぶられ、馴染みのない世界に放り出され、ともすれば身体的な恐怖にすら結びつく。不安を解消するためわかりやすさを求める。往々にしてそれは理解からは程遠く、社会性動物として仲間を得て安心するための日和見や処世術にすぎない。不安や怒りが伝わりやすく、そして手っ取り早いわかりやすさに...
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November 3, 2025 at 4:17 AM
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“科学的な装いをまとった性別確認検査に対し、著者は男性と女性という単純な二元論を守り、その範疇から外れるトランスジェンダーやインターセックスなどの選手を追い出すためだと結論づける。検査の起源がナチによるベルリン・オリンピックであることは偶然ではないと。”

書評 わかりやすさの罠・性別確認検査 評者 速水螺旋人
Book Review
『アザー・オリンピアンズ――排除と混迷の性別確認検査導入史』
2025/10/27
keisobiblio.com/2025/10/27/b...
Book Review『アザー・オリンピアンズ――排除と混迷の性別確認検査導入史』
書評 わかりやすさの罠・性別確認検査 評者 速水螺旋人  わからない、というのは不安なことだ。自分が依って立つ価値観が揺さぶられ、馴染みのない世界に放り出され、ともすれば身体的な恐怖にすら結びつく。不安を解消するためわかりやすさを求める。往々にしてそれは理解からは程遠く、社会性動物として仲間を得て安心するための日和見や処世術にすぎない。不安や怒りが伝わりやすく、そして手っ取り早いわかりやすさに...
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November 3, 2025 at 3:55 AM
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『奔放な生、うつくしい実験』 
サイディヤ・ハートマン
www.asahi.com/articles/DA3...

これは読みたい。方法論も興味深い。

「アーカイブの権力・・名もなき女性たち、とるに足らぬ存在とされた人たちの生は十分な記録や保存に値する、顧みられるべきものとはみなされてこなかった・・著者が採った手法が、内容や書き手の視点の限界を踏まえつつ、膨大なアーカイブ資料の細部に分け入り、そこに刻まれているはずの女性たちの声に耳を澄まし、ときにその痕跡から声を再創造することで、彼女たちの生きた物語を想像してみる・・「批評的作話」という手法・・」
(書評)『奔放な生、うつくしい実験』 サイディヤ・ハートマン〈著〉:朝日新聞
■埋もれた声から描く、尊い逃亡 自分が自分であるように生きること、自分の魂に、欲望に忠実であること。本書は、生きること自体が所与でなかった環境で、それでもなお、いやそれだからこそ、ありうるかもしれな…
www.asahi.com
November 1, 2025 at 1:07 PM
漫画家の速水螺旋人さんから『アザー・オリンピアンズ 排除と混迷の性別確認検査導入史』の書評をいただきました。意外な組み合わせに思われるかもしれませんが、じっくりと時間をかけて読んでくださいました。
螺旋人さん書評と本書をあわせて読んでいただけるととてもうれしいです!
keisobiblio.com/2025/10/27/b...
Book Review『アザー・オリンピアンズ――排除と混迷の性別確認検査導入史』
書評 わかりやすさの罠・性別確認検査 評者 速水螺旋人  わからない、というのは不安なことだ。自分が依って立つ価値観が揺さぶられ、馴染みのない世界に放り出され、ともすれば身体的な恐怖にすら結びつく。不安を解消するためわかりやすさを求める。往々にしてそれは理解からは程遠く、社会性動物として仲間を得て安心するための日和見や処世術にすぎない。不安や怒りが伝わりやすく、そして手っ取り早いわかりやすさに...
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November 1, 2025 at 2:09 AM
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朝日新聞にサイディヤ・ハートマン著『奔放な生、うつくしい実験』の書評が出ました。高谷幸さんがご執筆くださいました。ありがとうございます!

「定められた条件の下、違う生き方を想像し、試してみることがいかに尊く、うつくしいものであったのかを、そのうつくしさと呼応する筆致で描き出す」

book.asahi.com/article/1612...
「奔放な生、うつくしい実験」 埋もれた声から描く 尊い逃亡 朝日新聞書評から|好書好日
好書好日(こうしょこうじつ)は、ライフ&カルチャーを貪欲に楽しみたい人におくる、 人生を豊かにする本の情報サイトです。映画や美術、食などをもっと楽しむための本の紹介から、朝日新聞の読書面に掲載された書評まで、あなたと本の出会いをお手伝いします。
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October 31, 2025 at 10:30 PM
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マイケル・ウォーターズ『アザー・オリンピアンズ』の書評を書きました。女子競技でのテストステロン値検査、先日の東京陸上でも行われた女子遺伝子検査、その源流である性別検査はベルリン五輪で始まりました。どのような経緯で実施されたのか知らなかったので驚くばかりです。是非に。
keisobiblio.com/2025/10/27/b...
Book Review『アザー・オリンピアンズ――排除と混迷の性別確認検査導入史』
書評 わかりやすさの罠・性別確認検査 評者 速水螺旋人  わからない、というのは不安なことだ。自分が依って立つ価値観が揺さぶられ、馴染みのない世界に放り出され、ともすれば身体的な恐怖にすら結びつく。不安を解消するためわかりやすさを求める。往々にしてそれは理解からは程遠く、社会性動物として仲間を得て安心するための日和見や処世術にすぎない。不安や怒りが伝わりやすく、そして手っ取り早いわかりやすさに...
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October 27, 2025 at 3:09 AM
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「週刊読書人」2025年10月24日号に「読書人を全部読む!」第12回を書きました。

今回は「「読書人WEB」の読み心地」と題して、この連載を書くにあたって利用している同紙デジタル版について書いております。

デジタル版を使い込むなかで気づいたことや、改善できそうなポイントについては、編集部にもお伝えしていこうと思っています。

本号の1面は、佐藤岳詩『20世紀のオックスフォードでメタ倫理学はいかに発展したか』(上下巻、勁草書房、2025)について、飯盛元章さんが書評を寄せています。

dokushojin.net
October 24, 2025 at 5:11 PM
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10月27日~11月9日まで、勁草書房ウェブサイトから
◎税込3,300円以上ご注文で送料無料
◎税込5,500円以上ご注文で図書カード500円分プレゼント
◎税込7,500円以上ご注文でオリジナル測量野帳プレゼント
◎税込10,000円以上ご注文でオリジナルトートバッグプレゼント
この機会にぜひご利用ください。
October 24, 2025 at 2:47 AM
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【キャンペーン】読書週間にあわせて、10月27日~11月9日までの二週間、日頃ご愛顧いただいている皆様への感謝の気持ちを込めて「秋の読者謝恩キャンペーン」を開催いたします。期間中、勁草書房ウェブサイトからのご注文に様々な特典がつきます。詳細は下記より。
www.keisoshobo.co.jp/news/n117530...
秋の読者謝恩キャンペーン(10月27日~11月9日)
株式会社 勁草書房,秋の読者謝恩キャンペーン(10月27日~11月9日),お知らせ
www.keisoshobo.co.jp
October 24, 2025 at 2:47 AM
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この本面白いです。

オリンピックとはそもそも何なのか?

女子スポーツはいかにして男子スポーツに隷属することになったのか?

性的マイノリティーを包摂するスポーツのありかたは?・・・ここはとても考えさせるが,答えはない

ニキ・リンコさんの訳も丁寧でよいのだ
もうじき日付変わっちゃうけど、今はまだスポーツの日だったんですね(祝日に疎くてぼんやりしていました)

残りわずかとはいえぎりぎりスポーツの日なので、女子スポーツの歴史、オリンピックの歴史、そしてスポーツにおける性別確認検査の歴史を大量の議事録や私信、30年代の新聞・雑誌を駆使して解き明かすマイケル・ウォーターズ『アザー・オリンピアンズ』(勁草書房)をよろしく! 買ってね読んでね広めてね。

www.keisoshobo.co.jp/book/b101361...
アザー・オリンピアンズ - 株式会社 勁草書房
1930年代、男性に性別移行した4人のアスリートがいた。優生思想が重なる女子スポーツ黎明期、歴史は選手たちをのみ込んでいく。 マイケル・ウォーターズ 著
www.keisoshobo.co.jp
October 13, 2025 at 3:03 PM
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もうじき日付変わっちゃうけど、今はまだスポーツの日だったんですね(祝日に疎くてぼんやりしていました)

残りわずかとはいえぎりぎりスポーツの日なので、女子スポーツの歴史、オリンピックの歴史、そしてスポーツにおける性別確認検査の歴史を大量の議事録や私信、30年代の新聞・雑誌を駆使して解き明かすマイケル・ウォーターズ『アザー・オリンピアンズ』(勁草書房)をよろしく! 買ってね読んでね広めてね。

www.keisoshobo.co.jp/book/b101361...
アザー・オリンピアンズ - 株式会社 勁草書房
1930年代、男性に性別移行した4人のアスリートがいた。優生思想が重なる女子スポーツ黎明期、歴史は選手たちをのみ込んでいく。 マイケル・ウォーターズ 著
www.keisoshobo.co.jp
October 13, 2025 at 2:50 PM
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ティム・モードリン『物理学の哲学入門I 空間と時間』(ジミー・エイムズ監訳、勁草書房、2025)

空間と時間について、古典物理学と相対性理論を中心に、その本性を検討する本。

少しまえにTwitterでジミー・エイムズさんが投稿していたと思ったら、邦訳が現れました。

日本語訳には、谷村省吾さんの解説もついています。

www.keisoshobo.co.jp/book/b101452...
October 7, 2025 at 10:26 AM
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科学哲学はいまだに科学から誤解されることもあるが、本書は広い読者に向けて基礎的なことから書かれることで、むしろ科学哲学の役割を明瞭に示すものになった。科学としての記述を哲学史において交換することで、いわばそのたえざる変換の上に〈本性〉は浮かび上がるのである。

『物理学の哲学入門I 空間と時間』
ティム・モードリン 著
ジミー・エイムズ 監訳
谷村省吾 解説
勁草書房
October 8, 2025 at 2:49 AM
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【新刊】若い研究者達が議論によって調整することで成し得た深い解釈の網目を感じるような訳文である。物理学からの応答もあり哲学史と物理学を分離して照応するのではなく、双方のアプローチが絡み合い交通しながら空間と時間に関する像を歴史的に結んでいる。特にライプニッツとクラークの書簡のやり取りを基軸とした哲学史上の有名な議論は物理学においても問題を投げかけ続ける重要なもので本書において詳解されておりその効力の強度を感じた。一見オーソドックスに思える相対性理論の解説も時空がミンコフスキー幾何学を満たすように描かれている。私が最もユニークに感じた議論は「測定の物理学」だった。以下に続く。
October 8, 2025 at 2:10 AM
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2025年のノーベル生理学・医学賞、
『免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか』
坂口志文、塚﨑朝子 著/講談社ブルーバックス
amzn.to/4nD5aAN
Kindle版は今なら半額

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免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか (ブルーバックス)
Amazon.co.jp: 免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか (ブルーバックス) 電子書籍: 坂口志文, 塚﨑朝子: Kindleストア
amzn.to
October 6, 2025 at 9:52 AM
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S. ハートマン『奔放な生、うつくしい実験』榎本空訳、ハーン小路恭子翻訳協力/解説(勁草書房)を拝受。『母を失うこと』(晶文社)で、奴隷制に引き裂かれた黒人女性たちの声を響かせたハートマン。本書では、つねに〈経済・人種・性〉の三重の暴力に晒された「黒い少女たち」の生と実験を呼び戻します。

プランテーションからの逃亡は、人類の実験としての「ゼネラルストライキ」であり、制度への抵抗だった。だが、奴隷制は都市のゲットーにまで忍び寄る。それでも、音と身体による「親密な黒々とした生の革命の反復」がやむことはなかった。「あたしはここにいる」! 困惑のうちに覚醒するデュボイス。
October 4, 2025 at 9:47 AM
Reposted by 鈴木クニエ
マイケル・ウォーターズ『アザー・オリンピアンズ:排除と混迷の性別確認検査導入史』(勁草書房) #読書記録 fuyunohilibrary.wordpress.com/2025/10/04/%...
マイケル・ウォーターズ『アザー・オリンピアンズ:排除と混迷の性別確認検査導入史』(勁草書房)
めっちゃ面白かった。これはお勧め。パリ五輪や、それこそつい先日の世界陸上だかでも性別確認検査の話題が出ていたよ…
fuyunohilibrary.wordpress.com
October 4, 2025 at 12:27 AM
Reposted by 鈴木クニエ
【新刊】『物理学の哲学入門Ⅰ』(ティム・モードリン著 ジミー・エイムズ監訳 谷村省吾解説)取次搬入しました。
空間と時間の本性をめぐって哲学者が徹底分析。絶対時空も相対性理論もタイムトラベルも、物理学と哲学で大まじめに議論!
www.keisoshobo.co.jp/book/b101452...
September 29, 2025 at 4:06 AM