奈辺真理
nahenshinri.bsky.social
奈辺真理
@nahenshinri.bsky.social
Nahen SHINRI
他者と出会い、悩み、迷いながら生き方を選択していく「ゆっくりした教育実践」を紡いでいきたい。
現在発売中『教育』11月号の特集2は「わたしを語る」ためのフェミニズム です。わたしは特集編集担当として執筆者の方々に「わたしを語る」ことをお願いしました。清水論文「誰の言葉がわたしを語るのか」は、わたしたちが「語る」、「聞こえる」声が誰のものなのか鋭く問います。特集1の「学校・地域に“子どもの時間”を取り戻す」と合わせて、現代の教育のそして社会のあり方を問う優れた号となった自負があります。ぜひご覧ください。
October 12, 2025 at 11:39 AM
今週末に開催される北海道公民教育学会第4回研究大会において「性的同意を生徒はどのように捉えるか:社会的課題を取り上げた考査の出題を事例に」を報告予定です。
第一に、「コンピテンシー・ベース」が言われる現在の指導と評価のあり方を踏まえ、定期考査内で「性的同意」などの身近で重要でセンシティブな話題を取り上げる意味を考えます。
第二に、考査の出題での点数と、質問紙調査による回答から、性的同意という話題の受け止めが男女で異なっていた可能性を検討します。
September 30, 2025 at 1:27 PM
『学校の「男性性」を問う』でも、札幌レインボープライドのことを書いたし、わたしにとっては大切な思い出のひとつなのですが、今年もパレードを歩きました。昨日は驚くほどの雨でしたが、今日はすっかり晴れました。
September 14, 2025 at 11:56 AM
『学校の「男性性」を問う:教室の「あたりまえ」をほぐす』が旬報社より発売されました。「学校・教室は男女平等だ」との認識の中で不可視化されているジェンダー不平等を、「男性性」のタームを軸に探ります。
自身の執筆部分だと、雑誌特集時のものに加えて、「マジョリティがマイノリティを“自由に”傷つける」という現実を踏まえて、学校空間をめぐる自由について考えを進めました。
教育関係者をはじめ、この社会をより良くしたいと思うすべての人に届いてほしい本です。ぜひお手に取りください!
www.junposha.com/smp/book/b66...
【近刊】学校の「男性性」を問う - 株式会社旬報社 働く、学ぶ、育てる、暮らすなどをテーマにする生活に身近な出版社です
www.junposha.com
August 1, 2025 at 4:26 AM
【まもなく本が出ます】
教育科学研究会で進めてきた研究者・実践家による「男性性」への問題提起の成果です。私も寄稿しています。

『学校の「男性性」を問う:教室の「あたりまえ」をほぐす理論と実践』旬報社
学校は男女平等に見えて、実際には男性を標準とし、「良いこと、目指すべきこと」とされる基準の多くが「男性性」と結びついている。しかし教師はそれを意識することなく、当たり前に受け入れていないだろうか。学校で日々行っていることの多くが日本のジェンダー不平等の大きな原因なのかもしれない。学校の日常をジェンダーの視点から問い直す。
www.junposha.com/smp/book/b66...
【近刊】学校の「男性性」を問う - 株式会社旬報社 働く、学ぶ、育てる、暮らすなどをテーマにする生活に身近な出版社です
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July 13, 2025 at 8:35 AM
Reposted by 奈辺真理
わけあって自著『現代評論キーワード講義』(三省堂)を読み返しているのだが、いや、我ながらこの一冊の持つ社会的意義の大きさを改めて感じる。ひしひしと感じる。大人の皆さまにも、ぜひ紐解いていただきたい。

www.sanseido-publ.co.jp/np/detail/22...
April 27, 2025 at 4:20 AM
高生研編『高校生活指導』最新号219号が3月発売です。特集は「生活指導と民主主義」で、わたしは「異性装する「わたし」の授業」として、異性装での実践を寄稿しました。
生徒の反応も含めて、はじめて詳細に「実践録」として記しました。『教育』誌「トラブルとしての異性装」のような、教員としての自己の確立過程やマジョリティ社会(おとな)へのインパクトについての言及はやや後景化していますが、かえって生徒の姿が見えるものとなりました。
わたし以外にも、合計8本の実践録と3本の実践検討論文が並びます。生活指導から民主主義を考えるために、ぜひご覧下さい。
March 16, 2025 at 2:42 AM
『教育』4月号が出ました。特集は「教師という仕事の魅力に向き合う」、「地域の子ども組織のいま」の2本です。
本号で私は、先月号の特集「性(SOGI)の多様性と教育」を批評する「私たちは社会を作り直せるか」を寄稿しています。願わくば先月号と合わせて読んでもらいたいところdwすが、マジョリティこそが問われるべきであるという提起を引き受けた批評です。書き出しは「「普通」ということは、問われることが少ないため、問うだけでざわつく」。この問題こそが最近のわたしが取り組んでいる問題であると、再確認できました。
March 13, 2025 at 12:58 PM
2025年も3月ですが、2024年出版本でベスト本を選出。
文庫新書部門から、戸谷洋志『生きることは頼ること:「自己責任」から「弱い責任」へ』講談社現代新書。跋扈する自己責任論に哲学で向き合い、人々が頼り合いながら生きていく「弱い責任」に基づく社会を構想する一冊。
単行本部門からは、朝日新聞取材班『ルポ子どもへの性暴力』朝日新聞出版。長期連載企画の書籍化。非常に読むのがつらい本だが特に「第9章 加害を考える」は必読と思う。
学習参考書部門から、小池陽慈編著『“頻出テーマで鍛える”現代文』教学社赤本プラス。優れた評論の引用と丁寧な解説が光る大学入試の現代文参考書。受験生だけでなく大人も読みたい。
March 4, 2025 at 10:45 AM
東京大学に来ました。「文部科学大臣優秀教職員表彰」を受けたためです。受け取っておいてなんだが、行政機関が特定の教育者個人を「優秀」として賞するのって、はたしてどうなんですかね? あるいは、わたしの場合はICTを活用した授業実践への高評であるわけですが、一方でわたしが進めるような「差別者としての自覚を促す授業」とか「自らの実存をかけてジェンダー規範を問い直したり社会構造を撹乱したりする授業」を行政は「優秀」と評価してくれるのでしょうか。まあ、それはそうと、わたし個人ではなくて子どもたちと過ごした学びの日々への表彰だと思い、ありがたく頂戴いたします。
January 17, 2025 at 7:05 AM
『教育』1月号が出ました。今回は「ICT教育と探究学習の定型化を超える知を」、「学校教師と教育系NPOのはざまで揺れる」2特集。ご覧ください。
なお、私は、書評の欄に、虎岩朋加『教室から編みだすフェミニズム:フェミニスト・ペダゴジーの実践』への書評を「いま必要なのはフェミニズム」という題で書いてます。
虎岩さんの『教室から編みだすフェミニズム』は、「フェミニスト・ペダゴジー」という思想と実践を紹介する1冊ですが、虎岩以前、虎岩以後に分けられると言ってもいいほど教育実践への省察、反省への示唆に富む著作です。わたしとっては「もう読む前のあの頃の無邪気さには戻れない」と思える、重要な1冊です。
December 16, 2024 at 10:52 AM
今月14日、学校の男性性を問うトークイベントを東京で実施します。あいにく会場チケットは売り切れておりますが、オンラインチケット(アーカイブあり)があります。ご検討ください。
peatix.com/event/4188832
December 4, 2024 at 12:01 PM
教育科学研究会編『教育』最新号2024年11月号は意欲的な特集を組みました。第一特集は「学校の「男性性」を問う」、第二特集は「先生が学校を休むとき」です。私は第一特集の編集担当を務め、同時に「トラブルとしての異性装」という実践論考を寄せました。
私の実践は公立高校での事例ですが、本特集では、小学校の事例、私立男子中高の実践事例も掲載したほか、大学からは、DV研究を参照軸とした「教育と男性性と暴力」をめぐる論文と、フェミニスト・ペダゴジーに係る論文を収録しました。充実の内容と自負しております。ご笑覧ください。
October 14, 2024 at 2:24 PM
春から職場が変わり、違うまちに住み始める。今日はその地で「川沿いに歩く」というのをしてみた。日々の雑事に追われているとこうもいかないのだけれど、こういう時間を大切にしたい。
March 31, 2024 at 10:13 AM
アカウントを取得してみた。運用方法は今後検討していく。
March 3, 2024 at 3:40 PM