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猫と暮らしています
Live with a cat
イラストレーターの小泉さよさんにお手紙書きました。珍しくすんごくバタバタ続いててすっかり遅くなってしまい、その間に手袋始めたり…雪まで降りました
よかったらお読みください
shokan.tane.llc/2025/11/30/%...
November 29, 2025 at 9:51 PM
『ぜんぶの後に残るもの』読了してたんでした。本来は気楽なエッセイだったはずなのに2011年3月11日のあの日が前半を重苦しく覆う。もう少ししたら当時を知る貴重な証言の一つとかになるのかもと思ったりした。ただ途中からはかなり気楽に読める手頃なエッセイという感じで、それはそれでよかった。
November 20, 2025 at 7:18 PM
『ブルーもしくはブルー』読了してたんでした。
「もしあの時、違う人を選んでいたら」という物語。ただのifを描くのではなく分岐した自分と出会い交流するというシーンがあるのが面白かった。そしてその二人は結構別人のようにも見えるけど人の多面性故とも受け取れなくもないなとも思った。所謂隣の芝生は青いなのか本当に逃げ出すべき場所なのか。
November 17, 2025 at 7:59 PM
『のび太とアニマル惑星』読了。自然破壊とか人間の愚かさと野蛮さを遺憾なく描いておきながらしっかり希望も配置する、ドラえもんという作品はやはりすごい。後個人的にドラえもんの漫画の随所にあるテンポの良いボケとツッコミがかなりツボ。
November 8, 2025 at 6:55 AM
『ユーモアの鎖国』読了。詩人石垣りんのエッセイをまとめた一冊。エッセイだけど詩に関連するものも多く詩も多く掲載されている。
銀行員として働きながら詩を書いたのは知っていたし、彼女の稼ぎに家族が乗っかっていたのも何かで知っていただからこそ「暮らし」の詩はより響いたが、皇国を無邪気に信じてたと語られる戦争体験からの現在地(エッセイを書いた時の)興味深く読んだ。タイトルにもなってる「ユーモアの鎖国」がかなり心に残ったが「眠っているのは私たち」の

戦争の記憶が遠ざかるとき、
戦争がまた
私たちに近づく。
そうでなければ良い。
(後略)
の箇所。背筋に冷たいものが走った。牟田都子さんの解説も良かった
October 11, 2025 at 5:31 PM
遠くに住む友人が近くを通ったからとわざわざ写真を撮って送ってくれた。
懐かしい。
October 2, 2025 at 3:53 PM
『巴里ひとりある記』読了。本屋をやっていた頃によく来てくださる方が「『わたしの渡世日記』がやたら滅法に面白く夫婦で奪い合いになってる」と言われて僕も読んでファンになった高峰秀子の初著作。まだまだ文体にブレはあるし「こう書いていいのかな?」みたいな迷いも感じる。ただバリを離れる日の事に「今夜、私一人がパリからこぼれ落ちるだけで、明日も明後日も、何の変わりもなくパリは在る。(後略)」と表現するのはさすがの感性。しかし当時は、飛行機でパリ行くのも大変だな羽田→沖縄→香港→バンコック→カルカッタ→カラチ→ベルーット→ミニイ→ブラッセル→パリと当時の旅の大変さを実感した。
September 30, 2025 at 4:11 PM
『ババヤガの夜』読了。冒頭からアクションで所謂アクションエンターテイメントで読者のミスリードを誘う部分もあってそこに見事にハマってしまった。
貸してくれた人は「つまらなかった」と言っていたがその人なんでもアクション映画とか退屈だと感じる人なようで、そりゃこんなアクションてんこ盛りの作品とは相性が悪いわと思った。
少し設定がふんわりしていた印象を抱いた部分もあったけどバーっとかけ抜けたしそれもまたうまいリードなのかもと後から思った。
楽しかった。
王谷さんのダガー賞受賞スピーチも良かった

web.kawade.co.jp/information/...
September 13, 2025 at 5:30 PM
『芭蕉はがまんできない』読了。青春ものを多く手がけてきた関口尚さんの新作はまさかの歴史もの。俳人松尾芭蕉をテーマにして主人公は曾良。自分の情熱のままに動く芭蕉は側から見てても矛盾しているがそんなことお構いなしにつき進む。とても面倒くさい人物像に苦笑い。そんな批評を行い、あれやこれや言いながらついて行きつつもあれこれ考えてる曾良も十分に面倒くさい。日本文学を大学院で学んだ作者なだけに歌の解釈も面白い。しかしこんなにも芭蕉が推敲を重ねているとは夢にも思わなんだ。
September 9, 2025 at 5:43 PM
『Book Arts and Crafts vol.6 本という浪漫』読了してたんでした。
本づくり協会の贅沢な小冊子。今回は製本についてのインタビュー。また今回は機械を使ってノート罫線を引く罫引所が登場してたが最近ツバメノートさんが罫線についてのアナウンスしてたけど最後まで使ってたのがここの機械だったのかなどと思ったりした。
September 4, 2025 at 4:37 PM
『Book Arts AND Crafts vol.5』校正とは
読了。本づくり協会の会報誌。今回は校正する方にインタビューをしていてこれまた面白かった。三回も読むとか
大変そうと思ったが詩の校正とかは本当に難しそうで朱書のコミュニケーションの奥深さの片鱗を感じられた
August 22, 2025 at 3:32 PM
本づくり協会というところが発行している会報誌『Book Arts And Crafts vol.4』読了。この薄さで1,000円なのは多分zineみたいに少部数だからなのと紙とかいいもの使ってるからかなと。この号では谷川俊太郎が中心となって新しい活字も含めた本を作る過程を追った『本をつくる』の制作を追った一冊で読み応えがあった。編集の仕方みたいな部分も結構話されていて執筆、ないし登場する人物が大変豪華だなと感じた。
August 21, 2025 at 5:37 AM
『モメント4号』読了。コロナ禍の影響が色濃く残る一冊2024年10月刊行なのでそれまでの取材の苦労が偲ばれる。
バリは行ったことないけどこの温暖化すすむなか今も暮らしはどうなんだろう?
多様なライフスタイルがある事はオランダにいると肌でわかるが、自分も含めてそうでない多くの人たちはこれを見て自分もとはなかなかなれないスキル、お金の問題などに思考がいくが若者はこれを読んでどんどん広がってほしい。
と思ったら後半に50歳以上の方の対談があり、うちもまだまだ可能性を捨ててはいかんなと思い直した。
August 12, 2025 at 4:01 PM
『世界の辺境とハードボイルド室町時代』読了。近年人気があるように感じる室町時代とソマリア共和国などの世界の辺境との共通点が思いの外多いねと気づいた両者と編集の人達がまとめた語り下ろしの一冊。浅学ながら清水克行さんの本を読んだ事がないのでそちらの雰囲気はわからないのですが、高野さんの著作のトーンは感じられまた対談ならではの脱線などもあり大変面白かった。
読んでない高野作品ますます読みたくなりました。
世界は自分が思っているより広く、深い。
August 12, 2025 at 3:56 PM
映画『Flow』鑑賞。動物たちが可愛くて映像も綺麗でストーリーも良い。
でも主人公の猫が大変な目に遭うので猫好きなので時々辛くなるで映画した。
猫の鳴き声うちのセナからこっそりサンプリングしてない?

画像みたいなシーンがあったといえばあったし、なかったといえばなかった
July 27, 2025 at 12:20 PM
『腰痛探検家』読了。僕も椎間板ヘルニアやってる腰痛持ちなので気持ちがよくわかるし笑いながら読んだ。
しかし腰というのは色々な形で痛みが出やすい場所なんだろうと読みながら思った。
僕の場合は走ることと寝る前の10分ヨガ(ストレッチ)だけど原因があまりはっきりしない場合は運動と体のバランスの調整をしていくしかないんだろうなぁ
表紙の絵は子どもに「お父さんみたい」と言われた…。まぁわからんでもないっす
July 25, 2025 at 2:23 PM
『何者』読了。就活って自分が一人で突き抜けて何者にもなれないから組織に入るという選択をしたと感じる部分もあるし、落ちると全否定された気にもなるからしんどいのを思い出した。
そこから他人を見下したりして冷笑的な態度で自分を保つまではわかるがそれをSNSに吐き出してしまうのを止められない感覚は現代なのだなと思った。
そんなSNSの描写や心の醜さと醜いだけじゃない気持ちの描き方が上手だなと思った。
ちなみにこの本は貰った本なのだけど過去の所有者の「速い」に対するこだわりが強さを感じた。
個人的にはどっちも正しいのでは?と思ったけど。
July 22, 2025 at 2:39 PM
イラストレーターの小泉さよ
さんにお手紙書きました。
今回はオランダ来てから最大のトラブルが…

根井と小泉の往復書簡「ウエハースと花豆」

裁判になっても勝つ見込みは低いでしょうと弁護士は言った

shokan.tane.llc/2025/07/19/%...
July 19, 2025 at 5:51 PM
『羊と鋼の森』読了。ピアノは羊の毛出てきたハンマーで鋼の弦を叩く。その事で生まれる音の和音のより良い響きを求める森に迷い込む人たちである調律師の物語。
主人公もその周りの人たちも皆真剣でひたむき。こんな人たちばかりなら世界はより良くなるだろうと思ったりもするけど実際の所とんでもなく悪い人ってあんまりいないわけで作品で描かれるのは調律師の人日々とでも言うようなものだった。
日々の気温がなんとなく目に浮かぶようなしんとした描写と側から見てる分には比較的地味な調律師の仕事の森の深さが感じられてた。
July 14, 2025 at 4:28 PM
『言葉の流星群』読了。宮沢賢治は今でもそれなりに人気があってこうやって評論みたいなものとかがコンスタントにでる印象がある。文体が平易な作品童話なども多いせいなのか?
しかし一方で漢字の雰囲気で風景はわかるけど音読できない言葉とかもあったりなかなか油断できない独自の言語を持つ作家のようにも感じる。
池澤夏樹の考察は読み流していた部分への気づきをくれたが同時に評も読み流してしまわないと先に進めない難しい部分もあった。
宮沢賢治の作品と対比して今の我々は「土地や地形を読まなくなり、そこに力を与える地名の命名をしなくなってきている」という評もっともでこれはそのうちいつか痛い思いをしそうだなと思っている
July 13, 2025 at 11:14 AM
『バター』読了。こちらでも町の本屋とかで英語版をちょくちょく見かけて気になっていた所、縁があって借りれました。
のっけからバター醤油ご飯とか出てきてあれこれ食べたくなる物語りでしたがそれ以上に女性に対するルッキズムへの疑念や男性が一度親しいとみなした女性への物言いなどのリアルさにゾワゾワした。梶井の底知れない怖さや最後までひっくり返る話の展開も面白かった。
美味しいご飯は皆で食べるものだし、ご飯を一緒に食べるような人たちが何人かいるなら多分道を外さずに済むのかもしれないと希望を抱かせる物語でもあった。
July 6, 2025 at 8:50 AM
『ゴッホのあしあと』読了。
ゴッホに対する偏見やあまり知られてないエピソードなどが紹介されていた。
メインはゴッホを題材にし著作『たゆたえども沈まず』のサブテキストという感じがした。
(そちらは未読)
June 4, 2025 at 7:02 PM
イラストレーターの小泉さよさんにお手紙書きました。
「ウエハースと花豆」
猫も空を飛ぶし、なんならアー写も撮れます

引っ越しの事や、オランダの最近の事や猫のこと

良かったらお読みください。

shokan.tane.llc/2025/05/28/%...
May 27, 2025 at 10:05 PM
ちなみに『東京百景』は人から借りたのだが古本だったらしいのだが貼られた値札が『もしもし、運命の人ですか?』でちょっと笑ってしまった。
穂村弘のエッセイも面白いですよね。にょにょにょっ
May 24, 2025 at 4:48 AM
『東京百景』読了。『火花』もそうだったけど吉祥寺、三鷹、三鷹台、立川、下北、仙川など馴染みがある場所が出てきて描写している当時の姿が脳裏で勝手に再生されて懐かしい気持ちになった。エッセイ読むと小説はその人からできているなと思った。
May 24, 2025 at 4:45 AM