UCHIDA Akira
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UCHIDA Akira
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◉十九世紀日本の文を綴る字と描き文字、板本の文字、初期活字書体の関係や、活字規格の日本化の過程などに興味を持っています。独立研究者連盟所属。☞http://researchmap.jp/uakira2/http://uakira.hateblo.jp/entry/20170421
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文化11年(1814)『和蘭文字早読伝授』に見える「明朝様」ほか和洋の印刷文字書体についての解説文が面白かったので翻刻しているうちに活字(うへじ)と活字(くわつじ)の端境期に出会った話 - 日本語練習虫 uakira.hateblo.jp/entry/2025/1...
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文化11年(1814)『和蘭文字早読伝授』に見える「明朝様」ほか和洋の印刷文字書体についての解説文が面白かったので翻刻しているうちに活字(うへじ)と活字(くわつじ)の端境期に出会った話 - 日本語練習虫
現代の日本で「明朝体」と呼ばれ、中国で「宋体」と呼ばれるこの字様・書体の印刷文字は、日本で、いつごろから、どのようにして、「明朝」と呼ばれるようになったのでしょうか。――という疑問について、ここ数年、幕末から元禄に向かって次のように遡ってきていました。これは同時に、「一字印」「植字」などという呼び方が「活字」という呼び方へと切り替わっていく過程を探る道にもつながる話となっています。 「幕末に池田草...
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December 16, 2025 at 12:48 PM
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大阪活版所(大坂活判所)開業準備時に書籍販売を任せようとしていた「秋田屋」はどの秋田屋か『大坂本屋仲間記録』に手がかりを探す - 日本語練習虫 uakira.hateblo.jp/entry/2025/1...
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大阪活版所(大坂活判所)開業準備時に書籍販売を任せようとしていた「秋田屋」はどの秋田屋か『大坂本屋仲間記録』に手がかりを探す - 日本語練習虫
3年ほど前、明治期に「古印風」活字を生み出した活版製造周拡合資会社の周辺情報を調べていた際、大阪府立中之島図書館『大坂本屋仲間記録』第7巻(1985)に前田菊松や瀬戸清次郎、大阪国文社の開業登録が記録されていることに驚いたわけですが――そして『大坂本屋仲間記録』が2025年6月に国会図書館デジタルコレクションの送信資料に加わってくれてとても便利になったことに喜んでいるわけですが(前田の開業は7巻3...
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December 7, 2025 at 1:08 PM
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大阪活版所(大坂活判所)が明治3年「5月に開業」したという説の根拠かもしれない五代友厚関係文書MFの複写が「破損・劣化」のため謝絶されてがっかりしている話 - 日本語練習虫 uakira.hateblo.jp/entry/2025/1...
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大阪活版所(大坂活判所)が明治3年「5月に開業」したという説の根拠かもしれない五代友厚関係文書MFの複写が「破損・劣化」のため謝絶されてがっかりしている話 - 日本語練習虫
大坂の「活判所」が開設されたのは明治3年のいつ頃か 本木昌造が長崎で起こした活版印刷事業は、明治3年から5年にかけて、大阪、京都、横浜、東京と東漸し事業拠点を増やしていきます。最初期の伝記資料である「本木昌造君の行状」には、次のように書かれています(明治24年4月『印刷雑誌』第1巻3号 https://dl.ndl.go.jp/pid/1498914/1/8)。 時ニ維新ノ偉業全ク成リテ諸藩封土ヲ...
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November 8, 2025 at 12:45 AM
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鉄道、台湾、文字、活版。さまざまな趣味がとことん高じたら、公式の記念切符に採用されたという夢のある話。とにかく、高じかたがすごい。
→遊びで作った記念切符が本物になった日|komy note.com/komy3489/n/n...
遊びで作った記念切符が本物になった日|komy
前段 今回のお話 今回は台湾の製糖鉄道を貸切ったときに作った記念切符が、時を経て本当に記念切符として採用されるまでのお話です。 私は興味の赴くままどっぷりハマるタイプなのですが、一つの趣味がマイルストーンに到達したので、書き留めようと思い立った次第です。 自己紹介 今回の話は私の好きが色々混ざった複合的なものです。 まず私が何を好きか紹介しますね。 ・鉄道好き 見たり乗ったり。 写真を...
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October 25, 2025 at 5:46 AM
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もう歳も歳なので、抱えている仕事のテクニカルな部分を手伝っていただける方を募集したいと思います。
(1)『詰将棋年鑑』のスタッフ……校正、索引作りなどの仕事。それとは別に、図面貼り込みや版下作成などの仕事(こちらは、InDesignを扱う技術を持っているが人が望ましい)。
(2)Problem Paradiseのスタッフ……図面貼り込みや版下作成などの仕事。こちらも、InDesignを扱う技術を持っている人を望みます。
どちらも、詰将棋やプロブレムの専門的知識は必要ではありません。出版の主旨に賛同していただける方ならどなたでも。
September 23, 2025 at 3:46 AM
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340年お経刷り続けた版木が現役引退 次世代に継承、京都府宇治市の宝蔵院 www.47news.jp/13154742.html

「版木は約6万枚あり、うち4万8275枚が1957年に重要文化財に指定された。一部は指定後も使い続けられたが、版木の使用は2022年に終わる。宝蔵院の説明では、お経の需要減少や使用に伴う破損や摩耗の懸念などが理由だという。

 宝蔵院は2024年9月から、重文指定されている版木の調査を文化庁と始めた。保存のためには築60年を超え老朽化した収蔵庫の改修も必要で、版木の状態を1枚ずつ確認し、どのような改修が求められるか探る」
340年お経刷り続けた版木が現役引退 次世代に継承、京都府宇治市の宝蔵院
京都府宇治市の禅寺「宝蔵院」は、仏教聖典の集大成「一切経」を刷る原版「鉄眼版一切経版木(てつげんばんいっさいきょうはんぎ)」を所蔵する。江戸時代から約340年、お経の印刷に使われ続けたが、国の重要文 ...
www.47news.jp
September 14, 2025 at 1:38 PM
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Bought this furoshiki at the Printing Museum in Tokyo, with the print as a Chinese typesetting chart, I’m wearing it as a mini scarf….
September 13, 2025 at 11:47 AM
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「写植機誕生物語〈石井茂吉と森澤信夫〉」の連載を開始して2年10カ月、ようやく写植の文字の大きさを表す単位が「級」になったところまでたどりつきました……!

そして同時期に開発された新書体として「石井ファンテール」の原盤(1938年)という超貴重画像を掲載しています。本連載のため、写研協力のもと撮影したものです。

この回では、印刷図書館にも画像掲載にご協力いただきました(東京築地活版製造所の見本帳)。
ありがとうございました。
【連載更新】
写植機誕生物語 〈石井茂吉と森澤信夫〉(71) 【茂吉】級数体系の確立 | マイナビニュース/1938年に出荷された機械から、写真植字機はひとつの変化を遂げていた。 ここでようやく、写真植字における「級数体系」が確立……
news.mynavi.jp/article/syas...

ファンテール(石井/築地活版)、石井新旧教科書体など、貴重画像を多々掲載の回。
September 10, 2025 at 3:38 AM
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先ほどリポストしたのは、ペンシルヴァニア大学図書館シェーンベルク写本研究所のアカウントが投稿している写本の中を見せてくれる短い動画(30秒ほど)。

今回は12世紀のアラビア語で書かれた算術書とのことで、分数の表記や余白に斜めに書き入れられた注釈(マルジナリア)も見えます。

このプロジェクトを支援しているラリー・シェーンベルク氏は、AGSコンピューターズの創設者で、ご自身の写本コレクションをデジタル化して閲覧に供しているとのことです。

写本をめくる音には、ASMR的なよろこびも感じられます。

find.library.upenn.edu/catalog/9948...
September 7, 2025 at 8:52 AM
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Best surprise after a long trip back: my article got picked for journal cover!🥳
“Three centuries of Chinese printing in the Netherlands”, in Yearbook for Dutch Book History, 32/2025
September 6, 2025 at 5:26 AM
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とにかく圧巻の境田さんの本棚。『デザインのひきだし』で一度取材したのが10年前。そのときですら一歩踏み入れるなり驚きの声が漏れたので、いまやさらに凄まじいのだろうな。> 本の世界を支える校正者・境田稔信の本棚。8000冊の辞書が織り成す言葉の海に潜り込む brutus.jp/bookshelf_sa...
本の世界を支える校正者・境田稔信の本棚。8000冊の辞書が織り成す言葉の海に潜り込む | ブルータス| BRUTUS.jp
出版前の原稿を読む校正者・境田稔信さん。本の世界を支える人の本棚はどう選ばれ、どんな生態を持ち、そこには何が並んでいるのだろうか。
brutus.jp
September 3, 2025 at 5:54 AM
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「月報KAJIMA」2025年9月号(鹿島建設)に連載「地図は想像と思考のツール」第6回を書きました。

今回は「地図に手を加える」と題して、歴史家、探検家、建築家による地図への書き込みを眺めてみています。

みなそれぞれ、用途によって地図にさまざまな手を加えており、そうした痕跡の残る地図からしか得られないなにかがある気がしています。

以前、拙著『マルジナリアでつかまえて』(本の雑誌社)でも、地図への書き込みを眺めたことがありました。

月の半ばにはウェブでも公開される予定で、バックナンバーは下記から閲覧できます。

www.kajima.co.jp/news/digest/...
September 3, 2025 at 6:11 AM