ルリユール叢書
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ルリユール叢書
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幻戯書房のルリユール叢書は、小説、エッセイ、詩、戯曲、評論など多種多様な作品を綴じながら、文学の精神を紐解いていきます。読者みずからが〈世界文学〉を作り上げていくことを願ってーー。Reliure(ルリユール)は「製本;装丁」を意味する言葉です。ルリユール叢書関連情報(時に現在進行中、予定の企画など)を掲載していく予定です。
【ルリユール叢書 公式Insagram】https://www.instagram.com/serie_reliure/
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〈ルリユール叢書〉、Blueskyをようやくはじめます。ルリユール叢書の関連情報(時に現在進行、予定の翻訳企画なども紹介できれば)をぼちぼち掲載していく予定です。2019年6月発刊、来月8月の近刊、ベニート・ペレス゠ガルドス『スカートをはいたドン・キホーテ』(大楠栄三訳)でルリユール叢書は70冊刊行となります(改めての紹介を:ルリユール叢書は、小説、エッセイ、詩、戯曲、評論など多種多様な作品を綴じながら、文学の精神を紐解いていきます。読者みずからが〈世界文学〉を作り上げていくことを願ってーー。インスタもあります www.instagram.com/serie_reliure/
ルリユール叢書の12月下旬刊は、フィリピン系米国人女性作家セシリア・マンゲラ・ブレイナード『虹の女神が涙したとき』(松田卓也訳)です。太平洋戦争時、日本軍の侵攻に遭うフィリピン住民たちの苛烈にして瑞々しい物語。歴史証言の文学、戦記ものでありマジックリアリズム小説にもなっています。乞うご期待。

(※前回投稿のさい、直販部でのタイトル表記等に誤りがありました。正しくは『虹の女神が涙したとき』です。訂正してお詫びいたします)

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【新刊予約】虹の女神が涙したとき / セシリア・マンゲラ・ブレイナード
松田卓也=訳 ルリユール叢書 【お届け予定】2025年12月下旬に発送を予定しています。 予約商品のお届け詳細は下記をご確認ください。 https://genkishobou.stores.jp/faq ———————————————— ブホンの空が破壊され、そして乙女が逃走したことで、世界全体が薄暗く灰色で、虹のない場所になった。天と地は憂うつさと希望のなさに覆われた。絶望の感覚に疲れて...
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November 30, 2025 at 3:38 AM
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ルリユール叢書の装丁、鋭利に四角くてとてもかわいい なんて美しい背表紙なんだろう
November 28, 2025 at 9:50 AM
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レンジェル・メニヘールト『颱風』(ルリユール叢書)読了
「黄禍論」をテーマにした戯曲ということで、事前にハインツ・ゴルヴィツァーの『黄禍論とは何か』(中公文庫)を読んでから望んだ。ゴルヴィツァーによれば、黄禍論とは、西欧人が行ってきた植民地化を、今度は黄色人種(特に、日本人)によって逆にやられるのではないかという恐怖心の産物だが、『颱風』は恐怖を煽って日本への警戒を促すというよりも、日本人の風習や思考を戯画化している程度にとどまっており、思っていたよりも遥かにライトである。ただし、この軽さが当時流行った理由でもあると思う。日本人は、自分(個人)よりも国を大事にすると繰り返し述べられるが…
November 27, 2025 at 1:27 PM
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『ドイツ・ヴァンパイア怪縁奇談集』(幻戯書房)を読んでいます。「ヴァンパイアの花嫁」、主にあのアンジェロが何だか頭から離れない。死を越えてしまったただの人間の行く先は胸に迫るものがありました。訳者解題で取り上げられていた作品も読んでみようと思います。
November 9, 2025 at 4:17 AM
間もなく12月を迎えますが、年内最後となる、ルリユール叢書の12月近刊は、フィリピン系米国人女性作家セシリア・マンゲラ・ブレイナード『虹の女神が恋したとき』(松田卓也訳)です。太平洋戦争時、日本軍の侵攻に遭うフィリピン住民たちの苛烈にして瑞々しい物語。歴史証言の文学、戦記ものでありマジックリアリズム小説にもなっています。乞うご期待。

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【新刊予約】虹の女神が恋したとき / セシリア・マンゲラ・ブレイナード
松田卓也=訳 ルリユール叢書 【お届け予定】2025年12月下旬に発送を予定しています。 予約商品のお届け詳細は下記をご確認ください。 https://genkishobou.stores.jp/faq ———————————————— ブホンの空が破壊され、そして乙女が逃走したことで、世界全体が薄暗く灰色で、虹のない場所になった。天と地は憂うつさと希望のなさに覆われた。絶望の感覚に疲れて...
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November 26, 2025 at 4:09 AM
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シルビナ・オカンポ、アドルフォ・ビオイ・カサーレス『愛する者は憎む』(寺尾隆吉訳 幻戯書房)を読了。

海沿いの保養地を訪れた医者の「私」ことウベルマンは、そこでかって患者だったメアリーが姉妹のエミリア、その恋人アトウェル、医者のコルネホ、マニングらと保養に来ていることに気づきます。「私」は彼らと交流することになりますが、直後にメアリーが毒で死んでいるところを発見されます。
アトウェルが婚約者のエミリアだけでなく、メアリーとも関係があったこと、エミリアが姉から高額の宝石類を相続できることなどから、エミリアが犯人と目されますが…。
October 12, 2025 at 11:13 PM
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【文章収集】

「わたしは部屋をめぐる四十二日間の旅を企画し、実行した。」

(グザヴィエ・ド・メーストル「部屋をめるぐる旅」、『部屋をめぐる旅 他二篇』幻戯書房、2021、所収、p.9)
October 19, 2025 at 9:22 PM
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いつもお世話になっている本屋にルリユール叢書の最新刊が入荷していて驚きました。商店街の小さめ本屋なので。「なんでここに」「ここに入荷するならここで買ったのにー」と言ってしまいましたw「そんな本なの?」と本屋の方に言われ熱く語りそうなのをぐっと我慢。ピンスカーも棚にみつけたので次の機会に買おうか悩み中。家にある未読本が頭に浮かんだので。
November 5, 2025 at 9:15 AM
ルリユール叢書12月の近刊は、フィリピン系アメリカ人女性作家セリシア・マンゲラ・ブレイナードの『虹の女神が恋したとき』(松田卓也訳)です。太平洋戦争時、日本軍に侵攻されるフィリピンの住民たちの抵抗の物語です。本邦初訳です。

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【新刊予約】虹の女神が恋したとき / セシリア・マンゲラ・ブレイナード
松田卓也=訳 ルリユール叢書 【お届け予定】2025年12月下旬に発送を予定しています。 予約商品のお届け詳細は下記をご確認ください。 https://genkishobou.stores.jp/faq ———————————————— ブホンの空が破壊され、そして乙女が逃走したことで、世界全体が薄暗く灰色で、虹のない場所になった。天と地は憂うつさと希望のなさに覆われた。絶望の感覚に疲れて...
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October 29, 2025 at 1:37 AM
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ツヴァイク/ 宇和川雄・籠碧訳『聖伝』(幻戯書房<ルリユール叢書>) 読了

素晴らしい読み応えの短編集。「第三の鳩〜」はノアの箱船から飛ばされ戻ってこなかった三番目の鳩のその後について、「永遠の兄の目」は自分の行為(無為でさえ)が他者を傷つけることについて、「埋められた燭台」は敬虔について、「バベルの塔」は不和についてと、宗教的なモチーフを使って現代(ツヴァイクにとっての現代でもあり、読者にとっての現代でもある)や生き方について問いかける。よりよく生きるにはどうすればいいのか、ツヴァイク自身のものでもあったであろうこの問いが胸に迫ってくる

海外文学
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October 4, 2025 at 2:34 AM
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幻戯書房の #ルリユール叢書 最新の2点が入荷しました。

北欧文学好きの方、ぜひ🇳🇴🇩🇰

『イプセン戯曲選 海の夫人/ヘッダ・ガーブレル』
hiruneko.thebase.in/items/119778...

『ヴァイルビューの牧師 他六篇』
hiruneko.thebase.in/items/119779...
September 28, 2025 at 6:10 AM
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9月23日の朝日新聞・天声人語の枕はルリユール。幻戯書房のコブデン=サンダーソン『美しい書物/アーツ・アンド・クラフツ運動』(品切)の野村悠里さんの『書物と製本術』(みすず書房)からルリユールを説明。
幻戯書房のルリユール叢書、お陰様で70点を突破できました。

www.asahi.com/articles/DA3...
(天声人語)表紙と総裁選:朝日新聞
パリの書店はかつて、紙の束を仮綴(かりと)じした状態で本を売っていたという。買った人は製本工房に注文し、好みの表紙を付けて綴じ直してもらった。映画などで見る豪華な洋書の革表紙は「ルリユール」と呼ぶ伝…
www.asahi.com
September 27, 2025 at 12:04 AM
ルリユール叢書の10月下旬の近刊、ゾラ、モーパッサン、ユイスマンスら6人の自然主義作家たちによる共同短編集『メダンの夕べ 戦争と女たち』(足立和彦・安達孝信=訳)の書影画像(デザイン)いち早く、幻戯書房 直販部でお披露目されています。カバーのイラストは何か、おわかりでしょうか?

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【新刊予約】メダンの夕べ 戦争と女たち / ゾラ / モーパッサン / ユイスマンス 他
足立和彦・安達孝信=訳 ルリユール叢書 【お届け予定】2025年10月下旬に発送を予定しています。 予約商品のお届け詳細は下記をご確認ください。 https://genkishobou.stores.jp/faq ———————————————— プロイセンとの戦争が勃発した。本当のところ、どうして兵士の大殺戮(だいさつりく)が必要なのか分からなかった。他人を殺す必要も、他人に殺される必要...
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September 26, 2025 at 3:40 AM
ルリユール叢書の10月近刊は、エミール・ゾラを筆頭としたフランス自然主義文学作家6人の短編集『メダンの夕べ 戦争と女たち』(足立和彦・安達孝信=訳)です。本書に収録されているモーパッサン作「脂肪の塊」でご存じかもしれません。普仏戦争を題材にしており(ゾラを除く5名の作家は普仏戦争に従軍した経験があります)、戦場、野戦病院、兵舎、総司令部など戦時の現実が描かれます。作品集の構想は、メダンにあるゾラ宅に五人の若い作家が集いできたものです。

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【新刊予約】メダンの夕べ 戦争と女たち / ゾラ / モーパッサン / ユイスマンス 他
足立和彦・安達孝信=訳 ルリユール叢書 【お届け予定】2025年10月下旬に発送を予定しています。 予約商品のお届け詳細は下記をご確認ください。 https://genkishobou.stores.jp/faq ———————————————— プロイセンとの戦争が勃発した。本当のところ、どうして兵士の大殺戮(だいさつりく)が必要なのか分からなかった。他人を殺す必要も、他人に殺される必要...
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September 10, 2025 at 1:16 AM
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本日書店発売の、ルリユール叢書70冊目、ベニート・ペレス゠ガルドス『スカートをはいたドン・キホーテ』の翻訳者・大楠栄三さんの「訳者解題」の一部が公開されました(本作は、19世紀スペイン自然主義小説の先駆的作品ですが、20世紀文学ではないかと疑うような実験文学でもあり、大都市マドリッドの都市空間を描く都市小説の大長編です。なぜこれほどの大作が邦訳されずにここまできたのか不思議です)。是非お読みいただき、本書を手にしていただけたらと思います。

note.com/genkishobou/...
ベニート・ペレス゠ガルドス『スカートをはいたドン・キホーテ』訳者解題(text by 大楠栄三)|幻戯書房編集部
2025年8月26日、幻戯書房は海外古典文学の翻訳シリーズ「ルリユール叢書」の第51回配本として、ベニート・ペレス゠ガルドス『スカートをはいたドン・キホーテ』を刊行いたします。ベニート・ペレス゠ガルドス(Benito Pérez Galdós 1843–1920)はスペインの小説家。大西洋に浮かぶグラン・カナリア島に生まれ、英米の文化的影響のもとで育ちました。マドリードに上京して以来、生涯、自由主...
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August 26, 2025 at 3:56 AM
2025年8月24日(日)「産経新聞」にて、クロード・シモン『綱渡り』(芳川泰久=訳)の書評が掲載されています。評者は文芸評論家の富岡幸一郎氏。シモンの従軍体験が息づく本作の主人公の記憶、感覚などの微細な描写は、「世界の実相を正確に描く」シモンの言語実験がなされているのだと述べています。本書評で富岡氏が引いている『綱渡り』の一節は、かつては画家を目指していたシモンならではの姿勢が現れているように思います。
August 24, 2025 at 2:12 PM
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@yama-gat.bsky.social また、小特集〈覚醒する韓国SF〉では、韓国科学文学賞の優秀賞を受賞したキム・ヘユン(日本初紹介作家)の傑作小説を一挙掲載します。

プロジェクトは成立しましたが、ネクストゴール達成を目指して現在、真剣に取り組んでいます。

もしお時間がありましたら、ぜひリンク先をご覧いただき、活動をご支援いただけないでしょうか。また趣旨に賛同くださるようなら、SNSでの拡散などにご協力くだされば望外のよろこびです。
August 19, 2025 at 6:41 AM
ルリユール叢書、9月の近刊、北欧文学の2冊目は、デンマーク文学から。スティーン・スティーンセン・ブリカー『ヴァイルビューの牧師 他六篇』(高藤直樹=訳)という短編小説集です。

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【新刊予約】ヴァイルビューの牧師 他六篇 / スティーン・スティーンセン・ブリカー
高藤直樹=訳 ルリユール叢書 【お届け予定】2025年9月下旬に発送を予定しています。 予約商品のお届け詳細は下記をご確認ください。 https://genkishobou.stores.jp/faq ———————————————— 私は二十年間というもの、自分がこの世の楽園に居ると信じ込み、足元で密かに燃え盛る火山の上を彷徨っていた。──天国と地獄とを分ける危うい地殻の上を。それが今崩...
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August 19, 2025 at 8:49 AM
ルリユール叢書、9月の近刊は北欧文学の二冊が登場。1冊目はノルウェー文学から、ヘンリック・イプセン『イプセン戯曲選 海の夫人/ヘッダ・ガーブレル』(アンネ・ランデ・ペータス/長島確=訳)です。

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【新刊予約】イプセン戯曲選 海の夫人/ヘッダ・ガーブレル / ヘンリック・イプセン
アンネ・ランデ・ペータス/長島確=訳 ルリユール叢書 【お届け予定】2025年9月下旬に発送を予定しています。 予約商品のお届け詳細は下記をご確認ください。 https://genkishobou.stores.jp/faq ———————————————— その喜びっていうのは──私たちの夏の明るい日々の喜びと同じなの。やがて訪れる暗い季節の予感を抱えているのよ。この予感がね、私達人間の...
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August 19, 2025 at 8:46 AM
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ルリユール叢書、べニート・ペレス=ガルドス『スカートをはいたドン・キホーテ』(大楠栄三 訳)の見本ができました。632頁の大作。スペイン文学の、マドリードの都市空間を読解する傑作長編。
22日からの出荷です。
August 12, 2025 at 8:12 AM