青い空の逆名
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青い空の逆名
@sakana6634.bsky.social
歴史、とくに文化史、服飾史に興味があり、メインは日本の古代~中世ですが、他の国や地域の文化も調べたりしています。お絵描きもします。
トランス差別を含む、すべての差別に抗いたいです。The Future is INTERSECTIONAL.

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ついでにヘッダも替えました。

紅葉を詠んだ和歌も結構多いので選ぶのが楽しいです。タイミング的に晩秋の歌が選びづらいのが惜しい。
好きな歌に、
【道知らばたづねもゆかんもみぢ葉を幣(ぬさ)と手向けて秋は去(い)にけり】
(古今集/秋下/313/凡河内躬恒)
があって、古今集秋の巻の最後を飾る歌で、むかし、旅立ちの無事を祈って、麻などを細かく割いた幣(ぬさ)をパッと撒いて手向けとする風習があり、紅葉が散るのをこの幣に喩えています。
面白いのは、幣を手向けて去っていったのが「秋」だというところ。
他にも川に流れる紅葉を「秋」が織った錦の反物に見立てたり、「秋」は和歌の中でよく擬人化されています。
November 13, 2025 at 1:46 PM
文様素材は「平安文様素材CD-ROM」(マール社)

背景の参考は「王朝継ぎ紙づくり」(同じくマール社)
「王朝文様事典」(河出書房新社)
継ぎ紙部分の使用素材(クリスタ)
和紙ブラシ
assets.clip-studio.com/ja-jp/detail...
「金銀砂子ブラシ」
assets.clip-studio.com/ja-jp/detail...
「金砂子四角ブラシ」
assets.clip-studio.com/ja-jp/detail...

「継ぎ紙」は和歌をしたためる色紙や和綴じ本の表紙を作る時に使われる技法です。
こんな感じの背景需要けっこうあるかもと書き出してみました
November 13, 2025 at 1:31 PM
山の下にも紅葉の便りが届き始めたので、アイコンの挿頭花を紅葉に替えました。
かさねの色目は、狩衣の表地の赤に裏地の濃赤で「紅葉のかさね」、文様も紅葉丸。

【秋山に黄反(もみ)つ木の葉の移りなば更にや秋を見まく欲りせむ】
(万葉集/巻8/1571/藤原八束)
November 13, 2025 at 1:25 PM
ちょっと前に「地方には美がない」というポストで物議を醸していた美術手帖の編集長、東博の前庭改築には賛成らしいポストがTwitterで流れてきて、絶句していた。

私はむしろ、この経営コンサルタント臭しかない没個性でペラペラなにぎわい創出絵面は郊外イオンモール文化圏的だと思うので、編集長氏の言っていた地方にはない「美」って何のことだったんだろう、と。
美術の権威化とか、「民度」的なゲス基準での話でしかなかったのかなあ。

東京国立博物館の前庭、芝生広場に 池を撤去、2027年完成予定(朝日新聞)
#Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/a99...
November 12, 2025 at 11:27 AM
「夜明け前」がなかなかしんどかったので、好きな「雪之丞変化」(三上於莵吉/講談社文庫大衆文学館)を引っ張り出してきた。夜明け前と同じく昭和初期の時代小説ということで。こちらはエンタメに振り切った大衆小説。

商人だった父親が陰謀に嵌められて狂死、役者に拾われ女形として芸を磨くかたわら復讐を誓う青年の話。雪之丞、いつも思い詰めているからひとりだと重苦しくなりがちだが、闇太郎と呼ばれる盗賊の交誼が明るくしてくれるし二人の関係がいい。
時代性で男惚れもストレートに出てくるんだけど、雪之丞がことさらたおやかに描かれるので、爽やかかつ妖しいという。これが新聞小説の盛んな時期に人気絶頂だったんだよな。
November 10, 2025 at 3:36 PM
これは次の宿場の妻籠。
November 7, 2025 at 5:29 PM
同前。
November 7, 2025 at 5:21 PM
以前訪れた馬籠宿の写真。2020年だからコロナ禍で観光客少なかったときだね
November 7, 2025 at 5:15 PM
白玉ぜんざいーー!!ほかほかあずきのいいにおい
November 2, 2025 at 5:31 AM
書店で絵本グッズフェアをやっていて、がまくんとかえるくんの小さいぬいぐるみと目があってしまった……。

スタバ併設の書店だったけど地元チェーンの喫茶店も近くにあったのでそっちに入ったら、シェケラートがあった。エスプレッソと水と砂糖をシェイカーでシャカシャカしたドリンク、氷とレモンも入ってて夏向けだけど珍しかったので頼んだ。
エスプレッソ久しぶりだったから効いた……
October 25, 2025 at 8:28 AM
ついでにヘッダ画像も替えました。
岐阜公演の菊人形です。2023年菊花展。
織田信長と徳川家康と武田勝頼だそうです。(添付画像はヘッダとは別角度)
October 20, 2025 at 1:34 PM
アイコンの挿頭花を菊に替えました。
狩衣の表紫、裏淡青で、移菊(うつろいぎく)のかさね。菊の花弁が霜に当たり、紫に変色していく様子を表現した色目です。

【咲きそめし宿しかはれば菊の花色さへにこそうつろひにけれ】
(人の家なりけるきくの花をうつしうゑたりけるをよめる─古今集/秋下/280/紀貫之)
歌意:人の家の庭から植え替えた菊を詠んで──
「咲き初めた庭から所を変えたら、この菊は、色までも移り変わってしまったよ。」

本当はこのアイコンは旧暦重陽(今年だと10月29日)用にしているのですが、気分を変えたいなーと思いまして……。
にしても、まだなんとなく季節がはっきりしない気もしますね。
October 20, 2025 at 1:18 PM
HAKKEN/OTUKIMI
October 6, 2025 at 2:22 PM
BANSHI
October 6, 2025 at 2:19 PM
NUSUTTO
October 6, 2025 at 2:18 PM
ODANGO
October 6, 2025 at 2:17 PM
らくがきの再掲ですが季節ものなので……
雨月(刀剣/にっかせ)
October 6, 2025 at 2:16 PM
曇りがちだけど雲間からこんばんは! #中秋の名月2025
October 6, 2025 at 10:36 AM
乙女の碑は、お地蔵様のかたちをしているけれど、お地藏様とは書いていない。そして神社の境内に建っている。

東白川村は旧苗木藩の領内。苗木藩といえば、全国的に見ても類を見ないほど徹底的に廃仏毀釈を断行した藩として知られており、東白川村は日本で唯一(!)今でも、お寺がないらしい。
山がちなところで、山林面積もあり村といってもかなり広いのだけれど、それでも今でもないというのは……。
鎮魂のモニュメントを建てる宗教施設が神社しかなく、それでも「乙女の碑」にはお地蔵様の形が必要だったのかなあ、とも想像していた。
しかし、こんな内陸の山深い土地であっても、政治に振り回され加担させられてきてしまったんだな。
September 27, 2025 at 10:09 AM
「招魂碑」と、昭和と平成に設けられた碑文。
こちらもALTに書き起しあり

碑文がふたつ作られても、そこにまだ書かれなかったことを、どうしても追記しなければならなかったんだな。時を置かないと書けないこともあったのだろうけど、時節を待った人達の、その間の痛みはいかばかりか。願いが果たされて、本当によかった。
満州建国や開拓入植の書き方も変わっています。
September 27, 2025 at 9:45 AM
「乙女の碑」プレート(2)
※ALTに書き起こしあります
September 27, 2025 at 9:35 AM
「乙女の碑」プレート(1)
※ALTに書き起こしあります
September 27, 2025 at 9:30 AM
映画「黒川の女たち」で採り上げられていた「乙女の碑」と、当事者や遺族会が奔走して乙女の碑の横に建てたプレートを拝見しに、岐阜県加茂郡白川町黒川地区の佐久良太神社にお邪魔してきました。

スレッドの続きに、書き起こしをALTで載せておきます。
「招魂碑」の隣に昭和と平成に建てられた碑文の書き起こしも合わせて比較してみて下さい。
September 27, 2025 at 9:26 AM
今月初め頃にドキュメンタリー映画「黒川の女たち」を観てきました。感想をTwitterから転載

今の岐阜県東白川黒川地区から満州に渡った開拓団が終戦直後関東軍に置き去りにされ、現地の人からの襲撃からの保護の代わりにロシア軍の性接待に女性を差し出した。村の皆の為にと耐えた女性達は戦後悪罵を浴びせられ村を追われ、関係者は口を噤んだ……
当事者の中に声を上げた人がいた。しかし、黙殺されてきた。1980年代、訪中墓参をきっかけに村には小さな「乙女の碑」が建ったが、何の碑文も加えられなかった。
この映画は、当事者と遺族会によって、乙女の碑の隣に経緯を詳細に書き記したプレートが建てられる過程を追う。→
September 27, 2025 at 9:12 AM
ぼけっとしているうちに昨日東海地方が梅雨入りしていたことをさっき知りました。関西も早かったですが、こちらも平年より15日ほど早いとか。えええ……。
今年の夏もなんとか越せますように、見た目だけでも涼しく、挿頭花を朝顔に。

【朝顔のとくゆかしさに置きたれば我より先に露はゐにけり】(赤染衛門集)
July 5, 2025 at 2:26 PM