川崎賢子
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川崎賢子
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文学、映画、演劇。批評。研究。『キネマと文人 『カリガリ博士』で読む日本近代文学』国書刊行会を上梓しました。次作『左川ちか 青空に指跡をつけて』岩波書店、2月刊行、見本が出来ました。
満洲文学大系、ゆまに書房、第三巻長谷川濬「烏爾順河」刊行されました。編集は西原和海先生。わたしは解説を書きました。
November 15, 2025 at 4:43 AM
11月22日付「図書新聞」は全集・シリーズ本の特集です。わたしは「12か月の本」国書刊行会、西崎憲編に寄せてエッセイを寄稿しました。山本武利先生が、同号に、著作集刊行にちなんだ文章をご寄稿されています。読書の秋に必読。「図書新聞」存続のためのクラウドファンディングなどは試みられていないのでしょうか?出版界のためにも、書評紙は必要だと思います。
November 14, 2025 at 10:29 AM
国会図書館ヘビーユーザーなので個人情報漏洩には敏感にならざるを得ません。
November 11, 2025 at 11:12 AM
www.bunsei.co.jp/wp-content/u...
文生書院様のサイトで連載中。「『キネマ旬報』を読む」。今月はチャップリン『モダン・タイムス』です。全文読めます。
www.bunsei.co.jp
November 10, 2025 at 7:15 AM
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日比谷公園再整備で久生十蘭『魔都』の鶴の噴水はどうなるのでしょうか。
October 29, 2025 at 6:36 AM
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『あやかしの鼓』夢野 久作 | 筑摩書房 https://www.chikumashobo.co.jp/

> 没後90年を目前にしながら今なお根強い人気を博す異端の作家・夢野久作。彼の中短篇の代表作を日下三蔵が選定し2冊にまとめる決定版作品集の上巻

> 刊行日 2025/12/10

#ゆらのふの物欲
筑摩書房
筑摩書房の公式ウェブサイト。新刊案内、書籍検索、パブ情報、採用情報、イベントや文学賞の案内。
www.chikumashobo.co.jp
October 23, 2025 at 3:08 PM
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#pr #読了  

刑務所で生まれたあさひは、まともな仕事に就けず仕事を転々としていた
職場で仲良くなった千代が亡くなり、彼女のフリをして目の見えない彼女の祖母と暮らし始めるが―

戦争で記録が消えて証明ができないというあの時代らしい作品
彼女が再会できると良いけど…

虹の橋/久生 十蘭
文庫 amzn.to/44aF6pw
amzn.to/4clBX8C
墓地展望亭・ハムレット 他六篇 (岩波文庫)
人間心理の深奥に迫る名作「湖畔」「ハムレット」、恐怖と諦観の珠玉掌篇「骨仏」、純愛のモチーフが醇美な香気と洗練をみせる「墓地展望亭」など、彫琢につぐ彫琢により磨きぬかれた〈小説の魔術師〉久生十蘭の比較的長めの短篇あるいは中篇を集める。ほかに「生霊」「雲の小径」「虹の橋」「妖婦アリス芸談」を収録。(解説=川崎賢子)
amzn.to
October 24, 2025 at 10:57 AM
www.yumani.co.jp/np/isbn/9784...
明日発売です。お高いので図書館にリクエストしていただけると幸いです。私は長谷川濬「烏爾順河」の解説を書きました。少々の新知見なども。ゆまに書房。
満洲文学大系 全24巻 - ゆまに書房
www.yumani.co.jp
October 27, 2025 at 2:54 AM
紙屋牧子先生から恵投にあずかりました。
ありがとうございます。
「戦争と占領の日本映画史」青土社。
「ハナコさん」「鴛鴦歌合戦」など「明朗」さが覆い隠したものは何かを問い返す意欲作です。
October 24, 2025 at 9:59 AM
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#pr #読了  

息子に父親が宛てた手紙
そこには父親と母親の出会いから結婚後に起こった事件、そして父親のこれからについてが書かれていた―

面白いんだけど、息子からしたら大迷惑な暴露話
父親の怪物っぷりが恐ろしすぎるし本当に自分勝手すぎる

湖畔/久生 十蘭
文庫 amzn.to/44aF6pw
amzn.to/4clBX8C
墓地展望亭・ハムレット 他六篇 (岩波文庫)
Amazon.co.jp: 墓地展望亭・ハムレット 他六篇 (岩波文庫) : 久生 十蘭: Japanese Books
amzn.to
October 22, 2025 at 10:42 AM
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【新刊】《ベル・エポック怪人叢書3》『ファントマと囚われの王』(ピエール・スヴェストル&マルセル・アラン/赤塚敬子訳) x.gd/JSCMM フランスで圧倒的人気を誇る怪人ファントマ。久生十蘭が換骨奪胎し『魔都』を生んだ怪作!〈ベル・エポック怪人叢書〉完結!!
October 24, 2025 at 3:25 AM
滝口明祥先生より「太宰治のエディターシップ」ひつじ書房を恵投にあずかりました。ありがとうございます。とてもシックな装丁で、興味深いトピックが並んでいます。これから楽しみに拝読したします。
October 22, 2025 at 4:16 AM
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#pr #読了

飛行機に乗っている白川は不倫相手の二宮香世子が死に、降霊術を通して何度も彼女に会っていた頃のことを思い出していた
そんな彼の隣にいつの間にか香世子の継娘・柚子がやってきて―

どこまでが現実の話なのか
いつもと違った空模様が白川を謎めいた旅に誘う

雲の小径/久生 十蘭
文庫 amzn.to/44aF6pw
amzn.to/4clBX8C
墓地展望亭・ハムレット 他六篇 (岩波文庫)
Amazon.co.jp: 墓地展望亭・ハムレット 他六篇 (岩波文庫) : 久生 十蘭: Japanese Books
amzn.to
October 17, 2025 at 11:34 AM
無声映画鑑賞会の会報「活狂 カツキチ」に書かせていただきました。「『カリガリ博士』を待ちながら」。とても光栄に存じます。
October 11, 2025 at 12:55 AM
素晴らしい本が届いた。今日はよい日。ジェームズ・R・ブランドン著、小田中章浩、岩井眞實訳『歌舞伎の戦争 十五年戦争とその影』名古屋大学出版会。小田中先生、御恵投ありがとうございます。大切に拝読いたします。
October 8, 2025 at 1:40 AM
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October 4, 2025 at 9:29 AM
2025年岩波文庫フェアで手に入れたブックカバーは可愛い赤。自腹で3冊購入してゲットしました。達成感高し。
October 4, 2025 at 3:37 AM
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夢野久作『怪夢』売り切れましたが、現在出版社さんに手配をお願いしておりますのでご安心ください! 近々ドーンと入荷予定です。
久生十蘭『アヴオグルの夢』も人気です!
装画を展示用にアレンジした作品も展示してまーす
#黒猫の会
September 29, 2025 at 4:33 AM
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www.toeich.jp/program/1T00...

佐伯清監督『母子像』

太平洋戦争中、サイパンで生き別れた母子の悲劇

原作は海外でも高く評価された久生十蘭の『母子像』(英訳は吉田健一)
脚本は植草圭之助
これだけで見る価値有り!!

先日見た『荒い海』もそうだったが、1945年の敗戦は、「死」を良しとする(儒教をベースとした)武士→軍人支配の社会から、(パイパンになってでも)無様でも「生き抜く」個人主義・自由主義社会への転換点だったのだなと分かる

デジモン太一役の藤田淑子さんも子役として出演
東映チャンネル | 母子像 2025年9月放送!
世界短編コンクールで一等を獲得した久生十蘭の原作を映画化。戦争に翻弄された母と子の苛酷な運命を描く。太平洋戦争末期、サイパン島の洞窟で、絶望したユキ子は7歳の息子太郎に手を掛けようとしていた。その時、激しい炸裂音が二人を引き離した。米軍将校に助けられた太郎は、やがて日本に帰って来た。雑誌に掲載された写真に母の面影を見出した太郎は、横浜から東京へ母を捜し歩く。ついに再会した母は米軍相手の娼婦となって...
www.toeich.jp
September 25, 2025 at 9:45 AM
国書刊行会、12ヶ月の本のシリーズは秋を迎えました。いずれも粒揃いのアンソロジー。そして美しい装丁。しあわせです。
September 20, 2025 at 1:29 AM
2025年リニューアルオープンした江戸川乱歩記念大衆文化研究センターの公式図録『乱歩ラビリンス 池袋から人外境まで』が出来上がりました。9月26日から一般書店の店頭にも並ぶそうです。
September 17, 2025 at 1:05 AM
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修正版を再掲載します。

【文章収集】

「私は花屋とお菓子屋の店先ではまるで反対な感覚をもちます。カーテンをあげたばかりの硝子のフレエムの中に咲くスヰートピイやカーネーシヨンやバラを見てゐると、とてもおいしさうで食べたくなるのです。お菓子屋のデコレーシヨンを見るとそれが花園の中の赤い花で黄色い花粉が散つてゐる、という風に考へてしまひます。」

(左川ちか「春・色・散歩」、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、所収、p.179)
September 13, 2025 at 7:06 PM
September 13, 2025 at 11:14 AM
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【文章収集】

「パセリは皿の上に咲いてゐる」

(左川ちか「花」より、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、p.98)
September 10, 2025 at 9:09 PM
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【文章収集】

『左川ちか詩集』から散文を紹介。

「私は花屋とお菓子屋の店先ではまるで反対な感覚をもちます。カーテンをあげたばかりの硝子のフレエムの中に咲くスヰートピーやカーネーシヨンやバラを見てゐると、とてもおいしさうで食べたくなるのです。お菓子屋のデコレーシヨンをみるとそれが花園の中の赤い花で黄色い花粉が散つてゐる、とうい風に考へてしまひます。」

(左川ちか「春・色・散歩」、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、所収、p.170)
September 11, 2025 at 6:29 AM