ウィリアム・ホープ・ホジスン『ナイトランド』BOOTHにて発売中。
他にW.H.ホジスン『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』、A.ブラックウッド『ポール伯父の参入』の私家版翻訳本(共に品切れ)を出しています。
(「いいね」はかなり気軽に押しますが、あまり気になさらないでくだされば)
https://shigekujira.hatenablog.com
ノーベル文学賞を受賞したフォッセの中編。二部に別れていて、一部がヨハネスの誕生の日の様子、二部が彼の死の様子となっていて、それぞれが「朝」と「夕」という一日に例えられているが、それは第一部がヨハネスの父親の独白であり、第二部がその娘のシグネの独白で終わるところから、日が昇り沈むという、太古の昔から繰り返されてきた、特別ではないが決してまったく同じではありえない一日というサイクルと重ね合わされているのだろう。ともかく、句点のない、意識の流れのような滔々とした文章が素晴らしく、さまざまなものが浮かび上がるようで、堪能した。
ノーベル文学賞を受賞したフォッセの中編。二部に別れていて、一部がヨハネスの誕生の日の様子、二部が彼の死の様子となっていて、それぞれが「朝」と「夕」という一日に例えられているが、それは第一部がヨハネスの父親の独白であり、第二部がその娘のシグネの独白で終わるところから、日が昇り沈むという、太古の昔から繰り返されてきた、特別ではないが決してまったく同じではありえない一日というサイクルと重ね合わされているのだろう。ともかく、句点のない、意識の流れのような滔々とした文章が素晴らしく、さまざまなものが浮かび上がるようで、堪能した。
「プロ意識が強いのさ」
「プロ意識が強いのさ」