あと書いておきたいのはうまさはコントロールしているものではなく、ついてきてしまうものだということで、別にうまく書こうと思っていなくてもうまく書けてしまうことが大半、これはちょっとちゃんと考えていかなきゃいけないと思った

上手い文章を軽蔑、卑下する意図はまるでない。上手い文章をかくのは、自分を対象とした文を書くためのひとつの手段なのだと、それが好みかそうでないかという話はもちろんまた別なのだけど、そういうふうに思った

一方で緻密に遠回しに伝わるか伝わらないかの狭間を攻めることでしか具体的に接近できないような得体のしれないものもあるわけで、それはほんのこどもが代替のきかない方法で暴いていると思う

終わりました。また時間を開けて読みます。なんだかよくわからんけどすげえよ。ミラーは人間の生理的な現象かつ感情の流れを本当に情熱的に思いつつも大地の自然と同じようにそれらを扱っていた感じがする。

一見うまさを感じない、文章の成立の危ぶまれる筆致に凄みがあることは間違いないし、でてきた人物らは大学生くらいの年齢だったけれど抱え込んでいる鬱屈した感じは中学生くらいの印象を受け、じっさいそんなものかもしれないし、私にも中学生の頃からじっと動きのない重鎮があるかもしれない

真新しいことなんてやろうとする必要はないのはわかるけど本線を行けるほど健やかにこれてないわけで、さまざまなものに批判的な視点を持ってしまうのは私の現代的な部分と歪み、しかしそれを超えさえすれば別にどう思っていたってなんだっていいはずだよな

まーしかし無料だとしてもそれは同じかもしれない、無料でも信頼は落ちるし有料のものがでたときに絶対に買わないと思う。だから有料無料かんけいない、普段からいい文章をかくしかないし、いい文章とは？おもしろいってまじなんだ？ジロンですが、人はふざけを必ず持っていてそれにいかにまじめに向き合ってるか？とかですか。人は変で普通なんだからそれを距離感と立体感をはかれる位置からかたられるそれは、面白い気もします

笙野頼子は私小説に限りなく近いと思う、しかも他の私小説とは一線画す感じでかかれてる、私小説とは呼べない姿かたちで私小説らしき魂が宿ってるみたいな、そういう印象。

田中慎弥は私小説がまじですごい、というか私は私小説が好きなのかもしれない、私小説が好きってのはかなり変な話をしている自覚はあるけど……現実と小説をとくに意識しているという点で、いつももっていかれるから

かわいい生き物なんよ

別にオープンなつもりでも伝わるはずがないという前提で閉ざしなんの意見もないかのように振る舞う亡霊はひたすらに自分の存在を消すことに努めて人間はみんな同じたという思考を永遠ループしながら誰一人として特別に見ることなく対等に

それでもってなにかに言及をしたりされたりするのはいいと思う、でもsnsでは滅多に議論とかにはならない、中身のことを一人で喋りまくりたく、それは誰かとである必要はないのだけど自分だけの視点じゃないものに触れてまた広がる感覚を求めていろいろな感想をみたりする、一個人が文章を書いたって読まれない、読まれるかもしれないがやっぱり読まれないって思うのは私が読まない人間だからで、自分が書いた、というところとは距離を置いて言葉にしたいけど、言葉にするのは自分という葛藤が本当に常にあってそれはね苦しいね

でも人に読んでもらえるのはやっぱりとても嬉しいなと毎回思う。しかし毎度短くはないしかも高卒色満載の分かりづらい文章をブルーライト浴びながら最後まで読んでくれる人は多分実際ほとんどいなくてそれでも誰かが読んでしまえる可能性のある場所に文章をおいておくのはやめないし読まれることも読まれないことも原動力になる