著者：ポール・カルス(著), O.コペツキー(イラスト), 矢沢シロウ(翻訳)　個人出版　2025/12/3(水)配信

文のお題 (日替わり) 肉を食べることについてどう思いますか ? すべての回答を表示 　私はヴィーガンでもベジタリアンでもありませんし、一応世俗的な仏教徒を自認しています。初期仏教においては「自分が殺されるところを見ていない」「自分に供するために殺したと聞いていない」「自分に供するために殺したと知らない」の三つの条件を満たせば肉を食べても良いとされましたが（当時の僧たちは托鉢を受ける側であって選り好みをしてはならないという思想によります）、大乗仏教では肉食が禁止されました。日本においても肉食禁止令が出されるなどしましたが庶民に顧みられる事はさほど無かったようです。 　というより宗派が浄土真宗なので禁止も何も無いのですが。浄土真宗は念仏を唱えさえすれば誰でも救われるという思想です。肉を食べていようがいまいが関係ありません。というわけで親鸞聖人自らが「肉食妻帯」を実行しており、他の宗派から見れば掟破りも良いところな戒律を持たない集団だった訳です。江戸時代に妻帯を認められる宗派は浄土真宗だけでしたし。 　肉を食べるなら食べるで良いんじゃないでしょうか。ただ人肉はちょっと受け付けない。勿論肉を食べないのも人間の自由であって、それを人に強制してはなりませんし無理に貫き通そうとしてもいけません。イスラム教にしても「知らずに食した、若しくはやむを得ず食した際には罪とならない」との記述がありますから、要は国内法や慣習を尊重するかどうか、そして他者の意思と権利を害していないかどうかなのです。

著者：加藤康成(著), 不詳(著), 維祇難(翻訳), 法炬(翻訳), 法立(翻訳), 加藤　康成(翻訳)　個人出版　2025/11/28(金)配信

2025年11月7日 金曜日 発売 平川彰著作集［4］初期大乗仏教の研究2〈オンデマンド版〉 平川彰 春秋社 人文・思想・社会

2025年11月7日 金曜日 発売 平川彰著作集［3］初期大乗仏教の研究1〈オンデマンド版〉 平川彰 春秋社 人文・思想・社会

葬儀のお布施平均22．4万円！高い？安い？見返りは戒名だけ？お布施のモヤモヤから日本仏教の闇を暴く！法事の際にお布施の額を僧侶に尋ね、「お気持ちです」と言われて困ったことはないだろうか。仏教の教えでは「お布施」はサービスへの対価でなく「善業」（よい報いを生むもとになる行為）だ。大事なのはお布施をしたいという「意思」＝お気持ちなので、僧侶の側から金額を示すことはない。だが、禁欲や財産放棄などの「戒」...