元凶はここでも経産省にあり、本来便益を生み出す再エネ (およびその支援策であるFIT) を「国民負担」と表現してしまったことです。再エネを「国民負担」と呼ぶのは欧州では極右政党以外には殆どいません。それを省庁自らが喧伝したため自分で自分の首を絞め、その結果ダンピング競争をせざるを得ない環境を作ってしまったことが遠因です。便益を語らずコストしか気にしないメディアの姿勢も問題です。
元凶はここでも経産省にあり、本来便益を生み出す再エネ (およびその支援策であるFIT) を「国民負担」と表現してしまったことです。再エネを「国民負担」と呼ぶのは欧州では極右政党以外には殆どいません。それを省庁自らが喧伝したため自分で自分の首を絞め、その結果ダンピング競争をせざるを得ない環境を作ってしまったことが遠因です。便益を語らずコストしか気にしないメディアの姿勢も問題です。
以上の話は英語で聞いて英語で答えてもらう場合です。英語文献を探すのに日本語でAIに聞く場合、日本語文献を調べる際に英語でAIに質問する場合は、さらに曖昧で誤訳も多く、そのままではほとんど使い物になりません。英語と日本語で同じ質問をして異なる回答の場合もあります。
特に最新の専門用語や概念ほど誤訳となる確率が高く、相当に専門知識を援用しないと、180°違った意味になるケースもあります。これはおそらく、AIの学習データに非科学的言説などのコンタミが相当に混入しているからだと思われます。脱炭素や再エネのような内外情報ギャップが甚大な分野では特に顕著です。
皆様ご注意を…。
以上の話は英語で聞いて英語で答えてもらう場合です。英語文献を探すのに日本語でAIに聞く場合、日本語文献を調べる際に英語でAIに質問する場合は、さらに曖昧で誤訳も多く、そのままではほとんど使い物になりません。英語と日本語で同じ質問をして異なる回答の場合もあります。
特に最新の専門用語や概念ほど誤訳となる確率が高く、相当に専門知識を援用しないと、180°違った意味になるケースもあります。これはおそらく、AIの学習データに非科学的言説などのコンタミが相当に混入しているからだと思われます。脱炭素や再エネのような内外情報ギャップが甚大な分野では特に顕著です。
皆様ご注意を…。
個人的感触としてはCopilotが一番「誠実」で、「わかりません」「みあたりません」と正直に答えてくれます。しかしこのような答は多くの人にとって失望となる場合も多く、多くのAIは「質問者の望む回答」を答えがち。その回答が必ずしもファクトでない場合も多いので、その点で私の体験ではChatGPTが一番悪質だという印象。
AIは、仕事は早いが平気でウソをつく部下のようなもので、上司が相当に管理しないとリスクが高いです。AIに管理された愚かな人類にならないよう、みなさまお気を付けを…。
個人的感触としてはCopilotが一番「誠実」で、「わかりません」「みあたりません」と正直に答えてくれます。しかしこのような答は多くの人にとって失望となる場合も多く、多くのAIは「質問者の望む回答」を答えがち。その回答が必ずしもファクトでない場合も多いので、その点で私の体験ではChatGPTが一番悪質だという印象。
AIは、仕事は早いが平気でウソをつく部下のようなもので、上司が相当に管理しないとリスクが高いです。AIに管理された愚かな人類にならないよう、みなさまお気を付けを…。
www.denkishimbun.com/sp/386038
www.technologyreview.jp/s/361534/wha...
wired.jp/article/what...
franksdgs.com/spain-blacko...
innovatopia.jp/energy/energ...
これらの方々が、6/18のREEの報告書の公表を受けて「すみません、間違ってました…」と謝った形跡は、2週間経ってもまだ見られてませんね…。このような形でフェイクニュースが製造されるという現場を見た感じです。
www.denkishimbun.com/sp/386038
www.technologyreview.jp/s/361534/wha...
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franksdgs.com/spain-blacko...
innovatopia.jp/energy/energ...
これらの方々が、6/18のREEの報告書の公表を受けて「すみません、間違ってました…」と謝った形跡は、2週間経ってもまだ見られてませんね…。このような形でフェイクニュースが製造されるという現場を見た感じです。
その間に「再エネ大量導入のせいだ!」「慣性不足だ!」という中途半端な知識と憶測に基づく不確実性の高い主張が世界中で多く流布されてしまった状況です。日本語記事で「慣性」に言及したものは下記のようなものがあります。
●いわゆる「専門家」と見られがちな(実際にはこの分野では専門外の)方々の見解
ieei.or.jp/2025/05/yama...
wedge.ismedia.jp/articles/-/3...
www.gepr.org/contents/202...
→
その間に「再エネ大量導入のせいだ!」「慣性不足だ!」という中途半端な知識と憶測に基づく不確実性の高い主張が世界中で多く流布されてしまった状況です。日本語記事で「慣性」に言及したものは下記のようなものがあります。
●いわゆる「専門家」と見られがちな(実際にはこの分野では専門外の)方々の見解
ieei.or.jp/2025/05/yama...
wedge.ismedia.jp/articles/-/3...
www.gepr.org/contents/202...
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因みに追記。「安定電源」という言葉は学界や国際議論では語られません。これは謎のガラパゴス用語です。電力工学的には特定の電源種が安定/不安定という考え方はありません。
似たような用語で "firm capacity" というものがあり、これは「安定容量」と訳されます(「確定容量」とも)。特定の電源種に拘らず、ピーク時などに確率論的に出力が見込める容量で、これには風力や太陽光も貢献します。
「安定電源」という非科学用語でネット検索したりAIに聞いても非科学的な回答しか返ってこないので、情報収集の際はご注意を…。
因みに追記。「安定電源」という言葉は学界や国際議論では語られません。これは謎のガラパゴス用語です。電力工学的には特定の電源種が安定/不安定という考え方はありません。
似たような用語で "firm capacity" というものがあり、これは「安定容量」と訳されます(「確定容量」とも)。特定の電源種に拘らず、ピーク時などに確率論的に出力が見込める容量で、これには風力や太陽光も貢献します。
「安定電源」という非科学用語でネット検索したりAIに聞いても非科学的な回答しか返ってこないので、情報収集の際はご注意を…。