三浦誠音
banner
mcotone.bsky.social
三浦誠音
@mcotone.bsky.social
三浦誠音 歩行詩人
Miura Makoton a walking poet
日曜日の仙台駅前─一番町商店街を、プラカードを持って歩く。

手応えは特にないが、通り過ぎる中学高校ほどの少年たちの「差別反対www」「差別反対なんスかwww」と哄笑してゆくなどもあるので、一応ひとの眼には見えているものらしい。

パレスチナ連帯行動でもそうだが、嗤う少年少女たちを嫌うことができないのは、かれらの瞳に覗く、あどけなさ・人懐っこさのためだ。十年たらず前まで、地面近くをとことこ歩いていた子どもたち。

だがもしも─と、かれらの学校の教室で起きているだろう、いじめの風景を想うとき。ひとというもののどうしようもなさに、ふたたび打たれてしまう。あの残酷きわまりない、私刑の暴力を想うとき。
December 7, 2025 at 8:36 AM
昔からずっと、音楽が好きでした。
今も変わらず、好きです。

わたしは、高市早苗さんを支持しません。
言論統制に与しません。

わたしは、七尾旅人さん、寺尾紗穂さん、マヒトゥ・ザ・ピーポーさん、春ねむりさんに敬意を表します。

わたしは差別に反対します。
わたしは戦争に反対します。
December 6, 2025 at 8:58 PM
翌日昼、仙台駅前パレスチナ連帯スタンディングへ。

2年前のきょう、イスラエルによって虐殺された、詩人リフアト・アルアライールさんの、 If I Must Die を、オリジナルの英詩と、日本語訳をあわせて朗読した。

─ An angel is there bringing back love.

きっと、きょう、世界中のいたるところで、この詩がうたわれているだろう。

いつまで経っても、イスラエルの極悪を、パレスチナの苦悩を、民族浄化を止めることのできない、わたしたちの、罪に満ちた、ふがいない世界で。

#RefaatAlareer
#FreePalestine
December 6, 2025 at 8:40 AM
仙台の街、2025年初冬。いずれ参政党がふたたび攻め込んでくることが確定している。街角がデマと差別に汚染される。

高市首相の支持率はメーターが壊れたまま。タレントの人気投票のように。

圧倒的な資金と人海戦術、広報戦略を前に──勝てるはずがない、と呟くことがある。この国もうだめだろ、と呻くことがある。

だが、心からそう認めてしまうことは、いま差別されているひとたちに、悪いけど仕方ないからそのまま差別されてて下さい、と言うことと変わらない。次の時代の子供達へ、最悪な時代になるけどまぁ強く生きてね、と言うことと変わらない。

私は差別に反対します。
私は戦争に反対します。

そう唱える自由を。
December 5, 2025 at 1:16 PM
STOP HATE
NO WAR

わたしは差別に反対します
わたしは戦争に反対します
December 3, 2025 at 10:55 AM
December 3, 2025 at 10:49 AM
November 28, 2025 at 8:44 PM
STOP HATE
NO WAR

私は差別に反対します
私は戦争に反対します
November 25, 2025 at 9:51 AM
さまざまな怒りで腫れ上がったような日々の、とある晩に、黄葉の散る『火星の庭』を訪ねた。

友部正人さんが、『愛について』や『夕日は昇る』をうたってくれた。電気を通さない、声とギターだけが、小さな店内に鳴った。暖炉の炎のようだと思った。優しい睡気をおぼえた。

瀬尾夏美さんは、陸前高田・丸森・いわき・能登・広島・マーシャル諸島と、被災の土地の記憶に触れながら、「風景を失うことは私たちの物語とうたを失うことだ」と朗読した。

邪悪が蔓延り、不幸が無辜の人びとを痛めつける世界にあって、──そこに身を置いたまま、美しいものに触れるということを考えていた。それはたぶん、私たちのこころを死なせないために。
November 24, 2025 at 1:01 PM
ひとりごと。わたしたちが向き合っているのは、自己利益の為ならどんな醜いことも犯す巨悪と、簡単に操られあるいは無関心なままの無数の人びとなのだと、日々感じる。

金と数と暴力だ。金と数と暴力を相手にして勝てるはずがない、とひとり呟くことがある。

報道による数字を見れば、民衆に対する怒りを覚えることもある。そんなに滅びたいのなら勝手に滅べばいい、そんなに戦争に行きたいのならさっさと行けばいい、と思うこともある。

それでも、街を歩けば、人びとの美しい風景に心震わせられることが、あまりにも多いのだ。この人たちの中にいるのは悪くないな、と思う。とてもこの人たちを憎むことなどできない、と思ってしまう。
November 22, 2025 at 5:52 PM
仙台駅前のパレスチナ連帯スタンディングへ。

マフムード・ダルウィーシュの詩『他者を想え』と、また高市総理や参政党など極右への怒りも込めて、日本国憲法前文・9条・14条を朗読した。

わたしたちは 全世界の国民が ひとしく恐怖と欠乏から免かれ 平和のうちに生存する権利を有することを確認する

わたしたちはみな 法の下に平等であって 人種 信条 性別 社会的身分又は門地により 政治的 経済的又は社会的関係において 差別されない

決して 差別されてはならない

そして 唱えなさい
もしあなたが 暗闇を照らす
ひとすじのともしびだったなら と

#差別反対
#FreePalestine
November 22, 2025 at 11:52 AM
November 22, 2025 at 11:22 AM
November 22, 2025 at 11:17 AM
冷笑 嘲笑する若者たちは珍しくないけど
昨日のデモは多かったな
三越から藤崎までの長くもない距離で
十人は見たよ みんなおんなじ顔
まるでひとりの人間のように嗤う顔

聴こえてくる声は
あのひとたち日本人?

職場のお客様アンケートを読む
こちらのお店のスタッフさんは
日本人の方ばかりで安心します
ありがとうございます
もう来ないでいただけますか

差別がふつうになった社会は
もうもとには戻らない
差別が恥ずかしくなくなった世界は
もうもとには戻らない

文言を考えろ
プラカードを考えろ
この世界を変えてしまえるような
そんな呪文を唱えろ
そうしてまだ街を這いずりまわれ
November 17, 2025 at 2:14 AM
March and Rally for Palestine
Sendai, Japan Nov.16,2025

パレスチナ連帯デモ行進
宮城県仙台市 2025年11月16日

去年の秋も 黄葉のひかりの下で
落葉を踏みながら デモ行進をした
ひとが奪われつづけ 殺されるままに
一年が過ぎてしまう 百年が過ぎてしまう

#FreePalestine
November 16, 2025 at 9:12 AM
朝から夜まで、ハン・ガン『別れを告げない』を開いていた。斎藤真理子さんの美しい訳に導かれて、一息に読みじまえた。

私たちの小さな生は、暴力に囲まれていて、惨死に囲まれている。あらゆるときとところに、虐殺と拷問が生起する。

肉体に与えられる耐え難い激痛は、ほんとうにそこに生命があることの哀しい証左だ。自死とは、自らの肉体を不可逆に破壊する行為に他ならないのに、ひとはそれを願いさえする。

粉々に砕け散り、名もなく歴史のなかに消える。まるで存在とさえ言い難い私たちにとって、友達とはなんだろう。家族とはなんだろう。いま触れることができても、次の瞬間には消えているような、そのひとたちがいることは?
November 13, 2025 at 1:09 PM
眠らずに、ハン・ガン『少年が来る』を読んでいた。
November 7, 2025 at 7:11 PM
ひとりで夕焼の公園を歩きつづけていました、わたしたちは、すこしずつ、もともとなかったもののように、誰とも出会わなかったみたいに、ゆっくりと消えてゆきます
November 5, 2025 at 10:27 AM
アーケード街で一人プロテストをする時、しばしば、そのおじいさんとすれ違う。お年は70代か。

ヘルメットを被り、原付を引いて歩きながら、いつも怒鳴りつづけている。悲憤慷慨調だ。内容は、音が割れているため、ほとんど聞き取れない。道ゆく人たちが好奇の目で振りかえる。若者たちが嗤う。

10月25日昼、神谷と和田の宮城県知事選街宣、デマと差別が街角に撒き散らされていた、あの最悪の時。

叫び声とともに、いつもの原付を引いて、彼が現れた。相変わらず内容の聞き取れない怒号を、参政党とその支持者へ、凄まじい勢いで浴びせた。そして、私たちカウンターへ振り返り、プラカードを一瞥すると──黙って、親指を立てた。
October 28, 2025 at 8:16 AM
雨に濡れる #差別に投票しない

彼らの絶叫が街角を汚す最低の時間の中で、畏敬する『火星の庭』店主・前野さんが撮ってくださった、気に入りの一枚だ。

『プロテストや市民運動をするひとは、孤立しちゃ駄目。話す場所がないと駄目。そうじゃないと自分自身の心が保たないから』と諭された。いつも教わってばかりいる。
October 27, 2025 at 1:44 AM
10月25日夜、仙台市中心部。参政党・吉川里奈、自民党・和田政宗の街宣へ。仲間たちとカウンター。

通りかかった方から、「私も同じ気持です」「頑張ってください」「応援してます」「インスタに載せてもいいですか?」と、お声がけをいただく。それだけで心強い。

強まる雨の中に立ち、彼奴らのマイク納めまで付き合う。明日が投票日。最低最悪だった二週間が、ひとまずは終わる。

杜の都を汚すな。

#宮城県知事選
#宮城県知事選挙
#差別に投票しない
#デマと差別を許しません
#宮城をデマと差別から守ろう
October 25, 2025 at 11:32 AM
10月25日昼。仙台市中心部。参政党・神谷宗幣、自民党・和田政宗の街宣へ。カウンターの末席に連なる。

列を成す群衆、支持者たち。写真の奥のほうにもたくさんいる。極右政治家へ向ける、熱狂的な拍手喝采。

差別OK、デマOK、暴力OK、殺人OK。
そのような世界をよしとする人びと。
いつまでも無関心な人びと。
自分だけが護られればいいのか。
自分だけは護られると思いこむのか。

自分の中にもあったはずの、人間性への素朴な信頼のようなものが、今回の選挙で、痛烈な打撃を受けたのだと思う。

#宮城県知事選
#宮城県知事選挙
#差別に投票しない
#デマと差別を許しません
#宮城をデマと差別から守ろう
October 25, 2025 at 7:25 AM
#宮城をデマと差別から守ろう
こんなハッシュタグができるなどと、想像もしていなかった。

どこかからやって来た低俗な連中が蛮声を張り上げ、簡単に扇動され煽情された群衆が満面の笑みで拍手喝采を送る。そのあまりにも醜悪な光景を、おれはこの眼で見た。

この街も、この国も、この世界も、みずから滅びに向かうことを選んだのだろうか。それとも、自分だけは護ってもらえると浅墓にも思いこんだのか。それが民意なのか。

STOP THE FAR RIGHT. 極右を止めろ。

#宮城県知事選挙
#差別に投票しない
#デマと差別を許しません
#デマと差別を許さない街宣
#デマと差別が蔓延する社会を許しません
October 24, 2025 at 12:52 PM
希死念慮をともなう鬱に苛まれることが、ここ数月、増えました。

私がまともな人生を決して送れないようにした、なにものかのことを考えています。

静穏も安寧も遂に手に入れられないようにした、なにものかのことを考えています。

何十年が過ぎても、どこまで歩いても、ずっと付いてくる、なにものかのことを。

空の向こうにたなびいてはとぎれる、誰かの歌に耳を澄まします。

いつまで経っても自由になれない。
October 21, 2025 at 9:03 AM