二転三転するスパイアクションっていうのが正しいのだけれど、コメディ要素もたっぷり。M・ボーン監督なのでどうしても『キングスマン』が頭に浮かぶ。
ラスト近く、馬鹿アクションの連打はとても愉しい。でも黄金のドレスに着替えたブライス・ダラス・ハワードが高いIKKO味を感じさせるのがちょっとなんていうか、困った。
二転三転するスパイアクションっていうのが正しいのだけれど、コメディ要素もたっぷり。M・ボーン監督なのでどうしても『キングスマン』が頭に浮かぶ。
ラスト近く、馬鹿アクションの連打はとても愉しい。でも黄金のドレスに着替えたブライス・ダラス・ハワードが高いIKKO味を感じさせるのがちょっとなんていうか、困った。
見て見ぬふりをするというか、盲人であるということがメタファーなのね。
そして史実であるから当然ではあるけれど報われない善人の山が築かれます。韓国映画らしいダークな展開。とはいえぎりぎりのところで鬱映画にはなっていないというか、きちんとエンタメになっているのもさすが。
見て見ぬふりをするというか、盲人であるということがメタファーなのね。
そして史実であるから当然ではあるけれど報われない善人の山が築かれます。韓国映画らしいダークな展開。とはいえぎりぎりのところで鬱映画にはなっていないというか、きちんとエンタメになっているのもさすが。
いつもの阪元裕吾だ!と思ったんだけど、阪元裕吾は脚本参加で監督は『ベイビーわるきゅーれ』シリーズのアクション監督園村健介だったですね。いつもながらの近接戦は大迫力。手を握ると乗り移るというのを上手い事アクションに組み込んでかっこよかったっす。
そして高石あかり様、NHK朝ドラ主演おめでとうございます。
いつもの阪元裕吾だ!と思ったんだけど、阪元裕吾は脚本参加で監督は『ベイビーわるきゅーれ』シリーズのアクション監督園村健介だったですね。いつもながらの近接戦は大迫力。手を握ると乗り移るというのを上手い事アクションに組み込んでかっこよかったっす。
そして高石あかり様、NHK朝ドラ主演おめでとうございます。
がちがちのミステリーかなと思って観たのでありゃりゃという感じでしたが、映画としては素晴らしいっす。お母さん役のザンドラ・ヒュラーの演技は神がかってますし、何より愛犬スヌープの演技力が抜群ですのよ。でも犬好きの人はちょっと辛いかも。
がちがちのミステリーかなと思って観たのでありゃりゃという感じでしたが、映画としては素晴らしいっす。お母さん役のザンドラ・ヒュラーの演技は神がかってますし、何より愛犬スヌープの演技力が抜群ですのよ。でも犬好きの人はちょっと辛いかも。
映画「学校の怪談」シリーズを思わせるホラーコメディ。家族連れでどうぞ、って感じでしょうか。怖さほどほどですけど、全速力で走ってくる子供とか最後のお母さん霊の描写とかかなり怖いシーンもあり、さすがほん呪の監督。
原作のいじりかたは良い感じ(そう思わない人もいることは知ってるけど)。原作のようなモンスターよりではない、正統派っぽい幽霊の描き方とか成功してると思うけどなあ。
脚本の仕掛けも最後の最後まで楽しめたし、親子のドラマにもぐっときました。結果思った以上に面白かったのです。
映画「学校の怪談」シリーズを思わせるホラーコメディ。家族連れでどうぞ、って感じでしょうか。怖さほどほどですけど、全速力で走ってくる子供とか最後のお母さん霊の描写とかかなり怖いシーンもあり、さすがほん呪の監督。
原作のいじりかたは良い感じ(そう思わない人もいることは知ってるけど)。原作のようなモンスターよりではない、正統派っぽい幽霊の描き方とか成功してると思うけどなあ。
脚本の仕掛けも最後の最後まで楽しめたし、親子のドラマにもぐっときました。結果思った以上に面白かったのです。
あまり期待はしていなかったのだけどおもしれぇー。
綾瀬はるかは確かにアクションができるけど、それをものすごくかっこよく撮っている。最初の列車の中での無双ぶりったら。というかほとんどそれを見るための映画。
アクションはどれも楽しい。
最後の決戦に向かう時にしっかりと血が映える純白のドレスに着替えてのカチコミぶり!そしてシシド・カフカと最後にちょっとだけど古川琴音もカッコイイよ。馬鹿みたいな感想で申し訳ないけどそうやって見る映画なんじゃないのかなあ。
あまり期待はしていなかったのだけどおもしれぇー。
綾瀬はるかは確かにアクションができるけど、それをものすごくかっこよく撮っている。最初の列車の中での無双ぶりったら。というかほとんどそれを見るための映画。
アクションはどれも楽しい。
最後の決戦に向かう時にしっかりと血が映える純白のドレスに着替えてのカチコミぶり!そしてシシド・カフカと最後にちょっとだけど古川琴音もカッコイイよ。馬鹿みたいな感想で申し訳ないけどそうやって見る映画なんじゃないのかなあ。
ラトビア・フランス・ベルギーの合作。
ポストアポカリプス的な水没した世界での、動物たちのロードムービーアニメ。っていうとちょっとディズニー的なものを創造するかもしれないけど、台詞は一切なく擬人化は最小限。物語やキャラクターとしての背景もほとんどなし。それでも動物たちは愛らしく気高く頼もしい。
85分というのはちょうど良い長さ。
気持ちの良い体験ができます。
ラトビア・フランス・ベルギーの合作。
ポストアポカリプス的な水没した世界での、動物たちのロードムービーアニメ。っていうとちょっとディズニー的なものを創造するかもしれないけど、台詞は一切なく擬人化は最小限。物語やキャラクターとしての背景もほとんどなし。それでも動物たちは愛らしく気高く頼もしい。
85分というのはちょうど良い長さ。
気持ちの良い体験ができます。
SFというよりはファンタジー。獣に変身する奇病が流行るのだけれど、国の対応など見ていると感染症ではなさそう。そう云えば同じ人が獣になる手塚治虫の『きりひと賛歌』では感染症と思わせて実は汚染された水が原因というどちらかと云えば環境問題よりだったなあ。こちらも何となく地球環境の変化が人の姿を獣に変えていく(みんな森に還っていくしね)話みたい。
話はいたって象徴的でルッキズムやレイシズムなどの差別や親子の断絶や家族愛や思春期の少年の不安なんかが、ぐしゃぐしゃと絡まって、でも社会派的なリアルさとは程遠い。
寓話と云うのが正しいかもね。1/2
SFというよりはファンタジー。獣に変身する奇病が流行るのだけれど、国の対応など見ていると感染症ではなさそう。そう云えば同じ人が獣になる手塚治虫の『きりひと賛歌』では感染症と思わせて実は汚染された水が原因というどちらかと云えば環境問題よりだったなあ。こちらも何となく地球環境の変化が人の姿を獣に変えていく(みんな森に還っていくしね)話みたい。
話はいたって象徴的でルッキズムやレイシズムなどの差別や親子の断絶や家族愛や思春期の少年の不安なんかが、ぐしゃぐしゃと絡まって、でも社会派的なリアルさとは程遠い。
寓話と云うのが正しいかもね。1/2
とりあえず、第3次世界大戦後豚と人間が融合した生物兵器「マズル」が人間を狩って食す恐怖の世界って何だよ。
髭の生えた姉。しかも姉とあっさりセックスする主人公。やたらケツ自慢する主人公。
豚人間の造形も含めてへんてこな美術は良い感じ。テレポートとかタイムリープが出来る主人公。首筋に豚のうんこを塗ったら豚人間は人と区別できないという変な設定を利用し豚人間の町に侵入する主人公。で、その町では豚人間たちは立ち止まることなく歩きながらうんこする。どんどんする。
ロボ爺はなかなかいいよ。喋り方とかも。アスホールって、あれは種族なの?1/3
とりあえず、第3次世界大戦後豚と人間が融合した生物兵器「マズル」が人間を狩って食す恐怖の世界って何だよ。
髭の生えた姉。しかも姉とあっさりセックスする主人公。やたらケツ自慢する主人公。
豚人間の造形も含めてへんてこな美術は良い感じ。テレポートとかタイムリープが出来る主人公。首筋に豚のうんこを塗ったら豚人間は人と区別できないという変な設定を利用し豚人間の町に侵入する主人公。で、その町では豚人間たちは立ち止まることなく歩きながらうんこする。どんどんする。
ロボ爺はなかなかいいよ。喋り方とかも。アスホールって、あれは種族なの?1/3
でかい体で体当たりしたらみんな吹っ飛ぶマ・ドンソク。説得力はその肉体。
頭のおかしな凶暴なやつと対峙するわけだけれど、まあ、ドキドキすることはないよね。強いから。でも面白い。爽快っす。
韓国映画は犯罪物が最強の図式は変わらないなあ。
肉切り包丁対生拳。ワンパンチですべてが終わるリアルワンパンマン。
あっ、そうそう。狂犬ぶりが素晴らしい悪役側も魅力的。
でかい体で体当たりしたらみんな吹っ飛ぶマ・ドンソク。説得力はその肉体。
頭のおかしな凶暴なやつと対峙するわけだけれど、まあ、ドキドキすることはないよね。強いから。でも面白い。爽快っす。
韓国映画は犯罪物が最強の図式は変わらないなあ。
肉切り包丁対生拳。ワンパンチですべてが終わるリアルワンパンマン。
あっ、そうそう。狂犬ぶりが素晴らしい悪役側も魅力的。
実は岸辺みどりに焦点を当てたNHKのドラマ版を先に観ていて、あまりにも良かったのでかつての映画版を観たのでした(なのに原作は未読。なんか申し訳ない)。
文字フェチ言語フェチの皆様方の文字への執着がおそらく個人的にツボなんだろうなあ。俺のやってることも間違ってはいないかもっていうかここまでのこだわりはない自分はまだまだだなあとか、そんなところ。
映画版の馬締君の方が(つまりドラマ版からすれば若き日の馬締君)かなり病的。言葉フェチ的にと云うよりも対人関係的に。どっちが良いとも云えないけど、映画版の岸辺みどりは黒木華の無駄遣いでした。1/2
実は岸辺みどりに焦点を当てたNHKのドラマ版を先に観ていて、あまりにも良かったのでかつての映画版を観たのでした(なのに原作は未読。なんか申し訳ない)。
文字フェチ言語フェチの皆様方の文字への執着がおそらく個人的にツボなんだろうなあ。俺のやってることも間違ってはいないかもっていうかここまでのこだわりはない自分はまだまだだなあとか、そんなところ。
映画版の馬締君の方が(つまりドラマ版からすれば若き日の馬締君)かなり病的。言葉フェチ的にと云うよりも対人関係的に。どっちが良いとも云えないけど、映画版の岸辺みどりは黒木華の無駄遣いでした。1/2
音響賞を受賞したのはよくわかる。
あの耳のぼーんとなった状態の聞こえにくさ。
聴覚障碍者の聞こえみたいなものをリアルに表現していると思う。
そして唐突に聞こえなくなったものの疎外感と孤独、不安。
そして人工内耳を埋め込んだ手術後の世界の「音」の選出も素晴らしい。これはたまらんなあと思う。慣れればよいのだが、この選択が正しいのかどうかは、迷うだろうなあと思える聞こえ方だ。1/3
音響賞を受賞したのはよくわかる。
あの耳のぼーんとなった状態の聞こえにくさ。
聴覚障碍者の聞こえみたいなものをリアルに表現していると思う。
そして唐突に聞こえなくなったものの疎外感と孤独、不安。
そして人工内耳を埋め込んだ手術後の世界の「音」の選出も素晴らしい。これはたまらんなあと思う。慣れればよいのだが、この選択が正しいのかどうかは、迷うだろうなあと思える聞こえ方だ。1/3
岸部露伴ものを、というかジョジョ世界を実写で見せたいのなら映画版ぐらいの予算を投じてようやくという感じでしょうか。
高橋一生の非日常感あってこそのコスプレじゃない岸部露伴をはじめ、とにかくかかわっている人間すべてが荒木飛呂彦愛を感じさせるところが素晴らしい。
登場人物も非現実的な造形ばかり。十代初めの妖精そのものだった玉城ティナは年を経て妖怪的な異形の美に。井浦新の芝居がかった大仰な演技はこの役のためにあったのかも。楽しい楽しい岸部露伴ものは年に一回でいいからずっと見ていたいです。
岸部露伴ものを、というかジョジョ世界を実写で見せたいのなら映画版ぐらいの予算を投じてようやくという感じでしょうか。
高橋一生の非日常感あってこそのコスプレじゃない岸部露伴をはじめ、とにかくかかわっている人間すべてが荒木飛呂彦愛を感じさせるところが素晴らしい。
登場人物も非現実的な造形ばかり。十代初めの妖精そのものだった玉城ティナは年を経て妖怪的な異形の美に。井浦新の芝居がかった大仰な演技はこの役のためにあったのかも。楽しい楽しい岸部露伴ものは年に一回でいいからずっと見ていたいです。
『ロングレッグス』に新作『ザ・モンキー』とヒット作品を生んだホラー界の新鋭オズグッド・パーキンス監督の処女監督作品。
典型的なゴーストストーリー。
で、死者と生者とフィクションがぐしゃぐしゃと混ざって穢れが残る。それなら『残穢』じゃん。
描写はいたって文学的というか文章的というか、朗読も多いし小説で読んだ方が良かったかもなあ。それこそ『残穢』みたいに。1/2
『ロングレッグス』に新作『ザ・モンキー』とヒット作品を生んだホラー界の新鋭オズグッド・パーキンス監督の処女監督作品。
典型的なゴーストストーリー。
で、死者と生者とフィクションがぐしゃぐしゃと混ざって穢れが残る。それなら『残穢』じゃん。
描写はいたって文学的というか文章的というか、朗読も多いし小説で読んだ方が良かったかもなあ。それこそ『残穢』みたいに。1/2
面白かったー、って思って感想とか読んでたら意外なことに賛否がくっきり分かれててびっくり。確かに「ビバリウム」のロルカン・フィネガン監督は癖強いけど。
ダブリン郊外に住む裕福な三人家族が、ファッションデザイナーである奥さんが謎の病気に罹って以来絶不調。そこでやって来たのが謎の家政婦。そして引き起こされる恐ろしい出来事の数々。豆撒きみたいにダニを振りまく黒犬とか怪奇なビジュアルの出来も素敵。で……。
御免、これどうしてもネタバレを避けられないので、ここからは次の投稿に移動しますね。1/4
面白かったー、って思って感想とか読んでたら意外なことに賛否がくっきり分かれててびっくり。確かに「ビバリウム」のロルカン・フィネガン監督は癖強いけど。
ダブリン郊外に住む裕福な三人家族が、ファッションデザイナーである奥さんが謎の病気に罹って以来絶不調。そこでやって来たのが謎の家政婦。そして引き起こされる恐ろしい出来事の数々。豆撒きみたいにダニを振りまく黒犬とか怪奇なビジュアルの出来も素敵。で……。
御免、これどうしてもネタバレを避けられないので、ここからは次の投稿に移動しますね。1/4
好感を持てる馬鹿ぶりで楽しく拝見しましたけど、やっぱりコメディは難しいね。
いろんなタイプのいわゆるイケメンが出てきて余計思いましたが、吉沢亮の美しさは際立っているなと。そして板垣李光人の顔はドラマ版「秘密」の時も思ったけど、ごく微量ではあるけれど石原豪人の描く着衣の美少年のような猥褻さを感じるのですよ。いやほんとわずかなんだけど。ってことはちょっとした怪奇味も感じているのかもな。
好感を持てる馬鹿ぶりで楽しく拝見しましたけど、やっぱりコメディは難しいね。
いろんなタイプのいわゆるイケメンが出てきて余計思いましたが、吉沢亮の美しさは際立っているなと。そして板垣李光人の顔はドラマ版「秘密」の時も思ったけど、ごく微量ではあるけれど石原豪人の描く着衣の美少年のような猥褻さを感じるのですよ。いやほんとわずかなんだけど。ってことはちょっとした怪奇味も感じているのかもな。
世界的歌手のライブは丸々猟奇殺人鬼逮捕のための罠だった。果たして彼は脱出できるのか!
警察の優秀なプロファイラーと殺人鬼との攻防が主たる物語。非常に手堅い娯楽作という感じで最後まで楽しめます。はったりとトリックがシャマランらしいと言えばらしい。しかしそれ以上に、これってただただ娘を映画に出してやろうと思って創られた娘大好き映画じゃないんでしょうか。1/2
世界的歌手のライブは丸々猟奇殺人鬼逮捕のための罠だった。果たして彼は脱出できるのか!
警察の優秀なプロファイラーと殺人鬼との攻防が主たる物語。非常に手堅い娯楽作という感じで最後まで楽しめます。はったりとトリックがシャマランらしいと言えばらしい。しかしそれ以上に、これってただただ娘を映画に出してやろうと思って創られた娘大好き映画じゃないんでしょうか。1/2
来日したKISSのコンサートを、「Rock and Roll Over」のジャケアートまんまをコートの背中に手書きして観に行った私としては観ずにはおられなかったのです。
ロックバンド『KISS』大好き男子高校生四人組の一人が、母親に預かっていた四人分のコンサートチケットを燃やされ、それでも何とかチケットを手に入れようと頑張る話。
こういう青春+ロックって話、日本なら大抵女子高校生四人組になるよね。ありましたっけ、男たちがロックコンサートに行くためにドタバタする映画。1/2
来日したKISSのコンサートを、「Rock and Roll Over」のジャケアートまんまをコートの背中に手書きして観に行った私としては観ずにはおられなかったのです。
ロックバンド『KISS』大好き男子高校生四人組の一人が、母親に預かっていた四人分のコンサートチケットを燃やされ、それでも何とかチケットを手に入れようと頑張る話。
こういう青春+ロックって話、日本なら大抵女子高校生四人組になるよね。ありましたっけ、男たちがロックコンサートに行くためにドタバタする映画。1/2
まず前回観なくても大丈夫のモキュメント仕様の導入部。そこでちゃっちゃっと内容説明して映画は90分弱と潔い。
『散歩する侵略者』でも思いましたけど、恒松祐里のアクションはかっこいいなあ。たたずまいがすんばらしいです。
なんというか、あまり期待していない人たちを楽しませる仕掛けがいろいろ。ちょっとずつ運転が上手くなるのとか好き。恐怖を捨ててるとは思いますが、別にホラーと銘打っているわけでもないですしね。2/2
まず前回観なくても大丈夫のモキュメント仕様の導入部。そこでちゃっちゃっと内容説明して映画は90分弱と潔い。
『散歩する侵略者』でも思いましたけど、恒松祐里のアクションはかっこいいなあ。たたずまいがすんばらしいです。
なんというか、あまり期待していない人たちを楽しませる仕掛けがいろいろ。ちょっとずつ運転が上手くなるのとか好き。恐怖を捨ててるとは思いますが、別にホラーと銘打っているわけでもないですしね。2/2
ミア・ゴスのスラッシャー・ホラー3部作がついに完結。
時系列的に言うとXの正当な続編がMaXXXineでPearlはXの前日譚。これを時間通りにPearl→X→MaXXXineの順番でみるとまた感想が変わってくるような気が。いずれにしても一作目二作目があってこそのこのMaXXXineじゃないかなあ。80年代ジャーロっぽいヌルさというかユルさというか、それを楽しめるかどうかが(エンドタイトル後のビデオ全盛時代ならではの仕掛とかね)評価を分けるでしょうけど、ホラー好きとして観るならパールが好き。1/2
ミア・ゴスのスラッシャー・ホラー3部作がついに完結。
時系列的に言うとXの正当な続編がMaXXXineでPearlはXの前日譚。これを時間通りにPearl→X→MaXXXineの順番でみるとまた感想が変わってくるような気が。いずれにしても一作目二作目があってこそのこのMaXXXineじゃないかなあ。80年代ジャーロっぽいヌルさというかユルさというか、それを楽しめるかどうかが(エンドタイトル後のビデオ全盛時代ならではの仕掛とかね)評価を分けるでしょうけど、ホラー好きとして観るならパールが好き。1/2
1972年9月にミュンヘンオリンピックの選手村で起こったパレスチナ武装組織「黒い九月」によるテロ事件。それを報道するのはオリンピックを中継していたスポーツ番組の放送クルーたち。物語は彼らの目を通して描かれる。
悲劇的な結末を含めて何が起こったのかは周知のとおり。だが世界で初めてのテロリスト事件の生中継というものが手探りで進行していく過程は緊張感を最後まで維持させていて目が離せない。
1972年9月にミュンヘンオリンピックの選手村で起こったパレスチナ武装組織「黒い九月」によるテロ事件。それを報道するのはオリンピックを中継していたスポーツ番組の放送クルーたち。物語は彼らの目を通して描かれる。
悲劇的な結末を含めて何が起こったのかは周知のとおり。だが世界で初めてのテロリスト事件の生中継というものが手探りで進行していく過程は緊張感を最後まで維持させていて目が離せない。
社会派のいやーなレイシストたちの話かと思っていたらコメディーホラーですって。でもなんか笑えない話ですよ。
アメリカ某洲の知事が不法滞在者やその子どもたちを逮捕するという行政命令をくだし一斉逮捕が始まる……。ねっ、笑えませんよね。逮捕された人間は皆強制的に老人ホームでのボランティアに参加させられることになるのだが、その老人ホームには悍ましい秘密が、って話です。というわけで、結果あまりにもトンデモな秘密でそこそこ楽しめましたけど、製作から三年経って、現実の方が笑えないブラックコメディみたいになってるってことなんでしょうね。
社会派のいやーなレイシストたちの話かと思っていたらコメディーホラーですって。でもなんか笑えない話ですよ。
アメリカ某洲の知事が不法滞在者やその子どもたちを逮捕するという行政命令をくだし一斉逮捕が始まる……。ねっ、笑えませんよね。逮捕された人間は皆強制的に老人ホームでのボランティアに参加させられることになるのだが、その老人ホームには悍ましい秘密が、って話です。というわけで、結果あまりにもトンデモな秘密でそこそこ楽しめましたけど、製作から三年経って、現実の方が笑えないブラックコメディみたいになってるってことなんでしょうね。
どうせイケメン俳優によるコスプレ映画でしょ、と思って観たらやたら面白かったよ。後で感想を調べたら、みんな「甘く見てた」て言ってて笑いました。
シリアスに演じるから面白いのがコメディ。てなわけできちんと笑えて感動出来て面白い、永井監督の演出が素晴らしい。同監督による十月公開の『爆弾』が楽しみです。そして菅田将暉って上手い役者なのですね。
何となく教皇選挙とかも思い浮かべながら(あれとおなじおかしみがありますよね)観終わりました。最近の政界のごちゃ付きとか観てると、このタイミングで観たのは正解だったかも。すべては喜劇なんだと思ってないと気が狂いそうですもんね。
どうせイケメン俳優によるコスプレ映画でしょ、と思って観たらやたら面白かったよ。後で感想を調べたら、みんな「甘く見てた」て言ってて笑いました。
シリアスに演じるから面白いのがコメディ。てなわけできちんと笑えて感動出来て面白い、永井監督の演出が素晴らしい。同監督による十月公開の『爆弾』が楽しみです。そして菅田将暉って上手い役者なのですね。
何となく教皇選挙とかも思い浮かべながら(あれとおなじおかしみがありますよね)観終わりました。最近の政界のごちゃ付きとか観てると、このタイミングで観たのは正解だったかも。すべては喜劇なんだと思ってないと気が狂いそうですもんね。
まったく救いのない現実に対して救済を与えるのも物語の力なのだと思うのですよ。というわけでもともとバス停のベンチで女性のホームレスが撲殺された事件が話の下敷き。中年女性が度重なる不幸からホームレスにという部分だけでも厭な話ではあるのですが、あくまで事実をもとにしているだけのファンタジー(いい意味ですよ)で、ほっとしたのでした。
まったく救いのない現実に対して救済を与えるのも物語の力なのだと思うのですよ。というわけでもともとバス停のベンチで女性のホームレスが撲殺された事件が話の下敷き。中年女性が度重なる不幸からホームレスにという部分だけでも厭な話ではあるのですが、あくまで事実をもとにしているだけのファンタジー(いい意味ですよ)で、ほっとしたのでした。