kokikugashira.bsky.social
@kokikugashira.bsky.social
イラン・パペ『イスラエル・パレスチナ紛争をゼロから理解する』は、ユダヤ系イスラエル人の歴史学者が書いた、パレスチナ問題の歴史に関する入門書。イスラエルの全大学から任官拒否され、同地に居られなくなったというだけあって、イスラエルの非道ぶりと正当性のなさを、あますところなく描き出している。私がほとんど知らない1948年以前の経緯が勉強になった。最初の最初から、他民族と共存する気など、まったくなかったんだね。続いて武井彩佳『ホロコーズト後の機能不全』になだれ込む。
February 18, 2026 at 12:33 AM
いまさらながらの話。初めて世界地図を見たときに、エジプトいう国はいまはないんだ――そこには、アラブ連合と書いてあった――とおもった私は、極めて珍しい部類の人間だったんだね。
February 17, 2026 at 2:12 AM
知らなかったこと。文藝春秋3月号の元大成建設会長山内隆司のインタビューで3・11の直後、東電から重機とオペレーター40人を出してくれないかと依頼があって、本来なら施工した鹿島建設が出すのが筋なのに、鹿島は避難していて出せないので、誰かがやらなければいけないことだから出した(40人と多いのは、被爆するため短時間での交代が必要だから)とあった。こういう国だから、原発持つなんて論外なんよ。断っておくが、やれる人間がやればよいは、俺の基本方針だ。だけど、そういう文化の下で、原発とか戦争とかいった、リスキーなことに手を出すべきではない。
February 13, 2026 at 2:09 AM
馬伯傭『風起隴西』は去年読んだ本だが、結末に関連するので、黙っていた。フォーサイスの『ジャッカルの日』が、金で雇われるフリーランスの狙撃手の標的というものに、史上もっともふさわしい実在の人物であるド・ゴールを据えて、成功したのと同じような効果を、諸葛孔明を用いることであげていた。話自体も起伏があって面白く、少し大味なのが気になったが、まずは読んでいて幸福な時間だった。
February 7, 2026 at 5:10 AM
ようやく衆院選の投票所入場券が届いた。こんな程度のことでスリルとサスペンスが味わえるのだから、ニッポンもミステリな国になったものだ。
February 6, 2026 at 12:25 AM
Reposted
研究者の仕事は「トラブル解決」です。「誰が正しいかを裁く」ことではありません。「アイヌ民族の先住民族漁業権を実現すべき」ぐらいなら専門外の私にだって言えます。問題は「具体的にはどうやって?」です。専門家に求められるのは「誰も不当に損しすぎず、先住権も実現される解決策」です。
December 15, 2024 at 3:16 AM
知念実希人『硝子の塔の殺人』を読んでいると、被害者となる重要人物の台詞として「私が子供の時代は、乱歩の書く小説は低俗だとされ、読んでいるだけで白い目で見られた」という文章が出てきた。いったいこの人の歳はいくつなんだろうと不思議に思った。私は1970年代のはじめに中学生だった昭和の爺だが、初期の乱歩はこのころ学校の図書館で借りて読んだ。完結したばかりの全集ではなかったか。エキセントリックな人だから、妄想癖があるのかもしれないし、リアリティとは手を切ったクローズドサークルの話に、こういう指摘は野暮かもしれないが、ならば、慎重に現実世界と手を切る方がよいのではないか?
February 2, 2026 at 12:33 AM
#コントラクトブリッジ
パートナーとウィーク2オープンにおける、レイズ幅について打ち合わせる(主にバービッド)。私たちはプリエンプティブビッダーのペアだから、このへんはもっとも神経質になるところ。
February 1, 2026 at 6:44 AM
藤井誠二『「殺された側」から「殺した側」へ、こころを伝えるということ」は「刑の執行段階における被害者等の心情等の聴取・伝達制度」の実際例を伝えている。平たく言えば、被害者ないし遺族が、受刑中(少年院も含む)の加害者に考えや思いを伝えること。そもそも、そういう機会がなかったし、伝えたら伝えたで、遺族がさらに傷つくことだってあるのだが、こういう制度が必要だという結論は動くまい。問題は実際に運用した場合の個別性にあって、その意味で内容は重いが、ひとつ疑問が浮かぶのは、加害者が、被害者(遺族)の気持ちが分かってないというものの、では、そもそも被害者になる前に人は被害者の気持ちがわかるのだろうか?
January 31, 2026 at 1:24 AM
衆院選の基本戦略。1比例で中道改革に絶対入れない。2その上で、選挙区に立候補した中道改革の候補者を是が非でも当選させる。比例復活は望めないことに注意。
January 30, 2026 at 1:34 AM
「豊臣兄弟!」は、いまのところあまり期待できそうにないが、第四回で家康が退陣の忙しいさなかに、めしを食っている場面が良かった。運び込んだ兵糧が奪われるのを一粒でも減らしてやるというのが可笑しい。石川数正が急かしているのもいい。
January 28, 2026 at 2:24 AM
グレアム・グリーン『英国が私をつくった』。スェーデンの大企業(モデルあり)に蝟集するイギリス人群像を描くことで、イングランドによって作られた人々の悲喜劇というか、そういうドラマティックなレベル(もあるけれど)を超えた小説全体の構造とディテイルの集積、つまり、全体と細部とで、人々のイングランドに作られたっぷりを、二重に語ってしまう。この二重に語るところが丸谷才一の『笹まくら』を読んで連想したところだ。『笹まくら』と異なるのは、ユーモアが渋く見事なところ。
January 27, 2026 at 2:16 AM
映像メディアが未発達なこのころ、旅客機という新奇なものを読者に知らせるには、描写しかなかったことを考えると、私たちのような者が、こういう小説を後年読むのとは、異なった感慨を当時の読者は持ったんだろうね。
『英国が私を作った』に登場人物が旅客機に乗る場面があって、そういえば、小説に飛行機が出てくるのは、これ以前にあっただろうかと考えた。『英国』は1935年の作品。ライト兄弟の飛行が1903年(一級レーサーと語呂合わせで覚えた)。第一次大戦は空戦が華やかでリヒトホーフェンが活躍し、リンドバーグが世界的著名人になったのが1927年だ。『英国』で登場人物が乗るのはKLMだが、ウィキペディアには最古の航空会社とあった。で、小説だけど、クリスティに『雲をつかむ死』というのがあったなと思って調べたら1935年だった。ふたりとも流行りものの好きな作家だったのだ。
January 23, 2026 at 11:58 PM
『英国が私を作った』に登場人物が旅客機に乗る場面があって、そういえば、小説に飛行機が出てくるのは、これ以前にあっただろうかと考えた。『英国』は1935年の作品。ライト兄弟の飛行が1903年(一級レーサーと語呂合わせで覚えた)。第一次大戦は空戦が華やかでリヒトホーフェンが活躍し、リンドバーグが世界的著名人になったのが1927年だ。『英国』で登場人物が乗るのはKLMだが、ウィキペディアには最古の航空会社とあった。で、小説だけど、クリスティに『雲をつかむ死』というのがあったなと思って調べたら1935年だった。ふたりとも流行りものの好きな作家だったのだ。
January 23, 2026 at 11:56 PM
グレアム・グリーン『英国が私を作った』の再読をしている。なんとなく敬遠していた『笹まくら』に圧倒され、その時に『英国』を連想したので、手に取る。初読時より、いまいちノレないのは、イングランドというものについての理解が、まだまだ不充分なことに気づいたせいかな。隔靴掻痒の感がある。それでも佳境に入って唸ることしきり。
January 22, 2026 at 3:55 AM
まったくのところ賛同するけど『眠れる美女』も忘れ難い。
ロス・マクドナルドは、『ウィチャリー家の女』『縞模様の霊柩車』『さむけ』が技巧的最高到達点の傑作であることを認めたうえで、偏愛しているのは『ギャルトン事件』と『一瞬の敵』。構成が見事で幕切れの美しい前者と、複雑さが臨界点を突破してしまった後者と。
January 19, 2026 at 12:22 AM
フリースイタイル66号にコントラクトブリッジ高松宮杯の記事を書いています。ブリッジは知らないけど、ゲームに興味ある人に向けて書きました。
フリースタイル66 特集:THE BEST MANGA 2026 このマンガを読め!
Amazon.co.jp: フリースタイル66 特集:THE BEST MANGA 2026 このマンガを読め! : フリースタイル編集部: Japanese Books
www.amazon.co.jp
January 18, 2026 at 1:49 AM
連立すんのかいせんのかいに爆笑。
劇場型政治!https://www.youtube.com/watch?v=v3dxEBD-0VE
January 15, 2026 at 4:27 AM
劇場型政治!https://www.youtube.com/watch?v=v3dxEBD-0VE
January 15, 2026 at 4:25 AM
引き続き『日本漁業の不都合な真実』食糧自給率を論じるにあたって、タンパク質自給率に着目するのが、まず眼を啓かれる。国家予算の漁業関連のうち、4割は漁港関連つまり土木事業という指摘。Co2やメタンガス排出量における畜産関係(とくに牛のゲップ!)の割合の大きさの指摘――焼き肉を月一回我慢して焼き鳥に替えるだけで温暖化対策に貢献できるというのが、可笑しい。高関税による一次産業保護が、高い食物を国民に強いることで、保護のための費用を国民に丸投げしているといった指摘。いずれも新鮮。
January 14, 2026 at 2:15 AM
佐野雅昭『日本漁業の不都合な真実』まだ読んでいる途中だが、教えられるところが多い本。乱獲→絶滅と一方的にはならないなど、素人は虚をつかれる。「『科学的で絶対に正しい資源管理』が確実に存在する、そう信じること自体が非科学的」など、学習指導要領&大学入試対策だけで、お稽古事的になりたっている、日本の現状の知的レベルに、冷水をかけている。
January 11, 2026 at 11:51 PM
木瀬貴吉『本づくりで世の中を転がす』副題の「反ヘイト出版社の闘い方」が示すとおりの内容で、心ある人は一読してほしいが、いくつか些細な疑問があった。1まず、劇評には(書評に比して)酷しいものがあるという指摘だが、私の肌感覚では、首をかしげるし、ここ十年くらいでは、演劇の現場からは批評どころかジャーナリスティックな報道記事すらないという声を聞いたことがある。もっとも書評がイコールブックガイドになっているのも事実だが。つまり、読むといいものだけを取り上げ、書くというスタンスだ。→
January 11, 2026 at 12:51 AM
積ん読にしていた谷口ジロー&矢作俊彦の『サムライノングラード』。90年代初頭の連載。羽振りが良かったころの日本の話。隔世の感はなはだし。
January 10, 2026 at 2:17 AM
『豊臣兄弟』宮澤エマは若いころの宮地雅子に似ている。芝居も似ている。三谷幸喜の好みかね。勝村政信の笑顔を久しぶりに見る。
January 10, 2026 at 2:14 AM
『パパイラスの舟』第25回p367、連載時は気づかなかったが、水先案内人云々は、大田博編集長退任にあたって、今回かぎりにしようと思った連載を、慰留されてされて一回伸ばしたと読める。となると、「新パパイラスの舟」連載成立過程が気になる。もはや知ることはかなわぬことだけど。
January 8, 2026 at 5:42 AM