Morris Woods
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Morris Woods
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「孤独のハイウェイ」で思い出した映画、スプリングスティーンにハマってしまったパキスタン系イギリス人青年の物語である「カセットテープダイアリーズ(2019)」

「こいつ(スプリングスティーン)が俺たちみたいな連中のために歌ってると思うか?」というパキスタン出身の父親の説教に対し

「But, he talks to me(彼が僕に語り掛けてくるんだ)」という答えが日本という地で洋楽を聴く自分に重なってかなりぶっ刺さった記憶。
November 18, 2025 at 1:37 PM
「KILL 超覚醒」再度感想。最初の45分くらいは非常に退屈(おそらくわざと)。中盤、急にギアが急上昇し、「ザ・レイド」+「暴走特急」+「アップグレード」みたいなバイオレンス映画となるので、見ていて脳が混乱してしまった。老若男女問わず暴力がふりかかる映画なので、そういうのが苦手な人にはおすすめしない。

敵の強盗団がプロでなく、血縁関係で結びついている地域のおじさんとあんちゃんたちなので、主人公にメンバーを殺されるたびに敵側もどんどん引き返せなくなっていくのが物語のバイオレンス度を引き上げていた。
November 15, 2025 at 11:01 PM
「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」観て来た。主演のジェレミー・アレン・ホワイト、最初は違和感があったが徐々にスプリングスティーンに見えて来る。歌声もかなり原曲に近くて役者ってすごいなぁと改めて感じた。

ファンからも「玄人好み」とされるアルバム「ネブラスカ」の制作過程が主なので、ある程度ブルース・スプリングスティーンを知っていないと辛い。自分も「ネブラスカ」はあまり聴かないアルバムだが、映画館の音響といい感じの映像で見せられると「意外と悪くないな!」と思ってしまったので「ネブラスカ」再発のプロモーションとしては成功していると思う。
November 14, 2025 at 4:08 PM
「エクスペンダブルズ3」「ヒットマンズ・ボディーガード」の監督、パトリック・ヒューズの初監督作「レッド・ヒル」を観た。10年以上前にTSUTAYA限定のDVDレンタルで観て面白かった記憶があり、ふと思い出し海外盤ブルーレイを購入していたのだった。

現代のオーストラリアの田舎町を舞台としつつ内容は古典的ウエスタンだが、闇に静まり返った街で自警団を一人一人仕留めていく脱獄囚ジミーの描き方は「ハロウィン」などのスラッシャー映画の影響も感じられる。大傑作、というほどではないが、低予算の初監督作でここまでのことをやれる監督もあまりいないと思う。
November 13, 2025 at 3:38 PM
デヴィッド・エアー/ジェイク・ジレンホールの「エンド・オブ・ウォッチ」、本国の4Kディスクは気になるな…。ほとんど警官の胸の小型カメラの映像で構成されてるから4K化の恩恵がどれだけあるかは疑問だが。
November 10, 2025 at 3:20 PM
「モンテ・クリスト伯」昨日観て来た。原作は復讐のカタルシスに重きを置いていたが、本映画版では主人公エドモンの復讐にまい進する姿勢は変えないものの、彼の復讐の標的になったり加担した側の人物にもスポットライトを当てることで、ありきたりではあるが、復讐という行為の空虚さを描く作品となっており、現代的な映像化としては正解だと思う。

原作のラストも現代になって見てみるとご都合主義的というか「男性向けファンタジー感」が強かったので、本作における改変されたラストの方が個人的にはしっくり来た。
November 10, 2025 at 2:47 PM
「羅小黒戦記2」新キャラクターでシャオヘイの姉弟子のルーイエ、師匠のムゲンの能力がチート過ぎるので、シャオヘイより強いがムゲンより弱いルーイエというキャラクターで映画内のパワーバランスを上手く調整している感じかな。

眉毛とか髪型のせいなのか、ルーイエだけ鳥山明を感じるキャラデザしている気がする。ドラクエあたりにいそう。
November 9, 2025 at 4:17 PM
ストーリーは詰め込む要素が多すぎた前作に比べると、アクション&サスペンスに内容を絞っておりわかりやすかったが、後半のムゲンの行動はもうちょっとやりようがあったのでは?と感じた。

終盤のとある展開はよくSNSで見る仮面ライダーの「あいつ一人でいいんじゃないかな」のネットミームを思い出してしまった。
November 9, 2025 at 4:03 PM
「羅小黒戦記2」観て来た。第1作では世界観やキャラの説明に時間を割く必要があったが、本作ではバトルシーンが多くて満足。「作画枚数が多い」だけじゃなくて、構図だったりアングルもキマっており、中国のアニメ産業の成長の凄さを感じる。

主要キャラ以外のキャラクターにも固有のキャラデザがあるとともに、画面中で全てのキャラクターが生き生きと動いており、本当の意味でのモブキャラみたいなのがいないのも何気に凄い。ここまで画面の中のキャラが徹底して動いているのはジブリくらいではなかろうか。
November 9, 2025 at 3:57 PM
プレデターバッドランド、プレデターオタクのスイッチとエイリアンオタクのスイッチを同時に押してくる作品なので、ロムルスの時よりSF映画オタクたち(自分含め)が多弁になっている感じがあるな
November 8, 2025 at 3:53 PM
「プレデター:バッドランド」感想。プレデターに感情移入できるか、という点が不安だったが、序盤から主人公デクがたくさんひどい目に遭う中で、すぐに「頑張れー!」と心の中で応援していた自分がいた。あのプレデターの外見でちゃんと感情が伝えられるんだ…というのが新たな発見。

「努力!友情!勝利!」というキーワードに代表される少年マンガ的なストーリーなので、「知性や規範はあるけど根本的には人間とは相いれないスペース殺人鬼」というこれまでのプレデターの根本的な設定を大きく崩す作品でもあり、既存ファンの中には違和感を感じるかもしれない。
November 8, 2025 at 12:32 AM
会場限定発売の「94」から「ビヨンド」までのVHSシリーズ4作品の解説・製作インタビューが載ったパンフレットが凄い内容が充実してて、どちらかというとこっちに満足。
November 1, 2025 at 2:25 PM
「V/H/S/99」観て来た。最初の短編「Shredding」を始め、「1999年っぽさ」がしっかりある作品が多かったのは好き。

ただ、どの作品も怪異パートまでの時間が長く、20分の短編のうち、15分くらいは日常パート的なものを見せられ、最後にようやく怪異が出てくる感じの作品が多かったので、最近観た同シリーズの「~ビヨンド」「~94」と比べると退屈してしまった。
November 1, 2025 at 2:19 PM
ベン・マッキンタイアー 「ナチが愛した二重スパイ」読んだ。収監されていた刑務所のある島がドイツに占領され、成り行きからドイツのスパイとなったイギリス人の元犯罪者・チャップマンの、ドイツを裏切りイギリスのために行った二重スパイ活動についての実録。

MI-5が元マジシャンの手を借り、チャップマンがイギリス国内でドイツのために破壊工作をしているように偽装する工作など、映画や小説みたいなエピソードが面白い。
November 1, 2025 at 1:50 PM
「爆弾」観て来た。取調室という閉鎖空間における佐藤二朗と山田裕貴(どちらも眼がキマってる)の演技合戦や、作中の謎解き要素は面白かった。

ただ、犯人と警察の「知能戦」的なものを期待していたのだが、登場する警察官にアホの子が何人かおり、そのアホさゆえ都合よく佐藤二朗の術中にハマっていくシーンには「そういうことじゃいないんだよなぁ。」と若干テンションが下がる部分もあり。
October 31, 2025 at 5:58 PM
「もののけ姫」IMAX版観て来た。環境問題で人類の滅亡が見えて来た2025年に観ると、エンタメと環境問題への警鐘をこのレベルで両立させた作品を90年代に作る宮崎駿の凄さが改めて思い知らされる。

すさまじい映像と演出のパワーで大団円で終わったように当時感じていたが、今見てみると「人間と自然は共生できるのか」という問題については作中言及されつつも、明確な回答がないまま終わっており、宮崎駿と言えども上映時間内に結論を落とし込むことができなかったのかな、とも思える。
October 29, 2025 at 2:49 PM
映画「ナイトコール」観て来た。部屋の鍵を開けるよう頼まれただけの鍵屋の青年がマフィアに追われることになってしまうクライムスリラー。風呂敷を広げすぎずストーリーがタイトにまとまっており、スピード感のある良作。

某人物の良かれと思っての行動が関係者に多大なダメージを与えすぎているのが若干気になったが…
October 29, 2025 at 2:00 PM
Mr.ノーバディ2ネタバレ。ダニエル・バーンハードが悪役で出てくる。この前見た「バレリーナ」にも出演していたので、「1年に2回映画館でダニエル・バーンハードを見る」という今後の人生でないかもしれない経験をした。

(でもよく調べたら「ワイルド・スピード」とか「アトミック・ブロンド」とか結構大作映画にも出てるんだよなこの人…)
October 26, 2025 at 1:56 PM
「Mr.ノーバディ2」観た。前回とほぼ同じ「ナメてたおじさんがヤバい奴で逆に犯罪組織がとんでもない目にあう」という基本構造はそのまま。続編になると作風が変わってしまう残念な作品もあるが、本作は製作側も「1作目が楽しめた奴が楽しめればOK!」と割り切ってる点は好感。

前回は工場だったが、今度は遊園地が戦場に。遊園地ならではの工夫(?)をこらしたトラップの数々には笑ってしまった。今回の敵の親玉はシャロン・ストーンなのだが、全体的に扱いがかなりあっさりしていたのが残念。
October 26, 2025 at 1:47 PM
デル・トロ監督のネトフリ映画「フランケンシュタイン」、短期間上映中なので観て来た。原作を崩して違う視点で再構築したりするのかと思ったが、細かい改変を加えつつ、基本的には原作の起承転結を丁寧になぞっていたのが意外。

人間の都合により作り出され、孤独で死ぬことすらできない怪物の悲哀にかなり重点が置かれており、ホラー的な要素はほぼゼロになっているのはデル・トロ監督の趣味性というかモンスター愛をかなり強く感じられた。
October 26, 2025 at 1:56 AM
「愚か者の身分」観て来た。闇ビジネスの末端で働く若者たちが主人公だが、彼らを美化することなく、一方で彼らの状況は自己責任だ、と突き放すこともなく、その辺りの匙加減が絶妙

綾野剛が北村匠海を裏社会に引き込み、その北村匠海が林裕太を引き込み、という設定なのだが、そこから「引き込んでしまったことへの贖罪」がそれぞれの登場人物の原動力になる、というのは全体的にダークな作品の中でポジティブなメッセージを感じた。
October 25, 2025 at 12:30 AM
「七人の侍」4Kリバイバル上映観て来た。2020年くらいの前回のリバイバル上映で観て以来。前回と比べると(時間帯とか場所とかもあるのだろうが)かなり若い人が多かった。

何度目かの鑑賞で気づいた点など
・「てめえら(侍たち)が米食ってる間、こいつら(百姓)は粟や稗食ってんだ!」と勘兵衛(志村喬)に食ってかかる人足、いい仕事してる。
・クールな役どころの久蔵(宮口精二)だが、菊千代(三船敏郎)がふざけたことをするシーンだとすごい笑ってる。破顔一笑、って感じで演技じゃなくて本当に笑っちゃってる感じすらする。
October 23, 2025 at 3:57 PM
「まだ風邪じゃないけど風邪をひきそうな感じ」になると、「1日外出録ハンチョウ」の「押したら風邪をひくボタン」の例えがめちゃくちゃ絶妙だなと毎回思い出す。(今こんな状態。)
October 21, 2025 at 11:44 AM
B級映画街道ど真ん中のブロンソンの「スーパー・マグナム」(Death Wish3)4K版が米アマゾンに来てた。

国内版ブルーレイはプレミアついちゃってるし、国内版4Kも発売されるかどうかも定かではないのでセール時にでも買うかな…
October 18, 2025 at 11:45 PM
ネトフリ映画「ハウス・オブ・ダイナマイト」劇場公開もされているので観た。

東アジアのどこかから放たれたミサイルが、動き出すと止まらないアメリカの攻撃/防衛システムを起動させてゆく過程を様々な担当者の立場から描いており、こういう「攻撃に対する組織の起動」をテーマにした群像劇、という点ではシン・ゴジラっぽい作品だな、と感じた。

あと、登場人物みんながディスプレイに映し出される映像などから状況判断をしていく部分は劇場版パトレイバー2の「幻の爆撃」っぽさもある。シン・ゴジラとかパト2が好きな人であれば興味深く見れる作品だと思う。
October 11, 2025 at 1:54 PM