テレンスの青い空
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テレンスの青い空
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xでは「テレンス」名義でやっておりました……ていうか、今もやってます。ただ、最近のxのしんどさに避難してきました。とりあえず映画の感想中心に……。あ、感想は基本Xのものと同じですが、イイですよね? よう知らんけど。
アニメファンが求めるサービスを考慮しない。その点において『果てしなきスカーレット』の細田守はアッパレだったと思う。
December 1, 2025 at 5:45 AM
●扇町キネマで押井守『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995)。『天使のたまご』を見なくちゃいけないのだが、今年の春のリバイバルで既に見ているコレをやっぱり見に行ってしまう。で、やっぱり傑作!と。30年も経つというのに、全然古さを感じず寧ろ爽快な気分に。『イノセンス』また見たくなる。
November 29, 2025 at 1:28 PM
●シネ・ヌーヴォXでミゲル・ゴメス『グランドツアー』(2024)。最初は『自分に見合った顔』の頃と男性主人公の描き方が全然成長してなくて笑ったのだが、異国趣味や時空を超越する魅惑にうっとりしつつ、ああいう結末(!)への誘惑と気怠さで、見ているこちらも酔わずにいられなくなる。これは怪作。
November 28, 2025 at 9:08 AM
12月開催のあいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル。ようやくスケジュールが。個人的にオッ!となったのは今年お亡くなりになった(!)イギリスのフィル・ムロイの回顧上映があること!大好きなアニメ作家さんでした。是非是非!
aniaff.com/programs/pro...
November 28, 2025 at 5:14 AM
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細田守がどの程度その点を意識していたかはわからないけど、果てスタのラストの先でデンマークはどうなるかというと、デンマークの大国からの凋落は16世紀に始まっているので、あれはこうしてこんな素晴らしい国ができましためでたしめでたしということではなくて、それからデンマークは覇権を失い、三十年戦争に参戦して敗れたことで国力を失い、という一言で言えば国が弱くなるので、国が弱くなること、もしくは衰退していくことを肯定するのがあのラストと、歴史に照らし合わせれば理解できるのです。だから逆に敵役の人が目指したのは覇権の維持で。暴力で国家の覇権を維持することはそんなに素晴らしいことですか?と
November 25, 2025 at 9:09 AM
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聖というのは高野聖のあの聖なんですよね。だから聖は殺傷は避けて治療のみを行って地獄を巡礼するという設定で。俺は真・女神転生に人生を教わりましたのでこういう仏教ネタは大好きなんですけど、一般的にはどうかというと…まぁ昭和には邦画で地獄ものが何本も作られたし、映画『人間革命』大ヒット、丹波哲郎は霊界を語り映画まで作り、というわけでその時代ならスカーレットみたいなのももう少し受け入れられたと思うんですが、現代だと厳しそうですよね。
November 25, 2025 at 10:56 AM
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『果てしなきスカーレット』はスカーレットと聖が出会う場所に賽の河原みたいに石が積まれているし聖(ひじり)も仏教用語だしなにより物語の構成が…という感じで本当は仏教的な色彩が強い映画なんですけど、たぶん現代日本では仏教よりもシェイクスピアみたいな西洋的な世界観のほうが遥かに馴染みが深いので、そのへんがあまり汲み取られていないのがもったいないなぁとはまぁ思う。人類の過去と未来の入り混じる地獄でシェイクスピアの世界と仏教の世界が融合するというのが本当は大きな見どころなんだけれども(それはそれで宗教臭いと忌避感を持たれそうではある)
November 25, 2025 at 10:50 AM
●シネ・ヌーヴォでヤン・シュヴァンクマイエル『蟲』(2018)。虫が苦手な人(私も)には危険な映画だが、それでも面白く見た。チェコという地でシュルレアリストとして生きてきた監督の異様な重みと自負をひしひしと。フロイトを読めと言うだけあり?、役者に自身の見た夢を語らせていて笑った。
November 24, 2025 at 4:47 PM
●シネ・ヌーヴォでブラザーズ・クエイ『砂時計 サナトリウム』(2024)。たしか『ピアノチューナー・オブ・アースクエイク』大阪公開以来のヌーヴォでのクエイ兄弟作品の上映で感慨深い。分かったか?と言われたら「…」なんだがw、如何にも!なこの監督独特の映像表現にひたすら堪能…堪能…堪能…
November 24, 2025 at 4:47 PM
●イオンシネマ高の原で細田守『果てしなきスカーレット』(2025)。深刻なテーマを持つ真面目さの中で、モーションキャプチャーを使った2つのダンス場面から現れる不思議な楽観さが強く印象に。ツッコミよりも安心感。ふと『ディリリとパリの時間旅行』等のミッシェル・オスロ作品の連想も(ただしオスロ作品のように楽観さが全編に貫かれてる訳ではないのだが)。
あと思ったのは、実現できなかった細田監督の『ハウルの動く城』は、もしかしたらこれに近いものになってたのでは?ということ(ソフィよりもハウルが主で、それもダークさを深掘りし、解放されるような)。ある意味リターンマッチでは?
November 24, 2025 at 2:07 PM
またあとで感想を書ければ書きますが、『果てしなきスカーレット』見ました。確かに欠点はあるけど、これはこれは凄い真面目な力作だなあと思いました。
November 24, 2025 at 4:30 AM
●シネ・ヌーヴォで森田芳光『愛と平成の色男』(1989)。無色なのが個性みたいな俳優が主人公を演じるという的確さに唸る。ただ、その的確さが映画として面白いかというと「それは話が別」なあたりに倒錯的な可笑しさが。そこを引っくるめての時代の産物を味わう。来年の森田特集『キッチン』をお願い!
November 22, 2025 at 3:04 AM
●シネ・ヌーヴォでキム・ミヨン『ロンリー・アイランド』(2023)。ある種の「自分探し」映画なんだが、映画全体から漂う誠実さに全然嫌みがないのが良かった。特にある時点で主人公とその娘との関係が変容し、そういう世界とはいえ父娘でもああいうやり取りなのを見てると、なんか良いなあと思ったり。
November 22, 2025 at 3:02 AM
●シネ・ヌーヴォで森田芳光『39 刑法第三十九条』(1999)。これも封切時以来の再見だが、所々森田の暴走みたいな演出はあるがw、それでもやはり面白かった。難しいテーマのアプローチとして今見ても興味深く見応えが。役者によくあんな芝居させるなーと思いつつ、だからこそ引き立つ堤真一とか。
November 22, 2025 at 3:02 AM
●シネ・ヌーヴォで森田芳光『黒い家』(1999)。封切時に見た印象は「……えげつない……」だったけど、久々に見直すと恐怖と喜劇が紙一重のノリノリぶりが妙に可笑しくて、耐性がついてたとはいえ初見時と全然違う印象になったのに我ながらビックリw 前作『39』のシリアスからの反動なのだろうか?
November 22, 2025 at 3:01 AM
●扇町キネマで押井守『機動警察パトレイバーthe Movie』(1989)。2もそうだが、劇場版の魅力は、描かれる犯罪について、ヤバいことだがしかしほんの一瞬でも共感を得てしまう、ダークな共鳴にあるかと。だから、帆場の犯罪について語る後藤さんに対する南雲さんの指摘…あれは物凄い台詞だなぁ!と。
November 22, 2025 at 3:00 AM
●塚口サンサン劇場で押井守『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984)。監督だけでなく脚本もなのね。全然ストッパーがないフルスロットル押井守の初期を堪能。これを全国東宝(邦画)系で公開されたことに驚愕。私はうる星やつらではなく押井守のファンだったんだと改めて感じ入った次第。
それにしてもこれ、DCP作ってるんですね。劇場では未体験ゆえ最近のリバイバルブームに乗ってこれも上映してほしかったので、塚口には感謝です。
あと、今になって思うのは、公開当時に大森一樹『すかんぴんウォーク』と2本立てだったのは、超充実な組み合わせじゃん!と。当時は理解されずかと(笑)。
November 22, 2025 at 2:59 AM
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秦早穂子さんの、
モヤ追悼寄稿にしんみり。
November 19, 2025 at 11:16 PM
●シネ・ヌーヴォでオ・ジョンミン『長孫ー家族の季節』(2024)。見る側の感じ方は別に、おそらく作り手はどの登場人物にも慈しみを持っているのだが、しかし映画を甘く言いくるめることはせず、寧ろ厳しさを持って家族というものを捉えてみせる。長編1作目にしてコレとは。撮影、編集もお見事。必見。
November 16, 2025 at 10:02 PM
「コミュニティシネマフェスティバル 日韓映画館の旅」で上映される『長孫 家族の季節』。大阪シネ・ヌーヴォでは明日(17日)の朝にラスト1回上映があるので、見に行けそうな方は是非是非。これが長編デビュー作というのが驚くほどの映画。オススメですよ!
関東のひとは、来年の同じ催しで上映されるはずなので、是非是非。
November 16, 2025 at 1:06 PM
●シネ・ヌーヴォでイ・ジェウン、イム・ジソン『成績表のキム・ミンヨン』(2022)。人物のやり取りが醸し出す緩やかなユーモアを微笑ましく感じつつ、その奥にある韓国の若い人たちが抱える切実さも垣間見られる。その切実さもユーモアと同様に緩やかに浮かび上がるあたりに、作り手のセンスを感じた。
November 15, 2025 at 11:14 AM
●シネ・ヌーヴォXで松井良彦『こんな事があった』(2025)。繋がりや葛藤、断絶や怒りと、心やその痛みを描き出そうとするあたり、監督の映画は昔から全然変わってないように思う。主演の若い2人が素晴らしいが、2人を取り巻く井浦新、柏原収史、波岡一喜など大人たちの描写にも感じ入るものが。力作。
November 12, 2025 at 4:45 PM
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◎『旅の日々』
こんなククククッて笑ってもいいのだろうかというくらい笑ったぁ〜

11月、豊田、阪本、三宅と邦画でこんな贅沢してもいいんだろうか〜 それぞれ持ち味出てたなぁ〜
November 7, 2025 at 1:17 PM
●イオンシネマシアタス心斎橋で三宅唱『旅と日々』(2025)。ホントに題名通り(笑)だが、そこはかとなくシミジミと面白い。シム・ウンギョンを主人公という発想には驚いたが、見ると実に味わい深い。こういう映画が商業作品としてちゃんと作られ公開されることに、ちょっと感動。これは再見せねば。
November 12, 2025 at 1:37 AM
●シネ・ヌーヴォで大河原恵『素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる』(2025)。現実的にはかなり痛々しい状況では……?と思う、その一方で映画の作り手が主人公や周辺の人々を全力で(!!)肯定し魅せてくれているので、けったいな印象を良い意味で持ちつつ見終わってとても嬉しくなった。監督の次作も楽しみ。
November 9, 2025 at 3:39 PM