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妖精郷に捕らわれた者の伝承で有名なものに、妖精王に捕らえられた姫のお話があります。
姫は三度妖精王に攫われました。
一度は夢の中で、二度目は体ごと。
そして三度目は魂が攫われたのでした。
いずれも伴侶である小国の王の尽力と、妖精王に反旗を翻そうとしていた妖精の貴族の助力により、姫はこちらの世界に戻ってくることが出来ました。
姫が言うには、攫われている間、妖精の国は素晴らしく美しくし、また妖精王は極めて紳士的で、姫に指1本触れず、ただただ姫を希有な宝石のように大切に扱っていたそうです。
アイルランド西部に伝わるお話です。
妖精郷に捕らわれた者の伝承で有名なものに、妖精王に捕らえられた姫のお話があります。
姫は三度妖精王に攫われました。
一度は夢の中で、二度目は体ごと。
そして三度目は魂が攫われたのでした。
いずれも伴侶である小国の王の尽力と、妖精王に反旗を翻そうとしていた妖精の貴族の助力により、姫はこちらの世界に戻ってくることが出来ました。
姫が言うには、攫われている間、妖精の国は素晴らしく美しくし、また妖精王は極めて紳士的で、姫に指1本触れず、ただただ姫を希有な宝石のように大切に扱っていたそうです。
アイルランド西部に伝わるお話です。
妖精に連れ去られた人たちはどうなるのでしょう。
女性の場合は妖精王の伴侶として迎えられる事が多くのお話で伝わっています。
もちろんすべての事例がそういう玉の輿?になるわけではなく、永遠に下女として、乳母として彼らの子供の面倒を見ることになったりします。
中には、攫うという乱暴な方法ではなく、ちゃんと雇用しようと試みる妖精の紳士も。彼らは高額な賃金、美しい服、素晴らしい食事と寝床を用意してくれますが、おおよその場合、見てはならない、してはならない約束を「人間側」が破り、解雇されることに。
そして、戻された彼女らの多くは妖精郷の事が忘れられず心を病んでしまうのです。
妖精に連れ去られた人たちはどうなるのでしょう。
女性の場合は妖精王の伴侶として迎えられる事が多くのお話で伝わっています。
もちろんすべての事例がそういう玉の輿?になるわけではなく、永遠に下女として、乳母として彼らの子供の面倒を見ることになったりします。
中には、攫うという乱暴な方法ではなく、ちゃんと雇用しようと試みる妖精の紳士も。彼らは高額な賃金、美しい服、素晴らしい食事と寝床を用意してくれますが、おおよその場合、見てはならない、してはならない約束を「人間側」が破り、解雇されることに。
そして、戻された彼女らの多くは妖精郷の事が忘れられず心を病んでしまうのです。
妖精郷に捕らわれた人が、期間は様々ですが年月を経て戻ってくることが稀にあります。
多くはハロウィンなど彼らが家移りする時に、逃げ出してくるのです。それでも犠牲者にはある種の呪縛がかけられていて、この帰還は仮初めなのです。妖精の騎馬行列から引きずり出す、踊りの輪の中から連れ出すなどの試練を乗り越えて、はじめて此岸に戻ってこられるのです。
そのおおよそは失敗に終わり、また犠牲者は死者と妖精の世界に引き戻されますが、運良く戻ってきた人たちもそれまでの生活に馴染めず、不幸になることが多いようです。ごく稀に妖精博士になる者もいますが。ん?
妖精郷に捕らわれた人が、期間は様々ですが年月を経て戻ってくることが稀にあります。
多くはハロウィンなど彼らが家移りする時に、逃げ出してくるのです。それでも犠牲者にはある種の呪縛がかけられていて、この帰還は仮初めなのです。妖精の騎馬行列から引きずり出す、踊りの輪の中から連れ出すなどの試練を乗り越えて、はじめて此岸に戻ってこられるのです。
そのおおよそは失敗に終わり、また犠牲者は死者と妖精の世界に引き戻されますが、運良く戻ってきた人たちもそれまでの生活に馴染めず、不幸になることが多いようです。ごく稀に妖精博士になる者もいますが。ん?
対策ってあるのか。やはり閉め出すしか無いのかなぁ。
対策ってあるのか。やはり閉め出すしか無いのかなぁ。
妖精たちに関わりやすい職業のひとつに産婆さんがあります。
それは産婆という仕事が、生と死に関わるから、というのが理由だそう。
産婆を必要とするというのは、どうやら東西問わず彼岸や異界のモノたちの共通項のようで、欧州だけでなく、東洋にも、異類のモノが産婆を探しにやって来るというお話が伝わっています。
妖精たちに関わりやすい職業のひとつに産婆さんがあります。
それは産婆という仕事が、生と死に関わるから、というのが理由だそう。
産婆を必要とするというのは、どうやら東西問わず彼岸や異界のモノたちの共通項のようで、欧州だけでなく、東洋にも、異類のモノが産婆を探しにやって来るというお話が伝わっています。
今日は御真体さまも一緒です🦊
今日は御真体さまも一緒です🦊
妖精の牛という生き物については2つの意味があります。
一つは妖精に飼われている牛。
もう一つは、生き物としての妖精の牛です。
後者は、一頭でその村すべての住民が満足するほどの乳を出すとされています。
ですが、昔話によると、妖精牛から絞って良いのは一家につきバケツ一杯と決まっているそう。
ある日、ケチな老婆がそれを破ると、妖精牛は大きく嘶いたかと思うと、いずこへ去って行ったそうです。
また夜毎に現れて畑を踏み荒らす妖精牛の群れについても語られています。
妖精の牛という生き物については2つの意味があります。
一つは妖精に飼われている牛。
もう一つは、生き物としての妖精の牛です。
後者は、一頭でその村すべての住民が満足するほどの乳を出すとされています。
ですが、昔話によると、妖精牛から絞って良いのは一家につきバケツ一杯と決まっているそう。
ある日、ケチな老婆がそれを破ると、妖精牛は大きく嘶いたかと思うと、いずこへ去って行ったそうです。
また夜毎に現れて畑を踏み荒らす妖精牛の群れについても語られています。
辛酸なめ子さんによるレポ🦊
辛酸なめ子さんによるレポ🦊
草花、とりわけ小さな人型をした花の妖精というと、シシリーバーカーのフラワーフェアリーが有名です。
伝承では、このようなタイプはほぼ見られないのですが、妖精図鑑を著したピエール デュボアによれば、ピーリーウィギンという妖精たちは、花に住み、花から花へ移動すると言われています。
草花、とりわけ小さな人型をした花の妖精というと、シシリーバーカーのフラワーフェアリーが有名です。
伝承では、このようなタイプはほぼ見られないのですが、妖精図鑑を著したピエール デュボアによれば、ピーリーウィギンという妖精たちは、花に住み、花から花へ移動すると言われています。
妖精木というとファンタジー作品では、森の大樹などとされることが多いようです。
実際、欧州の森に入ると、どれだけの時間を経たのかと言葉を失う巨樹に出会うことがあります。
彼らは日本で大木がご神木と崇められるように、何かしらの逸話があったりします。
それとは逆ですが、アイルランドで、野原にポツンと1本だけ生えているサンザシは妖精木とされることがあります。
拗くれて、枝がまるで広げた腕のように見える様は、まさに木の精霊。
彼らの枝を手折ろう、まして伐ろうとするのは何よりも不吉とされ、時に道路工事さえも中断、計画変更を余儀なくされることがあります。
妖精木というとファンタジー作品では、森の大樹などとされることが多いようです。
実際、欧州の森に入ると、どれだけの時間を経たのかと言葉を失う巨樹に出会うことがあります。
彼らは日本で大木がご神木と崇められるように、何かしらの逸話があったりします。
それとは逆ですが、アイルランドで、野原にポツンと1本だけ生えているサンザシは妖精木とされることがあります。
拗くれて、枝がまるで広げた腕のように見える様は、まさに木の精霊。
彼らの枝を手折ろう、まして伐ろうとするのは何よりも不吉とされ、時に道路工事さえも中断、計画変更を余儀なくされることがあります。
昔から農村部などには、さまざまな妖精除けが伝えられています。
例えば惑わしの草地は、小妖精たちが戯れに道を迷わせるそう。なのでパン屑を撒いて彼らの気を引いて脱出するのが良いそう。
また邪妖精の類いには、およそ祈りの言葉(多くはロザリオの祈り)が良いと言われていますが、咄嗟の時は聖書の1ページを破り、丸めて投擲することも有用だそう。
昔から農村部などには、さまざまな妖精除けが伝えられています。
例えば惑わしの草地は、小妖精たちが戯れに道を迷わせるそう。なのでパン屑を撒いて彼らの気を引いて脱出するのが良いそう。
また邪妖精の類いには、およそ祈りの言葉(多くはロザリオの祈り)が良いと言われていますが、咄嗟の時は聖書の1ページを破り、丸めて投擲することも有用だそう。
本日より始まる孔雀洞雑貨舗さんとKiNNOiさんの展示会『星を売る店』。
それにあわせたお菓子を販売いたします。
ビジュー缶にみっしり詰めたサブレポッシュシトロンに星に見立てた金平糖を散らしました。
しっとりホロホロのサブレに、爽やかなシトロンが口の中に広がります。めちゃうまです! もう食べました!
是非、この機会に🦊
ひと缶 1,600円
本日より始まる孔雀洞雑貨舗さんとKiNNOiさんの展示会『星を売る店』。
それにあわせたお菓子を販売いたします。
ビジュー缶にみっしり詰めたサブレポッシュシトロンに星に見立てた金平糖を散らしました。
しっとりホロホロのサブレに、爽やかなシトロンが口の中に広がります。めちゃうまです! もう食べました!
是非、この機会に🦊
ひと缶 1,600円
彼らが見られることを嫌うのはつとに有名です。
例え、それがどんな理由であっても。
ある老爺が、都会から来た若者たちに、妖精を信じていることを馬鹿にされました。
その地方では、妖精信仰が根強く残っていたのです。
老爺は腹を立て「あの方たちをお連れする!」と出て行きました。
月明かりの木立の中で、輪になって踊る彼らを見つけ、老爺はとって返し若者たちを連れてきました。
けれど、そこにあったのは輪になって生えるキノコの一群だったのです。
無論、老爺は散々馬鹿にされました。
土地の人は、そのキノコは妖精が変じた姿だと変わらず彼らを信じ続けたそうです。
彼らが見られることを嫌うのはつとに有名です。
例え、それがどんな理由であっても。
ある老爺が、都会から来た若者たちに、妖精を信じていることを馬鹿にされました。
その地方では、妖精信仰が根強く残っていたのです。
老爺は腹を立て「あの方たちをお連れする!」と出て行きました。
月明かりの木立の中で、輪になって踊る彼らを見つけ、老爺はとって返し若者たちを連れてきました。
けれど、そこにあったのは輪になって生えるキノコの一群だったのです。
無論、老爺は散々馬鹿にされました。
土地の人は、そのキノコは妖精が変じた姿だと変わらず彼らを信じ続けたそうです。