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同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科。社会学・アメリカ研究。新刊『リトルトーキョーは語る:凝集・越境・包摂の日系アメリカ史』(名古屋大学出版会)が2025年11月刊行。著書『アファーマティブ・アクション』(中公新書、2024年)、『アメリカ多文化社会論[新版]』(法律文化社、2022年)、『未完の多文化主義』(東京大学出版会、2021年)など。Xは広報用、こちらを読書・映画日記・雑記用として運用中。
日本社会学会大会で久々の母校へ。「民族・エスニシティ」部会にいた人たちとなんとなく晩ご飯を食べることになったものの、大学近辺のめぼしいお店はほぼ予約で満席(そりゃそうだ)。というわけで、院生時代に(おもにM村ゼミで)通ったこちらのお店に。20年以上ぶりでしたが全く変わっていなかった(トイレだけ最新版にアップデートされてた)。楽しい夜でした。
November 15, 2025 at 11:05 PM
『リトルトーキョーは語る:凝集・越境・包摂の日系アメリカ史』(名古屋大学出版会)見本出来! 20世紀におけるロスアンジェルスのリトルトーキョーという場所の変貌を、日本との越境的なつながりと地域における多人種関係が交錯するなかに描きました。均質性や排除を呼び起こしながらも、境界を柔軟に描き直し、異質性を包摂してきた「コミュニティ」とはいかなるものであったのか。11月11日ごろ発売! www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978...
October 29, 2025 at 10:14 AM
センサス関係のちょっとしたデータを確認したかっただけなのが・・・。「連邦資金の失効により、このウェブサイトの一部は更新されません。予算措置が成立するまではいかなる質問にも答えられません」
October 18, 2025 at 11:26 PM
11月刊『リトルトーキョーは語る:凝集・越境・包摂の日系アメリカ史』(名古屋大学出版会)。表紙で使用した写真は、1940年代に黒人居住区として「ブロンズヴィル」と呼ばれたこともあったロスアンジェルス・リトルトーキョーの店先で語りあう日系人労働者と黒人客の姿。こんな光景があちこちで見られた時代もありました。https://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-1215-7.html
October 15, 2025 at 6:24 AM
兵庫県立美術館にて「藤田嗣治×国吉康雄 2人のパラレルキャリア」展へ。戦前・戦中・戦後でヨーロッパとアメリカを拠点とした画家のあゆみ。とてもストーリー性があって大河ドラマのよう。個人的に面白かったのは1930年代以降の対比。国吉は「アメリカの画家」としてのアイデンティティと地位を確立していくのに対して、藤田はフランスを離れ、南米を旅した後に日本で「作戦記録画家」に。その経験の違いが戦後の作品にも表れていくのがよくわかりました。
August 8, 2025 at 10:38 PM
『アメリカ研究』第59号の特集「アメリカとアジア2.0」に論文「トランスパシフィック・リトルトーキョー:再開発期におけるコリア系建築家と企業家多文化主義」を寄稿しました。「2.0」感を出したほうがいいかなと思い、あえて「リトルトーキョー2.0」という設定を導入としたのですが、他の論考はそこまで寄せて来なかったようです・・・。ここ数年続けてきたLAでのリサーチの成果ということで、力を入れて書きました。お読みいただけたらうれしいです。
April 17, 2025 at 2:37 AM
映画『シンシン SING SING』(2023年)、公開日に見てきた。刑務所で行われている演劇プログラムを描いた映画であること以外の予備知識一切なし、映画のポスターすら確認せずに見たのがよかった。刑務所映画にありがちな過去の掘り下げもせず、舞台の準備を進める過程が淡々とドキュメンタリータッチに描かれる。それでも、受刑者たちの後悔、絶望、怒りはしっかりと伝わるのが凄い。ラストのエンドクレジットで、この映画の最も重要な「仕掛け」を知って「!!!」という驚き。でも、知ってて見ても知らずに見ても、傑作であることには変わらないと思います。
April 11, 2025 at 1:14 PM
もうひとつ、最近のお仕事。『しんぶん赤旗』2025年4月1日号に、「トランプ政権の反DEI政治」というテーマで寄稿しました。現在の反DEI政策は、1960年代から続いてきた公民権・人種平等政策の否定である、という趣旨の内容です。
April 9, 2025 at 12:28 AM
1週間ほど、ベルギーのブリュッセルを訪問していました。主目的はアジア系差別と植民地遺産に関するシンポジウム参加。「アジア系」の可視化をめざす若い学生やアクティヴィストの方と話す機会が多く、運動と研究が交差するポジティブなエネルギーに触れられました。ほかにも植民地遺産をめぐる町歩きも。移民ルーツ料理からベルギー「伝統料理」まで、あれこれいただいた後はビールを求めてバーめぐり。老若男女がビール片手に語りあう空間も素敵でした。
February 1, 2025 at 9:50 AM
明日1月15日(水)21時から、ジャーナリストの安田菜津紀さん、佐藤慧さんのネットラジオ番組「Radio Dialogue」に、「移民と米国」というテーマでお招きいただきました。アメリカにおける「移民」について理解するための基本的な前提から就任式直前の状況までお話できたらと思います。
www.youtube.com/live/x9kGmCF...
January 14, 2025 at 7:18 AM
同志社大学ハリス理化学館ギャラリーで開催中の展示「破られた約束:太平洋戦争下の日系カナダ人」を見てきました。日系カナダ人史の歴史を学ぶだけでなく、それが現在のカナダ日系コミュニティ、移民を送り出した日本国内の各地域、そして大学・高校・地域で多文化や多様性について取り組んでいる人たちをどう結びつけているのかが見えてくる展示でした。12月27日まで開催中です!
December 17, 2024 at 5:06 AM
久々の母校にて博士論文の外部審査委員のお勤め。学ぶところがたくさんあった論文で、審査委員なのについつい自分の刺さったポイントを熱弁してしまった。こうゆうのはお仕事としてもとても楽しいので大歓迎。審査会後、久々にキャンパスや大学通りを散策して何だかエモい1日でした。
December 12, 2024 at 2:08 PM
『アファーマティブ・アクション:平等への切り札か、逆差別か』(中公新書, 2024年7月刊)。米国でのアファーマティブ・アクションの誕生から昨年の違憲判決まで、人種平等・差別是正への挑戦と激しい論争を通して見えてくるアメリカ現代史です。
November 14, 2024 at 1:37 AM