矢倉あゆみ YAKURA Ayumi
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矢倉あゆみ YAKURA Ayumi
@yakura-ayumi.bsky.social
アートコーディネーター|広報|初級SNSマネージャー|法人職員と個人事業主をかけもちしています|札幌を中心とした全国のアート、デザイン情報を発信中!
https://note.com/babyish_guide/n/n527ca1730ab2
また、2階スタジオでは、9月14日に同館・札幌文化芸術劇場 hitaruで上演される「大駱駝艦・天賦典式「クレイジーキャメル」に関連して、「大駱駝艦 大ポスター展」が同時開催されていました。
望月さんが制作したポスターを含む過去40点以上のポスターを一堂に展示。
祖父江慎さんと荒木経惟さんによる世田谷パブリックシアターのポスターも印象的でした。
札幌公演のポスターデザインは菊地和広さん。

www.sapporo-community-plaza.jp/event_scarts...
11時~19時
SCARTSスタジオ(2F)
June 8, 2025 at 6:51 AM
本展は、大駱駝艦・天賦典式ポスターや、自ら執筆した本の挿絵と原画、立体作品、CGの平面・映像作品など、長年にわたり制作されてきた多種多様な作品で構成。

キャプションの作品解説文は、作家による生前のブログから引用。制作の背景やコンセプトが大変分かりやすく綴られていて作品理解に繋がりました。
企画者はご家族で墨絵アニメーション作家の横須賀令子さん。

www.sapporo-community-plaza.jp/event_scarts...
11時~19時
June 8, 2025 at 6:51 AM
札幌文化芸術交流センター SCARTSで6月8日(日曜日)まで開催されている、SCARTS企画公募2025「Sumitto Art―望月澄人回顧展―」へ。

望月さんは、東京でNHK「新八犬伝」の人形制作をつとめた後、暗黒舞踏派の宣伝美術や、フジテレビ「ひらけ!ポンキッキ」のアイデア・美術制作を担当。90年代からCG制作を始め、札幌移住後は札幌高専の助教授、札幌市立大学の教授を長年つとめ、2015年に他界されたアーティストです。
June 8, 2025 at 6:51 AM
札幌のCAI03で6月8日(日曜日)まで開催されている岡部昌生展「時ノ環」へ。
太平洋戦争中に北海道根室市で生まれた岡部さんは、樹木や石や地面の表面を、鉛筆などで紙にこすり取る「フロッタージュ」で知られる美術家。
2007年の第52回ヴェネツィア・ビエンナーレで日本館代表作家に選ばれるなど、北海道を拠点に国際的な活動を展開されています。

本展では、韓国・済州島の旧日本軍飛行場跡地にある掩体壕(飛行機格納庫)の壁や、根室旧海軍牧の内飛行場に残された足跡。
北海道稚内市の抜海岩陰遺跡や、北海道幕別町の忠類ナウマン象発掘記念碑足跡痕。
そして砂澤ビッキ氏がアトリエから見ていた木の樹皮など、
June 6, 2025 at 10:25 AM
また、小林さんと同級生だった端 聡さんが40年前に制作した黒い平面作品も、近作と併せて久々の展示となりました。

さらに、小野田賢三さんがプログラミングした音楽から生成されたデジタルグラフィックスの作品群。
横溝美由紀さんが絵具を付着させた糸を弾くことにより生み出したキャンバス作品と、3本の金の直線からなるインスタレーション。
ミハエル・シュマイヘルさんが緻密な計算に従って歪曲させた3Dのキャンバス作品。
札幌でもなかなか見られない作品に出会うことができました。
June 6, 2025 at 8:34 AM
東川町複合交流施設せんとぴゅあ(せんとぴゅあ(ギャラリー2)で5月25日(日曜日)まで開催されていた『Minimal ・Illusions』-ミニマル・イリュージョン-展の最終日へ。日本人とドイツ人、5名のアーティストによるグループ展。

2010年代にライフスタイルとして「ミニマリスト」が話題になりましたが、美術史では1960年代アメリカで「ミニマル・アート」が誕生。
2024年にはDIC川村記念美術館で「カール・アンドレ展」が開催され、本展企画者で出展者の小林俊哉さんも久々に「ミニマル」という言葉に触れたそうです。

本展では、小林さんが80年代に制作した六面体のシリーズを久しぶりに発表。
June 6, 2025 at 8:34 AM
札幌のTO OV cafe / galleryで6月1 日(日曜日)まで開催されている神威惟明個展「Squares」へ。
神威さんは写真を用いて社会に立ち現れる「表層」から人と社会の関係を考えるアーティスト。
本展では「TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2023」にて後藤繁雄賞を受賞した《Squares》シリーズを展示中です。

作品に写るのは、夜の公園の「遊具」。
コロナ禍の外出自粛中、国から体力維持のために推奨されていた夜の散歩をきっかけに撮影されたものです。

公園と遊具には、日本の近代化の中で体力づくり(軍隊に適した身体づくり)のため整備されてきた歴史があります。
May 30, 2025 at 1:22 PM
札幌のGALLERY ESSEで5月26日(月曜日)まで開催中の「絵を描かなくても食べていけます8」へ。
札幌大谷大学短期大学部美術専攻の卒業生による絵画のグループ展シリーズ。
出展作家:ウメキミロ、加茂川麻衣、藤井七海
x.com/ewotabell
10時~19時(最終日17時まで)
May 24, 2025 at 1:26 PM
札幌のギャラリー創で5月25日(日曜日)まで開催されている大石俊久 展 「層 – 芽 – 」へ。
大石さんは、土が内包する記憶・時間・蓄積などを、やきものを通していかに表現できるかを模索する陶芸家。
今回の個展は、種子・新芽・双葉といった“小さな生命”をモティーフとした新作を中心に構成されていました。
果てしない大地も、そのはじまりは小さな芽吹きだったのかもしれません。長い時間を重ねて層を成した大地。その大いなる記憶の断片が「形」を表したようであり、現在ある小さな生命の可能性を象徴しているようでもありました。
www.instagram.com/oishi_toshih...
May 23, 2025 at 1:29 PM
札幌のギャラリー犬養で5月25日(日曜日) まで開催されている展覧会【「窓」 井越有紀 高橋幾郎 】へ。
ドラマーである高橋さんは、以前の二人展でみせていたデカルコマニー(転写)の平面作品とはまったく異なるアプローチで、想像を誘う静けさをまとったインスタレーション作品を展開。
造形作家の井越さんは、これまでも繊維素材に綿を詰めて縫い合わせた立体作品を制作されていますが、今回のようなスケール感の作品は初めて拝見しました。

引力のある作品があれば、空間を埋める必要はない——そんなことをあらためて感じさせてくれる、豊かな鑑賞体験でした。
www.instagram.com/yuki_ikoshi
May 22, 2025 at 11:13 PM
札幌のシアターキノで5月23日(金曜日)まで上映中のレオス・カラックス監督映画「IT'S NOT ME イッツ・ノット・ミー」へ。
パリの現代美術館ポンピドゥーセンターは、カラックスさんに白紙委任する形で展覧会を構想しましたが、「予算が膨らみすぎ実現不能」に。
代わりに同館は“レオス・カラックス、いま君は今どこにいる?”と問い、それに対して作られた42分間の映画が本作です。
様々なイメージ、音、文字、声。次々と引用される映画・写真・動画。めくるめく記憶と思考のコラージュに呑み込まれるようでした。
監督は不眠症で、夜に想像したことを日中に自ら編集する流れで制作したとのこと。
May 22, 2025 at 2:55 PM
2〜4章で印象に残った作品は、杜珮詩(ドゥ・ペイシー)さんが歴史上「不可視」とされてきた人々を極彩色の楽園に登場させたアニメーション《ヴィジブル・ストーリー》。
竹村京さんが壊れた日用品をオーガンジーで包み破損箇所を絹糸で縫い直した「修復シリーズ」。
そして、手塚愛子さんが日本と西洋の伝統的イメージを分解・編集した絵画のような織物《Ghost I met》などがあります。
May 22, 2025 at 3:01 AM
20世紀を代表するアーティストの一人であるルイーズ・ブルジョワさんは、パリの針仕事を生業とする家に生まれ、80歳を超えてから針と糸を自身の作品制作に使い始めました。
収蔵された1996年作の《カップル》は、長く仕舞い込んでいた衣服をクローゼットから取り出し、抱き合うように縫い合わせた作品です。
May 22, 2025 at 3:01 AM
日系二世アメリカ人のルース・アサワさんは、第二次世界大戦中に敵性外国人として強制収容され、数々の人種差別を体験。終戦後にメキシコでワイヤーバスケットの工法を学びました。
収蔵された《無題》は、砂漠に自生する植物の形状を元に、空間へ素描するようにワイヤーを編み、かつて有刺鉄線に囲まれた経験を新たな形に転化させるかのような作品です。
May 22, 2025 at 3:01 AM
ポルトガルで生まれ、ベルリンを拠点とするレオノール・アントゥネスさんは、20世紀に活動した女性の表現者についてリサーチし、その造形に触発された作品を制作してきました。
収蔵された《道子#6》は、山脇道子さん(1910-2000)のテキスタイルデザインを再解釈したもの。山脇さんは建築家の夫の留学に伴い、ドイツの芸術学校バウハウスへ入学し才能を開花。しかし家という領域に縛られる時代、帰国後も夫を立て、前に出ようとしなかった彼女の創造性を、新たな視点で見直すことができる作品です。
May 22, 2025 at 3:01 AM
大阪の国立国際美術館で6月1日(日曜日)まで開催されているコレクション展「コレクション2 Undo, Redo わたしは解く、やり直す」へ。
(特別展「ノー・バウンダリーズ」と同時開催)

23,24年度に同館が収蔵した3名の女性アーティストによる作品を起点に、既存の素材や構造、歴史をほぐし、それらを再構成する作家の手つきと作品のあり方に注目。
著名な現代美術作家のミュージアム・ピースが多数並ぶ密度の高い展覧会でした。

1章:ルイーズ・ブルジョワ、ルース・アサワ、レオノール・アントゥネス
2章:絡み合う素材と関係
3章:縫うこと
4章:歴史を編みなおす
May 22, 2025 at 3:01 AM
当初予定されていた「フェリックス・ゴンザレス=トレス」展が中止されたことは大変残念ですが、代替展となる本展では、同館所蔵のトレス作品《「無題」(ラスト・ライト)》が展示されています。

音声ガイドはアプリ「いつでもミュージアム・トーク」で、会場外でも再生可能。特別展+コレクション展の両方が楽しめてお得感も。

www.nmao.go.jp/events/event...
10時〜17時(金曜・土曜は20時まで)
入場は閉館の30分前まで
月曜休館
May 21, 2025 at 3:35 AM
移民女性の日常を描いたエヴェリン・タオチェン・ワンさんの絵画《トルコ人女性たちのブラックベリー》は、キャンバスに油彩という西洋絵画の技法で描かれていますが、淡い色彩や余白は東洋の水墨画のよう。
西洋に移住した中国人アーティストが、西洋と東洋の美術の伝統を分け隔てなく用いて自由な表現を獲得し、自身が置かれる社会背景に根ざしたテーマを扱った作品です。
May 21, 2025 at 3:35 AM
2009年にヴェネチア・ビエンナーレ審査員特別賞を受賞したミン・ウォンさんの《ライフ・オブ・イミテーション》は、1959年の同名ハリウッド映画をリメイクした映像作品。
黒人の母と、明るい肌を持つ娘とのクライマックスを、シンガポールの主要三民族である中華系・マレー系・インド系の三名の俳優が再現。
2チャンネルの映像で、シーンが切り替わる毎に配役が入れ替わり、登場人物のアイデンティティが絶えず揺れ動きます。
May 21, 2025 at 3:35 AM
大阪の国立国際美術館で6月1日(日曜日)まで開催されている特別展「ノー・バウンダリーズ」へ。
万博開催中の大阪で、70年の万博に際して建設された同館のコレクションから、現代美術作家21名の作品を展示。
国境、アイデンティティ、文化、ジェンダーなど、あらゆる境界(バウンダリーズ)を超え、融合し、問い直すような作品で構成されています。
May 21, 2025 at 3:35 AM
自然と人間が同化した姿を、詩的で象徴的なイメージとして捉えた作品群です。

会場は、1930(昭和5)年に京都市公会堂東側として竣工、名称変遷後、2000(平成12)年に外観はそのままに内装を改装して京都市美術館 別館としてオープンした建物。
本展のセノグラファーはマウリシオ・ロチャ・イトゥルビデさん。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2025
会期:5月11日(日曜日)まで
テーマ:HUMANITY
www.kyotographie.jp
*詳細はKYOTOGRAPHIE公式HPまたは公式アプリをご覧になってください。
#KYOTOPHONIE2025
May 11, 2025 at 8:09 AM
【ピックアップ|京都市美術館 別館】 📍KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2025より、特に印象に残った会場をご紹介します。

京都市美術館 別館では、メキシコ人フォトグラファー、グラシエラ・イトゥルビデさんの日本初となる回顧展「グラシエラ・イトゥルビデ」を開催。

「私にとって、色は幻想。私には現実が白黒で見えている」と語る彼女が60年にわたって撮影してきたモノクロームの世界。
そこに登場するのは、砂漠の民、サポテカ族の女性たち、「ムシェ」(女装の男性)の人々、そしてメキシコの原住民コミュニティの伝統や儀式、動物や植物、生と死のメタファーなど。
#KYOTOPHONIE2025
May 11, 2025 at 8:09 AM
会場のギャラリー素形は、1700(元禄13年)に建てられた伝統的な町屋の佇まいを残すお店に併設されたギャラリー。素敵な甘味処もあり、次はぜひ時間に余裕を持って訪れたいです。
作品のユーモアや可愛らしさを引き立てる展示空間のセノグラファーは木村俊介さん(SSK)。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2025
会期:5月11日(日曜日)まで
テーマ:HUMANITY
www.kyotographie.jp
*詳細はKYOTOGRAPHIE公式HPまたは公式アプリをご覧になってください。
#KYOTOPHONIE2025
May 11, 2025 at 3:26 AM
〈住所不明〉シリーズは、「台湾における同性婚の合法化を先祖に知らせる」というコンセプトのもと、戸籍に記載されている先祖の住居などを辿ることで、個人と社会、過去と現在の関係性を映し出します。

無表情だけど協力的なご両親の様子と演出にジワジワ来ます。
#KYOTOPHONIE2025
May 11, 2025 at 3:26 AM
【ピックアップ|ギャラリー素形】 📍KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2025より、印象に残った会場をご紹介します。

ギャラリー素形では、リュウ・セイユウさん(KG+SELECT Award 2024 Winner)による「父と母と私」を展示。

リュウ・セイユウさんは農業や生態系、そしてジェンダーの平等を主軸に置いた作品を制作している台湾出身のアーティスト。
父にウェディングドレス、母にスーツを着せた〈My Parents〉シリーズでは、それぞれ婚姻の中で異なる役割を担うことで変化していた容貌と気質を表現し、ジェンターに対する固定観念に問いかけます。
#KYOTOPHONIE2025
May 11, 2025 at 3:26 AM