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瞑想録 思考録 読書録 備忘録
と、対策はあれど理想は遮断だ。ウイルスを送信してくるのに遮断しないほうがおかしい。ハッカー相手には物理的に遮断する(離れる)のが最良の対策で、次点はネットワークを繋がないこと。そして繋いでしまったなら極力送受信しないこと。ハッカー相手に穴を見せたらアクセスを試みられて当たり前だ。

海に囲まれた土地に砦を構えたら必ず重く堅牢な門を設置しよう。門の先の通路は狭くし、敵兵の侵入効率を低下させる。そしてせっかくたどり着いた先でこちらが与える戦果はコストに見合わないつまらないものにする。道が狭いせいで彼らはそのつまらない戦利品さえろくに持ち帰れないという追い討ちも待っている。
May 12, 2024 at 4:45 PM
だからそもそもネットワークは構築しないほうがいいし、せざるをえないなら送受信は極力せず、帯域も狭くする。つまり情報の通り道を狭くする。視覚・聴覚・体感覚などのリソースをそもそも彼らに割かないことで情報量を削減する。それでも入ってくる情報についても思考にリソースを割かない。アップロードするときも表情や声色を変えず一言で済ませるなど情報量を削減する。

他にネットワークの比喩で考えるなら、返答を遅くするだけでも遅いネット環境のごとく速やかなエネルギーの供給を望む彼らの期待を一定くじくことにはなる。
May 12, 2024 at 4:16 PM
より俯瞰して考えればすべての人に心理的リアクタンスはあるんだから、特別に必要な場面以外では非指示的なコミュニケーションを心がけるべきなんだろう。

FBI交渉人のクリス・ヴォスは相手とラポールを築くための技法としてラベリングとミラーリングを強調している。ラベリングは相手の状況描写であり、ミラーリングはオウム返しだ。交渉において犯人にコントロールされてはならないが、犯人の中の自己コントロール感は損なわないようにする。
February 10, 2024 at 12:36 PM
もし「質問に答えろ」と恫喝されるような場合は、そのまま傾聴を維持し「質問に答えろ、ですか」「怒っているように見えますね」と状況描写を続ける。

要求、恫喝によって相手をコントロールするという道を一時塞ぐことでようやくお互いにリーダーとフォロワーの立場を行ったり来たりする普通のコミュニケーションに近づける。ロジャーズの傾聴法は単に共感を示すに留まらず、治療を成立させるための関係づくりにも役立っている。
February 10, 2024 at 12:11 PM
相手の状況を正しく描写・理解したことを伝えながらも、質問に回答はせず立場のコントロールは拒否している。また描写には明確な要求が含まれていないから反発することもできない。

「そう、私はそう思っている」と返答すれば相手のメッセージ内容を認めながらフォロワーとしての立場を受け入れることになる。普通の返答だ。「そう思ってない」と否定してもフォロワーになる上、自己矛盾も発生する。いずれの場合も相手の発言に対しての直接的なリアクションにはなっているのでコミュニケーションは成り立つ。
February 10, 2024 at 12:09 PM
カール・ロジャーズのカウンセリング法を単純化すれば、決して指示をせず相手の言葉を反射するものだ。

これを質問への対処法としてまず用いてみる。

「あなたは私を馬鹿にしているんじゃないか?」

「馬鹿にしてないですよ」と普通なら返答するところだ。しかしコントロール欲求の強い人は「馬鹿にしてない」という相手の独立した思考をも矯正しなければ気が済まない。回答されたことで得たリーダーのポジションを維持しながらコントロール行動は続く。

ロジャーズ流の返答は「私があなたを馬鹿にしているんじゃないかとあなたは思っているんですね」だ。これは質問した相手の状況を描写するものでメタポジションに立っている。
February 10, 2024 at 9:12 AM
必ずと言って良いほど質問にまっすぐ答えない人がいる。彼らは他人にコントロールされたくない欲求が人一倍強いため、あらゆる質問に抵抗してしまう。一部のパーソナリティ障害の人もまた他者に関係を決定されることを嫌う。

結局は、質問含むあらゆる指示や要求に抵抗したがる人々がいて、そうした人々に対応するためにカウンセリングの手法がある。それらの手法は質問しないで関係を作る方法になりえれば、質問への対処法にもなる。
February 10, 2024 at 8:42 AM
ダークテトラッド:悪のパーソナリティ四特性(マキャベリアニズム、ナルシシズム、サイコパシー、サディズム)の総称。サディズムを除いた三要素のみを総称する場合はダークトライアドとなる。
February 8, 2024 at 11:08 AM
しかしこの脳の仕組みを理解すればダークテトラッドの攻撃に反撃する方法もわかる。

簡単なことで彼らの期待を裏切れば良いだけだ。彼らの期待は相手がショックを受けパニックを起こすことなのだから、反応しなければ攻撃がそのまま跳ね返る。

反応しないためには根本的に期待ではなくありのままに認識する力を日頃から高めておくと同時に、ダークテトラッドと関わるときは彼らの仕掛けるゲームを無視、無反応、無期待でいると肝に銘じておくことだ。
February 8, 2024 at 10:31 AM
彼らはショックを与えるためにイエスセットの亜種的な手法で川を深く掘り相手の期待をできる限り高めてから落とす。

例えばある人がテニスをしている最中で腕前を褒められたがっているとする。ダークテトラッドは彼にテニスについての話を振り、目を輝かせながら聞いて相手の期待感を高めるだろう。そして言うのだ。「すごく上手いなぁ、プロ並みだ」相手は喜び感謝しようとする。そこで「隣のコートのあの人」と言い、自分が褒められたという最大の報酬がもたらされると感じた瞬間に期待を裏切る。相手には予測誤差から来るショックと勘違いした羞恥心とが襲いかかる。

こんなことを自然にやってのけるのがダークテトラッドだ。
February 8, 2024 at 10:02 AM