Hiroto Kawabata 川端裕人
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hirotok.bsky.social
Hiroto Kawabata 川端裕人
@hirotok.bsky.social
Novelist/Science Writer
「果てしなきスカーレット」みてきた!
成功してるかどうかはわからないものの、意欲作というふうな腑に落ち方をした。
作中を満たす感情が、怒怒怒怒怒怒(愛)怒怒怒(哀)みたな強くネガティヴなものに貫かれていてしんどいところはあるし、辻褄があっているのかよくわからないことも多かったし(設定はあるのだろうけど、伝わらない感じ)、ご都合主義といえばそうだし、大きなテーマを扱っているようでなんかよくわからない収め方だと思ったし……でもそういうのをねじ伏せんばかりに押し通そうとする中で、なにか解消できないトゲみたいなものを残す力があって、ぼくは見てよかったですよ。

もやっとしたものは、魂の栄養だと思う
November 24, 2025 at 9:25 AM
マチュピチュ展ですが、冒頭部にはこんな飾り布が掲げられています。
青は、空と水、黄は、太陽と砂漠を意味する、象徴的なものだそうです。

そして、近づいてみると、これは、コンゴウインコの羽でできているんですよ。木綿にインコの羽をびっしりと張り合わせて作っているのでした。

ね、生き物濃度高いでしょう?
November 23, 2025 at 7:55 AM
マチュピチュ展(六本木森タワー)ですが、英雄アイ・アパエック(仮面)の冒険譚がアニマルパワー全開です。戦った相手の力を取り込んで強くなるパターン。カニと対戦した後の姿は、パイレーツ・オブ・カリビアン風(左)とベルセルクの使徒風(右)のような土器が作られます。ほとんどフィギュアです。

そして、貝とたたかった後は、ワンピースの魚人島編みたいに変身。
相手は、カニの神、貝の神みたいな超自然的存在なので、ある意味、デビルマン的。
November 22, 2025 at 6:06 AM
マチュピチュ展(森アーツセンターギャラリー)内覧会に行ってきました
「動物観念フィギュアと世界観展示」でした。特に前半
英雄アイ・アバエックの冒険は魅力的。動物の力を取り込んで冒険を進めるんですよ
写真はムーンアニマルとかアンデスのドラゴン等と呼ばれる動物
visit.mam-tcv-macg-hills.com/moriart50_ti...
November 21, 2025 at 9:28 AM
科博の大絶滅展で話題のステラーダイカイギュウ東京標本ですが、こんなに南にいたの?という疑問もあるかと思います。

実は日本列島は、大型カイギュウ類の分布の南端に近いのです。そして、ステラーカイギュウ東京標本は、歴史的な分布の最南端域です。前にこんな地図を作りました。

日本はこの種が属するヒドロダマリス属、祖先的なドゥシシーレン属が世界で一番集中して出てくる列島なんですよ
November 5, 2025 at 12:50 PM
なお、ステラーダイカイギュウ東京標本は、これまで今回が初公開

正確には、腕だけ山形県立博物館で展示されたことがあるそうですが、全身は初公開。

そうそう、ステラーダイカイギュウの肋骨が18対であるということも、この標本で決着しそうな気配(数えてみて)
October 31, 2025 at 2:11 PM
タフォノミー的にも面白くて、死後、海底でサメに食い荒らされた痕跡が残っています。ちょっとわかりにくいかもだけど、腕の部分についている横のスクラッチなどが食痕だそうです。
一緒にサメの歯などが発掘されているんですが、それは展示されていましせんでした。
October 31, 2025 at 2:02 PM
これまで見つかったことがなかった中手骨が出ています
発見者のゲオルク・シュテラーは「指がなかった」と証言しており、こまれまで手根骨から先が見つかったことがなかったんです。でも、130万年のステラーダイカイギュウには中手骨がありました
なら、中手骨まではあってその先の指骨はなかったということなのでしょうか
新たな謎
シュテラーは、博物学者で医師なので、解剖までして、「指がなかった」と述べたからには、本当に指がなかったのだろうと一般には受け入れられています。でも、議論されてきたテーマではありました
October 31, 2025 at 1:56 PM
科博大絶滅展の最後に登場するステラーダイカイギュウは、2006年に東京都狛江市の多摩川左岸河床から見つかったもの
20世紀までベーリング島にいた個体群に由来するのではなく130万年前の化石であることに留意
発掘&研究をしてきた甲能直樹さんに聞いたところ、論文投稿中
www.kahaku.go.jp/research/res...
October 31, 2025 at 1:47 PM
国立科学博物館で明日11/1から始まる「大絶滅展」は、「大絶滅」展であって、大「絶滅展」ではありません。いわゆるビッグファイブ、5つの大絶滅をたどる構成です。
同じ「大」シリーズでも、「大哺乳類展」は、大「哺乳類展」ですよね。
October 31, 2025 at 12:56 PM
速報。国立科学博物館の大絶滅展では、オオトリを、東京都産のステラーダイカイギュウが務めています。全身がほぼ完全に残されており、最古でもある標本です。21世紀になってからの発見で、今回、全身をマウントして初公開!カイギュウ好きは待ったなし!
October 31, 2025 at 7:16 AM
流れてきたのをみたら、2年も前のニュースなんですが、えいっ

水深8336メートルの深海での撮影。魚類の深度記録更新は、スネイルフィッシュだそうです。かわいい!

浅い海や河口にもいるような魚で、いわゆる深海魚に相当するものではないにもかかわらず、「地球上のあらゆる場所で進化し、深海魚を追い越してしまった」のだとか。

なんてやつらだ!

www.youtube.com/watch?v=QTNd...
October 28, 2025 at 8:33 AM
NY Timesのノーキングス記事を見てたら、シカゴの写真の中にやっぱりルフィがいた。「独裁」に対する自由の象徴みたいに使われることについて、すごくわかるし、1話から読んでる人として誇りすら感じるんだけど、ちょっと心配でもある。尾田さんは、ペースを乱さず、物語を終えてほしい。

それはそれとして、「支配なんかしねぇよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ!」のシーンは、やっぱり胸に刺さるよな。
www.nytimes.com/2025/10/18/u...
October 20, 2025 at 7:25 AM
いただきもののドリアンコーヒー(ラテ)。
けっこうしっかりドリアン臭がして、まわりに人がいるとちょっと気になるレベル。

でも、ドリアン味は素敵。
数時間後にも、ドリアン風味のゲップがでる。
October 17, 2025 at 5:42 AM
こういうサイトがあって、いろいろな色覚テストを画面上でシミュレーションしてくれます。
www.color-blind-test.com/color-blind-...

CADぽいものでやると自分はこんなかんじ(1枚目)
ノーマル判断になるとそこで終わってしまうので、スコアを加減して進むと、PかDかの判定に入り、結果、次のように(2枚目)

ランタンテスト風のものがあるのでそれをやってみたらフルスコア(3枚目)。

石原表で「色覚異常」と診断されるけれど、日常でも、他の多くのテストでも「自覚できない」人がいると口で言ってもなかなか信じてもらえないんですけど、こんなかんじ
October 6, 2025 at 12:54 PM
「ピンゲラップ島」にまつわるこういう古書があったので購入してみた。かつて風土病だと思われていた「ピンゲラップ眼病」が、驚くほど頻度が高い1色覚だったとわかったのは20世紀になってからで、20世紀後半にはいろいろ調査が入っている。著者の山本氏は医師で、オリバー・サックスよりも前に現地調査を行った人。旅行記的に書かれた本。
October 1, 2025 at 12:51 PM
ハインリッヒ・フォン・シーボルトのかかわりに関心があるのだけれど、特別展の会期中にウポポイに行けそうにないので、図録を買っておいた。遠くでも図録を買えるのはすばらしい。
September 28, 2025 at 8:00 AM
「新版 色のふしぎと不思議な社会」の電子版が出ました。
主だったネット書店で売っているはずです。
Kindleはこちら。
amzn.to/46wDHKN
September 13, 2025 at 11:25 AM
「文化が違えば、心も違う? 文化心理学の冒険」(北山忍、岩波新書)というめちゃくちゃ興味深い新書をご恵贈いただきました。「文化が心を作る」というのはどういう意味なんでしょうか。脳科学、進化・遺伝の知見も込みで、文化と心の相互作用を見ていくというような学術領域のようです。

著者は、ミシガン大学教授で、行動・脳科学関連諸学会連合の会長。まさに文化心理学って、行動と脳のはたらきの相互作用にかかわるものなのですよね。つまりガチです。
August 28, 2025 at 3:10 AM
石川直樹さん「最後の山」(新潮社)を恵贈いただきました。8K超の14座を、登山家のようで登山家ではない写真家として達成し、その向こう側で新たな道を見出すのお話のようです。新世代のシェルパとのかかわりが大きなモチベーションとなったようです。内省的で抑制的な石川さんの文章がよきです

ぼくは、自分が今のぼっている「山」をいいとこまで登れなたところで読ませていただこうと思います。
August 28, 2025 at 2:53 AM
2020年の新書大賞をとった「独ソ戦」の大木毅さんによる「太平洋戦争」(PHP新書)を恵贈いただきました。「最初から最後まで統一的な戦略が存在していなかった」戦争をあらためて検証していくという、絶対読むべきやつですね。「独ソ戦」議論の厚みを思い出すと期待感が特大。
August 28, 2025 at 2:32 AM
昨日CUD友の会でお話したトークの内容を、司会のたのすけさんがまとめてくださいました。ありがとうございます!
cud.jp/cudtomo/repo...
August 24, 2025 at 10:56 AM
というわけで、「新版・色のふしぎと不思議な社会」をめぐって、はじめて一般向けのトークしました。
ready!ってことで、機会があれば、あちこちでお話します
August 23, 2025 at 2:29 PM
2年くらい使っているモバイルバッテリーが、リコールの対象になっていることに気づいて、回収してもらいました。発火する前に気づいてよかった……。購入金額まるまる返してくれるようなので、なにか別のを買います。

写真に深い意味はありません。
August 7, 2025 at 5:42 AM
八代さんの論考が、今書いている領域と響き合うものがあって、作業の手を停めて読み込むなど。まったくもって、キメラの時代だ。
www.u-elsi.org/pdf/Journal0...
July 31, 2025 at 5:30 AM