最高に面白い「ビューティフル」から小気味よく始まったと思った途端に一変、澄んだモノ寂しさを醸す「味方のおばさん」、てもどことなく残る温さを自覚しながらページを捲ると「みんなかわいい」がさらに包みこんでくれる。普段は眠りこくってる優しい気持ちが引き出された状態で「灼然中年記」を読めば人の生きる姿はなんて可愛いのだろうとひたむきさにぐっとくるし、
最高に面白い「ビューティフル」から小気味よく始まったと思った途端に一変、澄んだモノ寂しさを醸す「味方のおばさん」、てもどことなく残る温さを自覚しながらページを捲ると「みんなかわいい」がさらに包みこんでくれる。普段は眠りこくってる優しい気持ちが引き出された状態で「灼然中年記」を読めば人の生きる姿はなんて可愛いのだろうとひたむきさにぐっとくるし、
読む小説にはっきりとした悪役は出てこないけど、ハリー・ポッターにはたくさんでてくる。それで気づいたけど悪役にめちゃくちゃ惹かれる。たぶん悪中の悪ではないけど、スネイプ先生の演技が素晴らしくて、語らない小説が好きなのと同様、喋らない演技だとかに惹かれるのだと。まじで凄いんだよな…。あと結構攻めた差別的要素もさらっとだけどある、結構やってる映画だと思った
読む小説にはっきりとした悪役は出てこないけど、ハリー・ポッターにはたくさんでてくる。それで気づいたけど悪役にめちゃくちゃ惹かれる。たぶん悪中の悪ではないけど、スネイプ先生の演技が素晴らしくて、語らない小説が好きなのと同様、喋らない演技だとかに惹かれるのだと。まじで凄いんだよな…。あと結構攻めた差別的要素もさらっとだけどある、結構やってる映画だと思った
深瀬は不器用すぎる…レンズを通してでしか、生きてること、この世を確かめられないかのような
あとはもう単純に洋子さんの生きる姿に迫力がありすぎて圧倒されるよ…
深瀬は不器用すぎる…レンズを通してでしか、生きてること、この世を確かめられないかのような
あとはもう単純に洋子さんの生きる姿に迫力がありすぎて圧倒されるよ…
とんでもなかった。とんでもないので何度も読み返してる。人が生む罪とそれに対する罰の水平になることのない均衡、消えることのない憎悪、ただし重要なのは、生に向き合うからこそ憎悪は生まれるし死がよぎること。人はいつだって法に問えない罪を犯せるし犯されうる。しかもそれを背負って生きていかなければならない。そのどうしようもない事実に対するやり場のなさ、自分なりに屈さず生にしがみつく弱さを孕んだ強靭な生命力には心をうたれずにいられない。憎しみと怒りであるはずのそれになぜこんなに大きな包容を感じるのか、読むたびに密度増して中でずっと反響してる良すぎたまま硬直してたら夫に心配された
とんでもなかった。とんでもないので何度も読み返してる。人が生む罪とそれに対する罰の水平になることのない均衡、消えることのない憎悪、ただし重要なのは、生に向き合うからこそ憎悪は生まれるし死がよぎること。人はいつだって法に問えない罪を犯せるし犯されうる。しかもそれを背負って生きていかなければならない。そのどうしようもない事実に対するやり場のなさ、自分なりに屈さず生にしがみつく弱さを孕んだ強靭な生命力には心をうたれずにいられない。憎しみと怒りであるはずのそれになぜこんなに大きな包容を感じるのか、読むたびに密度増して中でずっと反響してる良すぎたまま硬直してたら夫に心配された
工場日記 シモーヌ・ヴェイユ(田辺保訳)p.52
なんの仕事をしていてもこれは常につきまとうと思う。考えないことは生き延びる手段であるのは間違いないものの、人生から一旦離脱することのように思え、最終的には苦しむほうに帰ってくる。無意識に命を優先しつつ、信念を決して棄てない。ヴェイユは常に思考を放棄しなかった人だと思う。
工場日記 シモーヌ・ヴェイユ(田辺保訳)p.52
なんの仕事をしていてもこれは常につきまとうと思う。考えないことは生き延びる手段であるのは間違いないものの、人生から一旦離脱することのように思え、最終的には苦しむほうに帰ってくる。無意識に命を優先しつつ、信念を決して棄てない。ヴェイユは常に思考を放棄しなかった人だと思う。