音楽は時間の継続があって初めて成立する。それに対しドローン音楽は時間と共に単音を継続させることで非時間的な音楽を生み出す。時間軸にべったりとくっつくことで、時間軸を不可視にするということ。

写真は対象と鑑賞者を媒介するものとして写真家がいる感覚があるけど、写実画は対象と作家を媒介するものとしてキャンバスがある感覚がある。鑑賞者の不在。いくら綺麗な写経みせられたってこっちは何も思わないだろう。

ちくま学芸文庫には、ジェイン・ジェイコブズの著作が3冊あります。

「市場（商売）」と「統治（政治）」には、それぞれ別の倫理が必要で、両者を混同すると「救い難い腐敗」が生じると論じる『市場の倫理 統治の倫理』（香西泰訳）は、いまこそ読み直す時かもしれません。

原題は Systems of Survival: a dialogue on the moral foundations of commerce and politicsで、直訳すると『生存の諸システムーー商売と政治の道徳的な根拠についての対話』となりましょうか。

Earth, Wind & Fireの曲も思い出されるタイトルです。