朱喜哲(ちゅ•ひちょる/JU Heechul)
banner
heechulju.bsky.social
朱喜哲(ちゅ•ひちょる/JU Heechul)
@heechulju.bsky.social
Ph.D.(大阪大学[哲学哲学史]) プラグマティズム言語哲学、行動データのELSIなどについて研究しています。
●単著『〈公正〉を乗りこなす』『バザールとクラブ』『100分de名著 ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』』『人類の会話のための哲学』
アイコンイラスト:(c) セキサトコ
共同通信社配信の時評連載、10月掲載もひと通り済んだということで紙面シェア。10/13伊勢新聞さんから。10月開催されていたショパン国際ピアノコンクールの話を枕に、いまの「芸術」そして「天才」論について書きました。読み味としても時評では過去一「軽い」話になったと思うので、よかったらぜひ。
November 11, 2025 at 11:59 PM
共同通信社の時評、九月掲載もひと通り済んだということで紙面シェア。9/13沖縄タイムスさん。この報道に接した8月末、締切まで一週間切っていましたが、これしかないなと…。10歳から18歳まで北九州で過ごしたので「炭鉱」は身近な存在。そういう背景をもつ哲学者だからこそ書けた…かもしれません。

筑豊に生きた作家・上野英信の各著作や、それを語り継ぐ牧師・犬養光博先生のことばが、ずっと自分のなかでも反響しています。報道に触れて、即座にヴェイユの『イリアス、あるいは力の詩篇』と結びつける構想が浮かび、ほぼ一筆書きで書きあげましたが、九回目にしてなんらかの意味で「最高」の回ではないかなと思います。
October 1, 2025 at 10:44 AM
先日刊行の『小説TRIPPER』秋号(朝日新聞出版)に三木那由他さんの対談連載「抵抗のためのダイアローグ」のお相手として登場しております。

「哲学にいま、なにができるのか」と題して、同い年で専門・関心も近しい哲学者同士、率直に語り合いました。盛り上がりすぎたためか前後篇になり、次号まで続きます。
September 20, 2025 at 4:20 AM
とはいえBRUTUSだし、やっぱり「お店」の話するなら「画」はほしい…という編集部の要請を受けて、毎回テーマに沿うと思われる、お店等の自前写真とキャプション案を何個か送り、選んでもらってます。今回はついに過去最多の4枚掲載。結果的にそれも含めて同誌らしくなったかもしれず、満足してます。

こういうのは文字系SNS向きでなく、もっぱらInstagramで書いてますが(気になる方はそっちを見てください)、ここでも少しだけ。どのお店もすばらしいので、機会あればぜひ。
この文脈で掲載ご許可をいただけるのはありがたく、それはお店と向き合って関係をつくれているかでもあり、感謝の念を新たに。
September 7, 2025 at 2:28 AM
時評連載、八月掲載もひと通り済んだので紙面シェアします。8/19沖縄タイムスさんより。戦後80年という節目の夏でもあり、さすがにこの話題に触れないわけにはいかず。戦争の「責任」について、I・M・ヤングの「構造的不正義」の議論を紹介しながら、私たち皆が共有しうる責任とはなにかと論じました。

ちなみに記事の見出しやコピーは各紙がそれぞれにつけているのですが、今回はとくに沖縄タイムスさんの見出しに、同紙の背負う歴史性とその姿勢が体現されていて、意気に感じました。9/1の関東大震災にも触れていますし、記事内容的にも響くものがあると思うので、今日この日にシェアしておきます。
September 1, 2025 at 5:05 AM
次回イベントは、8/22(金)夜、京都・東九条にできた注目の新書店である鴨葱書店さんにて。
話題の新刊『物語化批判の哲学』の著者・難波優輝さんと。

準備のため読んでますが、この本はむしろ「物語」を愛しているがゆえにこそ…というスタンスがおもしろいですね。「物語」と「遊び」の対置、いろいろ話してみたいです。
ぜひお越しください。
配信もありますので、全世界どこからでも!
August 20, 2025 at 12:33 AM
今年も「本のまち」八戸の年一回の祭典・ブックフェス2025にお招きいただき、トークイベントに出ます。

今年のお相手は、なんと三宅香帆さん。
三宅さんとはいろいろとご縁があり、ベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の書評を書かせていただいたり、京都でイベントしたり…ですが、今回、八戸という関西から遠く離れた、しかし、日本有数の「本」を愛する地でご一緒して、「本/書店/読書」についてお話しするということで、楽しみです。

早めに埋まってしまうのではないかと思われるため、ご来場検討の方は、とりあえず予約されるのがよいかもしれません。
8book.jp/bookcenter/7...
August 18, 2025 at 11:17 PM
時評、いつも各紙の掲載が一段落した月末に上げるようにしてましたが、今月だけはこのタイミングで。
7/16北日本新聞から。

書いたり話したりする仕事をしていると、膨大な「書かない/話さない」こともあり、本来はこれもそうなんですが、いまこの仕事を受けているならば、書かざるをえないだろうなと。
それはありがたいことかもしれないと思いますし、与えられた場で書くべきだと思うことを精いっぱい書くだけだと思って、あと五ヶ月やっていきます。

選挙に行く前に、読んでもらえたらと。
July 19, 2025 at 10:32 PM
8/5(火)のトークイベントです。
各々ソロ活動に邁進していた『ネガ生き』トリオ、一夜限りの再結成ライブ…的ニュアンスとバイブスでぜひ…!

刊行から二年半で五刷ですが、残念ながらいまもってよりいっそう重要な主題になってしまっているネガティヴ・ケイパビリティでいまを論じます。
現地&配信ですが、現地にはスタンダードブックストアさんの出張販売もあるので、ぜひ。
www.loft-prj.co.jp/schedule/wes...
July 19, 2025 at 12:40 AM
記事後半このあたりだけでも。
日本に暮らす「外国人」の統計的事実について。総人口に占める割合、アメリカ(約15%)、ドイツ(約20%)と比較しても、文字どおり桁違いに少ない(2.8%)のが、日本の「外国人」の実態です。
もちろん、数の問題ではないのですけど、まずはこの事実を念頭に、話をはじめてもらいたいなと…。
July 15, 2025 at 11:43 PM
共同通信社配信の時評連載、折り返しになる六月も全国各紙に掲載されました。
掲載ほぼ済んだということで、掲載紙面から6/13信濃毎日新聞さん。
全12回、どこかで扱えないかと思っていたのが、「宗教」の話題。
より正確には「宗教・信仰を侮らない」ことを、どのタイミングかで時事に寄せて書かなくてはと思っていました。
このテーマは、いずれは自分の専門性から書けることをどこかでちゃんと…と思っていますが、ちょうど映画『教皇選挙』がヒットするなか、奇しくも実際のコンクラーベも始まり、新教皇が即位ということで、これはここだろうと。
これで折り返し地点。
激動の2025年の渦中であと半年がんばります。
July 5, 2025 at 12:04 AM
もう夏だなぁと夏っぽい色味のシャツを着て行きましたが、向坂さん、柳原さんのお服となんだか調和しており、絵面が華やかでうれしかったです。

イベント後記や服の話など、Instagramの方で書いてるので、ご関心ある方はそちらでぜひ。
www.instagram.com/p/DLMWj7NSgn...
June 25, 2025 at 3:38 AM
6/6(金)刊行の季刊誌『kotoba』(集英社)の特集「いまを生きるための哲学」に論考「哲学を制するものがデータ社会を制する」を寄稿しています。
物々しいタイトルですが、昨今注目されている「企業内哲学」の動向も含めて、私自身の「<明示化>としてのELSI」という哲学-ビジネス架橋的話題を書きました。

せっかくなら…と思い、「推論主義」「プラグマティズム言語哲学」と所属する流派の旗幟をできるだけ鮮明にしてます。

こういうのいまだに「現代思想」だらけになりがちなので(今回もまぁそうなんですが…)、英語圏・プラグマティズムの「代表」ということで、哲学は「役にたつ」ことをあえて前面に出した話を。
June 10, 2025 at 3:16 AM
6/20(金)19時〜、ひさしぶりに東京で公開トークイベントがあります。
刊行からすぐ三刷と話題の『群れから逸れて生きるための自学自習法』(明石書店)の刊行記念トークに呼んでいただきました。
会場はひさびさの代官山蔦屋書店さん。

同書はゲラを送っていただいて、読んで即ぜひにと帯文・コピーを寄せさせていただきました。
そもそも「学びとはなにか?」「なぜ学ぶのか?」からはじめてくれる学習書、ちょっと他に類を見ないかと。

著者のお二人とぜひ話してみたかったので、当日が楽しみです。
現地&配信ありますが、いらっしゃれる方はぜひ現地にて。
store.tsite.jp/daikanyama/e...
June 7, 2025 at 12:26 AM
金水敏『大阪ことばの謎』刊行記念トークは、6/17(火)までアーカイブ購入視聴が可能です。
「大阪ことば」の各種事象からそのコミュニケーション・社会的考察、漫才から「認識的不正義」まで縦横無尽で高密度なトークでした。面白いと思うのでぜひ!
こちらは宣伝動画です。

このあたりの段取りなど、さすが大阪カルチャーイベントシーンの草分け、ロフトプラスワンWESTさんだなと。
ここからいろんなスペースやお店が登場してきた歴史を感じました。
twitcasting.tv/plusonewest/...
June 6, 2025 at 3:33 AM
生成AIの無断学習を含む「ELSI(倫理的・法的・社会的課題)」について、ちょうど五月の共同通信の時評(画像は5/16高知新聞の紙面より)で触れましたが、タイムリーな声明。アメリカでは新聞社8社が共同訴訟に踏み切っています。

SNSで大流行の「ジブリ風イラスト」を枕にしてますが、これかなり問題点が多いので、なにげなく(あるいは喜んで)使ってる方はよかったら読んでみてください。
それってみずから「テクノ農奴」に陥ってませんか、という…。
June 5, 2025 at 12:43 AM
今回の記事では、ワインや服の例を挙げてますが、たぶん色々重なるはず。ある意味で過去いちばん「人生」のコストを(文字どおり…)捧げてる連載です。

なお、本文中で直接は触れませんが、毎回テーマに沿った自前の写真をいくつか提出して、編集部が選んだものを許諾を得て掲出しています。今回はこの二枚。
これらにまつわる「誰」の話は、instagramで書いています。
www.instagram.com/heechul_ju/
June 4, 2025 at 10:58 PM
金水先生とのトークイベントでした。
事前に読み込んで話したいことも考えていましたが、思っていた以上に言語-哲学、つまり言語研究に伴う社会観・人間観という話題にまで迫れて、学部生の頃から金水先生を知る者としても感慨深い時間になりました。
「大阪(関西)ことば」に関心ある方から、方言・ことばってそもそも…という観点まで、幅広くかなり面白いと思うので、アーカイブ購入視聴ぜひ検討ください…!
6/17まで視聴可能です。
twitcasting.tv/plusonewest/...
June 3, 2025 at 10:52 PM
ローティ『リベラル・ユートピアという希望』(岩波書店)が、なんと20年越しの復刊ということで、献本をいただきました。
復刊に微力ながら貢献できたとしたら研究者冥利に尽きますし、なにより読者の皆さまのおかげです。

「ローティ自身によるローティ入門」と言える一冊で、とりわけ半自伝的エッセイ「トロツキーと野生の蘭」は彼を理解するうえで必須の文献でしょう。
ぜひ書店等で手に取ってみてください。
May 28, 2025 at 4:47 AM
ちなみにインタビューの舞台裏とか、着てた服とかその手の話は基本的にInstagramでやってます。
こっちはこっちで消えるストーリーの気軽さゆえのパーソナルな話とかもできるかなと思いますし、アカウントお持ちの方はよかったら。

SNSは用法と用量がむずかしいのでひとまずの運用法で、ここblueskyは旧Twitterよりは気軽に書けますが、まぁあんまりテキストベースのやりとりはむずかしいなと。
instagram.com/heechul_ju
May 10, 2025 at 4:43 AM
5/25(日)17時〜、大阪のカルチャーシーンを牽引される書店MoMoBooksさんにて、ダースレイダーさんとのトークイベントがあります。
はじめてお会いしますが、ラジオ等でいつも聴かせていただいていたので、そんな気があまりせず、どんな話ができるかとても楽しみです。

ヒップホップ界を代表する知識人のおひとりであるダースレイダーさんとお話できるのは、(十代からの生粋とは言えませんが…)ヘッズとして光栄なことで、心して臨みたいと思います。
現地席は限りがありますので、どうぞお早めにお申し込みください。
momobooks.jp/RmX8KLhJ/Ln1...
May 5, 2025 at 12:33 AM
四月の時評ひと通り掲載されたので、紙面見本をあげておきます。
4/16沖縄タイムスから。
新年度らしい話題と思い、「高校無償化」と先行した大阪の事例について。

全国区のニュースを、大阪在住民としての知識および肌感覚とジョン・ロールズの「社会」観から考える記事で、自分でも4回目にして時評の書き方としてはこなれてきたような。

それにしても決して専門ではない分野の時事問題について書くのが怖いのは変わらずですが…。
これで時評も1/3が終わり。
毎月悩みながら、あと八ヶ月書ければと思います。
April 29, 2025 at 11:47 PM
ときわ書房志津ステーションビル店にて、朝日新聞インタビュー記事とともにコーナー展開いただいております。
こちらは、ほんと最初期、まだ一冊目で何も知られていない私の本を推してくださった書店さんで、原点のように思っているので、とてもうれしいです。

先日エッセイで書いた清風堂書店が、「自分の街の本屋」と著者として出会いなおしたお店だとしたら、ここは、まったく縁のなかった街で長らく愛される「街の本屋」さんに、そしてその店頭にいらっしゃる方たちに、自分の言葉が届きうることを教えていただいた、それもまたかけがえのない書店さんです。

京成線志津駅直結の駅ビル店ですので、東京や千葉の方など機会あればぜひ。
April 27, 2025 at 9:27 AM
京都大学文学部・文学研究科での「哲学(演習1)」の講義を担当します。
本日4/14から全15回。
「現代プラグマティズム言語哲学」と題して、プラグマティズム、そして言語哲学の話をできればと思います。

これまで書いてきたことを7割くらいに、これから書きたいことを3割くらいのバランスで、私自身も勉強しながら続けたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

京大生の方はもちろん、個人的にはどなたでもぜひと思いますので、学外の方でも気軽にお越しください。

題目:現代プラグマティズム言語哲学
コマ:月曜五限(16:45-18:15)
教室:総合研究2号館1階 第10演習室
April 14, 2025 at 3:36 AM
大阪万博ゆえか今月公刊のLOUIS VUITTON "City Guide Osaka"にて「LVが選んだ工芸、デザイン、ファッション、文化、美食など大阪を代表する15組」の一角に(なぜか…)指名され、インタビューと写真が掲載されてます。

撮影は中村健太さん。とても楽しい撮影で、自分でも思わず笑ってしまったすごいポーズの写真だったんですが、ちょっとテキスト系SNSに残るのは憚られるので、こういうのはinstagram限で…。
ご関心あれば覗いてみてください。
www.instagram.com/heechul_ju/
April 12, 2025 at 12:14 AM