背景は現代、ジュエリー屋さんとジュエリーデザイナーさんの恋模様。楽しく読めた。指輪や宝石を身近に感じられて、なんだか得した気分でした。
私のようなおじさんにも、若いころはあったのですよ。
背景は現代、ジュエリー屋さんとジュエリーデザイナーさんの恋模様。楽しく読めた。指輪や宝石を身近に感じられて、なんだか得した気分でした。
私のようなおじさんにも、若いころはあったのですよ。
馬、ビーバー、兎、鷺、犬、チーター、蝸牛、タツノオトシゴにまつわる人々の8つの短編集。淡々としていて、時に控えめだったり、踏み越えて行ったり、重大だったりするお話。静かな雰囲気の中、お話の中に入り込んで現実世界から切り離してもらえるノイズキャンセラーのようなお話でした。
馬、ビーバー、兎、鷺、犬、チーター、蝸牛、タツノオトシゴにまつわる人々の8つの短編集。淡々としていて、時に控えめだったり、踏み越えて行ったり、重大だったりするお話。静かな雰囲気の中、お話の中に入り込んで現実世界から切り離してもらえるノイズキャンセラーのようなお話でした。
朝比奈あすか 「普通の子」
荻堂 顕 「飽くなき地景」
櫻田智也 「失われた貌」
新川帆立 「目には目を」
大門剛明 「神都の証人」
遠田潤子 「ミナミの春」
の6作品だそうです。受賞作発表は10月20日です。
朝比奈あすか 「普通の子」
荻堂 顕 「飽くなき地景」
櫻田智也 「失われた貌」
新川帆立 「目には目を」
大門剛明 「神都の証人」
遠田潤子 「ミナミの春」
の6作品だそうです。受賞作発表は10月20日です。
背景は千利休の死後。弟子が師利休の死について考え続けるお話。
井上靖氏って、茶道の大人をこうして描くことができるんだなぁと思った。改めて物語を世に出す覚悟みたいなものが必要だろうなと思った。お話そのものも淡々とした中に熱を感じるようなお話だったし、満足できた。私は茶道の嗜みなど少しも無いけれど、できることなら登場する茶道具を見てみたいと思った。
背景は千利休の死後。弟子が師利休の死について考え続けるお話。
井上靖氏って、茶道の大人をこうして描くことができるんだなぁと思った。改めて物語を世に出す覚悟みたいなものが必要だろうなと思った。お話そのものも淡々とした中に熱を感じるようなお話だったし、満足できた。私は茶道の嗜みなど少しも無いけれど、できることなら登場する茶道具を見てみたいと思った。
youtu.be/kLgILZbj8-k?...
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抜群に面白かった。大好きな映画「グッド・ウィル・ハンティング」をリアルに、もっと辛辣に描いたみたいな感じ。翻訳も微妙に下品な感じがとてもよかった。描かれた人生が「いい人生」だとはとても思えなかったけど、でも「それがどうした?」って感じが良かった。
抜群に面白かった。大好きな映画「グッド・ウィル・ハンティング」をリアルに、もっと辛辣に描いたみたいな感じ。翻訳も微妙に下品な感じがとてもよかった。描かれた人生が「いい人生」だとはとても思えなかったけど、でも「それがどうした?」って感じが良かった。
なんだかやたら読みづらかった。イラク戦争帰還兵たちの心情が読み切れないためなのか、会話のツボみたいなものがよく分からないためなのか、内容が決して明るくないことに加えて、とてもつらい読書となった。
なんだかやたら読みづらかった。イラク戦争帰還兵たちの心情が読み切れないためなのか、会話のツボみたいなものがよく分からないためなのか、内容が決して明るくないことに加えて、とてもつらい読書となった。
というわけでわたしの受賞作予想は
柚月裕子 作 「逃亡者は北へ向かう」です。
本作品の素晴らしさはもちろんのこと、柚月氏のこれまでのキャリアも文句なく「直木賞受賞作家にふさわしく思います。(柚月作品的には「孤狼の血」がベストな気がしますが)
次点は夏木志朋 作 「Nの逸脱」でしょうか。
というわけでわたしの受賞作予想は
柚月裕子 作 「逃亡者は北へ向かう」です。
本作品の素晴らしさはもちろんのこと、柚月氏のこれまでのキャリアも文句なく「直木賞受賞作家にふさわしく思います。(柚月作品的には「孤狼の血」がベストな気がしますが)
次点は夏木志朋 作 「Nの逸脱」でしょうか。
岩手県出身の柚月氏ならではのサスペンス作品だったと思う。震災直後の何もかもが頼りなく見えたあの頃の空気感を感じることができた。何のために生きているのか、この先何を思って生きていくのか、あの出来事を思い出した。
岩手県出身の柚月氏ならではのサスペンス作品だったと思う。震災直後の何もかもが頼りなく見えたあの頃の空気感を感じることができた。何のために生きているのか、この先何を思って生きていくのか、あの出来事を思い出した。
背景は現代。舞台は横浜市。主人公は定年退職した刑事。隣人たちにまつわる5つの事件の短編集。読む前は、「汚れた手を・・・」の人だから、なんかまた嫌な(プールの話みたいな)トラウマになるかもとか思いつつ、恐る恐る読んでたけど、本作はそれほどでもなくて安心した。
背景は現代。舞台は横浜市。主人公は定年退職した刑事。隣人たちにまつわる5つの事件の短編集。読む前は、「汚れた手を・・・」の人だから、なんかまた嫌な(プールの話みたいな)トラウマになるかもとか思いつつ、恐る恐る読んでたけど、本作はそれほどでもなくて安心した。
主人公は2人。探偵小説家の江戸川乱歩と外交官の杉原千畝。
時代は大正から昭和戦前・戦中・戦後と、二人がかりの大河ドラマでした。
それぞれの生き方が対照的でもあり、と同時に相似しているようでもあり、なかなか面白かった。語句の使いかたがところどころ今風でそのあたりも楽しめた。
主人公は2人。探偵小説家の江戸川乱歩と外交官の杉原千畝。
時代は大正から昭和戦前・戦中・戦後と、二人がかりの大河ドラマでした。
それぞれの生き方が対照的でもあり、と同時に相似しているようでもあり、なかなか面白かった。語句の使いかたがところどころ今風でそのあたりも楽しめた。
現在(2025年)のいろんな「世界」の描写がすごかった。自動車工場、投資セミナー、アフリカの内紛、日本版ヘッジファンド、ヤクザ業界、少年サッカー事情、障碍者介護などなど。この世界で生きていくにはどうするか。これまでとこれから。がんばれ若者たち。
現在(2025年)のいろんな「世界」の描写がすごかった。自動車工場、投資セミナー、アフリカの内紛、日本版ヘッジファンド、ヤクザ業界、少年サッカー事情、障碍者介護などなど。この世界で生きていくにはどうするか。これまでとこれから。がんばれ若者たち。
短編2つに中編1つの面白い構成。結構シニカルで、予定調和してなくて、それでも話が収束する感じが、淡々としてて、海外ホラーみたいで楽しめました。この人面白い。
短編2つに中編1つの面白い構成。結構シニカルで、予定調和してなくて、それでも話が収束する感じが、淡々としてて、海外ホラーみたいで楽しめました。この人面白い。
なんだか懐かしいところに連れていかれるようなお話でした。
テレビが今と違っていて、時代が少しづつ変わっていって、そんな中「正しさの雰囲気」みたいなものに磨り潰されていく感じが伝わってきて、胸苦しいような切ないような話でした。上手かったです。
SNSでの罵詈雑言、この先、無くなっていくといいですよね、ホント。
なんだか懐かしいところに連れていかれるようなお話でした。
テレビが今と違っていて、時代が少しづつ変わっていって、そんな中「正しさの雰囲気」みたいなものに磨り潰されていく感じが伝わってきて、胸苦しいような切ないような話でした。上手かったです。
SNSでの罵詈雑言、この先、無くなっていくといいですよね、ホント。
容赦のないサイエンス・フィクションだった。
戦いは物理学だよ兄貴!
ところどころ意味が分かんない所もあったり、出来事の描写が思い描けなかったりしたけど、いいよ。もういい。
と、とにかく最後の最後まで読めたってことが、俺にとって一番大事なことな気がするんだ。
容赦のないサイエンス・フィクションだった。
戦いは物理学だよ兄貴!
ところどころ意味が分かんない所もあったり、出来事の描写が思い描けなかったりしたけど、いいよ。もういい。
と、とにかく最後の最後まで読めたってことが、俺にとって一番大事なことな気がするんだ。
がきデカ
気分はもう戦争
カリフォルニア物語
エリア88
究極超人あ~る
みんなで卒業をうたおう
座敷女
天才‼柳沢教授の生活
よつばと!
闇金ウシジマくん
個人的に世界が広がった作品10
がきデカ
気分はもう戦争
カリフォルニア物語
エリア88
究極超人あ~る
みんなで卒業をうたおう
座敷女
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よつばと!
闇金ウシジマくん
個人的に世界が広がった作品10
シリーズ前2作を読み終えたので、忘れないうちに読んでおこうという読書。前作代わりと綺麗に終わったので、外伝みたいな話かと思って読み始めたけど、なんだか話がでんぐり返してて前に進んでる感が薄い。だけど、何か意図があるんだろうと期待しつつ、いよいよ下巻へ!(長い義務感の終わり!)
シリーズ前2作を読み終えたので、忘れないうちに読んでおこうという読書。前作代わりと綺麗に終わったので、外伝みたいな話かと思って読み始めたけど、なんだか話がでんぐり返してて前に進んでる感が薄い。だけど、何か意図があるんだろうと期待しつつ、いよいよ下巻へ!(長い義務感の終わり!)
沈黙を愛する人々の暮らす「アカシアの野辺」で育ったリリカ。彼女の歌声は物言わぬものに寄り添う不思議な響きをもつ。静かな傑作。
著者6年ぶり、待望の長篇小説
『サイレントシンガー』(小川 洋子)
books.bunshun.jp/ud/book/num/...
沈黙を愛する人々の暮らす「アカシアの野辺」で育ったリリカ。彼女の歌声は物言わぬものに寄り添う不思議な響きをもつ。静かな傑作。
著者6年ぶり、待望の長篇小説
『サイレントシンガー』(小川 洋子)
books.bunshun.jp/ud/book/num/...
昭和の最後から平成初めにかけての大学生の青春物語。自由な世界に思いきり飛び込んで、ざらりとした世の中を知ったり、自分のみすぼらしさに唖然としたりする、甘く切ないお話。そういえば昔は、酒飲んで吐いたりしてたなぁ。
昭和の最後から平成初めにかけての大学生の青春物語。自由な世界に思いきり飛び込んで、ざらりとした世の中を知ったり、自分のみすぼらしさに唖然としたりする、甘く切ないお話。そういえば昔は、酒飲んで吐いたりしてたなぁ。
上巻を読み始めたときは、「ああ、また苦手な感じだ」と思った。書いてあることがなかなか頭に入ってこなくて「飛ばし読みしたい」と何度か思ったけど、下巻は比較的読みやすかった。途中からお話に動きが出てきて、面白くなってきた。これは読んでよかったと思えるお話でした。
上巻を読み始めたときは、「ああ、また苦手な感じだ」と思った。書いてあることがなかなか頭に入ってこなくて「飛ばし読みしたい」と何度か思ったけど、下巻は比較的読みやすかった。途中からお話に動きが出てきて、面白くなってきた。これは読んでよかったと思えるお話でした。
背徳の掟偏は26巻で完結してた。27巻からは魔力の刻印編が始まっている。(もちろん現在まで未完のまま。)26巻はとてもセリフが少なく、ほとんどが背景音で語られていて、ちょっとした絵本みたいになっている。
27巻はどんな話だろうと思ったけど、作者が描きたいことだけを描いたみたいな出来で、あんまり面白くなくて期待外れ。だが、これで全巻揃ったから良しとしたい。
背徳の掟偏は26巻で完結してた。27巻からは魔力の刻印編が始まっている。(もちろん現在まで未完のまま。)26巻はとてもセリフが少なく、ほとんどが背景音で語られていて、ちょっとした絵本みたいになっている。
27巻はどんな話だろうと思ったけど、作者が描きたいことだけを描いたみたいな出来で、あんまり面白くなくて期待外れ。だが、これで全巻揃ったから良しとしたい。
長い話なんだろうと思い、投げ出さずにコツコツ読んだ。
息の切れるような山道も、登った後で振り返れば、満足感があるものですね。下巻もコツコツ行くよ。
引き込まれるような展開はないけど、この先にある景色を信じよう。
長い話なんだろうと思い、投げ出さずにコツコツ読んだ。
息の切れるような山道も、登った後で振り返れば、満足感があるものですね。下巻もコツコツ行くよ。
引き込まれるような展開はないけど、この先にある景色を信じよう。
毎日の食事ことだから、そんなに気張らなくてもいいけれど、でも自分や家族を思いやる大事なことだから、五感をめぐらして丁寧なものを心がけましょう。みたいなことのように読んだ。
自分は東北に住んでいるので、地元らしい丁寧さや、面白味みたいなものを見つけられたらいいなと感じた。
毎日の食事ことだから、そんなに気張らなくてもいいけれど、でも自分や家族を思いやる大事なことだから、五感をめぐらして丁寧なものを心がけましょう。みたいなことのように読んだ。
自分は東北に住んでいるので、地元らしい丁寧さや、面白味みたいなものを見つけられたらいいなと感じた。
何についてのお話なのか、ふわっとした書き出しで、上野の歴史みたいなものをなぞるお話かと思いきや、次第に語り部の人生に焦点が絞られていくというお話でした。
何があったのかはっきりとはわからないが、その人の表情に重ね合わせれば、全てがわかるような気がする、寂しいような暖かいようなお話でした。
何についてのお話なのか、ふわっとした書き出しで、上野の歴史みたいなものをなぞるお話かと思いきや、次第に語り部の人生に焦点が絞られていくというお話でした。
何があったのかはっきりとはわからないが、その人の表情に重ね合わせれば、全てがわかるような気がする、寂しいような暖かいようなお話でした。
その一方で実用書には価値を認めるらしく「海釣りの仕掛け」や「税金のしくみ」などの本はいつまでも本棚に立っている。
どうして人のモノまで捨てたくなるのか、不思議だなと思う。
同時に「アホか」とも思う。
その一方で実用書には価値を認めるらしく「海釣りの仕掛け」や「税金のしくみ」などの本はいつまでも本棚に立っている。
どうして人のモノまで捨てたくなるのか、不思議だなと思う。
同時に「アホか」とも思う。