長野県上田市の天台宗常楽寺・北向観音は開創1200年を迎え、秘仏本尊・千手観世音菩薩の開帳を行った。前立本尊も1961年以来64年ぶりに開扉され、約1カ月の特別な期間に縁を結ぼうと、多くの参詣者でにぎわった。(詳細は20…

慈覚大師円仁の誕生地「紫雲山 壬生寺」 壬生寺は、日本天台宗の基礎を築いた高僧・慈覚大師円仁（794年～864年）が誕生した「聖跡」として知られています。 円仁は、比叡山で伝教大師（最澄）に師事し、後に遣唐使として唐（中国）に渡りました。 その際の過酷な旅の記録『入唐求法巡礼行記（にっとうぐほうじゅんれいこうき）』は、マルコ・ポーロの『東方見聞録』、玄奘の『大唐西域記』と並び、世界三大旅行記の一つに数えられています。 主な見どころ（パワースポット） 境内には、円仁の生誕にまつわるパワースポットがあります。 円仁産湯の井戸（うぶゆのいど） 円仁が生まれた時に産湯として使ったと伝えられる井戸です。「この水を飲むと安産になる」という言い伝えがあり、安産のパワースポットとして信仰を集めています。 大銀杏（おおいちょう） 樹齢約400～500年、高さ22メートルにもなる巨大なイチョウの木で、栃木県の天然記念物に指定されています。秋の黄葉は見事です。 大師堂（だいしどう） 円仁をお祀りするお堂で、1686年に建立されました。壬生町の重要文化財に指定されています。

🔮🙏 宇宙の真理を体現する！『密教の聖なる呪文』— 仏と一体化する秘密の儀軌に迫る 密教（真言宗や天台宗など）の教えは、「即身成仏」、すなわちこの身このままで仏になることを目指すところにあります。そして、そのための具体的な修行法が、「三密（さんみつ）の行」です。『密教の聖なる呪文 ー諸尊・真言・印・種字ー』は、この密教の修行の核となる要素を、体系的かつ美しく解説した、貴重な入門書であり事典です。 本書を読むことは、仏様の真実の言葉（真言）、手の組み方（印）、そして象徴的な一文字（種字）が、いかに深く、宇宙の真理と結びついているかを知る、知的な探求の旅となります。 🧘‍♀️ 三密の行：身体・言葉・心を仏と一体化させる 密教の修行の基本である「三密」とは、身密（印相）、口密（真言）、意密（種字・観想）の三つの行を指します。 真言（口密）： 仏様の「真実の言葉」。唱えることで仏様と感応し、その功徳を授かる呪文です。 印（身密）： 仏様が結ぶ独特な手の形。これを結ぶことで、自分の身体を仏様の身体と一体化させます。 種字（意密）： 仏様を一文字で表した梵字。これを心に観想することで、仏様の心と自分の心を一体化させます。 【私の感想・魅力ポイント！】 視覚的な美しさ： 本書は、それぞれの真言、印相、種字が美しく、かつ分かりやすく図版で示されています。特に複雑な印相をイラストで解説しているため、実際に手を動かして試すことができる実践性の高さが魅力的です。 体系的な理解： ただ真言を羅列するだけでなく、それがどの仏様（諸尊）の功徳を表しているのか、そしてその仏様がどのような願いを叶えてくれるのかという背景知識が学べます。この「構造」を理解することで、単なる暗記ではなく、密教の奥深い世界観全体への理解が深まります。 🐉 諸尊の功徳と秘められた力 本書には、大日如来、不動明王、観音菩薩、薬師如来など、様々な仏様（諸尊）の真言や種字が網羅されています。それぞれの仏様が持つ具体的なご利益（功徳）が解説されているため、自分の願いや目的に合わせて、最適な真言と印を選ぶことができます。 例えば、災難を避けたいときには不動明王の真言を、慈悲と救いを求めるときには観音菩薩の真言を、というように、日常の心の拠り所として実践的に活用できるのです。 密教の教え、そして言葉、形、心に宿る宇宙的な力に関心を持つすべての人にとって、本書は、その秘密の扉を開くための、かけがえのない道標となるでしょう。

🔮🙏 宇宙の真理を体現する！『密教の聖なる呪文』— 仏と一体化する秘密の儀軌に迫る 密教（真言宗や天台宗など）の教えは、「即身成仏」、すなわちこの身このままで仏に...

門跡寺院（もんぜきじいん）をご存知ですか？一言でいうと、皇族や公家が住職を務めるお寺のことです。この記事ではそのうちで京都五箇室門跡（きょうとごかしつもんぜき）について解説し、その他の門跡寺院についても紹介します。ぜひ参考にしてください。

近江八幡市北津田町と島町にまたがる阿弥陀寺遺跡で、戦国時代の石垣が見つかった。2年前にも近くで似た構造を持つ石垣が見つかっており、中世...