お灸すえ子
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お灸すえ子
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名古屋在住の翻訳文学試食会リスナー。「毎日終活」を目標に、手持ちの本を増やさないように努めています。読む本はほぼ図書館本です。よろしくお願いします。
翻訳文学試食会で知った『黒人小屋通り』(ジョゼフ・ゾベル著・松井裕史訳)、読了しました。読んで良かったと、心から思う一冊です。

書き出しから素晴らしい。

「昼のあいだ、大きな出来事も面倒もなければ、夕暮れは優しく微笑みながらやってきた。」

もうひとつ。鉛筆をなかなか上手く扱えない友人のカルメンに、文字を教える主人公ジョゼ。

「そして彼の浮かべる悲しそうな笑みを、励ましの言葉という消しゴムで消してやらなければならなかった。」

原書の雰囲気を調べたら、これもまた良かったです。
January 30, 2026 at 3:06 AM
試食会、ブルガーコフ回も楽しく拝聴しました。大蛇が奥さんを飲み込んで…のところで、『星の王子さま』を連想し、それを面白いと思えなかった若かりし日の自分を思い出し…「そう言えば、『モモ』も『浴室』も『ノルウェイの森』もダメだったな」と、お二人の話を聴きながら、思い出が芋づる式に甦りました。世間では盛り上がっているのに、自分には理解できない作品、ありますよね。ある時期から、「仕方ない、私の感性はこの人(著者)のそれに追いついてないんだな」と思うようになりました。で、若い頃ダメで、40代で再読し、面白いと思ったのが『ボヴァリー夫人』。私も大人になったんだなと感慨深かったです。
January 29, 2026 at 7:11 AM
『ワンちゃん』、中国人女性作家の楊逸(ヤン・イー)が日本語で書いた作品を読みました。表題作の「ワンちゃん」と「老処女」の二作品が収められている一冊。言葉が情景を想起させる文章がとても良かったです。これは大東さんが試食会で度々語られますよね。二作品とも不運な女性の人生が描かれているのですが、そこはかとなくユーモラスで、何とも言えない味わいがありました。さて、次は、以前試食会で取り上げられていた『黒人小屋通り』を読みます。楽しみです。
January 25, 2026 at 9:26 AM
ヤア・ジャシ著、峯村利哉訳『奇跡の大地』(原題『Homegoing』)、読了しました。読み応えありました。舞台はアフリカとアメリカ。奴隷貿易盛んなアフリカで生き別れた異父姉妹、その子孫が歩んだ人生が7世代(主人公14人)にわたって描かれています。それぞれの人生の物語が少しずつ絡み合いながら、最後に再び巡り合う展開は圧巻でした。訳者のあとがきも良かったです。
January 23, 2026 at 10:36 PM
翻訳文学試食会、ドリス・レッシング会を聴き終わりました。大東さんと干場さんの議論は、お互いの信頼感が根っこにあるので、安心して聴いていられます。そして、自分はどう考えるのか、脳内で色々と意見を戦わせます。奴隷貿易を題材とした小説を読み終えたばかりの私にとって、(レッシングの作品は未読ですが)ギデオンの行動は民族の誇りから来るものではないかなと思いました。「なめてもらっちゃ困りますぜ」という感じでしょうか。
January 22, 2026 at 9:35 PM
早朝読書。大江健三郎のエッセイが好きで、時々読み返しています。『「自分の木」の下で』は、著者から子どもに向けたメッセージ本なんですが、この本が特に好きです。これを読むと、本屋などない田舎で育った自分の幼少期を思い出します。公民館の本棚からコナン・ドイルや赤川次郎の本をよく借りていました。殺人の描写などある怖い本を読むと、夜トイレに行けずに極限まで我慢した幼き日の私。そこまでの回想がワンセットで脳内再生されます。
January 19, 2026 at 9:03 PM
先日の投稿で、干場さんが読書法について語っておられました。その中で、本当に大切な本はせいぜい30冊程度と仰っていて、私、自分の本棚の前で数えてみました。28冊。 かなり片付けましたから。でも、「あれは処分しなければ良かった」と思うことも時々あります。

手放したのに、最近また読みたいと思う本、『存在の耐えられない軽さ』。切ない読後感でした。著者の名前が思い出せなくて、(ツンドラ…ツンデレみたいな響きだったよな…)数時間考えた末にネットで検索。ミラン・クンデラ!多分少しだけ脳が若返りました。
January 15, 2026 at 9:06 PM
読む本がなくなって図書館に行こうと思ったら、名古屋市の図書館は8日までお休みとのこと。仕方なく本屋に行って、ポール・オースターの『4321』を手に取り、鈍器のようなその重さに改めて驚愕しました。いつも通り迷った末に棚に戻し帰宅。その後、読む本を求めて夫の本棚を物色。なんとなく持ってきた司馬遼太郎。なんとなく読み始めたら、これが、まー!面白い!一気にのめり込み、昨夜から司馬さんの生涯をネットで色々調べてます。それで、次はポール・オースターを買って、翻訳文学試食会の年末のイベントに参加したいと思ったりしています。……買う前から塩漬け決定なのか!
January 6, 2026 at 9:19 PM
翻訳文学試食会をフォローするためにアカウント作成してみました。よろしくお願い致します。

写真は昨年末から再読している「ザリガニの鳴くところ」。カイアがテイトから読み書きを教わるシーンが好きです。
January 1, 2026 at 10:58 PM