文生書院様のサイトで連載中。「『キネマ旬報』を読む」。今月はチャップリン『モダン・タイムス』です。全文読めます。
文生書院様のサイトで連載中。「『キネマ旬報』を読む」。今月はチャップリン『モダン・タイムス』です。全文読めます。
> 没後90年を目前にしながら今なお根強い人気を博す異端の作家・夢野久作。彼の中短篇の代表作を日下三蔵が選定し2冊にまとめる決定版作品集の上巻
> 刊行日 2025/12/10
#ゆらのふの物欲
> 没後90年を目前にしながら今なお根強い人気を博す異端の作家・夢野久作。彼の中短篇の代表作を日下三蔵が選定し2冊にまとめる決定版作品集の上巻
> 刊行日 2025/12/10
#ゆらのふの物欲
刑務所で生まれたあさひは、まともな仕事に就けず仕事を転々としていた
職場で仲良くなった千代が亡くなり、彼女のフリをして目の見えない彼女の祖母と暮らし始めるが―
戦争で記録が消えて証明ができないというあの時代らしい作品
彼女が再会できると良いけど…
虹の橋/久生 十蘭
文庫 amzn.to/44aF6pw
amzn.to/4clBX8C
刑務所で生まれたあさひは、まともな仕事に就けず仕事を転々としていた
職場で仲良くなった千代が亡くなり、彼女のフリをして目の見えない彼女の祖母と暮らし始めるが―
戦争で記録が消えて証明ができないというあの時代らしい作品
彼女が再会できると良いけど…
虹の橋/久生 十蘭
文庫 amzn.to/44aF6pw
amzn.to/4clBX8C
明日発売です。お高いので図書館にリクエストしていただけると幸いです。私は長谷川濬「烏爾順河」の解説を書きました。少々の新知見なども。ゆまに書房。
明日発売です。お高いので図書館にリクエストしていただけると幸いです。私は長谷川濬「烏爾順河」の解説を書きました。少々の新知見なども。ゆまに書房。
ありがとうございます。
「戦争と占領の日本映画史」青土社。
「ハナコさん」「鴛鴦歌合戦」など「明朗」さが覆い隠したものは何かを問い返す意欲作です。
ありがとうございます。
「戦争と占領の日本映画史」青土社。
「ハナコさん」「鴛鴦歌合戦」など「明朗」さが覆い隠したものは何かを問い返す意欲作です。
息子に父親が宛てた手紙
そこには父親と母親の出会いから結婚後に起こった事件、そして父親のこれからについてが書かれていた―
面白いんだけど、息子からしたら大迷惑な暴露話
父親の怪物っぷりが恐ろしすぎるし本当に自分勝手すぎる
湖畔/久生 十蘭
文庫 amzn.to/44aF6pw
amzn.to/4clBX8C
息子に父親が宛てた手紙
そこには父親と母親の出会いから結婚後に起こった事件、そして父親のこれからについてが書かれていた―
面白いんだけど、息子からしたら大迷惑な暴露話
父親の怪物っぷりが恐ろしすぎるし本当に自分勝手すぎる
湖畔/久生 十蘭
文庫 amzn.to/44aF6pw
amzn.to/4clBX8C
飛行機に乗っている白川は不倫相手の二宮香世子が死に、降霊術を通して何度も彼女に会っていた頃のことを思い出していた
そんな彼の隣にいつの間にか香世子の継娘・柚子がやってきて―
どこまでが現実の話なのか
いつもと違った空模様が白川を謎めいた旅に誘う
雲の小径/久生 十蘭
文庫 amzn.to/44aF6pw
amzn.to/4clBX8C
飛行機に乗っている白川は不倫相手の二宮香世子が死に、降霊術を通して何度も彼女に会っていた頃のことを思い出していた
そんな彼の隣にいつの間にか香世子の継娘・柚子がやってきて―
どこまでが現実の話なのか
いつもと違った空模様が白川を謎めいた旅に誘う
雲の小径/久生 十蘭
文庫 amzn.to/44aF6pw
amzn.to/4clBX8C
佐伯清監督『母子像』
太平洋戦争中、サイパンで生き別れた母子の悲劇
原作は海外でも高く評価された久生十蘭の『母子像』(英訳は吉田健一)
脚本は植草圭之助
これだけで見る価値有り!!
先日見た『荒い海』もそうだったが、1945年の敗戦は、「死」を良しとする(儒教をベースとした)武士→軍人支配の社会から、(パイパンになってでも)無様でも「生き抜く」個人主義・自由主義社会への転換点だったのだなと分かる
デジモン太一役の藤田淑子さんも子役として出演
佐伯清監督『母子像』
太平洋戦争中、サイパンで生き別れた母子の悲劇
原作は海外でも高く評価された久生十蘭の『母子像』(英訳は吉田健一)
脚本は植草圭之助
これだけで見る価値有り!!
先日見た『荒い海』もそうだったが、1945年の敗戦は、「死」を良しとする(儒教をベースとした)武士→軍人支配の社会から、(パイパンになってでも)無様でも「生き抜く」個人主義・自由主義社会への転換点だったのだなと分かる
デジモン太一役の藤田淑子さんも子役として出演
【文章収集】
「私は花屋とお菓子屋の店先ではまるで反対な感覚をもちます。カーテンをあげたばかりの硝子のフレエムの中に咲くスヰートピイやカーネーシヨンやバラを見てゐると、とてもおいしさうで食べたくなるのです。お菓子屋のデコレーシヨンを見るとそれが花園の中の赤い花で黄色い花粉が散つてゐる、という風に考へてしまひます。」
(左川ちか「春・色・散歩」、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、所収、p.179)
【文章収集】
「私は花屋とお菓子屋の店先ではまるで反対な感覚をもちます。カーテンをあげたばかりの硝子のフレエムの中に咲くスヰートピイやカーネーシヨンやバラを見てゐると、とてもおいしさうで食べたくなるのです。お菓子屋のデコレーシヨンを見るとそれが花園の中の赤い花で黄色い花粉が散つてゐる、という風に考へてしまひます。」
(左川ちか「春・色・散歩」、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、所収、p.179)
「パセリは皿の上に咲いてゐる」
(左川ちか「花」より、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、p.98)
「パセリは皿の上に咲いてゐる」
(左川ちか「花」より、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、p.98)
『左川ちか詩集』から散文を紹介。
「私は花屋とお菓子屋の店先ではまるで反対な感覚をもちます。カーテンをあげたばかりの硝子のフレエムの中に咲くスヰートピーやカーネーシヨンやバラを見てゐると、とてもおいしさうで食べたくなるのです。お菓子屋のデコレーシヨンをみるとそれが花園の中の赤い花で黄色い花粉が散つてゐる、とうい風に考へてしまひます。」
(左川ちか「春・色・散歩」、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、所収、p.170)
『左川ちか詩集』から散文を紹介。
「私は花屋とお菓子屋の店先ではまるで反対な感覚をもちます。カーテンをあげたばかりの硝子のフレエムの中に咲くスヰートピーやカーネーシヨンやバラを見てゐると、とてもおいしさうで食べたくなるのです。お菓子屋のデコレーシヨンをみるとそれが花園の中の赤い花で黄色い花粉が散つてゐる、とうい風に考へてしまひます。」
(左川ちか「春・色・散歩」、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、所収、p.170)