みすず書房
banner
misuzushobo.bsky.social
みすず書房
@misuzushobo.bsky.social
みすず書房の新刊、既刊、重版などの情報をご紹介します。
1946年創業。ロングセラーの『夜と霧』をはじめ、人文学・社会科学・文芸・自然科学・芸術・歴史・医学に至るまでほぼ文化の全領域にわたり出版を続けています。毎月初旬更新オンラインマガジンWEB「みすず」、無料メール配信のニュースレターもあります。
Pinned

【WEBみすず】WEBマガジン「みすず」11月号を公開いたしました。連載および単独記事は毎月初旬更新です。今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
magazine.msz.co.jp
【電子書籍】近藤滋『エッシャー完全解読――なぜ不可能が可能に見えるのか』
100点を超える図版で、《物見の塔》《滝》などだまし絵5作の制作過程を分解する。エッシャーが制作中に何に悩み、何を大切にしていたかにまで踏み込んでいく。謎解きの楽しさに満ちた1冊。11/19配信開始。
www.msz.co.jp/book/detail/...
November 19, 2025 at 12:35 AM
Reposted by みすず書房
同じみすず書房から出てる「味の台湾」もいいぞ!

こちらは更に著者の私的な日常が入り込んで微笑ましかったり時に真顔になったりする、食にまつわるエッセイに近くなってる。
味やシチュエーションを思い描くだけで楽しいぞ!

www.msz.co.jp/book/detail/...
味の台湾 | みすず書房
「二十数年前に美食家だと誤解されて以来、こんな質問をたびたびされた。“何が台湾の味なのでしょう?”“台湾の特色をそなえた食べものとは何なのですか?”知っているような気がしつつも、どう答えていいのかは分からなかった。私は台湾の食文化を研究し始め、しばしばフィールドワークにも出かけ...
www.msz.co.jp
November 18, 2025 at 12:03 PM
Reposted by みすず書房
みんな!
X(旧Twitter)も落ちてることだし藪から棒に好きな本の話をしないか!
私は「中国くいしんぼう事典」!

知識と味わう姿勢に大陸の文人の気風が満ちている。

精密なレシピではなく大まかにどんな料理かを食べる側から語るのだけど、その一つ一つに風土と歴史、文化があると示してくれるし、味わいの描写も「うわー、この人は絶対に食べるのが大好きな人だー!」と思わせる。その料理が供されるシチュエーションや逸話、地域別の傾向も添えられてて実に面白い。

細いペンで描かれた挿絵もよい。さりさりした線で湯気まで描かれてて、饅頭の丸さや粽の角まで絶妙な表情がある。
中国くいしんぼう辞典 | みすず書房
中国は広い。東西南北に風土は異なり、いくつもの民族や文化が混在している。しぜん、飲食の伝統も土地によってさまざまだ。時代が流れ、人びとの身なりや住む家、街のようすはすっかり変わってしまったが、食卓に上る器の中の食べ物だけは、いまなお中国の文明に特有の痕跡をとどめている。そんな人...
www.msz.co.jp
November 18, 2025 at 12:01 PM
【近刊情報】今野真二『日本を知る――小林秀雄「本居宣長」をよむ』日本語学を専門とする著者が小林秀雄の大作「本居宣長」というテキストから宣長と小林秀雄の言語観の重なり、そしてズレを炙り出す。12月1日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
November 18, 2025 at 2:24 AM
【近刊情報】アルバート・O・ハーシュマン『開発プロジェクトとは何か――不確実性のデザイン』佐藤仁・杉浦菜月訳 「ハーシュマンは人間の欠点を嬉しがり、そしてそれ以上に、人間の創造性を讃えた」C・サンスティーン(ハーバード大)。名著復活。12月1日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
開発プロジェクトとは何か | 不確実性のデザイン | みすず書房
A・O・ハーシュマン著、佐藤・杉浦訳。「ハーシュマンは人間の欠点を嬉しがり、そしてそれ以上に、人間の創造性を讃えた」C・サンスティーン(ハーバード大)。名著復活。
www.msz.co.jp
November 18, 2025 at 2:24 AM
【近刊情報】中村隆文『スコットランド道徳哲学――感情主義・自然主義・歴史主義』ヒューム、アダム・スミス、ハチソン。スコットランド道徳哲学=哲学史の大きな転換点を、文献を精読しながらその現代的意義を問う。12月1日刊行予定。
www.msz.co.jp/book/detail/...
スコットランド道徳哲学 | 感情主義・自然主義・歴史主義 | みすず書房
中村隆文著。ヒューム、アダム・スミス、ハチソン。スコットランド道徳哲学=哲学史の大きな転換点を、文献を精読しながらその現代的意義を問う。
www.msz.co.jp
November 18, 2025 at 2:17 AM
Reposted by みすず書房
レア・ユーイング『FINE 聞いてみたら想像以上に人それぞれだったジェンダーとかの話』(齋藤慎子訳、みすず書房)読了。
bookcafemori.thebase.in/items/122964...

ジェンダーに違和感を感じる作者が56人にインタビューし10年をかけて完成させたマンガ。人も時系列もバラバラに再編集していて、回答もさまざまなので決して明快な結論を導き出すタイプではなく、わかりやすい作品とは言えない。でもジェンダーってそういうものなんだろう。性とジェンダーの違いは何かと何度も問いを重ね、作者自身の戸惑いや悩みを交えて語られていく。帰属の問題だと言うのが興味深かった。
November 14, 2025 at 4:20 AM
Reposted by みすず書房
拙著『列島哲学史』(みすず書房)について、先崎彰容さんが日本経済新聞で書評してくださった。人間の弱さに寄り添いながら、日本の自己同一性を内側から克服する道筋を探った点で、加藤典洋の批評を引き継いでいるという。
深く感謝します。
www.nikkei.com/article/DGXZ...
書評『列島哲学史』野口良平著 - 日本経済新聞
一読してわかるのは、著者野口氏が、最も正統派の「加藤典洋問題」の継承者だということである。加藤が取り組んだのは、内在的に日本を乗り越えることだった。例えば、丸山眞男や柄谷行人の場合、日本という自己同一性を批判する方法は、つねに「外在的」である。これに対し、加藤は、徹底的に人間の弱さに寄り添う。人間は、私利私欲を追求する生き物である。また人間はイデオロギーにのめり込み、戦争に加担する生き物である
www.nikkei.com
November 15, 2025 at 2:07 PM
Reposted by みすず書房
『ランスへの帰郷』ディディエ・エリボン 塚原史訳 三島憲一解説 みすず書房 2020
社会学者ディディエ・エリボンは、フランス北東部で最底辺労働者階級の家庭に生まれた。学業優秀なために家族で唯一高等教育を受ける機会を得て、大学では哲学の勉強に励み、アグレガシオン(最難関の教員資格試験)を目指すも、結局試験には2度も失敗する。そもそも彼は、この試験を突破するための王道であるグランゼコールの存在さえ知らなかったのだ。なんという酷い経緯。(続く→)
November 16, 2025 at 10:23 AM
Reposted by みすず書房
ベルクソンと空間論(3)空間について 4/5

『物と経験のあいだ』で述べた空間のしくみ/建築空間の定義/3つの空間図式 —「まわり」・「なか」・「むこう」/「こんな単純なわけがない」/なぜ「むこう」がセットになるのか?/同じものが異なるものになる

平井靖史著『世界は時間でできている——ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022)と拙著『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房、2024)を思い切って接続します。

少し具体的に想像しながら読んでいただけると幸いです。

note.com/dsdsa/n/n8a7...
ベルクソンと空間論(3)-4|空間について 4/5|dsdsA/木内俊彦
『物と経験のあいだ』で述べた空間のしくみ ここからは、拙著『物と経験のあいだ——カルロ・スカルパの建築空間から』(みすず書房、2024 以下『物と経験』)で述べた空間のしくみを示しながら、『世界は時間で』から学んだ(つもりの)ベルクソン時間論との対応可能性について考えていく。 建築空間の定義 まず、『物と経験』では建築空間を次のように定義している。(『物と経験』p.37)   建築物(A)...
note.com
November 16, 2025 at 12:52 PM
Reposted by みすず書房
日本人の閉鎖的、排他的なありかたを内側から克服する根拠を探ったのが、拙著『列島哲学史』(みすず書房)です。この今だからこそお読みいただけると嬉しいです。

www.msz.co.jp/book/detail/...
列島哲学史 | みすず書房
野口良平著。哲学とは何かを考え抜き、答えを出したうえで、強大文明の辺境としての列島で成った哲学を古代から現代まで辿る。未だかつてない試み。
www.msz.co.jp
November 16, 2025 at 3:41 PM
Reposted by みすず書房
ガザにおけるジェノサイド。「その場にいない私たち、遠くからただ見守るしかない私たちは、これに耐えようと自分の感情を切り離すとき、どのように自分自身を深く損なっているのだろうか。このような岐路において人間であり続けるとは、苦しみのうちにとどまり続けることだ。ならば、そこにとどまろう。そここそが、より誠実に言葉を発することができる場所だから」 イザベラ・ハンマード『見知らぬ人を認識する』(みすず書房)入荷しました。 tinyurl.com/4bwf3czu
November 16, 2025 at 11:02 PM
【新刊】福田雄介『クロコダイルに魅せられて』「ワニの研究者になりたい」の一心でオーストラリアへ。野生ワニの保全に全力を尽くす、唯一無二のワニ研究者はいかにして誕生したのか。そして、何のために研究しているのか。ワニ研究エッセイ。11/17配本。
www.msz.co.jp/book/detail/...
November 17, 2025 at 3:04 AM
【新刊】大貫恵美子『つくられた日本の自然』「日本の自然」は自然そのものではなく、文化的に構築されてきたものである。それはいかにしてつくられてきたのだろうか。「自然」という作為を人類学の視座から描く。11/17配本
www.msz.co.jp/book/detail/...
November 17, 2025 at 3:04 AM
【新刊】『トクヴィル選集』フランスの政治思想家・法律家・政治家アレクシス・ド・トクヴィル(1805-59)。『アメリカのデモクラシー』の著者の論文、演説、数多くの旅行記、膨大な書簡を厳選して編集。19世紀フランスの政治思想家の全貌をはじめて一書にしるす。11/17配本
www.msz.co.jp/book/detail/...
November 17, 2025 at 3:03 AM
Reposted by みすず書房
まさに! そしてアメリカにはそんな暗黒時代を乗り越えた経験がある、ということを伝えている点で、希望に満ちた作品でもあります
November 14, 2025 at 5:37 AM
新刊『FINE 聞いてみたら想像以上に人それぞれだったジェンダーとかの話』身体、見た目、医療、言葉、学校、仕事…ジェンダー的経験を細やかにマンガ化。『ワシントン・ポスト』グラフィック・ノベル年間Best 10、『カーカス・レビュー』のノンフィクション年間Favorite Best 10に入選。
www.msz.co.jp/book/detail/...
November 14, 2025 at 4:46 AM
【話題】小社刊『暗黒のアメリカ』著者、アダム・ホックシールド氏へのインタビューが朝日新聞に掲載(11/8朝刊)。King Leopold's Ghostなど、数々のベストセラーの書き手ですが、邦字メディアにここまで大きく紹介されるのは始めてではないでしょうか。

◆100年前の恐怖政治について、あえて執筆した理由は? 検閲や反対派の投獄に使われ、現代でも有効な法律とは?
◆当時と比べても深刻な、現代アメリカの問題点。
◆抑圧的な権力者が生まれたとき、市民が果たすべき役割。

電子版や図書館などで、ぜひお確かめください。
www.asahi.com/articles/AST...
100年前の米国にあった「暗黒の時代」 私たちは今何を学ぶべきか:朝日新聞
「米国の市民的自由に対し、彼は過去150年間で最大のものとなる攻撃を指揮した」。歴史家でジャーナリストのアダム・ホックシールドさんは、近著「暗黒のアメリカ」で、第1次世界大戦参戦後の米ウィルソン政権…
www.asahi.com
November 14, 2025 at 4:40 AM
Reposted by みすず書房
面白そう。著者の父は『ピダハン』の著者ダニエル・L・エヴェレット。アマゾンの奥地に住むピダハンという少数民族の言葉には数を表す言葉などがなく、神の概念もない。親族の関係もちがっていたような記憶がある。大変面白かった。文化が言葉をつくるということだったと思う。
*****
著者は、むしろ今問うべきは「なぜ言語はここまで多様なのか」だと語る。少数話者言語の消滅が進行する中で届けられた、言語と認知の可能性についての書。
『無数の言語、無数の世界
言葉に織り込まれた世界像を読み解く』
ケイレブ・エヴェレット
www.msz.co.jp/book/detail/...
無数の言語、無数の世界 | 言葉に織り込まれた世界像を読み解く | みすず書房
C・エヴェレット著、大久保彩訳。空を指して時刻を語り、右や左がなく、匂いを抽象的に語る。世界の見方がどれほど異なりうるかが世界中の言語を通して見えてくる書。
www.msz.co.jp
November 7, 2025 at 11:19 PM
「みすず ブックリスト:言語の不思議を追う親子」を更新しました。新刊『無数の言語、無数の世界』の著者ケイレブ・エヴェレット氏は親子二代で言語学者であり、好評書『ピダハン』の著者ダニエル・エヴェレットの息子です。今回のブックリストでは、小社から刊行されている両氏の著書をご紹介いたします。
magazine.msz.co.jp/column/bookl...
November 13, 2025 at 6:40 AM
Reposted by みすず書房
三宅理一『安藤忠雄 建築を生きる」」(みすず書房)を読み終えました。大阪に生まれ、工業高校を卒業して建築家となった安藤忠雄(1941~)の本格的な評伝です。安藤は高校時代ボクサーを志しましたが、ファイティング原田と出会い才能の違いを見せつけらえたというエピソードが印象に残りました。
私は安藤忠雄が設計した建造物が好きで、東大阪の司馬遼太郎記念館、姫路文学館、松山市の「坂の上の雲ミュージアム」を観ています。建造物もすそうですが、本書を読み生き方にもひかれました(写真は遠野市にある「こども本の森 遠野」)。 #三宅理一 #安藤忠雄 #みすず書房 #ボクサー #遠野 #姫路文学館 #司馬遼太郎記念館
November 11, 2025 at 9:23 PM
Reposted by みすず書房
本日も無事オープン。みすず書房フェアはまだまだ展開中のため、再入荷がいくつかあります。注目の新刊3点『見知らぬ人を認識する パレスチナと語りについて』『祖国のために死ぬこと』『いかにして民主主義は失われていくのか』も。
November 12, 2025 at 5:28 AM
Reposted by みすず書房
畏れ多くも私が帯文を書かせていただいた『クロコダイルに魅せられて』をみすず書房様よりご恵贈頂きました。
この本を読んできっと次なる福田さんが現れるはず。誰かの極まった「好き」にはすごい力があると思うんです。
この本では福田さんのワニ専門家になるまでの経緯や、普段のワニに関わる職務など、ワニの研究保護を取り巻く世界についても知れる一冊になっております。
2024年にダーウィンで行われたワニ学会の様子も載っていて、私についてもそこでちょろっと触れて頂いてます。
帯や中の紙も🐊っぽくて良い…是非多くの方に読んでいただきたいです!!

www.msz.co.jp/book/detail/...
November 12, 2025 at 3:09 PM
上野千鶴子さんがNHKラジオ深夜便に出演されました。

〔ともに歩む100年人生〕アンチ “アンチエイジング”
聴き逃した方はこちら
www.nhk.jp/p/shinyabin/...
聴き逃し配信 - ラジオ深夜便
NHKラジオ らじる★らじる で配信している「ラジオ深夜便」の聴き逃し配信のエピソードの一覧です。
www.nhk.jp
November 12, 2025 at 4:20 AM