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お姉様とほのエリあ゛あ゛あ゛あ゛

ﾜｲが副業占い師やってた頃に一番厄介だなーと思ってたのが恋愛についてで、Aro/Aceである以上恋愛も性愛も実質的に自分も持つものとして共感することは一切ないから持ってる知識で勝負するしかない部分もあったんだけど、お客さん的に「家庭も子どももいないのに」って思われる部分もあったんだろうなあと。法学部に入って体系的に民法学んでたり事務員として家裁案件に触れたりっていうのはめちゃくちゃ役に立ったけども。そもそも法律婚以降の問題は８割方手続の問題兼ねてるしなー（と思うから恋愛専門として売る気はなくて、圧倒的に仕事での相談のお客さんが多かった）

恋愛や性や結婚といったものは思いのほか個人と個人の問題ではなくて、社会参加の形、社会的通過儀礼として機能してる部分が強いのかも知れないなと。だから、決まった形以外の恋愛や性は社会への参加を許したくないっていう圧力が生じるんだろかなと。そこで、社会参加としての恋愛じゃなくて、小さな狭い狭い個室の恋愛を描く事（心中とか悲劇的なエンドではなくてできるだけハッピーに）を考えてる。

「論破」という単語がわたしは本当に嫌いなのだが、『はじめての哲学的思考』（ちくまポリマー新書）を読むと、哲学２５００年の歴史も「なんの生産性もないただ相手を言い負かすための技術」との格闘の歴史だったようだ。否定のための否定、偽物の客観性に陥らないためには、正しい問いかけをすることが必要で、ニセの問いに拘泥してはならない、と。たとえば「どんな頭のおかしい犯罪者にも人権を認めるべきか？」ではなく「更生した犯罪者を社会復帰させるためにどんなシステムが必要か、社会通念に照らし合わせてそこにはどれほどのコストが許容されるか」と問え、と

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