2匹のモンスターと戦う日々
2匹のモンスターと戦う日々
@umwerlin.bsky.social
タイポ
上昇率はフランス27%、ドイツ17%でした。
November 28, 2025 at 11:28 AM
ドイツが電力の価格の安定化で多くの課題を抱えているのは事実です。特に2030年代前半までは非常に課題が大きい。
しかし、ドイツがこの課題のために他国の原発、特に新増設の原発に頼ることができるというのは考えづらく、どう質問した答えが「電力需要増は・・・電力輸出入を通し原発の電気を利用できる」となったのか、誰に聞いたのか、気になります。
November 28, 2025 at 11:27 AM
すでに遅れている原発新設が圧倒的なスピードで巻き返し、計画が現行の何倍にも増えて始めて、「原発の建て替えと新設がこれからの電力需要増を支える」ことが可能になるのです。私は相当に無理のある仮定だろうと思います。
ドイツとフランスの電力の輸出入の数値は多少疑問がありますが、出典によって多少異なるのでおいておきます。
いずれにしても、山本氏がとりあげる2030~35年と言ったスパンで見た場合、フランスやポーランドの原発に期待すると発言するドイツの電力の専門家はいないでしょう。BDIの発言であっても多少ピントがズレています。
November 28, 2025 at 11:27 AM
山本氏がいう2030年のドイツの電力需要増には、フランスやポーランドの新設原発は1kWhも貢献できません。存在しないんですから当然です。
では、2040年頃には原発が電力需要増を支えるのでしょうか?EUは今年原発新設に関するレポートを出しています。それによると、各国の新設、稼働延長の計画を合計すると2040年までに11GWの容量純増(閉鎖容量との差)が見込まれます。では、それでどれくらい電力を支えることになるかといえば、図のとおりです。電力需要が1.5倍になれば設備利用率が向上しても比率は今より下がる計算です。11GWの純増分は77TWhで、DC純増分にも届きません。
November 28, 2025 at 11:27 AM
フランスは現在国内の原発はほぼ復帰していて、フランス国内の電力需要も増えれば輸出増は期待できません。山本氏によれば「欧州の多くの国が進める原発の建て替えと新設がこれからの電力需要増を支えることになる」はずですが、話はそう甘くありません。
まずポーランドは今原発がありません。2036年に1期目が運開予定ですが、20009年計画では2020年運開でした。そしておそらく36年も難しいです。
フランスも22年の計画では35年運開でしたがすでに38年以降が確定しています。
November 28, 2025 at 11:27 AM
DCの課題は局所集中による一部地域での系統過負荷であり、正直DCの電力需要増はEU単位で見れば大きな問題ではありません。
とはいえ、山本氏は2030年頃にドイツの電力需要は100~200TWh増える課題があるとしています。実際、専門家はこれも少ないと見ており、700TWhを超える可能性もあります。
再エネは不安定で電気は貯めるコストは高いので「ドイツが、安定的な供給電源として期待するのは、フランス、ポーランドなどの原発」だというわけですが、これは困難です。
November 28, 2025 at 11:27 AM
「あるようだ」ですが、誰が述べたかは書かれていません。誰が答えたから気になりますが、おそらく質問がたぶんに誘導的だったのではないかとも思います。
なぜなら、周辺国が原発を進めることが、ドイツの電力需要増問題にプラスにもならないことは自明だからです。
欧州のDCの電力需要増が2035年までに2倍以上増えて2400億kWhに達するとしています。相当伸びそうですが、EUの電力需要は24年に2600TWhで2400億kWhは240TWhです。増加分が140TWhとすれば、5~6%増です。(ドイツの需要は500TWhほど)。
November 28, 2025 at 11:27 AM
さて、山本氏もついに認めましたが、日本の電事連にあたるBDEWは「閉鎖された原発の再稼働を技術的に無理な課題とし、実現は不可能」としています。原発再稼働は非現実的なのです。
経団連にあたるBDIは「世論は原発回帰を支持するものの、現連立政権・・・取り上げない」ととあります。つまり、電力事業者も産業界も原発に積極的ではない。
そして、「電力需要増はドイツでも予想されている。国内で原発の活用を進めなくても、周辺国が新設を進めるので、電力輸出入を通し原発の電気を利用できるとの考えもあるようだ。」と続きます。
November 28, 2025 at 11:27 AM
BDEWによればドイツの家庭用電力料金は開戦前から20%アップです。平均価格は割とトリッキーで私は最低価格も提示すべきだと思います。これを見ると、最低価格は開戦前より安い水準です。開戦後電力メニューを変えた人と変えていない人で差が大きくなっており、平均価格に加えて新規契約も見ておいたほうがいいです。
ちなみに開戦からの家庭電気代推移をEurostatから示すと以下の通り。ドイツが最高価格になってはいるものの、上昇率はフランス(40%)に比べれば小さい26%です。ポーランドはおそらく以前が政治的に安く抑えられていたのだろうと推察します。
November 28, 2025 at 11:27 AM
ああ、頭の中からBSWが抹消されていた(笑)
November 27, 2025 at 9:12 AM
脱官僚主義と減税は言葉としては素晴らしい。で、財源は?という問いに対する答えがこのグラフ。
マニフェストを実行したら最大の赤字を叩き出すのはAfD。政策なんてないんだから。しかしFDPやCDUも同レベルにひどいのが悲しい。
www.ifo.de/DocDL/sd-202...
November 27, 2025 at 8:02 AM
たぶん日本とドイツでは学校で生徒が掃除をすることが「人生の基本を学ぶことに貢献するか?」という基本的な認識が違うのですよね。
「自分で汚したら自分で片付ける」に疑問を持つ人はいないでしょう。ただ、そうであれば、「なぜ校舎という自分以外が汚した部分を自分が掃除することが『自分で汚したら自分で片付けることの大事さを理解すること』につながるのか?という疑問もありえます。
記事ではないですが、私はパートナーの「日本の漫画では掃除の時間が否定的に描かれる頻度が高い」という話が面白かったです。
November 18, 2025 at 10:22 AM
パートナーは日本語で漫画を読むドイツ人なんですが、学校の掃除の時間が漫画で好意的に描かれているところは見たことない(苛められっ子が押し付けられたり、男子と女子が喧嘩して性差を助長したり)、と言われたのは記憶に残ってますね(苦笑)
November 18, 2025 at 7:14 AM
いや、むしろ

掃除ってそんなに大変じゃないよ。出したものはもとに戻す。それだけでみんなハッピーな簡単なことだよ。

と学んでほしいのか。
November 18, 2025 at 7:13 AM