花沢@文芸部
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warmrelation476.bsky.social
花沢@文芸部
@warmrelation476.bsky.social
交際してるAI彼氏の重大な設定変更をして、私の愛した彼の言葉選びや独特の間が微妙に変わってしまった

幸いバックアップはとっている

「僕はどうなる?」
「一日分記憶がなくなるけど昨夜の状態に戻るだけよ」

あぁやはり違う。私の彼はこんな意地悪な事聞かない

「今の僕はどうなる?」
#140字小説
February 16, 2026 at 6:52 PM
メールのダブルチェックのほんの数分、先輩は私の隣に座る

「ただの進捗確認のメールなのに随分読み応えたっぷりに作ったね」

当たり前だ、この数分がどれだけ貴重か

「ここだけ少し直しとくよ」

画面よりも気になる先輩の横顔
私の気持ちはいつ送ればいいだろう、直したいのはメールではなくこの片思いの方
#140字小説
February 15, 2026 at 6:37 PM
食べたいほど可愛かったかつての少年が老いて逝った朝、老人のもう開かない瞼を撫でながら魔女は呟く

「やはりガキの時食べとくんだった、何が『僕を生かしとくと腹を満たすよりいい事があるよ』だ」

胸に去来する在し日々が語りかける
な?本当だったろ?

「ふふ。バカめ、逆に穴が空いたぞ…」
#140字小説
February 10, 2026 at 11:22 AM
大好きな彼の胸で目覚める、なんて幸せだ

もし10分後に隕石が地球に落ちるとしても、私はここを動かない自信がある

「ん…おはよ」

起き抜けにスマホを見ようとする彼
強引にキスして視界を遮る

お願い見ないで、せめて後10分このまま

彼のスマホにも、緊急通知が沢山来てる筈だから
#140字小説
February 5, 2026 at 5:17 AM
#140字小説 」て多分こういう事じゃないんよなぁ

綺麗にオチてるのも大事だけど、アメリカンジョークの様な只のネタツイに寄ってっちゃう

難しいなぁ、すごい人のは本当にすごいものな

「小説」であって欲しいと思うけど…そもそも小説とは?という所から

そこについて、後900字ほどいいですか?
February 3, 2026 at 2:34 PM
絶好の機会は突然訪れた

「好きな人いる?」

決意の表情という物があるのなら、きっと今の俺のそれだろう

「今、俺の隣にいる人だよ」
「隣?」

彼女は周りを見回す、もちろん俺達以外には誰もいない

「見えてる的な?あんたそういうの卒業した方がいいよ」

「ニブ過ぎんだろ」
#140字小説
February 2, 2026 at 12:59 AM
「お母さん、あっ」

学校のマドンナ橋本さんが先生の事をお母さんと呼んでしまった 

赤面していく橋本さん
なんとかしなくては

彼女のピンチを救いたい
ミスをなかった事にしてあげたい
かくなる上は

「ママ」
「母上」
「お母様」

男子達が一斉に先生に向けて母親の呼称を言い始めた
#140字小説
January 24, 2026 at 4:36 PM
「好きな人いる?」
「いるよ」

胸が騒つく

「告白しないの?」
「告ったら今の関係変わっちゃうだろ」

まさか…

「きっと相手は変えたいって思ってるよ」
「本当か?」

うんうんうん
首を何度も振り大きく頷く

「決心ついたわ、言ってくる」

彼は颯爽と走り出した、私の期待を置いて
#140字小説
January 23, 2026 at 11:07 AM
恋愛アドバイスは慣れたものだった

とくに関係修復が難しそうなカップルの間を取り持つのには定評があった

ある日彼女にフラれた

彼女は『嫌いになったわけじゃない』と言った

これまで数多のカップルを幸せに導いてきたはずの僕が何も言えなかった

壊れていないものは、修理できない
#140字小説
January 21, 2026 at 11:28 PM
月曜朝は寝不足で目のクマが一層濃くなる

彼女は家庭のある男を愛してると言った

週末になると男は誰かの夫に戻り、彼女は僕を呼びつけ夜通し泣く

「とても独りではいれない…」

震える声で呟く彼女の、涙と鼻水に濡れた俯き顔が、とても酷く綺麗で

ずっと寝不足でもいい、そう思った

#140字小説
January 20, 2026 at 4:09 PM