ぼのぼの
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ぼのぼの
@masato009.bsky.social
テレビ業界の片隅に生息しています。ただし仕事絡みの話はつぶやきません。映画・演劇・文学・音楽・美術などの文化ネタがメイン。写真を写すのも好き。シーズンになるとマラソン大会にも出場します。真面目なツイートと馬鹿なツイートの混在が激しい。フリーライターとしての仕事もお引き受けいたします。

Twitter(X)アカウントはこちら https://twitter.com/masato009 
トランプ=イーロン・マスクの政治カラーがTwitter(X)でますます強くなったら、本当に別のSNSへ軸足を移さざるをえないかもな。BlueskyやThreadsでも、今のTwitterの有料プランのように、ある程度の長文が書けるといいのだが。
January 21, 2025 at 11:16 AM
このフェルメール風アメリカンショートヘア、かなり良い。後ろの絵がえらく雑で肉球の描写も適当、それにフェルメールはこんな風に露骨な光線を描かないけれど、そこはあくまでも「フェルメール風」ということで、10秒で生成された絵としては素晴らしい出来だ。
January 17, 2025 at 1:45 PM
『すべての、白いものたちの』ハン・ガン/斎藤真理子 訳

昨年ノーベル文学賞を受賞したハン・ガンの作品を初めて読んだ。私小説と詩とフォトエッセイが混ざり合ったような作風に軽い戸惑いを覚えたが、それを凌駕する言葉の美しさとイマジネーションの喚起力。確かにこれは、最良の意味で「文学」以外の何ものでもないことを痛感する。
January 6, 2025 at 11:08 AM
【重要】新時代に合わせた進化を遂げると決心した私は、今年からAI生成画像をバンバン使うことにしました。皆様におかれましては、高いリテラシーをもってフェイクとトゥルースを見極めてくださるようお願いいたします。
January 3, 2025 at 2:39 AM
SNSが増えすぎて、放置したままのものが多かったので、今年から「使い分け」なんてものを真面目に考えないことにした。特に短文主体のTwitter/Bluesky/Threads/mixi2に関しては、基本的に同じものを何も考えず投稿することにしたので、よろしく!
January 3, 2025 at 1:50 AM
昨日までと打って変わった、この鬱な天気は一体何なの(´・ω・`) 風がなくて、そこまで寒くないのが救いだが、ポジティヴな気分を減退させる。
January 3, 2025 at 1:30 AM
その後は年初で無料観覧ができる東京都写真美術館へ。
「アレック・ソス 部屋についての部屋」と「現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21」を鑑賞。
到着したら、ちょうど雅楽の演奏が始まるところで得した気分。
January 3, 2025 at 1:24 AM
1月2日、本年の映画初めは、恵比寿ガーデンシネマで30数年ぶりの『バグダッド・カフェ』4Kレストア版。昔見た時よりもずっと感動した。良き映画初め。
January 3, 2025 at 1:18 AM
2025年、あけましておめでとうございます。
多くの人にとって、より良い年となりますように。
本年もよろしくお願いいたします。

#謹賀新年
January 3, 2025 at 1:12 AM
sayuras ONEMAN LIVE「do or die」(shibuya WWW)
2024年11月1日(金)19:00〜
November 10, 2024 at 1:44 PM
トランプの返り咲きでイーロン・マスク率いるTwitterが、ますます共和党の宣伝メディアと化す恐れ。他のSNSに少しずつ軸足を移すべきなのか?
November 10, 2024 at 1:29 PM
本作で描かれる優しい人間関係は、確かに心地良い。しかしその底に流れているのは「全てのものは必ず変化する」という無常観であり、誰もが他者に優しくできるが、誰かを決定的に救うことはできないという諦念だ。
『夜明けのすべて』に溢れる優しさは、宇宙空間を思わせるような孤独と無常観の裏返しなのだ。その厳しさと奥深さが、この映画を特別な存在にしている。
February 24, 2024 at 12:22 PM
「宇宙の広大さについて考えると、日常的な悩みなど馬鹿馬鹿しくなる」とよく言われる。それ自体は正しい。

しかし少し視点を変えれば、こうも言える。

「どんなに宇宙が広大で美しくても、それは今自分の前にある悩みや苦しみには一切何の関係も無い(=何の救いにもならない)のだ」と。
 
夜空に輝く星々の光は、何百年何千年年も前のもの。今目に見えている星の中には、すでにこの世に存在しないものもある…そこに壮大なロマンを感じることもできるが、果てしない虚無と孤独を感じるのも間違った感性ではないだろう。
February 24, 2024 at 12:21 PM
そして栗田の弟は「このままずっと夜が続いてほしい。永遠に夜空を眺めていたいとしばしば思う」と語る。さらに「そのような人間の思いとは無関係に、必ず夜と朝は交互にやって来る。同じ夜も同じ朝もなく、そして悲しみも喜びも必ず終わる」と続ける。

これが自死した人物の残したメモであることを考えれば、希望と表裏一体の絶望、「悲しみは必ず終わる」ということは「喜びも必ず終わる」ということと同義であることが伝わってくる。だからこそ栗田の弟は、「誰もが孤独である」ことを実感できる暗闇の心地よさに惹かれ、そのままあちらの世界に行ってしまったのだろう。
February 24, 2024 at 12:19 PM
そこで主役となる言葉は、彼らが書いたものではない。栗田の自死した弟がノートに書き残した「夜についてのメモ」だ。そこで栗田の弟は、夜明けをあらゆる生命の源とする一方で、暗い夜があるからこそ地球の外の世界に気づくことができる…と語る。これは本作の全てを最も端的に表現した言葉だろう。昼の光ではなく、夜の闇があるからこそ、人は自分の知らない世界に気づくこともある。そこで初めて星々(=人間)がいかに孤独な存在であるかを知ることができるのだ。
February 24, 2024 at 12:18 PM
本作のクライマックスとなるのは、藤沢がプラネタリウムで解説を語るシーンだ。しかしこれが非常に屈折している。山添と藤沢が力を合わせて作り上げた星空の解説は、このシーンにおいては大した意味がなく、前振りレベルでしかない(それよりずっと前のシーンで、「この宇宙に変わらないものなどない」と作品の重要なテーマを表す言葉が語られている)。
February 24, 2024 at 12:17 PM
本作の成功の大きな要因は、原作を改編して、栗田科学を星空(プラネタリウム)と結びつけたことだ。孤独な宇宙に浮かぶ星々が、この世界に生きる人間のメタファーであることは誰にでも分かるので、その辺は割愛しよう。前回もチラリと述べたように、本作の価値は「夜の闇」に「夜明け」と同等の意味を与えたことにある。
February 24, 2024 at 12:17 PM
恋愛を介さない男女の交流と助けあい。それを理解し、見守り、ゆるやかなつながりで彼らを受け入れる人々…全てに心を癒される。その心地よさこそ、本作の最大の魅力だ。
 
だが、本作は決してそれだけの映画ではない。そのような優しさと表裏一体の暗黒面がある。これが語りたいことの2つ目だ。
February 24, 2024 at 12:16 PM
だからこそ藤沢が転職すると決めたときも、山添や栗田はそれを特別に悲しむことはない。そこに生と死のような決定的断絶はなく、ダンスのパートナーが替わっていくように、人生の自然な一場面として認めているからだ。逆に山添が「栗田科学に残りたい」と言ったとき、かつての上司が涙を流す。それは山添が、かつて全く視野に入れていなかった透明な存在を認め、そのつながりに価値を見出したことを理解したからだ。
February 24, 2024 at 12:16 PM
この映画は、そのような目立たない仕事に就く人たち1人1人に固有の人生があり、喜びと悲しみがあり、つながりがあり、出会いと別れがあるのだという当たり前のことに目を開かせてくれる。普段は透明な存在になってしまっている仕事の裏側で、自分と同じような人間が働いているということに気づかせてくれるのだ。
February 24, 2024 at 12:15 PM
しかもその仕事や職場が格別華々しいものとして描かれていないのがポイントだ。主舞台となる栗田科学は町工場レベル。藤沢や山添が最初に勤めていた会社はエリート企業のようだが、一体何の会社なのかまったく分からない(つまり意図的にその華々しさを剥奪されている)。彼らが通う病院も、町の小さな個人クリニックのように見える。その他、リハビリ施設にせよ転職エージェントにせよ、日常生活で特別な注目を集める仕事ではない。
February 24, 2024 at 12:15 PM
1つは「お仕事映画」としての『夜明けのすべて』。
本作のユニークな点は若い男女の助けあいの話なのに、「恋愛」という要素を一切排除したことだが、では彼らは何によって結びついているかと言うと「仕事」によってだ。主人公の2人だけではない、登場するほとんどの人物がまるで資本主義社会におけるマネーのごとく、「仕事」を媒介として交流し合う。
February 24, 2024 at 12:14 PM
『夜明けのすべて』再見。

完成品とは違う、おそらく撮影に入る前のシナリオを読んだ上での再見。あらゆる点でシナリオよりも映画の方が良いものになっている。「優れたシナリオ」が、演出や編集によって「桁外れに優れた映画」に成長したことに感動を覚える。
 
全体的な感想は初見のときと大きくは変わらない。だからここでは前回あまり語らなかった点について述べる。
February 24, 2024 at 12:13 PM
うわ〜〜〜〜、やはり複数のSNSに同じ内容を投稿するのはかなりしんどい (´Д`) 最初に書き込むTwitterは、その場の書きっぱなしで、それはそれでいいのだが、他に転載するとなると、全体をまとめ、推敲しないわけにもいかないから、やたらに手間と時間がかかる。

しかもこのブルースカイは、最初からスレッドを作ることができず、1つ1つ投稿を繋げていくしかない模様。これは勘弁してほしい。仕様の改善を求む。
February 10, 2024 at 12:28 PM
『きみの鳥はうたえる』も良かったが、『ケイコ 目を澄ませて』『夜明けのすべて』という2連続大ホームランで、一挙に日本映画のフロントランナーに躍り出た感のある三宅唱。濱口竜介や今泉力哉と共に、日本の実写映画を牽引する才能として、今後の活躍が楽しみだ。
February 10, 2024 at 12:23 PM