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ほぼ読書感想
ブラッドリー・L・ギャレット『「立入禁止」をゆく」青土社
www.seidosha.co.jp/book/index.p...
都市において、人が入っていい場所は限られている。公園や商業施設はOKでも、工事現場や変電設備、水道施設はNG。だって危ないもんね

それって都市の管理者側の建前なんじゃね?
という疑問を抱いた著者が高層ビルに廃工場、地下の下水道など片っ端から「立入禁止」を破りまくった 体験記。
 10年ぶりに再読。多くの人が都市に住む現代社会において心身の、学問の「自由」とは何か身を持って試す著者の姿勢に圧倒される。ようやく感想を言えたわ。

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September 19, 2025 at 11:36 AM
久しぶりにビッグイシュー買いました。この暑さなので確実に買える季節限定のポップアップストアまでお出かけ。吉祥寺駅は古本屋も古書店もあるのでストアオープンまで書店のはしごが出来て最高だった。

買ったのはインタビューがシンシア・エリヴォとレディ・ガガの号。映画雑誌やファッション誌にはないインタビュー内容なので意外と何年か経っても読み返したくなるんだよね。
買えて良かった。

↓ポップアップストアの存在を知ったビッグイシューの記事。

www.bigissue.jp/event/event-...
August 14, 2025 at 12:41 PM
ホップウッド・ディプリー『ハリウッドのプロデューサー英国の城をセルフリノベする』亜紀書房

英国系アメリカ人の作者はひょんなことから、先祖伝来の城が英国に残っているのを発見し、訪問してみる。が、その見事なまでの荒廃っぷりに唖然。
子孫のプライドに火がついて、なんと英国に移住し、城の修復に着手した!というノンフィクション

なのだけど、いい意味でタイトルに騙された。作者がDIY的に城をどう修復するかって話ではなく、地域に根ざした「城」を修復するまでいかに七転八倒し続けてるかの話だった。
そこまでしてやる?という熱量に脱帽しつつ最後まで読んでしまいました。
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August 1, 2025 at 12:36 PM
www.raichosha.co.jp/book/101
『数の辞典』澤宏司、雷鳥社
 整数の定義からトポロジカル、フーリエ解析、はては金融工学を支えるブラック・ショールズ方程式まで。およそ包括的に過去から現代までの数学に関する言葉を一つ一つ定義した野心的な辞典。各ページに対応するイラスト有り。
 一つの定義に一ページが割かれ、説明は明確で大変読みやすい。加えて各見出しの順が数学史に沿っているので、自分が過去に学んだ数学がどの辺から来たのかって分かるのが良い。一つの定義がどうやって数学の分野に発展したのかって、広大な数学世界を案内してもらってるみたい
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May 21, 2025 at 10:47 AM
『三人寄れば、物語のことを』上橋菜穂子, 荻原規子, 佐藤多佳子、青土社
www.seidosha.co.jp/book/index.p...
 鼎談集、上橋菜穂子の『守り人』、荻原規子の『RDG』、佐藤多佳子の『シロガラス』というシリーズものをテーマにおしゃべりしてるんだけど、これが何度読んでも面白い!
 元々上橋菜穂子の守り人シリーズが好きで読んだんだけども、鼎談相手である荻原規子の『RDG』を知れたのが何よりも収穫だったなぁ。ローズマリ・サトクリフを知ったのもこの本だったな。
 何度読んでも楽しめる1冊を作ってくれたユリイカ編集部に感謝しかない。
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May 12, 2025 at 10:39 AM
 ヒルマ・アフ・クリント展に行って似たような世に知られてない女性の画家っておらんかなと図書館で手にとったけど、これは当たりだったなぁ。 
 マリア・ジビーラ・メーリアンがいかに忘れ去られ、いかに再発見されたかもきちんと紹介してる。博物学という学問事態の衰えと、女性画家に対する偏見ゆえの実績の軽視と、そこからの復活。当時の社会情勢や、マリア・ジビーラ・メーリアン以外で画家として活躍した女性も紹介するなど、意欲的な作りになっている。
 近代以外の女性で画家なんて国立西洋美術館に自画像があるマリー=ガブリエル・カペか葛飾応為くらいしか知らなかったから、まさに蒙を啓いてもらった1冊。
April 29, 2025 at 11:25 AM
ヒルマ・アフ・クリント展に行って来た。浦島茂世さんがアトロクで推してて興味が湧いたんだけどめちゃくちゃ良かった。
抽象画って良さが分からんて思ってたけど、これには画家の手帳やラフがいっぱいあって作品が出来るまでの思考が追いかけやすい。
あとシンボルの使い方が素晴らしい、ユングがみたら狂喜乱舞しそう。色彩豊かで、細部の作り込みに夢中になっちゃう展覧会でした。
April 26, 2025 at 6:31 AM
『大都会の愛し方』パク・サンヨン、亜紀書房
 6月公開の『ラヴ・イン・ザ・ビッグシティ』の原作だと知り読んでみた。都会を舞台にした様々な関係性が語られる連作集ななけど、どれもこれもドスンと読んでてお腹の辺りに重たいものが落ちてくる感覚を覚える。
 特に表題作がすごくて、あと10年若かったら投げ出してしまったかもしれない。涙が出そうなほどの愛しさを覚える瞬間は、その人と永遠に別れてしまった後にくる。そんなどうしようもない、身を切るような幸せを経験をしたことがある人にとっては宝物みたいな1冊になるかも。
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#韓国文学
April 19, 2025 at 5:38 AM
www.akishobo.com/book/detail....
『アメリカの悪夢』デイヴィッド・フィンケル、亜紀書房
第一期トランプ政権成立からバイデン政権が成立するまでの4年間、イラク戦争にも参加した退役軍人を中心にして描かれた「普通」のアメリカの暮らしをテーマにしたノンフィクション。なんだけども読んでしんどい本だった。
 戦争は外だけじゃない、自分の国の、自分の生活の中にあるっていきなり実感してしまう瞬間がキツかった。
 気楽に人にお勧めできる本じゃない。でも、今生きてる世界はどういうものかって触れられる一冊ではあると思う。読んでよかった。
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February 21, 2025 at 12:11 PM
確かに完全に一致してるw
先輩っ再現率やばいです!さすがです!あとは国会議事堂を制覇して欲しい!

スタイリッシュ演出貞子さんてwww
ブランド側から提供される真っ白な衣装が白すぎて悩んでたりしたら面白いですねw(これは…清潔すぎないか?)みたいな感じでw
December 22, 2024 at 11:38 AM
『アニメオタクの一級建築士が建築の面白さを徹底解剖する本。』NoMaDoS、彩図社
 魔人ブウの家やHUNTERXHUNTERの天空闘技場にクッパ城など。誰もが知ってるマンガ、アニメ、ゲームに登場する一見すると荒唐無稽にも思える建物たちを建築士の著者が技術的にどうすごいのか、どこが画期的なのかを解説した本。
 テーマとなる建物と比較対象として現実の建築も紹介してくれるので、「あーこれが似てるんだ」ってなる楽しみがある。読みながら作品を思い浮かべてもよし、画像をググりながら読むもよし。
 これの都市バージョン出して欲しい。
December 16, 2024 at 12:16 PM
図書館でミステリーフェアやってた。ついつい選出された本を眺めてしまう。楽しいディスプレイにニヤニヤしちゃう、なんか嬉しいですね。
December 12, 2024 at 6:25 AM
こないだ久しぶりに上野の東博行ったら、キティちゃんが天下取ってた(違)
December 8, 2024 at 10:55 PM
www.kankanbou.com/books/essay/...
『モトムラタツヒコの読書の絵日記』モトムラタツヒコ、書肆侃侃房
 神保町の古本まつりで書肆侃侃房のブースで手にとって、カラフルなイラストに一目惚れして購入。帰りの電車で読み始め、そのまま一気読み。面白かったー!
 プロレスに落語に海外文学にエッセイにと、とにかく話題が幅広くて面白い。自分が読んだことない本ばかりで、「えー、これ読みたい!」ってなりっぱなし。何より読んだ感想を熱を持って書いてるせいで、読んでるこっちまでなんだか元気になれる素敵な一冊でした。
 たまに挟まれる映画や音楽の話題も魅力的
October 27, 2024 at 2:00 AM
神保町の古本祭りに参戦してきたくど人並みに負けて早々に、新刊本屋に退散(笑)
大変だったけどこんなに本好きな人がいて嬉しい😆
でも一冊だけ買ったよ!
モトムラタツヒコの読書の絵日記
October 26, 2024 at 10:15 AM
『アイルランド幻想』ピーター・トレメイン、光文社
 修道女フィデルマシリーズの著者、ピーター・トレメインが書いた怪奇小説集。なにせフィデルマの作者さんだから現代モノの小説を書くイメージなかったんだけど、もう読みだすと一気に引き込まれちゃう。
 古い家から発見された書類が伝える因縁、ありえない存在との邂逅や存在しないはずの恋人との出会いであったりとか、読むとどこか懐かしいけど切ない感じのお話がいっぱい。
 そこにケルト学者でもある著者の豊富な古代アイルランドの文化の味付けがうまーくマッチングしてて、すごくいい。図書館でたまたま見つけたんだけど、これは素敵な掘り出し物だった。
October 25, 2024 at 11:26 AM
xknowledge.co.jp/book/9784767...
『深海問答』山口慎介、エクスナレッジ
 義務教育でストップしている知識でも読める、海洋学の本なんだけども大変面白かった。化学、生物、地質学の知識がなくては全体図を捉えにくい海洋学の世界の入門書として作ったという作者の意図が素晴らしい。
 数式がなくてイラストが多いのもありがたいし、より深く知るための文献紹介があるのもいい。けど、なによりも本全体を通してテンションがずーっと低いのが読んでて心地いい。
 温暖化だ、やれSDGsがといった日々のニュースにうんざりしてる時に読むと、やみくもに不安を煽る報道への解毒剤になるかも。
October 22, 2024 at 1:17 AM
本日の猫様。このあとミャーミャー話かけて頂き、誠に有り難き幸せを感じたで候。
October 15, 2024 at 10:22 AM
近所のお猫さま
September 21, 2024 at 10:55 AM
 www.hituzi.co.jp/hituzibooks/...
『BLと中国』周密、ひつじ書房
 そのものズバリ、中国におけるBLについての紹介というか、研究の本。
 いや面白かった。中国の古典文学におけるBL的、男性同士の性愛についての検証から現代の中国BLに相当する「耽美」の使い方についてまで、コンパクトながらすっごくわかりやすい。
 読んでてもうちょっと中国BLのメジャー作品くらい調べておけばよかったと思ってしまった。『魔道祖師』って名前とぼんやりしたイメージしか知らないもんで…。反省しております。
 ともあれ、日本のBLとの違いも分かるのでお勧めの一冊
September 18, 2024 at 11:07 AM
Bluesky のユーザー数は現在 1,000 万人を超えており、私は #4,860,849 番目でした。

ほほう、とかしこまってみるけど。早いのか、遅いのかよー分からん(笑)
September 17, 2024 at 4:07 AM
国立西洋美術館にて。美術館は展示だけど見てる人も面白い。
July 27, 2024 at 7:27 AM
ご近所のサビ柄さん。フレンドリーな気分だったのか、ウニャウニャおしゃべりしながら身体を擦りつけて去っていった。
猫さまに相手にされてご機嫌。
June 13, 2024 at 6:08 AM
テンション上がる。いくつになっても骨格標本て上がる。
ていうか博物館ていいよね
May 30, 2024 at 4:18 AM
マティス展行って来てめっちゃ楽しかった。なんか作品にパワーがあって、やっぱ本物は見ないとわからないなー。
March 30, 2024 at 10:04 AM