窮理舎
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窮理舎
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科学随筆誌『窮理』を刊行している窮理舎です。 最新号や近刊案内、単行本(寺田寅彦シリーズなど)、webサイトの更新情報などを中心に、関連情報も交えながら時々お知らせします。
書店でお求めの方は、こちらのページを店員さんにお見せ下さい。
https://kyuurisha.com/info-bookstore/
Reposted by 窮理舎
量子力学によって再び新しい技術が開かれようとする今こそ、それを使う社会が賢明な判断をできるようであってほしい。
November 16, 2025 at 6:35 AM
山片蟠桃に関する絵ハガキの太陽系を描いた天体図について知りたい方は、第16号の池内了先生の随筆「江戸の宇宙論 二人の窮理学師(後編)金貸し升屋の山片蟠桃」をお読みください。当時としては進歩的ともいえる蟠桃の天体観が解説されています。
ハガキの背景に透かしで挿入している蟠桃の文についても、同じく池内先生の随筆に訳が説明されています。蟠桃は現代宇宙論に匹敵する宇宙観を持っており、私たちと似たような知性をもった生物が他の惑星にもいるであろうことを指摘しています。
October 1, 2025 at 11:47 AM
10周年記念絵ハガキの三浦梅園に関する分合図一合について知りたい方は、第2号の佐藤文隆先生による巻頭随筆「三浦梅園と湯川秀樹」をお読みください。梅園の反観合一の思想や湯川秀樹への影響も解説されています。
ハガキの背景に透かしで挿入している梅園の詩は、長崎洋学の最高峰といわれた吉雄耕牛との思い出を綴ったものです。梅園は耕牛から多くを長崎の地で学びました。彼の原点をうかがい知る詩の一篇です。
October 1, 2025 at 11:43 AM
今回の10周年記念グッズのデザインはnonohausの麻生誠治さん(https://lit.link/seijiaso)に制作していただきました!
絵はがきは、小誌で取り上げたことがある江戸時代の窮理学師、三浦梅園と山片蟠桃がモチーフ。
それぞれ医者と商人をイメージしたカラーにしていただきました!
October 1, 2025 at 11:29 AM
今回、10周年記念の絵ハガキを第28号と合わせて販売していただいている書店さんです。

古書善行堂さん
zenkohdo.shop-pro.jp
蟲文庫さん
mushi-bunko.com
機械書房さん
machinebooks.base.shop/items/118844...
ジュンク堂池袋本店さん(1F)
honto.jp/store/detail...
丸善名古屋本店さん(4F)
honto.jp/store/detail...
書泉グランデさん(4F)
www.shosen.co.jp

お近くの方はぜひ行ってみてください!
October 1, 2025 at 11:11 AM
川島禎子先生の連載「窮理の種」は、寺田寅彦のラジオに関する連句(発句と脇)と周辺の話について紹介いただきました。
今年はラジオ放送100周年。初放送は1925年3月22日9:30の発信。耳の敏感な寅彦先生には、放送当初のラジオの音はどんな印象だったでしょう…
October 1, 2025 at 11:03 AM
先月ご逝去された佐藤文隆先生の連載「窮理逍遙」。最後となってしまった回は、宇宙物理学者アンドレイ・リンデの追想記です。リンデ先生も佐藤先生の訃報を知ったら驚かれるはずです。

名だたる世界中の物理学者との思い出を綴る本連載は佐藤先生の人としての親交の深さを物語るものでした

黙祷
October 1, 2025 at 11:03 AM
今野真二先生の連載「窮理のことのは」では、九鬼周造の哲学を通じて、言語における「全体は部分の総和」というテーマを考え、具体度・抽象度の観点から検討します。
こうした話題は、AI研究にも関わるもので、例えば九鬼の『偶然性の問題』での因果系列の話は、AIと因果推論の問題に広げたら面白そうです…
October 1, 2025 at 11:02 AM
今回で4回目となった「科学随筆U30」は、寺田寅彦推しの藤むすめさんの『柿の種』を思わせる詩的な科学随筆。
宋代から伝わる、世界に3碗しかない曜変天目茶碗をめぐる研究で見出された美しさの秘密とは何か…
科学と芸術が交差する世界、そして研究者を魅了する「輝き」を味わってみてください。
October 1, 2025 at 11:00 AM
今回から始まった新企画「科学随筆UN PASSAGE」の初回は、話題の『随風01』でも知られる西一六八さんの貴重なショート科学エッセイ。
落ち込んだ時ほど人の感情に影響を与えるものって何でしょう…
西さんの自然界への気づきと発見が、叙情味ゆたかに綴られるアイスクリーム文学と言ってもよい秀作。
October 1, 2025 at 10:59 AM
伊藤憲二先生の仁科芳雄連載は、前回に続く岡山市をめぐる後編で、今回は第六高等学校時代。
入学する年に肋膜炎になってしまい休学も多かった仁科先生に、進学の相談など親身にのってくれた恩師・松尾哲太郎が登場します。
温情に溢れていた松尾先生は、後の仁科芳雄のロールモデルかもしれません。
October 1, 2025 at 10:58 AM
井元信之先生の連載「音楽談話室」は、前回に続くAIと芸術作品について。
今回は、戦争で疲弊した祖国をショパンが想って作った歌曲「舞い落ちる木の葉」(作詞ポル)を取りあげ、AIが模倣できない表現の深層に迫ります。
芸術の本質を問う根源的なテーマであり、検閲と未発表作品と創造の関係についても考えさせられる内容です。
October 1, 2025 at 10:57 AM
4回目となる連載「学術誌ヒストリー」は、17世紀に創刊された世界最初期の学術雑誌『Philosophical Transactions』について柴田和宏先生に紹介いただきました。
当時は現代のような査読つき論文発表の場ではなく、情報の報知・交換が主であったことがフォーカスされます。
前回、秦皖梅氏に紹介いただいた『ネイチャー』投稿欄との関連など、その伝統の受容も注目です。
October 1, 2025 at 10:55 AM
劇作家の渡辺美帆子さんには、朝永振一郎の傑作裁判劇「光子の裁判」を舞台化し、上演した記録について紹介していただきました。
難解な量子力学の概念を、台詞や演出をいかに工夫して観客に体感させるか、さらに俳優の役割や表現を通して、科学と演劇の境界に挑む舞台を疑似体験してみてください。
October 1, 2025 at 10:48 AM
精神科医の花輪昭太郎先生には、ご尊父(外科医)と寺田寅彦「随筆難」をめぐる背景をご執筆いただきました。
誤解が随筆の種となる…
ならば、誤解は理解のための大事な摩擦と言えるのではないか?
SNSなら炎上するようなネタも書き手によっては上質な随筆になる、その違いこそ「文」のなせる「芸」なのでしょう。
October 1, 2025 at 10:47 AM