あとはやっぱりヴァイオラのキャラクター造形が「癖」すぎる。なんなんだ才女・従者・男装・奥ゆかしい・恋する乙女・ちょっと引け腰・お兄さん大好きって。お前現代でもやってけるぞ。マジで自分にはオタク気質があるから、ほんとにヴァイオラのひとことひとことにドギマギしてしまった。傍白で「ヴァイオラ」として語るときとオーシーノウやオリヴィエと話しているときの教養ある青年「シザーリオ」として語るときの落差で落ちてしまう。ヴァイオラが女性蔑視の辺境伯（オーシーノウ）とくっついちまったのは十六世紀最大の損失としか思えない

面白ポイントとしてはサー・トウビーの圧倒的悪口の語彙ですね。日常生活で頭の中にサー・トウビーを飼えたら多分この世の悪口の大半で心動かされなくなると思う。一番好きなのは「こん畜生、生かしておけるか」。身内殺されたレイアーティーズと同じぐらいのパンチラインで罵倒するじゃん。

私はオリヴィエとヴァイオラのカップル推しだったのに、オリヴィエが普通にヴァイオラとセバスチャンを見間違える上にセバスチャンも秒で婚姻を受け入れちゃって秒で誓いをあげちゃうのは一体何事なんですか？？？？？？？　その後ヴァイオラがずっと思っていたオーシーノウ公爵とくっつくのはまあ、そりゃそうって感じはあるけれど、くそ、畜生私は一体どうしたらいいんだ？　うおおお……でも幸せならオッケーです……👍