パーソナリティに問題のある人とどうしても関わらなければならない際のシンプルなコツは、彼らにこちらの情報をアウトプットしない、彼らの情報をインプットしない、だ。縁を作らないとも言い換えられる。

彼らが必死に縁を作ろうとしてくるのは養分としての他人が必要だからだ。彼らは他人にウイルスをアップロードして他人のエネルギーをダウンロードしたいと思っている。

攻撃的な人は攻撃することに快を覚える。それに加えて争いも好物という性質は失念しがちだ。

つまりは攻撃した相手の怒りが爆発して口論になることは彼らにとって理想的な状態であり、"やり返す"のはただの思う壺となる。

彼らの性質を頭に入れた上で、感情的な防衛反応でやり返すのではなく、自らのルール・境界線を設定し、そこを越えた相手の言動については機械的に拒絶する。

相手の誘導に反応するのではなく、自らのルールに基づき主体的に行動することが肝要だ。

ナルシシストに共感能力が乏しいことを理解すれば、彼らと関わるときに共感や助けを求めても徒労だとわかる。

私たちは同意を求め、共通点を探り、弱みを開示し、助けを求め会話をするが、ナルシシスト相手ではこちらの希求と彼らの自己利益とが合致しない限り無駄に終わる。

共感能力というリミッターが外れたナルシシストにあるのは自己利益の追求。その目的のために他人を道具として使う。

ナルシシストと関わるときは彼らの目的が何だったか？と「ただ自己利益の追求のみ」だったなと思い返す。言動の核心的理由を見抜いてしまえばストレスは減る。彼らが他人になにを言おうがそれは結局ただの独善だと私たちは知っているからだ。

下丹田を意識しながら作業するとデュアルタスクになってるのに集中できるのが不思議だ。

質問することで会話の主導権を握れるという言説をたまに目にする。たしかに状況によっては有効だと思うが、パーソナリティ障害やダークテトラッド、そして高IQの人間には通用しないことが多い。

主導権を握るための質問は、相手との関係をコントロールするために用いられるものだ。質問は要求のひとつの形といえる。質問者は相手に回答というリアクションを要求する。対して回答をするなら相手は質問者の要求を受け入れたことになり、質問者はリーダー（先に方向づけをする者）、回答者はフォロワー（リーダーにより方向づけられた方に進む者）という関係になる。

Every time I think about getting into an argument online, I stop, remember this Keanu quote, and then go about my day.

共感を求めるのはやめよう。ただし伝える努力はしよう。

世の中に動乱があって当然なのはこの世も人心も不完全だからだ。不完全であることが自然な状態なのだから日々自然なことが起きていると理解しよう。

なぜそれが起こったのか因果を分析をするのは必要な行為だが、なぜそれが起こったんだ！と感情的になるのは因果法則を認めない態度で悪業を作る行為だ。因果の分析は因果の流れを確認するもの。後悔や怒りを生み出すためのものではない。

脳の報酬系の仕組みとコミュニケーションを絡めた研究や書籍はないんだろうか？

心に対する攻撃が攻撃として機能する理由を考えたとき報酬系というものにたどり着いてしかるべきだと思うんだがなぜ研究がないんだろう？

サイコパスやナルシシスト対策の本を読んでもまず裏切りによりショックを与える手口も仕組みも紹介されていないため、自ら考察するしかない状態で少し困っている。

人の心を傷つける手口は大雑把に言えば全て期待に対する裏切りだ。

イエスセットという説得法は有名だろう。同意せざるを得ない主張や質問を投げかけ続け、相手の心を同意しやすい状態に導く方法だ。

例えると川を掘り水を流入しやすくするようなものであり実際脳内においても特定の経路に電気信号を流れやすくするものと考えられる。

このとき水が突然方向を変え氾濫したらどうなるか。川を流れるとの期待を裏切られた私たちはショックを受ける。

ダークテトラッドはターゲットの期待は何かを見極め裏切ることに長けている。褒めて欲しい人は徹底的に褒めないか貶す。あるいは褒めそうな素振りをして期待を高めておき最終的に貶す。

人生の時間の使い方は二極ある。

大多数は個人で完結する活動や他者とのポジティブな交流に時間を費やし生の実感を得る。一方サイコパスなどのダークテトラッドは他者を苦しめて生の実感を得る。つまり彼らは退屈しのぎやゲームとして人を苦しめている。

その程度の彼らの言動に対し複雑に考えたり付き合ったりしても時間の無駄だ。彼らは心理的飢餓状態なのだなと早々に看破し、自らはただポジティブな活動に時間を費やすべきだ。

瞑想によって不安が軽減されるのは、不安感とは私たちが常に感じている感覚全体の一時の一部分にすぎないと体感で理解できるからだと思っている。当たり前に生じる不安感を不安に思う必要はない。