Sweet Dreams' Random Notes
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Sweet Dreams' Random Notes
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スウィート・ドリームス・プレスの雑記帳です。備忘録、思いつき、メモとしての軽いものなので、書いたことや考えも日々変わっていきます。あくまでものちの自分への経過報告なので、そのように見てもらえると幸いです。また、あまり大っぴらに共有したり、公開したりする予定もありません。それでもよければ覗いてみてください。
昨日は忘年会で新大久保へ。深夜に帰路につくと乗っていた電車が途中で人身事故という初めての経験。1時間強を電車の中で過ごし、車体に問題があるとのことで行き先が変わった電車から後続の電車に乗り換えたりして、ようやく3時前に帰宅。ちょうど99円キャンペーンで試しているAudibleで漱石の『こころ』の最後を聞いていたところだったので現実とフィクションで自死が重なる居心地の悪さは今年を暗示するような一日の終わりだった。昨夜もあまり寝られず、年末シフトで早朝からバイトだったので眠い。今日もこれから来客があるので、明日だけはひとりの時間を大切に過ごそう。
December 30, 2023 at 6:34 AM
今週に入ってから忙しく、家も散らかり(昨日まで先々月の泊まり客のふとんがまだ出しっぱなしだった😮‍💨)、随分すさんだ気持ちになっていたが、徐々にペースを取り戻す。ソバキュリアスってのが流行ってるらしいが、確かに酒の席は良くも悪くも。ただ、そんなことすら効率化するネーミングもどうかと思いつつ後悔の冬です。12月はどうしてもカイちゃんの記憶を呼び戻されるし、飲食のお誘いや買い物の誘惑に負けて自分が制御できてる気がしない。買ってもあまり相手にされず、買われたものも可哀想になる。
December 15, 2023 at 7:07 AM
忙しがるわけではないけど、12月になるとやはり気持ちが急かされて、カイちゃんの誕生日も翌日に友人からのLINEでハッとなった体たらく。毎年、あとひと月で亡くなってしまう悪い予感と思い出に頭がいっぱいになって、人と会う機会が増えるのはありがたいものの、少しペースが乱れて追い立てられるように過ぎていく。そうなると気遣いも疎かになって、増えるのは無駄遣いばかり。SIONの曲じゃないけど、12月にはどうしても自分のやり残しを後悔させるものがあります。
December 10, 2023 at 2:59 AM
朝の出勤時はそうでもなかったが、今日の東京は「季節外れの陽気」を超えて汗ばむぐらい。これから毎年、どうなるんだろうと怖くなる。それでもちゃんと葉は落ちて、明日からまた一気に寒くなるようだけど。
November 24, 2023 at 6:08 AM
今日は初めての泉屋博古館東京へ。住友家所有の美術品を保存展示する美術館らしいが、なぜこんなところへ来たかというと開催中の「日本画の棲み家」展に興味があったから。明治になって芸術との接点が床の間から西洋式の展覧会に変わってどのような影響があったかというテーマで、このごろ音楽を見聞きする場所や環境のことでいろいろ考えていたのでなにかヒントになりそうだな、と。床の間芸術は鑑賞者が「優れた具眼の士」たるべきだという高踏的な床の間擁護派の川合玉堂の言葉など、いろいろと反芻しながらの帰り道です。
November 22, 2023 at 7:39 AM
新宿に行くついでにSOMPO美術館の『ゴッホと静物画』展へ。クラースとフェルナンデス、それぞれの「ヴァニタス」に続くゴッホの「髑髏」という冒頭が素晴らしい。瀟洒で象徴的な静物の中に大きく頭蓋骨を置いて人生の儚さを詠じるヴァニタス=虚しさのリレーは、前ニ者と後者を隔てる約200年の間にいかに大きな絵画の変革があったかということも重ねられていて、また、あらためて油彩という画期的なメディアのことも伝えるよう。絵画の写実性や光と影の表現の極みから、どのように絵を描くこと、絵を想うことが拡張していったのか、門外漢ながらとても面白く鑑賞した。画像は違う絵だけど、この魚の腹部のしわの感じとかすごくない?
November 21, 2023 at 12:13 PM
上野で寄席というと、広小路亭もあって、そこと記憶がごっちゃになってた鈴本演芸場(つまりそれぐらい久しぶり)。でも、外で買った飲食物を持ち込めたり、古いエレベーター内の匂いに覚えがあって(なんというか古い観光地の古いホテルみたいな)、たぶん前にも来たことがあるような? 蜃気楼龍玉さんのほろりとする「大仏餅」、春風亭百栄さんの「弟子の強飯」、風藤松原やおしどり(テルミン!)の漫才など、久しぶりの寄席見物はいいものだなーとしみじみ。小春さんの歌と演奏とおしゃべりも堂に行ったもので、粋な軽妙さがあってさすがだった。モネ展も見たいので、また寄ってみよう。
November 15, 2023 at 12:11 AM
にしても、キュビスム絵画の多くがギターやバイオリンなど楽器をモチーフにしていて、その時代の美術家たちがどのように音楽と交わり、音楽を絵画化しようとしていたのかということもこれからもっと知りたくなった。先日行った川村記念美術館でも常設展にブラックのマンドリンの絵があったし、ピカソが舞台美術を手がけたバレエ=リュス作品の音楽はドビュッシーだっけ? 複数の視点に解体してひとつの作品に再統合する方法には価値観を相対的に見る態度が重なるだろうし、そこに近代化や世界大戦、革命の大きなうねりを想像しながら会場を出た。大体、ルソーにしろセザンヌにしろ、上手く「描けない」ことが大きなヒントとなったのも面白い。
November 14, 2023 at 11:44 PM
昨日は仕事が終わったその足で上野へ。国立西洋美術館のキュビスム展から、ちょうど鈴本演芸場の夜の部に柳家小春さんが出演されている期間中だったので久しぶりの寄席も。キュビスムは、結果、あまり自分の好みではないということも分かったが、それでも、ピカソとブラックが一心同体となった発明期の作品はさすがの見応え。その試行錯誤が大きく展開して、まさに革命的に花開く様子がよく伝わる展示だった。アフリカなどのプリミティブ・アートからの影響があるにしろ、近代=都市=工業のイメージが強かったが、農作業の様子を描いたグレーズの「収穫物の脱穀」を見るとフランスの素朴な伝統を描く際にも援用されていたのかと唸る。
November 14, 2023 at 11:21 PM
飲むと意地が張ってどうもいけない。調子に乗ってもう一品なんてやってると、三、四千円はあっという間。家計簿をつけてて、いちばんお金がかかるのは交際費なのを心得ているので、人と一緒に飲むのはなるべく控えてるんだけど、ひとりでもこれなんだから訳はない。酉の市の日ぐらいは…と思いつつ「大衆」居酒屋もずいぶん高くなったし、1500円で買った大国魂神社の売店の熊手も去年まで1000円だったような気が。さらに帰りに府中駅下の啓文堂(カンパニー社の本が妙に推されている)に寄っちゃって本まで。ギフト券だったらと思ったら使えなかった😭 でもまあ、酉の市の日ぐらいは…。
November 11, 2023 at 11:22 AM
一平くんと電話しているときにも出てきたけど、気になっていた府中市美術館の『インド細密画』展へ。老眼の辛さよ😭 ルーペ欲しい。壁画サイズの世界が手の平サイズに収まっているこの凄さ。小さな(ほぼ)真横顔の世界に圧倒された。人物やインテリアの装飾部分の細かさと、大らかな背景(時代は全然違うけどルソーみたい笑)のギャップがすごい。遠近法に囚われない世界の芳醇さがはるか東の日本まで伝わってきたんだなと思うと胸が熱くなる。常設展も見たかったが時間切れ。
November 11, 2023 at 10:32 AM
今日は一の酉で府中の大国魂神社へ。初めての酉の市は目黒の大鳥神社だったか、その後に通う浅草の長國寺だったか。長國寺では毎年お祓い(祈祷?)をしてもらって二階の座敷でお酒をいただけるのも良かった。その後は行きやすい渋谷の宮益坂のこじんまりした御嶽神社へ、帰りに道玄坂の花菱で年に一度のうなぎを食べて帰ってたなぁ。そしてこの5年は府中の大国魂神社へと鞍替え。帰りに樽平に寄るのが恒例に。というわけで、今もカンターでひとりやってます🍶
November 11, 2023 at 10:10 AM
そして勝川春章の「達磨と美人図」。悟りを開くのに九年間座禅を組んだ達磨大師と、年季が明けるまで10年の時間がかかる遊女との組み合わせ、という解説だけで胸を打つものがあった。どこかユーモラスにも見えるだけに。
November 10, 2023 at 1:33 PM
7時からのデモに合わせて、せっかくなので早く家を出て太田記念美術館に。いつのまにか原宿駅も様変わりしてる😓 タイトルに『葛飾応為「吉原格子先之図」―肉筆画の魅力』とあったが、展示作品は「吉原格子先之図」のみ。残っている作品数が極端に少ないらしい。それでも大満足。予想よりも小ぶりな作品で、室内からの漏れた光や行灯の反射、その光の表現や緻密な描きっぷりにうっとり。他には2階に数点展示されていた小林清親という画家に心奪われた。明治に入ってからの画家だから、西洋画風の遠近法がなじむのか。「わ、いいな!」と思うたびにこの画家で、良い人を知りました。いろいろ調べてみよう。
November 10, 2023 at 8:56 AM
明日までのジョセフ・アルバース展を見るべく佐倉の川村記念美術館へ。さすがに多摩市からだと遠い…。家からはるばる3時間、見慣れた常設展示も久しぶりにじっくり見てしまって肝心のアルバース展が少し足早になっちゃったけど、その理知的な探究心が伝わる素晴らしい展示でした。バウハウスに赴いたばかりで困窮していたころにつくった色つきの瓶の底で構成したパターンをジョセフの死後に妻が見つけて涙ぐんだエピソード、嫌な先生だったと本当に嫌そうな顔をして話す教え子のラウシェンバーグの映像にほっこり。帰りに小岩に寄って古い知人と「はむら」という店で飲んだけど、これがまたバウハウスの対極のような店でしびれました。
November 4, 2023 at 4:10 PM
以前に住んでいた辺りに来ると思い出すことが多くて心穏やかにいられるかなと案じたけど、久しぶりの砧公園は穏やかな休日そのもの。今週末で終わってしまうシリーズその2で世田谷美術館に。思いがけず村山知義・亜土親子の作品も。階上のカット展では岩波書店の『世界』と『暮しの手帖』から。花森安治による大きなバッテンを書いた用紙を投票して選挙に臨むという記事、最後には社屋の屋根ににたなびいていた一銭五厘の旗の実物も。イスラエルのこともあってもともと穏やかでなかったが、また引き戻される。公園の脇でバスを待っていると、上空にものすごい数のカラスが飛びはじめた🐦‍⬛
November 3, 2023 at 7:52 AM
サッド・ホースのジェフ・ソールからメールが来て、友だちが家族で日本に行くから会ってあげて! というわけで、親戚の結婚式があったフィリピンから香港、そして日本と家族3人で旅行中のギブス・チャップマンと仙川で飲んだ。んで、その人だれ?と調べて向かうが、ジェフとは以前にウィンターミトゥンズというバンドを組んでいて、シンキング・フェラーズ・ユニオン・ローカル282やマイク・パットンのミスター・バングル、サン・シティ・ガールズなんかの音響をやってたエンジニアだったらしい。いただいたウィンターミトゥンズのCDも往年のローファイで最高! 彼が住むベイエリア周辺の昔話に花が咲いて、あっという間の終電間際。
November 2, 2023 at 9:03 AM
都現美のホックニー展、最終週とあってなかなか混んでいたけど、それでもじっくり見れた。時代ごとのメディアの変遷もあっけらかんと、陽性のたくましさに顔がほころぶような時間。写実に徹するほど迫真性がなくなっていく「自然主義の罠」についてなど、その苦悩にも心をつかまれた。最近のiPadで制作した作品の明度の高さもあって、全編に描く喜びが溢れていたけど、少しだけ乗り切れない部分があったのは、公私にまたがる自分の状況かクリーンな受容のされ方か…。というわけで、図録は買わず、ずっと思い出そうとしています。
November 1, 2023 at 10:29 AM