山本貴光
banner
yakumoizuru.bsky.social
山本貴光
@yakumoizuru.bsky.social
文筆家・ゲーム作家・大学教員
果報は寝て待て/逍遥派

プロフィール(ウェブサイト)
https://yakumoizuru.notion.site/
「図書新聞WEB」のトップページに『新編 西周全集』(国書刊行会)が掲載されたので、記念スクリーンショットです。

toshoshimbun.com
November 15, 2025 at 2:24 PM
去年、気に入っていた手袋を片方なくしたので、そろそろ冷え込んできたし、新しいものを探そうと、先日立ち寄った先の駅ビルでうろうろしていたところ、

ガーゼのハンカチが置いてあるのが目に入り、当初の目的を忘れて手にとりました。ロバの刺繍がしてあります(ガーゼのハンカチに弱い)。

同じ棚に置かれたハンドクリームの香りを試してみたら植物由来のほんのり悪くない感じで、小さいからねと、まんまと3種類ほど手にして帰ったのでした(ハンドクリームにも弱い)。

手袋はまた今度。
November 15, 2025 at 5:52 AM
大阪を皮切りに、名古屋、鳥取と巡回中の「大カプコン展」の図録です。

1983年の創業から現在まで、カプコンが送り出してきたゲームとその制作を振り返る回顧展とのことで、『バルガス』『魔界村』『戦場の狼』『1942』『ガンスモーク』などの初期のアーケードゲームをはじめ、カプコンのゲームにどれだけ時間を使ってきたかわからない身には感慨深いものがございます。

1点リクエストをするなら、こういう図録には、全作品リストをつけていただけるとうれしいです。

展示はこのあと、12月20日から東京、2026年3月14日から新潟で開催予定とのこと。

daicapcomten.jp/index.html
November 15, 2025 at 4:56 AM
山崎太郎『ワーグナー《ヴァルキューレ》で学ぶドイツ語読解講座』(左右社、2025)

リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)の音楽劇「ヴァルキューレ」第1幕を、著者の懇切な案内に導かれながら、ドイツ語原文で味わえる本。

19世紀のドイツ語には、現在とは異なる文法もあり、独学ではなかなか目に入らない痒いところにも手が届きます。

第1部「ワーグナー《ヴァルキューレ》を読むためのドイツ語文法」

第2部「《ヴァルキューレ》第1幕 徹底解析」

資料「《ヴァルキューレ》第1幕 全対訳」

という構成です。

sayusha.com/books/-/isbn...
November 15, 2025 at 4:40 AM
松田行正『かたちと人類』(左右社、2025)

グラフィックデザイナーにして「デザインの歴史探偵」こと松田行正さんの新著は「かたちと人類」がテーマ。

概念のかたちをはじめ、拡張、現象、強調、敵視、解消、運動、変更、無など、動きや変化のなかにある「かたち」に目を向けて、たくさんの図像を交えながら500ページ弱に凝縮したデザインの百科全書的オデッセイ。

かがり綴じで、分厚いのにどのページもすっと開いたままになる製本です。小口の印刷による遊びも含めて、手にとって眺めて楽しい本。

sayusha.com/books/-/isbn...
November 15, 2025 at 4:20 AM
そういえば、「図書新聞」では、「全集」特集と「辞書・事典・図鑑」特集でお声かけいただいたことが何度かありました。
November 14, 2025 at 1:12 PM
David Bloor, The Cambridge Cockpit and the Paradoxes of Fatigue, 1940-1977 (University of Chicago Press, 2025)

第二次世界大戦中、ケンブリッジ心理学研究所で行われたパイロットの疲労にかんする実験を詳しく調査・分析した本のようです。

TLS(タイムズ文芸附録)の広告に教えてもらって注文してみました。

ウェブの広告でも、こういうのを出してくれたらクリックするんだけどな。

下記は版元サイトの同書紹介ページです。
press.uchicago.edu/ucp/books/bo...
November 14, 2025 at 5:22 AM
「図書新聞」2025年11月22日号は、恒例の全集特集です。

『新編 西周全集』(国書刊行会)刊行に寄せて、「「知の百面相」西周の全貌、ついに現る」という文章を書きました。

まさか1面とは思わず、わわと声が出ました。

同全集を企画立案した石井雅巳さんによる企画と編纂の経緯についての文章も掲載されています。

toshoshimbun.com
November 14, 2025 at 5:01 AM
またしても、長めのリハーサルをしてしまった。
(講義動画の撮影に失敗の巻)

以下、未来の自分に向けたメモ

(1) スライドを使ってZoomで講義動画を撮影。

(2) 画面にはスライドのみ表示で、話者は入れない設定。

(3) いつもはクラウドにレコーディングするところ、自分のPCにレコーディング。

としたところ、できあがった映像には、ばっちり話者の姿が映っておりました。

クラウドレコーディングのときは、設定通り、スライドのみの動画ができるのに。
(より正確には、共有画面のみの映像、話者のみの映像が生成されます)

というわけで、リハーサルを終えたので、本番、参ります。
November 13, 2025 at 3:26 PM
お仕事夕刻の部を終えて、おいしい水をいただいています。

琥珀色っぽく見えますが、たぶんグラスと光の加減だと思います。

(最近よく水を飲んでおります)
November 13, 2025 at 11:15 AM
出先で小さな仕事をしています。

(時間が許せばフルーツパフェをお願いしたいところ)
November 13, 2025 at 7:59 AM
昨日、横浜の有隣堂で出会った本たちです。

オカヤイヅミ『雨がしないこと』(上下巻、エンターブレイン)は2冊目かもしれないけれど、好きだからいいのです(電子版は持っていることを確認できました)。
November 13, 2025 at 6:12 AM
「月報KAJIMA」2025年11月号(鹿島建設)に、連載「地図は空想と思考のツール」第8回を書きました。

今回は「立体は立体で」と題して、紙やディスプレイなどの平面に表現される地図ではなくて、立体物としてつくられる地図類を眺めてみています。

写真は「防長土図」(1767)です。萩藩(周防国、長門国)の地形を立体模型として製作したものでした。

他に「ウォーハンマー」というゲーム、ティコ・ブラーエが天文台に設置した天球儀を選んでみました。

とはいえ、平面への印刷物なのですけれど。

近々ウェブでも公開される予定です。

www.kajima.co.jp/news/digest/...
November 13, 2025 at 5:42 AM
「わからない」の変換候補です。

もうヤダ。
November 12, 2025 at 11:07 AM
このまま帰ると、やるべきことをせずにバタンキューとなりそうなので、小さな仕事をしてから帰ることにしました。
November 12, 2025 at 10:57 AM
お仕事日中の部を終えて、シュワシュワする水をいただいています。

エルダーフラワー風味です。
November 12, 2025 at 9:45 AM
お仕事夜の部の前に少しシュワシュワした水をいただいています。
November 11, 2025 at 10:25 AM
スティーヴン・イッサーリス『バッハ 無伴奏チェロ組曲 秘められた〈物語〉を読む』(松田健訳、ARTES、2025)

残るのは4つの筆者譜のみでバッハ本人による手稿がなく、作曲の経緯も不明の「チェロ組曲集」をめぐって、チェリストの著者が「カササギのように拾いあつめて」きた資料と豊富な演奏経験をもとに案内してくれるとても楽しい本。

全体は6つのパートから成り、バッハの略伝から出発して、チェロ組曲についての謎、その歴史と構成、よく受ける質問への答え、曲の背後にある(かもしれない)物語、楽章ごとのコメントへと至ります。

artespublishing.com/shop/books/8...
November 10, 2025 at 4:46 AM
たらば書房で出会った本たちです。
November 9, 2025 at 10:04 AM
以前からドゥルーズとガタリの著作の邦訳を多数刊行してきた河出書房新社は、2006年の『アンチ・オイディプス』(上下巻)を皮切りとして文庫化に着手しています。

その後、コツコツと進めて、このたびの『経験論と主体性』で20冊めのドゥルーズ(&ガタリ)となりました。

ここまでくると、もはや立派な「ドゥルーズ著作集」ですね。こんな時代が来るとは想像もしておりませんでした。

2025年に生誕100年(没後30年)を迎えたドゥルーズについては、同社が「ジル・ドゥルーズ生誕100年」フェアを開催したのでした。下記は特設サイトです。

web.kawade.co.jp/bunko/118091/
November 8, 2025 at 4:28 AM
ジル・ドゥルーズ『経験論と主体性 ヒュームにおける人間的自然について』(木田元、財津理訳、河出文庫、2025)

若きドゥルーズによるヒューム論。

デイヴィッド・ヒュームは『人間本性論』(人性論)を中心に、人間とはどのような本性(=nature=自然)をもつ存在なのかを探究した哲学者でした。

彼は同書で、人間の精神の働きについての分析を基礎として、人間同士の関係、社会にまで筆を及ばせていて、読むたび新鮮な驚きがあります。

では、ドゥルーズはそうしたヒュームの哲学をどのように読んだのか。これが面白くないわけがありません。

長く品切れだったところ、河出文庫で待望の復活です。
November 8, 2025 at 4:21 AM
おつかれさまでした。
おいしい水をいただいています。
November 7, 2025 at 9:21 AM
ものの本で読んだり、噂に聞いたりしていたものの、実物を見たことがなかった「慰問袋に岩波文庫!」の帯のついた本を手に入れました。

書目はスティーヴンスン『新アラビヤ夜話』(佐藤緑葉訳、1934;第8刷、1939)でした。

★の番号は1013、整理番号は2179といういまとは違うナンバリングが施されていた時代のものです。

札幌の古書すがやが、日本の古本屋の書誌にこの点を書いておいてくださったおかげで見つけることができました。ありがとうございます。

www.kosho.or.jp/abouts/?id=1...
November 6, 2025 at 10:01 AM
研究室のある建物に来てみたら、柚子の香りがしてきます。

と思ったら、ある先生のお家で採れたという柚子のお裾分け。

ほんとうにいい香りで、ご覧のみなさんにもお伝えしたいのは山々なのですが、私の写真機ではちょっと難しいのでした。
November 5, 2025 at 4:02 AM
「ちいさな古書店を経営している伯父が
 ある夏フィッシングに連れていってくれた。

     そのとき伯父は古書も魚もおなじであると云った。
 待っていればじきに喰らいついてくる
 待っていることが肝心 待っている時間がぐつぐつと煮込まれれば豊かになる」
(カニエ・ナハ「カーブ」より)

釣れてみてはじめて自分がなにと遭遇しのたかが分かるわけですね。

それにしても、こうして言葉を写してみると、言葉は引用できても、それらの言葉をある書体、ある配置で紙面に表したタイポグラフィは引用できず、この詩を目にしたときの気分の何割かが失われてしまうのでした。

『カニエ・ナハ詩集』(青土社、2025)
November 4, 2025 at 9:07 AM