なつき戦史室 https://hikasuke333.blog.fc2.com/
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なつき製作所 https://hikasuke.booth.pm/
『近世近代騎兵合同誌』よろしく
webcatalog.circle.ms/Perma/Circle...
C97で出した、主要各国の歩兵連隊以下に配備された歩兵支援火砲(歩兵砲、迫撃砲、対戦車砲など)について、歩兵支援火砲が生まれた第一次世界大戦から戦間期を経て第二次世界大戦までの装備・編制・運用を概観する『歩兵支援火砲概説』という本の増補版を出す予定です。
当時の本の紹介はXですがこちらからどうぞ。
x.com/tms313/statu...
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C97で出した、主要各国の歩兵連隊以下に配備された歩兵支援火砲(歩兵砲、迫撃砲、対戦車砲など)について、歩兵支援火砲が生まれた第一次世界大戦から戦間期を経て第二次世界大戦までの装備・編制・運用を概観する『歩兵支援火砲概説』という本の増補版を出す予定です。
当時の本の紹介はXですがこちらからどうぞ。
x.com/tms313/statu...
著者も良く、訳者もいい。Very Short Introductionsの訳本で、エアパワーの役割と最近までの航空戦史を述べている。
著者はエア・パワーの役割を四つに分けている。一つ、空の管制(制空)。二つ、情報収集・監視・偵察。三つ、攻撃。四つ、機動力。このうち、攻撃はさらに戦術爆撃、阻止攻撃、戦略爆撃に別れる。これらを物差しにしつつ、航空戦史一〇〇年を振り返っていてわかりやすい。著者の主張は、エア・パワーそれだけで戦争に勝てるわけではないが大きな影響力を持つということだ。
著者も良く、訳者もいい。Very Short Introductionsの訳本で、エアパワーの役割と最近までの航空戦史を述べている。
著者はエア・パワーの役割を四つに分けている。一つ、空の管制(制空)。二つ、情報収集・監視・偵察。三つ、攻撃。四つ、機動力。このうち、攻撃はさらに戦術爆撃、阻止攻撃、戦略爆撃に別れる。これらを物差しにしつつ、航空戦史一〇〇年を振り返っていてわかりやすい。著者の主張は、エア・パワーそれだけで戦争に勝てるわけではないが大きな影響力を持つということだ。
実際は例えば陸軍大佐(自衛隊の一等陸佐)はアメリカ陸軍だとcolonelでこれは元々「縦隊長」を示す言葉が変化した呼び名、中佐(二佐)はlieutenant colonelで「縦隊長代理」、これが少佐(三佐)になるとmajorとなって概ね「上級士官」くらいの意味。そんなにシステマチックなものではないんですよね
実際は例えば陸軍大佐(自衛隊の一等陸佐)はアメリカ陸軍だとcolonelでこれは元々「縦隊長」を示す言葉が変化した呼び名、中佐(二佐)はlieutenant colonelで「縦隊長代理」、これが少佐(三佐)になるとmajorとなって概ね「上級士官」くらいの意味。そんなにシステマチックなものではないんですよね
"シュメールの戦士からナポレオン時代の近代軍に至るまで、各時代・各地域に存在した特徴的な兵科を取り上げ、装備や武器、防具の変化、部隊の編制、そして戦術の進化を豊富な図版とともに紹介しています"
"槍や弓、剣といった武器の発達、戦車や騎兵の登場と衰退、さらに火器の普及による戦場の変化など、人類の戦いの歴史を技術と思想の両面から導きます"
佐藤俊之 『武装と戦術で読み解く 世界の戦士図鑑』
www.hanmoto.com/bd/isbn/9784...
"シュメールの戦士からナポレオン時代の近代軍に至るまで、各時代・各地域に存在した特徴的な兵科を取り上げ、装備や武器、防具の変化、部隊の編制、そして戦術の進化を豊富な図版とともに紹介しています"
"槍や弓、剣といった武器の発達、戦車や騎兵の登場と衰退、さらに火器の普及による戦場の変化など、人類の戦いの歴史を技術と思想の両面から導きます"
佐藤俊之 『武装と戦術で読み解く 世界の戦士図鑑』
www.hanmoto.com/bd/isbn/9784...
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服部卓四郎(藤原岩市執筆)『大東亜戦争全史』1953年
↓
成田利一「運命の会戦」『秘録大東亜戦史 マレー・ビルマ篇』1954年
↓
服部卓四郎閲(監修)・秋永芳郎著『物語太平洋戦争2 ビルマ大ジャングル戦』1956年
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伊藤正徳『帝国陸軍の最後3 死闘編』1960年
↓
『ビルマ戦線 : 歩兵第五十八連隊の回想』(佐藤・河田31D長の「序にかえて」、宮崎、福永58i長の「序」あり)1964年
大木毅先生が、山岡は戦時中陸軍から戦後発行予定の「大東亜戦史」の執筆を依頼されていて、それを元に戦後いろいろ出したと言っていたが...
なお再編集前の「秘録大東亜戦史 ビルマ篇」(1954年)には成田利一記者による宮崎高評価記事はない
「宮崎少将の犠牲的敢闘」p.225
「独り6月22日以来20日間に亘って消息を絶っていた宮崎支隊は、支隊長以下一丸となり、全患者を擁し、敵中を突破しつつフミネ南方に後退してきた。(中略、33Dの遅滞戦闘)この毅然たる行動は全軍を感動せしめた。」p.227
服部卓四郎『大東亜戦争全史 第3巻』(続)
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服部卓四郎(藤原岩市執筆)『大東亜戦争全史』1953年
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成田利一「運命の会戦」『秘録大東亜戦史 マレー・ビルマ篇』1954年
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服部卓四郎閲(監修)・秋永芳郎著『物語太平洋戦争2 ビルマ大ジャングル戦』1956年
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伊藤正徳『帝国陸軍の最後3 死闘編』1960年
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『ビルマ戦線 : 歩兵第五十八連隊の回想』(佐藤・河田31D長の「序にかえて」、宮崎、福永58i長の「序」あり)1964年
大木毅先生が、山岡は戦時中陸軍から戦後発行予定の「大東亜戦史」の執筆を依頼されていて、それを元に戦後いろいろ出したと言っていたが...
>とにかく言葉尻を捕えて揚げ足を取り、理由を聞かざれば承服しがたき等、穏やかならざる態度あるを遺憾とす。
>酔余高声を張り上げ談論し、睡眠を妨ぐること甚だし
>とにかく言葉尻を捕えて揚げ足を取り、理由を聞かざれば承服しがたき等、穏やかならざる態度あるを遺憾とす。
>酔余高声を張り上げ談論し、睡眠を妨ぐること甚だし
一九四〇年、五原作戦における岡部直三郎と田中新一について書きました。当面、戦場での田中新一を調べていきます。
一九四〇年、五原作戦における岡部直三郎と田中新一について書きました。当面、戦場での田中新一を調べていきます。
なお再編集前の「秘録大東亜戦史 ビルマ篇」(1954年)には成田利一記者による宮崎高評価記事はない
「宮崎少将の犠牲的敢闘」p.225
「独り6月22日以来20日間に亘って消息を絶っていた宮崎支隊は、支隊長以下一丸となり、全患者を擁し、敵中を突破しつつフミネ南方に後退してきた。(中略、33Dの遅滞戦闘)この毅然たる行動は全軍を感動せしめた。」p.227
服部卓四郎『大東亜戦争全史 第3巻』(続)
あと「藤田嗣治 絵画と写真」展でも感じたのだけど、その技術や情熱や自己演出に比して対象を見る目にあまりにも無邪気かつアンバランスなところがあるように思います。
あと「藤田嗣治 絵画と写真」展でも感じたのだけど、その技術や情熱や自己演出に比して対象を見る目にあまりにも無邪気かつアンバランスなところがあるように思います。
「就中宮崎繁三郎中将の指揮する第54師団主力が敵中においてイラワジ河を渡河し、ペグー山系に集結する作戦行動は最も悲壮困難なるもので、同師団長の卓越せる武徳と統率にして初めて克く全うし得るところであった。」p.421
同『大東亜戦争全史 第4巻』
「就中宮崎繁三郎中将の指揮する第54師団主力が敵中においてイラワジ河を渡河し、ペグー山系に集結する作戦行動は最も悲壮困難なるもので、同師団長の卓越せる武徳と統率にして初めて克く全うし得るところであった。」p.421
同『大東亜戦争全史 第4巻』
なお再編集前の「秘録大東亜戦史 ビルマ篇」(1954年)には成田利一記者による宮崎高評価記事はない
「宮崎少将の犠牲的敢闘」p.225
「独り6月22日以来20日間に亘って消息を絶っていた宮崎支隊は、支隊長以下一丸となり、全患者を擁し、敵中を突破しつつフミネ南方に後退してきた。(中略、33Dの遅滞戦闘)この毅然たる行動は全軍を感動せしめた。」p.227
服部卓四郎『大東亜戦争全史 第3巻』(続)
なお再編集前の「秘録大東亜戦史 ビルマ篇」(1954年)には成田利一記者による宮崎高評価記事はない
「宮崎少将の犠牲的敢闘」p.225
「独り6月22日以来20日間に亘って消息を絶っていた宮崎支隊は、支隊長以下一丸となり、全患者を擁し、敵中を突破しつつフミネ南方に後退してきた。(中略、33Dの遅滞戦闘)この毅然たる行動は全軍を感動せしめた。」p.227
服部卓四郎『大東亜戦争全史 第3巻』(続)
現行の炊具は駄載式で中隊ごとに分進できる編制ではないため温かいうちに提供し難いとし、炊事車の導入を提唱しているのですが、車数・行軍長径が問題だと指摘しています。
ドイツ軍は歩兵大隊に4輌の割合で戦闘行李に炊事車を付しているが、主食がパンのため炊爨は副食のみであり、複馬曳きの大型車輌なので車数を減らせるからだと分析しています。
現行の炊具は駄載式で中隊ごとに分進できる編制ではないため温かいうちに提供し難いとし、炊事車の導入を提唱しているのですが、車数・行軍長径が問題だと指摘しています。
ドイツ軍は歩兵大隊に4輌の割合で戦闘行李に炊事車を付しているが、主食がパンのため炊爨は副食のみであり、複馬曳きの大型車輌なので車数を減らせるからだと分析しています。
原啓介『確率は悩ましい──日常身辺の確率的諸問題』☞ iwnm.jp/029738
原啓介『確率は悩ましい──日常身辺の確率的諸問題』☞ iwnm.jp/029738
www.mod.go.jp/asdf/meguro/...
空自幹校航空研究センターの二等空佐が、ウクライナが行ったドローン作戦について解説している。時間が取れないのでとりあえず紹介だけ。
www.mod.go.jp/asdf/meguro/...
空自幹校航空研究センターの二等空佐が、ウクライナが行ったドローン作戦について解説している。時間が取れないのでとりあえず紹介だけ。
これを読んだあと田中新一のフーコン作戦回想録を読んでると、ビルマ進攻作戦のあとの18師団は精神的に緩んでいたが自活自戦(主に食料確保)に忙しかったと書かれていた。こんなことをしていたら完全な休養もできない。再訓練の時間もなかなかないだろうなと思った。
これを読んだあと田中新一のフーコン作戦回想録を読んでると、ビルマ進攻作戦のあとの18師団は精神的に緩んでいたが自活自戦(主に食料確保)に忙しかったと書かれていた。こんなことをしていたら完全な休養もできない。再訓練の時間もなかなかないだろうなと思った。