古屋美登里 Midori Furuya
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古屋美登里 Midori Furuya
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translator. 翻訳をしています。E・ケアリー『望楼館追想』〈アイアマンガー三部作〉『B:鉛筆と私の500日』、J・カンター他『その名を暴け 』、D・マイケリス『スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝』。N・リヴィングストン『ロスチャイルドの女たち』、カレン・チャン『わたしの香港』、M・フィンケル『美術泥棒』アフガニスタンの女性作家たち『わたしのペンは鳥の翼』など。
今日の紀伊國屋書店新宿本店のノンフィクションエリア。『誰にも見えない子ども』(アンドレア・エリオット著 亜紀書房)
一冊が分厚いので、四冊なのに山に見える。
平台にありますので、どうぞよろしくお願いいたします。
October 17, 2025 at 9:04 AM
エドワード・ケアリーの長篇小説『Edith Holler』(大傑作のホラー小説?です)は、来年出版される予定です。ずいぶん長くお待たせしてしまいましたが、訳稿はすでにお渡ししてあります。
これは原書のカバーと、エドワード・ケアリーが描いたイーディス・ハラーの肖像画(グワッシュ)。それをエドワードがプレゼントしてくれたので、額装をして書斎に飾っています。
ケアリーのファンのみなさま、もう少しお待ちください。
October 9, 2025 at 8:45 AM
中秋の名月の今夜は、トム・ゴールド『月の番人』(亜紀書房)をぜひ読んでいただきたい。月に暮らす人々の孤独、喜び、寂しさなどが、ゴールドのユニークな絵で味わえます。
月から見える遙か遠くの地球の美しさも。
October 6, 2025 at 1:40 PM
一昨日、神保町のpassageに行き、訳書に全てサインをしてきました。アイアマンガー三部作をはじめ、『観光』や『月の番人』、さらにはデイヴィッド・フィンケルの戦争三部作などいろいろ揃っています。お出かけの際はお立ち寄りくださいね。
October 2, 2025 at 2:36 AM
アンドレア・エリオット『誰にも見えない子ども』(亜紀書房)の刊行日が今日です。書店にもそろそろ置いてくださっているのではないかと思います。
都市の貧困と子どもの幸せについて、そして不条理な福祉支援制度についてもとことん調べ尽くした傑作です。どうぞよろしくお願いいたします。
【推薦】
◉寺尾紗穂さん(音楽家・文筆家)
 「子を守る福祉とは?
 黒人一家の歴史と離散を描き、虐待家庭への介入の在り方を問う労作」

◉武田砂鉄さん(ライター)
 「抜け道はどこにあるのか。
 誰が塞いでいるのか。
 塞ぐ手をどうすれば剥がせるのか。」

本書はイマージョン・ジャーナリズムの傑作です。
September 18, 2025 at 8:13 AM
今年刊行された訳書2冊(あ、でも『誰にも見えない子ども』はまだ書店に並んでいません)。
片方は500ページを超え、もう片方はジャスト700ページ。圧倒的な厚さと内容。
もうどうかしている、というレベルでは? でもありがとう亜紀書房さん、出してくれて本当に感謝。
長い作品はもうこれまでにしたいのに、来年出る本もめちゃくちゃ長い。
どうか皆さま読んでくださいね。
September 12, 2025 at 2:34 PM
今日、『誰にも見えない子ども』(アンドレア・エリオット著 亜紀書房)の見本が届きました。こうして形になって感無量です。
アメリカの貧困の中で足掻く子どもたち。ニューヨーク・タイムズの記者が八年をかけて取材した作品で、2022年度ピュリツァー賞を受賞しました。世の中からないことにされている子どもたちの現実を伝えています。
帯の推薦の言葉を寺尾紗穂さんと武田砂鉄さんからいただきました。本当にありがとうございます。
書店に並ぶのは九月の終わり頃になるでしょうか。
皆様に是非とも読んでいただきたい傑作です。
September 11, 2025 at 10:50 AM
先に投稿した画像が粗かったので、新たな画像を投稿いたします。こちらを参考になさっていただければ、と思います。よろしくお願いいたします。
June 17, 2025 at 1:49 AM
まとめたものを貼っておきます。よろしくお願いいたします。
June 16, 2025 at 3:44 PM
三月の終わりにやってきた燕のカップルが育てた雛は五羽。先週の土曜日にみな巣立ちして、ほっとしています。でもときどきこうして戻って来ては可愛らしい姿を見せてくれます。
例年なら、そろそろ次のカップルがやってきそうな時期です。
June 3, 2025 at 8:41 AM
エドワード・ケアリーの作品でいま読めないのは『アルヴァとイルヴァ』だけなのだけれど、復刊or文庫化してくださるところはないものか。
そうしたらケアリーの愛読者や私は安心して眠ったり、食べたり、電車に乗ったり、散歩したり、書店回りをしたりできると思うのだけれど。
夢のまた夢か。
贅沢な我が儘か。

双子のアルヴァとイルヴァは性格も考え方も正反対、一方は広い世界を知りたいと思い、一方は狭い家から出ようとしない。ふたりの父親は奇癖の持ち主で、切手が好きなあまり犯罪をおかしてしまう。ケアリーならではの意表を突く登場人物たちがこの世界を彩り、そして壊れた世界を救うお話。
May 26, 2025 at 11:25 AM
これがその白薔薇。純白無垢。
May 18, 2025 at 2:17 PM
先週、旧古河庭園に行ってきたので、五月の美しい薔薇の写真をおすそ分け。天気もまずまずだった。庭に入った瞬間に花の香りに包まれる。
連れ合いは昔から薔薇の香りがわからない人だったので、その香りの伝達物質を脳が受け付けないのだろうと思っていた。薔薇ジャムもローズティーもローズケーキもなんの匂いもキャッチできなかった。気の毒になあ、と思っていたら、今回、白薔薇の匂いだけはわかることが発覚して、異様に喜んでいた。「ヨハネ・パウロ二世」という白薔薇は特に鼻孔を刺激するらしかった。→
May 18, 2025 at 2:15 PM
春の花(いっきに咲いたヒヤシンス)と、ご恵贈いただいた美しい本。
どうもありがとうございました。ひらすら感謝いたします。
『男爵と魚』(ペーター・マーギンター 垂野創一郎訳 国書刊行会)
『リルケ詩集』(片山敏彦訳 亜紀書房)
「12か月の本」から『4月の本』『5月の本』『6月の本』(西崎憲編 国書刊行会)
出版社や訳者、編者の矜持を感じます。私も頑張るしかないぞ、と思いました。
March 28, 2025 at 8:11 AM
春の陽気に誘われて外出して書店へ。紀伊國屋書店新宿本店の新刊コーナー(写真左)に『書くことのメディア史』を見つけて胸がときめきました。
次に神保町の東京堂の新刊コーナー(写真右)にもあって、嬉しさが込み上げてきました。何冊訳書を出そうとも、新しい本が出たときの喜びは、なににも勝ります。
人には言えない苦労が一瞬にして消える、ということはないにしても、軽減されて、次の作品にとりかかろうと思います。あとは、この本の底力と幸運を祈るだけ。
どうか皆様の手に渡りますように。
March 27, 2025 at 8:57 AM
今日はπの日。
ダニエル・タメットは21年前にπを22514桁まで暗記してヨーロッパ記録を樹立した。でもその後、2965桁目に間違いが一箇所あったことがわかり、記録は訂正された。とはいえ「てんかん協会」のために記録に挑戦したことは素晴らしい行為だったと思う。
『ぼくには数字が風景に見える』が単行本として刊行されたのが2007年だから、もう18年も前になる。講談社文庫に入ったのが2014年。いまでも文庫は重版され続け、14刷になっている。これはわたしの本では最高記録。
ひとえに読んでくださったみなさまのおかげです。ありがとうございます。
#ぼくには数字が風景に見える
March 14, 2025 at 3:36 AM
『書くことのメディア史 AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』(ナオミ・バロン著 亜紀書房 536ページ 3600円+税)の見本が届きました。書店に並ぶのはもう少し先です。

「生成AIがもたらすものは、書くことの終焉か、新たな始まりか」
文字を書くことで、人間は自分が本当は何を考えているかを知ることができていたのだとしたら?

もうすぐ滅びるという翻訳という仕事について、また、コンピューターといかに連携して仕事をしていけばよいか、文章をAIに任せた瞬間になにが起きるのか、ということも詳しく書かれています。どうぞよろしく。

www.akishobo.com/book/detail....
March 12, 2025 at 8:00 AM
一ヶ月も先のことですが、3月21日に言語学者ナオミ・バロンが進化したAIについて多様な面から分析、論考した『書くことのメディア史 AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』(亜紀書房)が刊行されます。この世界はいったいどこまで変わるのか、どうか目撃してください。
AIに文章の作成を任せることで人間の読み書きの能力、そして言語の理解力がどう変化していくか。AIの進化によって衰退していく専門的な職業はなにか。それが訪れたとき、人はどう順応していくのか。
刺激的な内容のノンフィクションです。
www.akishobo.com/book/detail....
February 21, 2025 at 1:49 AM
February 14, 2025 at 11:57 AM
先日、上野の科学博物館に行って鳥まみれになったので、お裾分けを。
鳥はいいぞ。本当にいいぞ。エドワード・ケアリーの好きな大黒椋鳥擬を探したけど、見つからなかった。でも、風鳥は素晴らしい。もう少しゆっくり見ていたかった。
February 14, 2025 at 11:55 AM
今日、近くの公園に行ったら梅が満開になっていました。その香りの素晴らしさ。
水仙も可愛らしく咲いています。
春間近ですね。
February 5, 2025 at 10:25 AM
いつの間にか、こんなものが発売されていてびっくり。考えてみれば、スーパーに行ったの、本当に久しぶりでした。チョコレートをたくさん買ってきたので、しばらくは闘える。
January 28, 2025 at 5:28 PM
旧友の小田嶋隆くんのお墓参りにご家族の方々と一緒に行ってきました。
あれからもう2年半。
いろいろなことがたくさん起きて、小田嶋くんだつたらどんなことを書いていただろうと思うことしきり。
たくさんの著書と言葉は残っているけれど、声が聞きたいと、お身内の方がおっしゃっていて、本当にわたしも声が聞きたいよ、隆くん。
January 14, 2025 at 6:30 AM
風が強かったけれど、散歩に行きがてら買い物。
山茶花と水仙の花を見て気分を落ち着かせる。
でも、甘いものが無性に食べたいという衝動に勝てない。
久しぶりに麦チョコを買った。
January 13, 2025 at 7:09 AM
エドワード・ケアリーのデビュー作Observatory Mansions(2000年)の訳書『望楼館追想』が創元学芸文庫で復刊したのはもう2年前のこと。嗚呼、歳月の過ぐる速さよ。
イラストレーターの影山徹さんの表紙の絵は本当に美しく、一瞬で恋に落ちた。それで無理を言って譲っていただいたので、その素晴らしい姿を見てほしい。エドワード・ケアリーのスケッチ画に挟まれている影山さんの作品。
ついでに『望楼館追想』のヒロイン、アンナ・タップのエッチングも。これはエドワードからプレゼントされたものです。どれもみな、宝物。
www.amazon.co.jp/%E6%9C%9B%E6...
January 11, 2025 at 1:33 PM