Xで書けないネタバレ要素もこっちでまとめます🙇悪しからず
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いつも通り自虐して、いつも通り苦しんでる。ほんの日常の、些細な出来事の話」
サオリ「…いや。聞かせてくれて、助かる」
ミサキ「……」
サオリ「その上で、お前には言っておきたいことがある」
サオリ「お前は、自由だ。
この世界にある誰も、お前のことを縛ることはない」
サオリ「お前は、お前の信じるままに、自由に…生きていてほしい」
ミサキ「……」
ミサキ「…わかってる。
あんたには何度も、そういう話、聞かされてきたから」
いつも通り自虐して、いつも通り苦しんでる。ほんの日常の、些細な出来事の話」
サオリ「…いや。聞かせてくれて、助かる」
ミサキ「……」
サオリ「その上で、お前には言っておきたいことがある」
サオリ「お前は、自由だ。
この世界にある誰も、お前のことを縛ることはない」
サオリ「お前は、お前の信じるままに、自由に…生きていてほしい」
ミサキ「……」
ミサキ「…わかってる。
あんたには何度も、そういう話、聞かされてきたから」
お前の痛みを忘れるな。
お前の本質は、闇と共にある…って」
サオリ「……」
お前の痛みを忘れるな。
お前の本質は、闇と共にある…って」
サオリ「……」
少し、様子がおかしかったと聞くが」
ミサキ「…別に」
サオリ「……」
ミサキ「……」
ミサキ「…わかったよ。言えばいいんでしょ?
少し、生きる意味がわかんなくなってきただけ」
サオリ「…そうか」
ミサキ「……」
ミサキ「…いつものこと、とは違うか。
最近静かにしてると、妙な奴らの声が、耳に響いてくるの」
少し、様子がおかしかったと聞くが」
ミサキ「…別に」
サオリ「……」
ミサキ「……」
ミサキ「…わかったよ。言えばいいんでしょ?
少し、生きる意味がわかんなくなってきただけ」
サオリ「…そうか」
ミサキ「……」
ミサキ「…いつものこと、とは違うか。
最近静かにしてると、妙な奴らの声が、耳に響いてくるの」
私はただ、新作のお菓子がお口に合ったかどうか、お話をお伺いしたかっただけなのですが…」
ミサキ「どうすんのリーダー。これでまた振り出しに戻っちゃってるけど」
サオリ「問題ない。ここで会えたということは、またどこかで会えるということだ。
…それよりも、姫の動向が気になる。
ムーンブルク自治区へ繋がる、ローラの門へ急ごう」
私はただ、新作のお菓子がお口に合ったかどうか、お話をお伺いしたかっただけなのですが…」
ミサキ「どうすんのリーダー。これでまた振り出しに戻っちゃってるけど」
サオリ「問題ない。ここで会えたということは、またどこかで会えるということだ。
…それよりも、姫の動向が気になる。
ムーンブルク自治区へ繋がる、ローラの門へ急ごう」
ミサキ「……」
ミサキ「…参加しないと言っても、どうせあんた達全員参加する気でしょ。
いいよ、私も参加する。ちょうど今受けてる仕事もないし」
ヒヨリ「えへへ…よかった。
これで後は、姫ちゃんただ1人ですね」
ミサキ「……」
ミサキ「…参加しないと言っても、どうせあんた達全員参加する気でしょ。
いいよ、私も参加する。ちょうど今受けてる仕事もないし」
ヒヨリ「えへへ…よかった。
これで後は、姫ちゃんただ1人ですね」
結論から話す癖そのものはいい心がけだと、先生も言ってくれたはずだが」
ミサキ「結論も結論すぎて、間が全部ぶっ飛びまくってるけど」
サオリ「…わかった。経緯からまず説明しよう。つまり――」
――――――
ミサキ「――つまりそのムーンブルク自治区の有事に、私達スクワッドが介入しろって話?」
サオリ「そういうことだ。それも私達スクワッド、4人全員が揃っていることが重要なんだ」
ミサキ「…信頼できるところの仕事なの?」
サオリ「問題ない。故あって依頼主の名は出せないが…間違いなく信頼できる依頼主だ」
ミサキ「…ふーん」
結論から話す癖そのものはいい心がけだと、先生も言ってくれたはずだが」
ミサキ「結論も結論すぎて、間が全部ぶっ飛びまくってるけど」
サオリ「…わかった。経緯からまず説明しよう。つまり――」
――――――
ミサキ「――つまりそのムーンブルク自治区の有事に、私達スクワッドが介入しろって話?」
サオリ「そういうことだ。それも私達スクワッド、4人全員が揃っていることが重要なんだ」
ミサキ「…信頼できるところの仕事なの?」
サオリ「問題ない。故あって依頼主の名は出せないが…間違いなく信頼できる依頼主だ」
ミサキ「…ふーん」
サオリ「伝わらないか。ならば言い直そう」
サオリ「みんなで、『勇者』になろうという話だ」
ミサキ「……」
ヒヨリ「……」
ミサキ「…はぁ。
もういいよ、リーダー。ごっこ遊びに付き合う趣味はないし」
サオリ「伝わらないか。ならば言い直そう」
サオリ「みんなで、『勇者』になろうという話だ」
ミサキ「……」
ヒヨリ「……」
ミサキ「…はぁ。
もういいよ、リーダー。ごっこ遊びに付き合う趣味はないし」
サオリ「…そうだ。ミサキに、頼みたいことがある」
ミサキ「…何?」
サオリ「私と、『勇者』にならないか?」
ミサキ「………………は?」
サオリ「…そうだ。ミサキに、頼みたいことがある」
ミサキ「…何?」
サオリ「私と、『勇者』にならないか?」
ミサキ「………………は?」
ミサキ「!!?誰…って、サオリ姉さん!?」
ヒヨリ「えへへ…やっと会えました、ミサキさん」
サオリ「…元気そうで、よかった。食事は、ちゃんと採れてるのか」
ミサキ「……」
ミサキ「ちゃんと、採れてる。安心して」
ミサキ「!!?誰…って、サオリ姉さん!?」
ヒヨリ「えへへ…やっと会えました、ミサキさん」
サオリ「…元気そうで、よかった。食事は、ちゃんと採れてるのか」
ミサキ「……」
ミサキ「ちゃんと、採れてる。安心して」
サオリ(誰よりも側にいるはずなのに、時にものすごく儚げで、放っておけば、ふらりとどこかに消えていってしまいそうで…)
サオリ(ミサキ…)
サオリ(お前は今、どこで、何を考えている…)
サオリ(誰よりも側にいるはずなのに、時にものすごく儚げで、放っておけば、ふらりとどこかに消えていってしまいそうで…)
サオリ(ミサキ…)
サオリ(お前は今、どこで、何を考えている…)
ヒヨリ「えへへ…なかなか会えませんね、ミサキさん」
サオリ「あぁ、そうだな」
ヒヨリ「何だかすごく、変な感じです…
こんなにも近くに、すぐ触れられそうなところにいるのに…手を伸ばそうとすると、ひらりと飛んで行っちゃう。
まるで、瓦礫の上をひらひらと飛ぶちょうちょみたいです」
サオリ「……」
ヒヨリ「えへへ…なかなか会えませんね、ミサキさん」
サオリ「あぁ、そうだな」
ヒヨリ「何だかすごく、変な感じです…
こんなにも近くに、すぐ触れられそうなところにいるのに…手を伸ばそうとすると、ひらりと飛んで行っちゃう。
まるで、瓦礫の上をひらひらと飛ぶちょうちょみたいです」
サオリ「……」
ミカ「私が何か言える立場じゃないかもだけど…できれば彼女のこと、すぐ追いかけてほしい。
うまく言えないけど…今のあの娘にはきっと、サオリ…あなたのことが必要だから」
サオリ「…わかった。すまない、ミサキが世話になった」
ミカ「私が何か言える立場じゃないかもだけど…できれば彼女のこと、すぐ追いかけてほしい。
うまく言えないけど…今のあの娘にはきっと、サオリ…あなたのことが必要だから」
サオリ「…わかった。すまない、ミサキが世話になった」
サオリ「あぁ、よろしく頼む。
この調子で、アツコとミサキ、2人の動向を探るとしよう」
ヒヨリ「…ミサキさんは、さっき勇者の泉ってところに行ったって話を、少し聞きました。
泉ってことは、きっときれいなお水が、いっぱい湧いてるんでしょうね…」
サオリ「勇者の泉、か。まずは、そこへ向かうとするか」
サオリ「あぁ、よろしく頼む。
この調子で、アツコとミサキ、2人の動向を探るとしよう」
ヒヨリ「…ミサキさんは、さっき勇者の泉ってところに行ったって話を、少し聞きました。
泉ってことは、きっときれいなお水が、いっぱい湧いてるんでしょうね…」
サオリ「勇者の泉、か。まずは、そこへ向かうとするか」