#医学書院
11月の読了メモ。
そろそろ仕事納めのお楽しみブックトークに向けて今年の3冊を選ぶ時期なのだけれど更に迷いが深まった。

『紫式部と清少納言が語る平安女子のくらし』鳥居本幸代著,春秋社,2023

『恋愛しない私でも『源氏物語』は楽しめますか』西原志保著,春秋社,2024

『部落フェミニズム』熊本理抄編著,エトセトラブックス,2025

『AはアセクシャルのA 「恋愛」から遠く離れて』川野芽生著,リトルモア,2025

『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』齋藤美衣,医学書院,2024
November 29, 2025 at 2:22 PM
『BRAIN and NERVE』2025年11月号(医学書院)

特集は「シャルコーを讃えて Hommage à Charcot」。

2025年11月で生誕200年を迎えるシャルコー(1825-1893)を特集した号です。

タイトルに惹かれて、福武敏夫「シャルコーとシャーロック・ホームズーー神経診断学と探偵学の同時代的勃興とその意義」を真っ先に読みました。

神経学の父と称されるシャルコーと元眼科医のコナン・ドイルの同時代人としての背景や共通点を探る論考でした。

www.igaku-shoin.co.jp/journal/416
November 20, 2025 at 9:36 AM
小川公代さんの『ゆっくり歩く』読了。なぜ自分は母に優しくできないんだろうと時々親不孝ぶりを(形だけ)反省する身としてはほんとうに耳が痛くなる内容だった。私にとってはよほど他者の方が優しくしやすい、なぜなら最終的には他人は切り離せる。母に寄りかかられることへの漠然とした恐怖がある。たぶん訓練すれば少しずつ、この本の小川さんのようにできるようになる(かもしれない)と思いたい。そういう意味で希望があり、人生の先輩…と思いながら読んだ。

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ゆっくり歩く  | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院
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November 19, 2025 at 11:55 PM
小川公代さんにお送りいただいた『ゆっくり歩く』(医学書院)、すごくよかったです…。難病となった母と共に歩むことで思い出されていく家族のエピソードの数々の豊かさ、病のために思うようにいかない時にその見方を変えてくれるボルヘスやカフカなどの物語の力。

自分の親との経験と重なる場面も多くて、胸にきました。編み物教室や母や祖母との関西弁の会話がすごくよくて、生活史としての魅力も。「きみちゃんのお弁当、なんか茶色やね」がなぜか妙にツボに入ってしまい。そして最後には自ら体を張った盛大なオチが……お大事になさってください。
November 16, 2025 at 1:44 PM
【文章収集】

「雑談らしさとはどういうものか、その雰囲気はどのようにしたら生み出せるのか。(中略)発話の中で明確な意味を担う〈実質語〉を抑えて、「あれはどうなん?」「それいややわ」という〈指示語〉を多用するという試みである。意味内容が明確すぎると、その内容に引きずられすぎて、目的指向のキカイキカイしたやりとりに戻ってしまう。」

(岡田美智男『弱いロボット』(シリーズ ケアをひらく)医学書院、2012、p.33)
November 1, 2025 at 9:08 PM
2025年10月に買った本と、いただいた本。ちくま率高め
November 1, 2025 at 12:08 AM
ブログ更新しました。「お魚みぃしてくれたひと」
〜やっと仕舞った扇風機のこと、母のことを思い出しながら読んだ『ゆっくり歩く』(小川公代著 医学書院)のことなど、いつものように寄り道しつつ。

cuminnote2.exblog.jp/244698848/
お魚みぃしてくれたひと | bakubaku on reading
▲扇風機を片付けた。ウチには一時期クーラーを使ってなかったときの名残りで?ぎょうさん扇風機があって。それをええことに、あっちにもこっちにも出してしまい、ロ...
cuminnote2.exblog.jp
October 31, 2025 at 11:25 AM
【新入荷】
小川公代『ゆっくり歩く』(医学書院)
西方ちひろ『ミャンマー、優しい市民はなぜ武器を手にしたのか』(ホーム社)
Alt236 著/佐野ゆか 訳『リミナルスペース 新しい恐怖の美学』(フィルムアート社)
October 30, 2025 at 6:46 AM
『ゆっくり歩く』(小川公代 医学書院)読んだ。考えたことも、初めて知ったことも、いっぱいあったんだけど。いちばんは、最後の方でお母さんが「そやから助けてほしいんです」(p240)と言わはったこと。ああ、これやな〜とおもった。

あのひとこのひと〜と、いま、この本をすすめたい友の顔浮かべながら。
時々なき母に話しながらの ええ本読みの時間でした。
October 21, 2025 at 1:19 PM
小川公代さんの『ゆっくり歩く』(医学書院)を拝読。ロマン主義文学の研究から見出された「分有」が、痛苦を有する生身の実存とケア実践を通して、具体的な関係性へと編み直される過程が描かれています――「母のつらさが“分かる”ということはできないけれども、“分有する”ことはできるかもしれない」。

通奏低音として響くのは「可謬主義」。完全に「分かる」ことはできずとも、物語に仮託したり、誤解やずれをも含んだまま分かちあったりしながら、ともに修正しあえる希望です――「「分有」とはもしかしたら“本物”と“偽物”のあいだにある壁が一時的に取り払われることなのかなと思った」。
October 19, 2025 at 10:06 AM
「人はいつかは死ぬ。そしていつ死が訪れるのか誰にも分からない。分かったところで、心の準備ができるわけでもない。ボルヘスがすごいのは、人間は死を前にしても、生きることをやめないでいられる、そしてもしかすると死んだ後もまだ先があるのかもしれないと思わせてくれることだ。人間にはどこまでも、もがき続ける胆力があるのかもしれない」 小川公代『ゆっくり歩く』(医学書院)入荷しました。 tinyurl.com/324pyh6w
October 18, 2025 at 11:05 PM
【新刊】小川公代『ゆっくり歩く(シリーズ ケアをひらく)』(医学書院)。ゆっくり歩けない娘と、ゆっくりしか歩けない母。ふたりが歩くと何かが起こる。12歳で単身渡米、高2でイギリス留学、そしてケンブリッジ大にと、“直立人”の道をまっすぐ歩んできた著者の耳に、ままならぬ病を得た母の「もうひとつの声」が聞こえてきた。ウルフ、ギリガンなど文学を通じて縦横無尽に「ケア」を語ってきた著者が、母に導かれて到達した新境地。
porvenirbookstore.stores.jp/items/68f31f...
ゆっくり歩く( シリーズ ケアをひらく )
小川公代 (著) ISBN 978-4-260-06283-1 A5判 296ページ 発行 医学書院 2025年10月 ゆっくり歩けない娘と、ゆっくりしか歩けない母。ふたりが歩くと何かが起こる。 6歳で英語の話せない母と姉とで1年半のカリフォルニア留学、12歳でケンタッキーに単身渡米、高校2年にイギリス留学、そしてケンブリッジ大学に合格――。“直立人”の道をまっすぐ歩んできた娘は、病を得た母と...
porvenirbookstore.stores.jp
October 18, 2025 at 5:25 AM
小川公代『ゆっくり歩く』(医学書院)読了。パーキンソン病になった母の介護を軸に流れる母娘の対話、文学作品の紹介、家族の歴史など、自分もゆっくり歩けない方なので、この本をもっと早く読んでいたら母に対してもう少しゆっくり歩いてやれたかも知れないと思ったりした。

カフカ『変身』は介護小説だという多和田葉子の指摘を紹介している箇所でなるほどとちょっと驚いた。ちょっと林檎ぶつけるなよというようなことばかり気になってしまっていたから。
October 17, 2025 at 3:53 AM
10/12発売予定の『ゆっくり歩く』(医学書院)の見本が届きました。コスパやタイパにせき立てられる社会で母の介護を始めてみると、なんだか書かずにはいられなかった本です。難病になり、ゆっくりしか歩けなくなった母に調子を合わせてみると違った景色が見え、ウルフ、ハン・ガン、ボルヘス…文学の強度が加勢してくれました。

母の困難や遅さに合わせていると、自分がいかに言葉に頼りすぎる近代人であるか、人間がいかに可謬性を抱えているかに気づきました。

装画の本田亮さん、ブックデザインの加藤愛子さん、これが最後のケアひらになる白石さん、本当に感謝しています。どうか皆さまに読んでいただけますように!!
October 12, 2025 at 3:15 AM
2025年4月7日 『標準生理学 第10版』 大森治紀 大橋俊夫 河合康明 黒澤美枝子/鯉淵典之 伊佐正 河合佳子 八木田和弘 横山詩子 久場博司 (医学書院) [Book] https://sinkan.net/?ean=9784260055888&action_item=true #新刊情報 #sinkan
2025/4/7 標準生理学 第10版 大森治紀 大橋俊夫 河... [資格・検定] - 新刊.net - 書籍やCD、DVD、ゲームの新刊発売日を自動チェック
2025年4月7日 月曜日 発売 標準生理学 第10版 大森治紀大橋俊夫河合康明黒澤美枝子/鯉淵典之伊佐正河合佳子八木田和弘横山詩子久場博司 医学書院 資格・検定
sinkan.net
March 12, 2025 at 2:04 PM
赤坂真理『安全に狂う方法』(医学書院)
シリーズ ケアをひらくの本。従来の医療本からは語られなかった見地から《ケア》を語る為、ある程度「アディクション」の基礎知識がないと読みづらいかも。医学的な本というよりも当事者の体験記に近い。アディクションってやっぱり苦痛の緩和なんだなと再認識。
October 17, 2024 at 11:18 AM
2024年3月4日 『臨床外科 2024年 3月号 [雑誌]』 (医学書院) [Book] https://sinkan.net/?ean=4912093230348&action_item=true #新刊情報 #sinkan
2024/3/4 臨床外科 2024年 3月号 [雑誌] [雑誌] - 新刊.net - 書籍やCD、DVD、ゲームの新刊発売日を自動チェック
2024年3月4日 月曜日 発売 臨床外科 2024年 3月号 [雑誌] 医学書院 雑誌
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February 22, 2024 at 11:24 AM
2025年5月13日 『BRAIN AND NERVE (ブレイン・アンド・ナーヴ) - 神経研究の進歩 2025年 5月号 [雑誌]』 (医学書院) [Book] https://sinkan.net/?ean=4912073250557&action_item=true #新刊情報 #sinkan
2025/5/13 BRAIN AND NERVE (ブレイン・アンド・ナーヴ) - 神経研究の進歩 2025年 5月号 [雑誌] [雑誌] - 新刊.net - 書籍やCD、DVD、ゲームの新刊発売日を自動チェック
2025年5月13日 火曜日 発売 BRAIN AND NERVE (ブレイン・アンド・ナーヴ) - 神経研究の進歩 2025年 5月号 [雑誌] 医学書院 雑誌
sinkan.net
April 28, 2025 at 12:34 PM