近所のカフェ兼雑貨屋兼パン屋の通路、トイレの真ん前に打ち捨てられたような古本販売の棚がある。私はそこに通っている。本を買って読み、図書館に寄贈するというミッション・ポシブル。で、今回救った本がこれ。100円。
戦争がハンナに残していった重荷は、ミヒャエルの朗読で少しは軽くなったのだろうか。戦争犯罪で裁かれるハンナは、裁判長に問う。「あなたならどうしましたか?」。ハンナは、「そうするしかなかったのです」という答えしか持たない。
読後、ハンナの最後の選択の意味をずっと考えている。
手元に置いておく本に決定。任務終了。
近所のカフェ兼雑貨屋兼パン屋の通路、トイレの真ん前に打ち捨てられたような古本販売の棚がある。私はそこに通っている。本を買って読み、図書館に寄贈するというミッション・ポシブル。で、今回救った本がこれ。100円。
戦争がハンナに残していった重荷は、ミヒャエルの朗読で少しは軽くなったのだろうか。戦争犯罪で裁かれるハンナは、裁判長に問う。「あなたならどうしましたか?」。ハンナは、「そうするしかなかったのです」という答えしか持たない。
読後、ハンナの最後の選択の意味をずっと考えている。
手元に置いておく本に決定。任務終了。
文化大革命から1984年の会社元年、そしてその後、中国社会の閉塞感とそこで生きる人々の葛藤が描かれた作品。
自分なら登場人物の誰になり得るのか?結局どの人物にもなり得るように感じてしまう。
作者が様々な登場人物を通して、「あなたならどの道を選ぶ?」と、問いかけているよう。そして、どの人物も愛すべき存在で、どの道も間違えていないと思わせる筆致の不思議。
印象的な表紙のイラスト、髪の毛の中に目が隠れている。
文化大革命から1984年の会社元年、そしてその後、中国社会の閉塞感とそこで生きる人々の葛藤が描かれた作品。
自分なら登場人物の誰になり得るのか?結局どの人物にもなり得るように感じてしまう。
作者が様々な登場人物を通して、「あなたならどの道を選ぶ?」と、問いかけているよう。そして、どの人物も愛すべき存在で、どの道も間違えていないと思わせる筆致の不思議。
印象的な表紙のイラスト、髪の毛の中に目が隠れている。
この作品を読んだきっかけが下の動画です。この方のチャンネルを視聴すると、亡くなって久しい作家の息遣いがすぐ近くに感じられるようです。非常に丁寧に作られた動画です。
大人の国語便覧
youtu.be/Kb3hXYmOzf8?...
この作品を読んだきっかけが下の動画です。この方のチャンネルを視聴すると、亡くなって久しい作家の息遣いがすぐ近くに感じられるようです。非常に丁寧に作られた動画です。
大人の国語便覧
youtu.be/Kb3hXYmOzf8?...
書き出しから素晴らしい。
「昼のあいだ、大きな出来事も面倒もなければ、夕暮れは優しく微笑みながらやってきた。」
もうひとつ。鉛筆をなかなか上手く扱えない友人のカルメンに、文字を教える主人公ジョゼ。
「そして彼の浮かべる悲しそうな笑みを、励ましの言葉という消しゴムで消してやらなければならなかった。」
原書の雰囲気を調べたら、これもまた良かったです。
書き出しから素晴らしい。
「昼のあいだ、大きな出来事も面倒もなければ、夕暮れは優しく微笑みながらやってきた。」
もうひとつ。鉛筆をなかなか上手く扱えない友人のカルメンに、文字を教える主人公ジョゼ。
「そして彼の浮かべる悲しそうな笑みを、励ましの言葉という消しゴムで消してやらなければならなかった。」
原書の雰囲気を調べたら、これもまた良かったです。
手放したのに、最近また読みたいと思う本、『存在の耐えられない軽さ』。切ない読後感でした。著者の名前が思い出せなくて、(ツンドラ…ツンデレみたいな響きだったよな…)数時間考えた末にネットで検索。ミラン・クンデラ!多分少しだけ脳が若返りました。
手放したのに、最近また読みたいと思う本、『存在の耐えられない軽さ』。切ない読後感でした。著者の名前が思い出せなくて、(ツンドラ…ツンデレみたいな響きだったよな…)数時間考えた末にネットで検索。ミラン・クンデラ!多分少しだけ脳が若返りました。
写真は昨年末から再読している「ザリガニの鳴くところ」。カイアがテイトから読み書きを教わるシーンが好きです。
写真は昨年末から再読している「ザリガニの鳴くところ」。カイアがテイトから読み書きを教わるシーンが好きです。