その10:シャーロック・ホームズ家の料理読本(ファニー・クラドック/朝日文庫)
221Bの台所を支えるハドソン夫人を主役に据えて、シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンの毎日の食卓、彼らの客人に振る舞っていた料理の作り方と小話をまとめた19世紀ヴィクトリア朝レシピ集。彼らのあたたかな家庭事情をにこにこしながら読む良作で、時々挟まる風邪を引いたホームズの話やワトソンの忘れられない思い出の味の話などちょっとしたエピソードにふふふとなること間違いなし。ちなみに、ちょっと前に発売された復刻版にはなんとワトソンのマトンスープ(レトルト)までついていた。
その10:シャーロック・ホームズ家の料理読本(ファニー・クラドック/朝日文庫)
221Bの台所を支えるハドソン夫人を主役に据えて、シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンの毎日の食卓、彼らの客人に振る舞っていた料理の作り方と小話をまとめた19世紀ヴィクトリア朝レシピ集。彼らのあたたかな家庭事情をにこにこしながら読む良作で、時々挟まる風邪を引いたホームズの話やワトソンの忘れられない思い出の味の話などちょっとしたエピソードにふふふとなること間違いなし。ちなみに、ちょっと前に発売された復刻版にはなんとワトソンのマトンスープ(レトルト)までついていた。
カレー味ですが辛過ぎず、スパイスの味も良いですね。サラサラのスープなのでご飯にかけてスープカレー風に頂いても美味しいかと。お肉がゴロゴロッと入ってボリュームもありました。古の英国レトルト食品、(ホームズ先生は軽蔑していたみたいですが)普通に美味しくて吃驚です。
カレー味ですが辛過ぎず、スパイスの味も良いですね。サラサラのスープなのでご飯にかけてスープカレー風に頂いても美味しいかと。お肉がゴロゴロッと入ってボリュームもありました。古の英国レトルト食品、(ホームズ先生は軽蔑していたみたいですが)普通に美味しくて吃驚です。
ホームズシリーズに欠かせないハドソン夫人が書いた体でまとめられたレシピ集。ホームズシリーズの中にいろんな料理出てくるんだよね。どんなもの食べてるのか気になってたから面白かったぁ。結構手が凝ってて美味しそうなレシピばかり。
#読了
ホームズシリーズに欠かせないハドソン夫人が書いた体でまとめられたレシピ集。ホームズシリーズの中にいろんな料理出てくるんだよね。どんなもの食べてるのか気になってたから面白かったぁ。結構手が凝ってて美味しそうなレシピばかり。
#読了
昔のカレーというとすぐ思い出すのがホームズの「羊のカレ料理」ですがググってもこの表記ほとんど出てこないな……延原謙訳(新潮文庫)だったと思ったけど出たの阿部知二訳(創元文庫)だし
「シャーロック・ホームズ家の料理読本」では今のスープカレーみたいだった記憶
昔のカレーというとすぐ思い出すのがホームズの「羊のカレ料理」ですがググってもこの表記ほとんど出てこないな……延原謙訳(新潮文庫)だったと思ったけど出たの阿部知二訳(創元文庫)だし
「シャーロック・ホームズ家の料理読本」では今のスープカレーみたいだった記憶
ベーカー街221bの主要人物、ハドスン夫人のレシピ本という体の本作は、書泉の復刊シリーズのひとつ。マリガトーニースープセットでの販売もあり、まんまと購入。カレー風味の羊肉スープ、おいしかった。
思い出話も込みのレシピ本、当時は文章で書くばかりで、幼少期はそれが読みにくくて挫けたものの、今回は楽しく読めた。表記がなくとも食は生きるために必要不可欠、ホームズたちがこんな風に味わっていたと夢想できるのは楽しい。どれか作ってみたくもあるけれど、手間がかかっていてなかなか真似できそうにないなあ。
ベーカー街221bの主要人物、ハドスン夫人のレシピ本という体の本作は、書泉の復刊シリーズのひとつ。マリガトーニースープセットでの販売もあり、まんまと購入。カレー風味の羊肉スープ、おいしかった。
思い出話も込みのレシピ本、当時は文章で書くばかりで、幼少期はそれが読みにくくて挫けたものの、今回は楽しく読めた。表記がなくとも食は生きるために必要不可欠、ホームズたちがこんな風に味わっていたと夢想できるのは楽しい。どれか作ってみたくもあるけれど、手間がかかっていてなかなか真似できそうにないなあ。
ハドソン夫人視点の、関係者の好物や事件で出た料理を中心にした回顧録……との事なので、読むの楽しみです。
ハドソン夫人視点の、関係者の好物や事件で出た料理を中心にした回顧録……との事なので、読むの楽しみです。
今月の新刊。
すばらしい孤独は高くて悩んだんだけど、ランチの外食を我慢しました…
魚で始まる世界史
すばらしい孤独
シャーロック・ホームズ家の料理読本
とうに夜半を過ぎて
ダムゼル
今月の新刊。
すばらしい孤独は高くて悩んだんだけど、ランチの外食を我慢しました…
魚で始まる世界史
すばらしい孤独
シャーロック・ホームズ家の料理読本
とうに夜半を過ぎて
ダムゼル
『シャーロック・ホームズ家の料理読本』(朝日文庫)と何で書店がレトルトカレーの特典を?と不思議に思ってしまうけど絶対に買いますやんこんなのというマリガトーニースープ。カレー味の羊肉スープ。なんかめでたい時にじっくり味わうぞ。
ちなみに本も面白いぞー。
『シャーロック・ホームズ家の料理読本』(朝日文庫)と何で書店がレトルトカレーの特典を?と不思議に思ってしまうけど絶対に買いますやんこんなのというマリガトーニースープ。カレー味の羊肉スープ。なんかめでたい時にじっくり味わうぞ。
ちなみに本も面白いぞー。
むかーしに読んだ思い出すぎて内容覚えてないけど、読み返すぜ!有償特典のマリガトーニースープは今日食す〜!
むかーしに読んだ思い出すぎて内容覚えてないけど、読み返すぜ!有償特典のマリガトーニースープは今日食す〜!
再版されるのにうっかり期間内に予約し忘れたので、図書館で借りてきて読んだ本。引退したハドスン夫人が当時を振り返るという体で、その料理との思い出やレシピが綴られているパスティーシュ小説。まぁ原作だと家主であって、住み込み料理人兼家政婦ではないからね…。レシピはポンドやオンスなどでさっぱり分からないけども、作中当時の英国料理の雰囲気が感じられて面白かった。
しかしおやつの項目に「ラードケーキ」があり、ミルキィ二幕の謎のラード推しにはホームズ絡みという根拠があった事を12年越しに知ってしまった…。
再版されるのにうっかり期間内に予約し忘れたので、図書館で借りてきて読んだ本。引退したハドスン夫人が当時を振り返るという体で、その料理との思い出やレシピが綴られているパスティーシュ小説。まぁ原作だと家主であって、住み込み料理人兼家政婦ではないからね…。レシピはポンドやオンスなどでさっぱり分からないけども、作中当時の英国料理の雰囲気が感じられて面白かった。
しかしおやつの項目に「ラードケーキ」があり、ミルキィ二幕の謎のラード推しにはホームズ絡みという根拠があった事を12年越しに知ってしまった…。
予想通り、現代の日本人にはほぼ実用性のないレシピばかりだった。
原作ホームズとの絡みは微笑ましく消化したが、ヴィクトリア時代の台所を知る意味では「ミセス・クロウコムに学ぶ ヴィクトリア朝クッキング」の方が視覚的にも内容的にも楽しい。
しかし英語の「sweetbread」という肉の部位(膵臓とか胸腺の辺りらしい)を、注釈で説明しているとはいえ「うまパン」と訳すのはどうなんだろう。
1981年出版だから仕方がない気がしないでもないが、今うまパンで検索するとタイガー社の「うまパントースター」しかヒットしないぞ。
予想通り、現代の日本人にはほぼ実用性のないレシピばかりだった。
原作ホームズとの絡みは微笑ましく消化したが、ヴィクトリア時代の台所を知る意味では「ミセス・クロウコムに学ぶ ヴィクトリア朝クッキング」の方が視覚的にも内容的にも楽しい。
しかし英語の「sweetbread」という肉の部位(膵臓とか胸腺の辺りらしい)を、注釈で説明しているとはいえ「うまパン」と訳すのはどうなんだろう。
1981年出版だから仕方がない気がしないでもないが、今うまパンで検索するとタイガー社の「うまパントースター」しかヒットしないぞ。
が、まあヴィクトリア時代だしなと気を取り直すものの、あんな鳥まで食べていたんか……。
ちなみにパイ1個分の分量は、ムクドリ40羽だそうです。
が、まあヴィクトリア時代だしなと気を取り直すものの、あんな鳥まで食べていたんか……。
ちなみにパイ1個分の分量は、ムクドリ40羽だそうです。
prtimes.jp/main/html/rd...
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