#町の風景学
内藤昌『日本 町の風景学』(草思社)を読み終えました。著者は日本建築学会副会長を務めた建築史家。日本の城下町は17世紀まで、世界的にみても最大級の都市だったといいます。本書は街並みがどのように形成されて来たのかをかみ砕いて概観していて、城下町、港町、宿場町、門前町、在郷町それぞれの特色を興味深く紹介しています。
また、建築史家の立場から、そうした町が既存の風景と調和を保つことの必要性を説いていて、説得力のある内容となっています。 #内藤昌 #町の風景学 #草思社 #日本建築学会 #城下町 #港町 #宿場町 #門前町 #在郷町
November 18, 2025 at 10:49 PM
民族学博物館のあとは、同じ万博公園内の大阪日本民藝館へ。
「棟方志功と福光の風景」展が開催されていて、戦中戦後に富山県砺波市に疎開していた時の作品がありました。
のびのびした作風はそんな時代でも変わらず発揮されており、穏やかな気持ちで鑑賞しました。
第四展示室には1970年大阪万博の際に作製された「大世界の柵-神々より人類へ」があり、見ごたえがありました。
November 16, 2025 at 12:15 PM
私の地元は地方の田舎
地元を離れての生活が長くなり、帰省する度に様々な思いを抱く

新しい道路、飲食やコンビニなどのチェーン店、家電量販店、ブレザータイプの制服を着た男子学生…
街の変化や昔との違いに驚く

犬を散歩させていたあぜ道、学校帰りに寄っていた馴染みの商店や喫茶店、たい焼き屋さん、町の電器屋さん、学ラン…
無くなってしまったものが増えていて驚くと同時に寂しい
昔を懐かしむ

私が幼い頃からあるお店や風景が残っているのはとても嬉しい
大人になって知った新しい発見もあって楽しい
学生の頃によく行った洋食店、昔からあったのに知らなかった喫茶店、、我が子と一緒に訪れるのが感慨深く幸せだなぁ
November 9, 2024 at 3:10 AM
そういう意味では衣笠周辺の方がよっぽど「故郷」の感がある。友人たちが散り散りになっても、元バイト先のひとつが潰れても、立命館大学以学館の喫煙所が閉鎖されても、変わらず北野白梅町駅からは嵐電が発着しているし、25日には天神さんで賑わってるし、今でも雨に濡れた平野神社の参道のこと思い出すよ。あの辺、行く度に風景に記憶のレイヤーが重なるのよね。
かつてと同じということは無い、近いけど遠い、時間という不可逆なガラスパーテーションで仕切られたその光景のことを思う度、これはある種の望郷だなって思うよ。見えるところにあって手を伸ばしても、もうそれは掴めないからね。
September 25, 2024 at 1:01 PM
おはようございます😄🌈🌈🌈

和歌山県西牟婁郡白浜町3601-1『南方熊楠記念館』に行きました😄🌊

『南方熊楠』は、生物学者としては粘菌の研究で知られているが、キノコ、藻類、コケ、シダなどの研究もしており、高等植物や昆虫、小動物の採集も行なっていて、そうした調査に基づいて生態学を早くから日本に導入🍀

1929年には昭和天皇に進講し、粘菌標品110種類を進献している✨

日本民俗学は柳田國男先生、 折口信夫先生、 南方熊楠先生ら三人の学者に よって確立されたといわれています😄🏞️

展望台からは凄い風景で感動しますよ😄🌊

今日もよろしくお願いします😌🍀🍀🍀
September 2, 2025 at 9:07 PM
英米女流怪談集『淑やかな悪夢』を読んでいます。

収録されているアメリア・B・エドワーズ『告解室にて』からは、古典的作品の良さを感じる。

恐ろしい犯罪の記憶、自分だけ気が狂っているのではという恐怖、救済というテーマが、旅行者が訪ねたドイツの田舎町の風景と、そこに暮らす人々との会話を通じて示される。ぞっとするというよりは、清められたような、怪談にしては非常に爽やかな読後感の小品。ハーンの怪談等でも感じるような懐かしさがある。

作者のエドワーズ(1831-1892)は、ディケンズの雑誌に怪談を発表していたほか、「エジプト学の女王」と呼ばれ、エジプト学者、旅行家としても有名だったとのこと。
December 14, 2024 at 8:42 AM