並木陽
banner
namicky24.bsky.social
並木陽
@namicky24.bsky.social
主に西洋史に取材した物語を書いています。NHK-FM青春アドベンチャー『暁のハルモニア』『1848』他 小説『斜陽の国のルスダン』(星海社、宝塚星組公演『ディミトリ』原作)LINEマンガ『フローラの白い結婚』原作 http://onl.sc/bQf1xSU 通販 https://namicky24.booth.pm 作品一覧 https://privatter.net/p/3491109
2023年の春以来、2年ぶりに文学フリマ東京に出ます。
小説の新刊を出したくて申し込んだはずだったんだけど全然間に合わなかったので17年前に書いたエッセイ(古いメールの添付ファイルで見つかった)を冊子にしたものを携えていきます。
あと札幌でしか頒布してないシチリア映画レビューがある。
東京ビッグサイトになってから一般参加もしておらず会場の勝手がわからないので設営から参加しまする。
【O-50】におります。
November 22, 2025 at 10:26 PM
『リア王』
高齢化社会や前世代の負債に対する若者の鬱屈を浮き彫りにする演出。ゴネリルとリーガンが老いた父親を施設に預けたくて悩む普通の姉妹そのもの。シェイクスピアの世界がリアルに身近に感じられます。
大竹しのぶさんのリア王、憎々しかった爺さんがどんどん哀れなお爺ちゃんになっていき狂乱の度合いが増すにつれ庇護欲を掻き立てられました。第三幕の嵐の荒野、スプリンクラーの劇的効果も素晴らしい。
宮沢りえさんのゴネリルはかなり感情移入したくなるゴネリルで新鮮です。ふてぶてしさがなく言い分にもちゃんと筋が通ってて、父に罵られてる間は泣きそうな顔で堪えてて可哀想。
October 16, 2025 at 9:00 AM
昨日トルコ・クロアチア・ハンガリーの旅から帰ってきたところですが、御園座で観劇するため日帰りで名古屋に行ってきました。
せっかくだから名古屋城見てきた。
September 3, 2025 at 2:01 PM
これを観に来たのです。ロックミュージカル『ズリーニ1566』‼️
ズリーニ・ミクローシュがスレイマン帝率いるオスマン軍と激突したシゲトヴァール包囲戦。例年包囲戦が行われた8~9月に、ズリーニ城の人々がまさに命を落とした内城跡地で上演される年に一夜だけの野外劇。
最前列が取れてしまったの✨
楽曲がマジでロック!重厚な歴史衣装を纏った登場人物たちがマントを捌き剣を振り上げドレスを翻しつつシャウトするの熱い🔥そしてその只中を顔を白塗りにしてタイトな黒装束に身を包んだ「死の旅団」が不気味に練り歩く。
September 2, 2025 at 12:23 PM
イスタンブール経由で帰国しました🇯🇵
旅先でいろんな人に親切にしてもらい無事に行って帰ってこられました🙏✨
September 2, 2025 at 12:13 PM
ハンガリー南西の小さな街シゲトヴァールにいます。
この旅行の主たる目的だったイベントが雨で一日順延してしまったので帰国が一日のびることになっちゃった……。ウソでしょ……。
いま必死で飛行機や移動手段のキャンセルやら帰国便の取り直しやら保険とWi-Fiの延長手続きやらやってるんですが既にヘロヘロです……。
疲れた心と身体に持参した祖国の食べ物がしみまする。
August 30, 2025 at 7:16 PM
ザグレブ空港からザグレブの街にくる途中で大きな綺麗な川を渡った。
「何ていう川かな~」と思ってぐぐったら、なるほどサヴァ川。
セルビアのベオグラードでドナウ川に注いでいたサヴァ川がこの街にも流れていることを遅まきながら知りました。
August 28, 2025 at 9:44 AM
二年ぶりにクロアチアにやってきました。
ザグレブのバスターミナルでバスを待っているところ。
駅か空港のように立派なバスターミナルがある。
August 28, 2025 at 9:21 AM
"世界の50レストラン"にランクインしているというザ・マルマラ・ペラ・ホテルの眺望レストラン"ミクラ"。
イスタンブールに一泊しかいられないのでせめて街を眺めてあちこち行った気分になる作戦🌃
ガラタ塔がすぐ近くに見下ろせました。
仔羊の心臓のソテーとデザートの黒桑のスープがおいしかった🍴
August 28, 2025 at 8:50 AM
金角湾が見えるホテルに泊まっております🌙
August 27, 2025 at 11:19 PM
旧イスタンブル総領事館。外観だけ見学してきました。1904年にオスマン銀行頭取パンギリスの邸宅として建てられた木造建築を日本が買い取り、2003年まで総領事館が置かれた所。内装にはネオ・ロココとイスラーム伝統様式の折衷が見られ、日本とトルコの外交史においてとても重要な場所なのだそうです。
August 27, 2025 at 11:13 PM
成田なう✨
しばし旅行にでかけます✈️
August 27, 2025 at 12:55 AM
本日 8/24 文学フリマ札幌 (札幌コンベンションセンター)に「銅のケトル社+東天青」[D-39,40]で出店します!
『シチリア映画備忘録』『斜陽の国のルスダン』等既刊各種。新刊は送水さんと真田さんのチョコミント合同誌。
雲形ひじきさん主催 じゃがアンソロ2 を委託頒布予定です。
c.bunfree.net/c/sapporo10/...
August 24, 2025 at 12:05 AM
彩の国さいたま芸術劇場『マクベス』
協賛にスコッチウイスキー ロイヤル・ブラックラ!幕間にロックで頂きました🥃ロイヤル・ブラックラのロゴにはマクベスの剣と魔女の大鍋が描かれてるらしい🧙‍♀️
藤原竜也さんのマクベスは瞳の動きや一挙手一投足、息遣いさえもが雄弁。
土屋太鳳さんのマクベス夫人も凄い迫力。野心溢れる笑みが白い歯に似合う。幽鬼のような終盤の狂乱も見事ながら強靭なマクベス夫人の心が砕けたのが見えるような一幕終わりの沈黙が素晴らしい。夫人の死と共に舞台装置が崩壊する演出も良かった。マクベスにとって世界が壊れた瞬間。
廣瀬友祐さんのマクダフは美しくエレガントだけに、なりふり構わぬ嘆きの姿が衝撃的。
May 16, 2025 at 7:23 AM
三菱一号館『異端の奇才―ビアズリー展』
16歳から25歳までの作風の変遷を一挙に目の当たりにできて意義深い。バーン=ジョーンズの影響が強い初期の作品(『アーサー王の死』とか)が一番好きだけど、諧謔みも猥雑さも削ぎ落とされて憑きものが落ちたように洗練された最晩年の作品もいいなあと思った。
オスカー・ワイルドはビアズリーの作風があまり好きじゃなかったかも……という流れで、ビアズリー以外のサロメ表象のコーナーが充実してた。ギュスターヴ・モローの絵やチャールズ・リケッツによる舞台衣装&舞台美術イメージボード、サロメを演じた女優モード・アランの扮装写真などなど。
シュトラウスのオペラ古典的演出で見たい。
May 1, 2025 at 8:07 AM
目黒区美術館「中世の華・黄金テンペラ画―石原靖夫の復元模写 チェンニーノ・チェンニーニ『絵画術の書』を巡る旅」
ローマで6年修行を積まれた石原先生が帰国後に『絵画術の書』の翻訳に携わり、1400年頃に記された内容と自分が学んできた技との一致を体感されたという話が印象的でした。
上の絵具を削って下の金を見せるグラフィート、絵具の上に金を貼るミッショーネなど、29の技法が集められた「ルネサンス期テンペラ装飾技法見本」、小さな絵板に広がる世界の奥深さが凄い。
白眉はマルティーニ『受胎告知』(1333年)の復元模写工程。
ラピスラズリ団子を水中でにぎにぎしてウルトラマリンを抽出する動画も興味深かった。
March 18, 2025 at 11:47 PM
Kバレエ『海賊』初日観てきました。
オスマン朝期地中海の海賊(コルセア)たちを巡る愛と裏切りの群像劇。超絶技巧の数々に圧倒されまくり。
悪役ながらカッコよすぎる奴隷商人、堀内將平さんのランケデムに目が釘付け。岩井優花さんの憂い顔のグルナーラとのパ・デ・スクラーヴが圧巻。
石橋奨也さんの首領コンラッドの貫禄。妖精のように繊細でありつつ凜とした意志を感じさせる日髙世菜さんのメドーラ。栗山廉さんのビルバントの複雑な心情表現も素晴らしかったです。
そして吉田周平さんのアリ!魂も命もコンラッドに捧げる熊川版アリのオリジナル要素美味しすぎる。コンラッドのアリへの想いも描かれて一方通行じゃないところが好き。
March 15, 2025 at 4:17 AM
六本木のロシア料理店バイカル。家庭的なあったかいお店でした。
イクラののったブリヌイ最高ですわ~💖
チャホフビリ(鶏肉のトマト煮込み)、ペリメニ(水餃子)、ビーフストロガノフwith蕎麦の実 などなど美味しすぎて秒で消えました。
USURIという高麗人参と蜂蜜のお酒が養命酒みたいで興味深かった🍸
February 18, 2025 at 8:44 AM
わー素敵! 行かないと!

中世の華・黄金テンペラ画 - 石原靖夫の復元模写
チェンニーノ・チェンニーニ『絵画術の書』を巡る旅

会期:2025年2月15日(土)~3月23日(日)
時間:10:00〜18:00(入館17:30まで)
観覧料:一般 900円

目黒区美術館
「目黒駅」徒歩約10分
「中目黒駅」徒歩約20分

mmat.jp/exhibition/a...
February 15, 2025 at 7:45 AM
セルビア共和国建国記念日レセプションにお招きいただきました。
1804年の「主の迎接祭」、カラジョルジェによるオスマン帝国への蜂起と、1835年同日の憲法制定を記念する日。
明治憲法草案が審議された明治記念館での開催も趣深く、歴史の重なりを感じました。
お料理も美味しくて特にウシュティプツィ(チーズ入りのミートボール)が絶品でした。
February 13, 2025 at 3:02 PM
銀座の教文館3階で日本における聖書頒布の歴史についての展示が開催中でした。ヘボン式ローマ字のヘボン博士が聖書和訳に携わった宣教師だったこと知らなかったです。ローマ教皇に献呈する特装版聖書の製作過程の動画が面白くてずっと見ちゃった。
4階エインカレムではラトビアフェアをやってました。
February 10, 2025 at 11:53 AM
窪田有美子展「土耳古陶板画の世界」
ルーム・セルジューク朝、オスマン朝時代から伝わる装飾タイル芸術を現地で学ばれた方が、伝統的な文様とご自身の創作を融合させて独創的な作品を作り出されていました。
展示会場がある昭和7年竣工の奥野ビルも趣深かったです。手動ドアのエレベーターがあった。
February 9, 2025 at 1:25 PM
玉川大学教育博物館『イコンにであう』
駆け込みで観てきました! すばらしかった……🙏✨
こういうものを見るために生きてる👀✨(「この一杯のために生きてる🍺」みたいなニュアンス)
丁寧でわかりやすいギャラリートークと、一つ一つのイコンに充実したキャプション。東方正教会への解像度が上がった気がします。
描かれたモチーフを通して正教会の様々な伝承にも触れることができました。
外界と隔てられた神殿の高い塔の上で天使に食べ物をもらって育つ幼いマリヤ様。
病にある王を救うためにイエス様が自分の顔を布に写して届けさせた「自印聖像」。
捧げ物の「銀の手」を嘉納された3本の手を持つマリヤ様など興味深かったです。
January 18, 2025 at 12:03 PM
『カナレットとヴェネツィアの輝き』展。
「地中海の覇者」時代のヴェネツィアに興味が向きがちなのでカナレットの時代になると「その後のヴェネツィア」感を感じてしまいますが、文化的には大いに隆盛を極めたのよね。ヴィヴァルディもこの頃。
政治的な力が衰えた頃に文化が盛り上がるのはいろいろな時代・地域でありますね。
カナレット、写真みたいに正確に描いてるかと思いきや"売れ・映え"重視で絶対その位置から見えない建物を無理矢理盛り込んだりしてるらしい。
当時の美術界では風景画の地位はかなり低かったものの現代における資料的価値は計り知れず、戦災などで失われた建物や町並みの復元の際に非常に役立っているのだそう。
December 24, 2024 at 12:44 PM
ジョージア映画祭『カジェティ砦』を観てきました。
三勇士が囚われのネスタン姫を救出する『豹皮の勇士』クライマックスの映画化。
剣と冒険のファンタジーに私の心の中の少女が大興奮です。壮大なオーケストラ曲の中でのチャンバラかっこいいね!
どこかの山岳地帯を騎馬の行列が駆け抜けるロケはそれだけでも十分な迫力なのに、さらに幻想的な背景画が組み合わされてえも言われぬ趣深さ。1937年ジョージアの特撮技術すごーい!
スターリンのもとで社会主義リアリズムが提唱された時代に敢えてこのようなファンタジックな作品を制作することは大変なことだったようです。そう聞くと民族的な多声合唱が響くエンディングも一層沁みます。
December 22, 2024 at 6:39 AM