白岩英樹 SHIRAIWA Hideki
georgewillard.bsky.social
白岩英樹 SHIRAIWA Hideki
@georgewillard.bsky.social
大学教員. 『講義 アメリカの思想と文学』白水社, 2023. 共著『ぼくらの「アメリカ論」』夕書房, 2024. など. 『ゲンロン』『群像』『ユリイカ』『現代詩手帖』等に寄稿. 2025-26年度は書き物を小脇に抱えながら、公務の森をさまようことになりそうです🐈
https://www.hanmoto.com/bd/search/top?author=%E7%99%BD%E5%B2%A9%E8%8B%B1%E6%A8%B9
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神保町の東京堂書店。
新書週間売上ベスト1位!

昨日とはまた別の知り合いが送ってくれました。
(写真とSNS投稿の許可済みとのこと)

岩波新書『宮本常一』がたくさんの方に読まれているのはうれしいです。

新書の売上ランキングを発表されてる書店さんは多いですが、地域によって順位が全然違うのが面白いです。本の目利きの多い神保町の東京堂書店さんで1位というのがまたうれしいですね。
January 27, 2026 at 10:22 AM
今回の太宰治賞受賞作は、栗原知子さんの『フェイスウォッシュ・ネクロマンシー』(筑摩書房)。学校へ行かずに唸る息子、辛苦を削ぐように家を磨く私、突如姿を現した祖母。
気にかけ、気に病み、自他に手を当てあう。家族の苦境から詩的な浮遊を経て「家事する手、レジ打つ手、歯石取る手」と交感する。

自らの内に幾重もの死者を抱えた死者が、此岸の周縁を生きる「生き物」とともに涙する。辛苦と辛苦の合間に「つつがなく生活を続けること」を求めて。家庭という最小単位から、戦争的思考を無効化する小説。とにかく愛おしい作品。栗原さん、おめでとうございます!
book.asahi.com/article/1601...
January 25, 2026 at 9:16 AM
昨日は、敬慕する同僚教員の授業へ滑り込み&潜り込みました。ゲスト講師は教育研究者・土佐町議員の鈴木大裕さん。数々の著訳書で展開される、既成の枠組みを教育の現場から撹乱する議論を、高知や四国の現状にあわせてお話しいただきました。先生が先生らしく、ひとがひとらしく生きられる社会へ!
January 24, 2026 at 9:32 AM
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もうすぐキム・E・ニールセン『障害のアメリカ史』(後藤吉彦監訳、兼子歩・坂下史子・土屋和代訳)が刊行されます。北米先住民の歴史から1990年の「障害のあるアメリカ人法(ADA)」成立にいたるまで、長いタイムスパンでアメリカにおける障害の歴史を紐解いた本です。
【近刊】2月2日発売予定『障害のアメリカ史』(キム・E・ニールセン著/後藤吉彦監訳/兼子歩・坂下史子・土屋和代訳)書誌情報を公開しています。
障害のある人々の歴史的経験や行動はいかにアメリカを形成してきたか。その多様な経験をアメリカの物語の中心に据えた画期的一冊。
www.keisoshobo.co.jp/book/b101535...
January 10, 2026 at 4:17 AM
今日は大学院入試の最終日でした🏫 トランプ政権をはじめとする〈反知性-主義〉が跋扈する時代。あえて思考を深め、自己を社会へひらき返すための場として、大学院を選ばれた志がすでに尊い。結果のいかんを超えて、その試み自体が知性の証です。心から敬意と慰労を......本当にお疲れさまでした!
January 10, 2026 at 10:16 AM
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#今年の10冊2025 今年印象に残った[本]
『ジェイムズ』パーシヴァル・エヴェレット、木原善彦訳(河出書房新社)
『講義 アメリカの思想と文学』白岩英樹(白水社)
『どうげんぼうずという仕事』近廣直也、取材・構成 川口和正(TUK TUK CAFE)
『愛しいあなた 親愛的小孩』現代台湾文学選3劉梓潔、明田川聡士訳(書肆侃侃房)
『寄生生物の果てしなき進化』トゥオマス・アイヴェロ、セルボ貴子訳(草思社文庫)
December 28, 2025 at 2:20 PM
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来年3月に『「民衆」のロスアンジェルス』を刊行予定です。サウス・セントラルで、警察暴力と貧困、レイシズム、排外主義に抗する言説を創り、支えてきた人びとの歴史に迫りました。愼蒼宇さん、志賀美和子さんに続き、「問いつづける民衆史」第3弾です。またご報告させて下さい!
シリーズ「問いつづける民衆史」の次回配本は3月予定で、
土屋和代さん著『「民衆」のロスアンジェルス―レイシズムに抗う文化と知―』です。
年明けにはカバーデザインも決定する見通し。刊行までもう少しお待ち願います。

シリーズ全体のラインナップは以下をご覧ください。
yushisha.webnode.jp/%e5%95%8f%e3...
問いつづける民衆史 :: 有志舎
18世紀以降の世界史を「民衆」に焦点を合わせて描き直し、これからの歴史学の在り方も考えていく11名の著者による単著のシリーズです。
yushisha.webnode.jp
December 28, 2025 at 3:35 AM
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2025年に出た小説で語り足りないものを語り尽くしました。放送中に言いましたが、ぼくはある小説の置かれた不遇な状況に怒ってます。作業用BGMにどうぞ。
www.youtube.com/live/M-6qoPI...
【書評家・長瀬海の話したりない文芸2025】文芸応援バラエティ「文学しゃべるのかい」番外編【年末突発SP】
YouTube video by 【本屋のYouTube】双子のライオン堂書店
www.youtube.com
December 27, 2025 at 6:39 AM
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ベン・ラーナー『トピーカ・スクール』、あまりに素晴らしくて、二周目の読了。この社会がどのような病にかかっているかを、さまざまな角度から照らし出す。巧みな構成と美しい文体で描く、現代アメリカと家族。あちこちに「ん、なんの話だ?」「この人名は誰だ?」「いつの時代にいるんだ?」ってな違和感が仕込まれているので、二度読みしてよかった。くり返し読むと、文学的な仕掛けや、様々なモチーフのリンクが見えてくるのよ。明庭社という新しい版元の一冊目というのも熱いし、川野太郎さんの訳者あとがき、白岩英樹さんの解説も充実。坂内拓さんの装画も素晴らしい。今年ベストかもしんない。
December 18, 2025 at 4:11 PM
岡田利規 作・演・出振付『ダンスの審査員のダンス』@高知県立美術館。ダンスにも演劇にも音楽にも包摂されえない、と同時に宙を漂いつつ確かな重力を感じさせる作品。従来のジャンルを共犯的に侵しあうことで、既存の枠組みをゆうに翔び超えていました。試されているのは、むしろ観る側!
December 14, 2025 at 9:15 AM
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一般社団法人デサイロさんが
開催するオンラインイベント「Academic Insights」で、講演を行うことになりました。
拙著『列島哲学史』(みすず書房)に書いたことを踏まえて、
・孤立性、辺境性、鎖国性
・ユートピア的構想力の弱さ
・理不尽の感覚と危機感覚
・上からの普遍性と下からの普遍性
といった話題についてお話しする予定です。
一般の方の参加もできるとのことです(有料なのですが)。よろしければ、ぜひ。

「日本とは何か?」を、列島哲学史から考える
日時:12月26日(金) 19:30〜21:30@Zoom
desilo.substack.com/p/academic-i...
desilo.substack.com
December 14, 2025 at 1:11 AM
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『立命館言語文化研究』(37巻2号、2025年12月)、特集「日本と台湾:文学的往還をめぐって」に、垂水千恵先生『台湾文学というポリフォニー 往還する日台の想像力』(岩波書店)の書評論文を寄稿してます。垂水先生のご論考、豊田周子先生の書評と共に掲載です。巻頭言は、三須祐介先生。
昨年のちょうど今頃、ご講演会と合評会が催されました。当日は、三須先生、津守陽先生、張文菁先生らにお世話になりました。とても素敵な会でした。
また、すでにリポジトリでも公開されております。
ritsumei.repo.nii.ac.jp/search?page=...
よろしければ、お手にとって見てください。
December 8, 2025 at 7:39 AM
ルソー『孤独な散歩者の夢想』佐々木康之訳、川出良枝解説(白水社)。読書の真髄は再読にあることを思い知らされた読後感。「この地上では、私にとって、すべてが終わってしまった」――ルソーの孤独は、社会から疎外されたロンリネスではなく、あくまで主体が世界を再構築するためのソリチュードでした。

底なしに見える断絶は、むしろ新たな認識への入口だったのでしょう――「逆境のなかで、私たちはやむなく、こうして自己へ回帰する」。顔を有する主体だからこそ増幅した嘘や誤解ゆえに「私は人間嫌いになった」と述懐しつつ、ルソーの足は自ずと〈自然〉へ向かいます。湖のせせらぎや木立ち、緑の茂み。
December 7, 2025 at 8:37 AM
『石元泰博・コレクション展 2014-2023』(高知県立美術館)を拝受。日本を代表する写真家、石元泰博。ゆかりの高知県立美術館を訪れるたび、テーマ別のコレクション展を観るのが密かな、そして確かな愉しみになっています。定点観測的に観ていると、写真家の通時的な変化も見えてくるんですよね。これぞ地域文化の粋!

本カタログには、コレクション展10年分のパンフレットや出品リストがビジュアル編と目録編の2冊に収められています。現代建築や工芸品に向けられるスタイリッシュで切れのある視線が、曼荼羅や仏像をまえに開眼し、人と人の間をたゆたう――石元さんの眼と同期するような至福📷
iypc.moak.jp
December 6, 2025 at 9:15 AM
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同僚の速水淑子先生が拙著『福祉権運動のアメリカ』を書評してくださいました。お忙しいなか手に取ってくださり、深く深く読み込んでくださり、感謝の思いでいっぱいです。
www.c.u-tokyo.ac.jp/info/about/b...
<本の棚> 土屋和代 著『福祉権運動のアメリカ ブラック・ラディカリズムとフェミニズム』 - 教養学部報 - 教養学部報
www.c.u-tokyo.ac.jp
November 28, 2025 at 1:18 PM
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夏に取材を受けた記事です。執筆した滝沢文那さんはこないだまで朝日で柄谷行人回想録を執筆していた記者さん。『群像』の連載を丁寧に読んくれたうえに、ぼくの言いたいことを的確に掬いとってくれた。ありがたし

www.asahi.com/sp/articles/...
これからの「戦後」、いかに論じる 加藤典洋、亡き後に――:朝日新聞
戦後80年も終わりが見えてきた。節目の度に新聞や雑誌に登場してきた論客の一人が今年は不在だった。2019年に亡くなった文芸評論家の加藤典洋。「戦後」を問い続けた加藤から引き継ぐべきものは何か。 ■戦…
www.asahi.com
November 26, 2025 at 6:00 AM
2日間にわたる〈学校推薦/編入学/社会人〉入試。受験生のみなさん、スタッフの方々、お疲れさまでした。合否にかかわらず、ここからの旅路が「生き直し」に値する日々になりますように!
November 23, 2025 at 11:20 AM
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11月23日(日)13時半より、京大地塩寮(YMCA青年会館)2Fホールで行われるシンポジウム「加藤典洋をどう考えるか」で、基調講演をつとめます。(司会黒川創、コメンテーター鶴見太郎)

秋の半日、お近くのかた、ご都合がおつきになるかた、ご参加いただけると嬉しく存じます。

※ご参加の申し込みは、主催の編集グループ〈SURE〉にお願いします(下記)。
www.groupsure.net/post_item.ph...
講演と討議 「加藤典洋をどう考えるか」|編集グループ〈SURE〉
www.groupsure.net
November 19, 2025 at 2:14 AM
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批評家の矢野利裕さんと秋の新人賞についてあれこれ議論してます。今回読んだのは、更地郊「粉瘤息子都落ち択」(『すばる』11月号)と坂本湾「BOXBOXBOXBOX」(『文藝』冬号)。評価できるところと批判的に読んだところ織り交ざっていますが、「読む」とはそういうことだと思うので、どうかご容赦を。とりわけ音楽と文学を越境し、また仕事(国語教師)をすることと批評家であることを不可分なものとしてとらえてきた矢野さんならではの読解が光っていると思います。みてね。
www.youtube.com/live/okemtrn...
【ゲスト:矢野利裕】文学応援バラエティー「文学しゃべるのかい」【新人賞作品を読む!】
YouTube video by 【本屋のYouTube】双子のライオン堂書店
www.youtube.com
November 1, 2025 at 1:26 AM
クレール・マラン『はじまり』藤澤秀平訳(法政大学出版局)を拝受。「はじめてを生きること。それはゼロからやりなおすこと」。しかし、その「はじまり」は決して虚無ではない。外から不意にやってくる。思考を撹乱する物語によって、わたしたちはようやく起点を手探りすることが可能となる。

「一冊の書物を、そのつど心揺すぶられて、わたしは何度も再読する。何度読んでもその力強さ、再読ごとの特徴は失われることはない」。マランは彼女自身の言葉そのままに、連続性への安住を拒み、思索の縦糸を縒る。時間の線形性から逸脱し、〈わたし〉の思考を〈わたしたち〉の倫理へとひらく。
October 31, 2025 at 9:29 AM
文・倉方俊輔/画・光嶋裕介『悪のル・コルビュジエ』(彰国社)を拝受。没後60年にして、なお「異端」の輝きを放つ建築家に〈創造的な不服従〉を見出す異彩の書――「自分たちのルールに共感しようとしないものを排除し、いっそう『善』になろうとするこの21世紀に、彼の『悪』はいっそう輝いている」!

一貫しているのは、「善」的かつ散文的表現で囲い込もうとする私たちの理解からコルビュジエを引き剥がし、「悪」の両義性において彼を詩的に捉え直す試み。倉方さんの文体および手さばきは『悪魔の辞典』さながら。対象を傷つけることなく、「罪つくり」な建築家の異端精神を生かしたまま露わにする。
October 26, 2025 at 9:25 AM
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[本][日記] 移動中に
『講義 アメリカの思想と文学』白岩英樹
ソローの章が抜群におもしろい。こんな人だったのか。ソローの原文が提示してあり、その文体、修辞や読みどころの解説があるのはありがたい。Twin Brothers Coffee 台北
October 25, 2025 at 1:56 AM
『群像』11月号「本の名刺――新田啓子『セキュリティの共和国』」を拝読したのち、ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』。まさに現代米国の「安全」に「守られ、裏切られ、付け込まれ、翻弄されつつ生きる人物たちの姿」!

私的領域としての「家庭」に留まるのを拒み、娘を残して新たな闘いへ赴く革命家の母(ラディカル・フェミニスト!)。迷走する二人の父親と男性原理。トマス・ピンチョン『ヴァインランド』にインスパイアされつつも、トランプの米国を自画像として描き切る。ジョニー・グリーンウッドの音楽も最高!
October 22, 2025 at 10:49 AM
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[日記][本] 『講義 アメリカの思想と文学』白岩英樹(白水社)
日本に行った知人に買って来てもらいました。読みます。 #plutoespressoria
www.hakusuisha.co.jp/book/b619702...
October 19, 2025 at 1:43 PM
小川公代さんの『ゆっくり歩く』(医学書院)を拝読。ロマン主義文学の研究から見出された「分有」が、痛苦を有する生身の実存とケア実践を通して、具体的な関係性へと編み直される過程が描かれています――「母のつらさが“分かる”ということはできないけれども、“分有する”ことはできるかもしれない」。

通奏低音として響くのは「可謬主義」。完全に「分かる」ことはできずとも、物語に仮託したり、誤解やずれをも含んだまま分かちあったりしながら、ともに修正しあえる希望です――「「分有」とはもしかしたら“本物”と“偽物”のあいだにある壁が一時的に取り払われることなのかなと思った」。
October 19, 2025 at 10:06 AM