489日目。
よーすけは昨日の出来事で疲れたのか、今日は昼過ぎまで寝ていた。少しホッとした顔をして1階に降りてきた。
「夢じゃなくて良かった…」と言って、カプチーノを飲んだ。よーすけはいないみらいだが、それでもほかの乗員が無事であることが嬉しいようだ。
よーすけは、どこまでもやさしい。この場所では、よーすけとみらいの乗員を、できる限り尊重しようと心に決めた。
よーすけは庭に出て、今日は大皿の横から外を眺める。さっと影が差したと思ったら、菊池二佐(この場所では二佐のようだ)が食器棚を覗き込んだ。
よーすけはちょこんと座っている。
489日目。
よーすけは昨日の出来事で疲れたのか、今日は昼過ぎまで寝ていた。少しホッとした顔をして1階に降りてきた。
「夢じゃなくて良かった…」と言って、カプチーノを飲んだ。よーすけはいないみらいだが、それでもほかの乗員が無事であることが嬉しいようだ。
よーすけは、どこまでもやさしい。この場所では、よーすけとみらいの乗員を、できる限り尊重しようと心に決めた。
よーすけは庭に出て、今日は大皿の横から外を眺める。さっと影が差したと思ったら、菊池二佐(この場所では二佐のようだ)が食器棚を覗き込んだ。
よーすけはちょこんと座っている。
488日目。
よーすけが庭の外に出て、食器棚に行くと言う。昨日の今日でと思ったが、人形の筈なのに居なかったら余計に怪しまれる、というよーすけの言も尤もだった。
余程危ないことがあれば、ワープボタンを押してここから緊急脱出することを約束し、庭に出た。
ガラスのコップの端に、よーすけがちょこんと座る。
丁度食器棚を覗いた水炊長が「あ、ここに居たか。昨日は揺れたから動いたんだな」と言って、よーすけを手に取った。
水炊長はよーすけを胸ポケットに入れると、さっと踵を返す。私は急いで水炊長のエプロンに飛びつくと、隙間に潜り込んだ。
488日目。
よーすけが庭の外に出て、食器棚に行くと言う。昨日の今日でと思ったが、人形の筈なのに居なかったら余計に怪しまれる、というよーすけの言も尤もだった。
余程危ないことがあれば、ワープボタンを押してここから緊急脱出することを約束し、庭に出た。
ガラスのコップの端に、よーすけがちょこんと座る。
丁度食器棚を覗いた水炊長が「あ、ここに居たか。昨日は揺れたから動いたんだな」と言って、よーすけを手に取った。
水炊長はよーすけを胸ポケットに入れると、さっと踵を返す。私は急いで水炊長のエプロンに飛びつくと、隙間に潜り込んだ。
486日目。
庭の外から良い匂いがする。美味しそうな匂いだ。
よーすけに呼ばれて窓から眺めると、大きな平皿が食器棚から取り出されている。
このスパイシーな香り。そうか、今日は金曜日だったか。今日は超辛カレーにした。みらいの味とは違うが、美味しかった。
486日目。
庭の外から良い匂いがする。美味しそうな匂いだ。
よーすけに呼ばれて窓から眺めると、大きな平皿が食器棚から取り出されている。
このスパイシーな香り。そうか、今日は金曜日だったか。今日は超辛カレーにした。みらいの味とは違うが、美味しかった。
483日目。
2階でよーすけと過ごしていたら、外で何やら物音がする。窓から覗くと、食器を取りに誰かがこの食器棚を開けたようだ。
どうも見覚えのある人物だ。よーすけが「水炊長!?」と言う。どうやら、パラレルワールドのみらいの食器棚にワープしていたようだ。
水炊長は、必要な食器を取り出して去っていった。
「食器の柄に見覚えがあると思ったら……そういうことか」とよーすけが呟いた。
艦長以下、他の人物も居るのだろうか。人間のよーすけはどうか、と思ったが同じ人物は同時に存在できないはずなので、ここはよーすけの居ないみらいなのだろう。
483日目。
2階でよーすけと過ごしていたら、外で何やら物音がする。窓から覗くと、食器を取りに誰かがこの食器棚を開けたようだ。
どうも見覚えのある人物だ。よーすけが「水炊長!?」と言う。どうやら、パラレルワールドのみらいの食器棚にワープしていたようだ。
水炊長は、必要な食器を取り出して去っていった。
「食器の柄に見覚えがあると思ったら……そういうことか」とよーすけが呟いた。
艦長以下、他の人物も居るのだろうか。人間のよーすけはどうか、と思ったが同じ人物は同時に存在できないはずなので、ここはよーすけの居ないみらいなのだろう。
482日目。
庭に出る。
これだけ大きい皿やお椀を使うのは、相当大きい人間なのだろうと、よーすけと話し合う。それにしても、結構きれいに片づけてあるし、食器の種類も多い。几帳面な人柄が顕れている様だ。
どのような人がこの食器棚を使っているのだろう。
482日目。
庭に出る。
これだけ大きい皿やお椀を使うのは、相当大きい人間なのだろうと、よーすけと話し合う。それにしても、結構きれいに片づけてあるし、食器の種類も多い。几帳面な人柄が顕れている様だ。
どのような人がこの食器棚を使っているのだろう。
481日目。
新しい場所なので、よーすけは庭に出て周りを観察している。
食器棚なので、お椀やお皿、ガラスのコップなどが置いてある。どれもこれも大きい。まるで一寸法師か、ジャックと豆のつるの世界のようだ。興味深い。
今度、よーすけと一緒に外に出てみよう。
481日目。
新しい場所なので、よーすけは庭に出て周りを観察している。
食器棚なので、お椀やお皿、ガラスのコップなどが置いてある。どれもこれも大きい。まるで一寸法師か、ジャックと豆のつるの世界のようだ。興味深い。
今度、よーすけと一緒に外に出てみよう。
480日目。
よーすけと庭に出る。天気が良い、散歩日和だ。
昨日から話し合っていた通り、ワープすることにした。ワープボタンを一緒に押す。
まばゆい光の後、周りの景色は一変する。今回のワープ先は「食器棚の中」らしい。よーすけはお椀に隠れてしまいそうだ。
480日目。
よーすけと庭に出る。天気が良い、散歩日和だ。
昨日から話し合っていた通り、ワープすることにした。ワープボタンを一緒に押す。
まばゆい光の後、周りの景色は一変する。今回のワープ先は「食器棚の中」らしい。よーすけはお椀に隠れてしまいそうだ。
478日目。
今日はよーすけと丘に登った。遠くから見る家は、周りの景色と馴染んでいる。
もう一年以上も、ここでよーすけと一緒に暮らしていると思うと感慨深い。
前の世界では、一ヶ月ほど一緒に居られたかどうかだった。二人きりになれた時間は、本当に少ない。
こうして今、二人で一緒に居られることが何より嬉しい。丘の頂上まで登り、横に座るよーすけにそう伝えると、「ふーん」と気のない返事が返ってきた。
よーすけにとっては、あの艦の乗員や関わった人々、全てに一緒に居て欲しいのかもしれない。私だけでは足りないのだろう、少し寂しい。
478日目。
今日はよーすけと丘に登った。遠くから見る家は、周りの景色と馴染んでいる。
もう一年以上も、ここでよーすけと一緒に暮らしていると思うと感慨深い。
前の世界では、一ヶ月ほど一緒に居られたかどうかだった。二人きりになれた時間は、本当に少ない。
こうして今、二人で一緒に居られることが何より嬉しい。丘の頂上まで登り、横に座るよーすけにそう伝えると、「ふーん」と気のない返事が返ってきた。
よーすけにとっては、あの艦の乗員や関わった人々、全てに一緒に居て欲しいのかもしれない。私だけでは足りないのだろう、少し寂しい。
477日目。
2階で目を覚まし一人遊びしていると思ったら、屋根裏に上がって踊っている。今日もよーすけは元気だ。
1階に降りてからは、外に出たいと手招きする。
そろそろワープを検討する時期なので、最後に丘と湖を堪能するのも良いだろう。明日は丘にしよう。
477日目。
2階で目を覚まし一人遊びしていると思ったら、屋根裏に上がって踊っている。今日もよーすけは元気だ。
1階に降りてからは、外に出たいと手招きする。
そろそろワープを検討する時期なので、最後に丘と湖を堪能するのも良いだろう。明日は丘にしよう。
476日目。
よーすけの仮装を変えることにした。
キャップに、青い星を胸に付ける。野球少年のようだ。可愛らしい。
ついでに部屋も模様替えする。ウッディーな雰囲気に変えてみた。たらいが古風だが、落ち着いた雰囲気になった。外の緑と合っていて、いい感じだ。
476日目。
よーすけの仮装を変えることにした。
キャップに、青い星を胸に付ける。野球少年のようだ。可愛らしい。
ついでに部屋も模様替えする。ウッディーな雰囲気に変えてみた。たらいが古風だが、落ち着いた雰囲気になった。外の緑と合っていて、いい感じだ。
475日目。
今日は屋根裏で遊んだ。
1階に降りてきてからは、おやつにハニートーストを食べ、カプチーノを飲む。ゆっくりと、カフェで過ごすように一緒にたくさん話をした。
秋も深まって来た。夏仕様の部屋の模様替えも必要だろう。明日、よーすけと一緒に行おう。
475日目。
今日は屋根裏で遊んだ。
1階に降りてきてからは、おやつにハニートーストを食べ、カプチーノを飲む。ゆっくりと、カフェで過ごすように一緒にたくさん話をした。
秋も深まって来た。夏仕様の部屋の模様替えも必要だろう。明日、よーすけと一緒に行おう。
473日目。
よーすけが私を呼ぶ。
今日はたらいで水浴びをした後、「ふく」を出してみた。池で釣った魚は食べるが、ふくは駄目なようだ。首を横に振られる。お腹も空いていなかったのか、カプチーノのみ飲んだ。
庭に出て池に行きたいと言うので、明日は出掛けよう。
473日目。
よーすけが私を呼ぶ。
今日はたらいで水浴びをした後、「ふく」を出してみた。池で釣った魚は食べるが、ふくは駄目なようだ。首を横に振られる。お腹も空いていなかったのか、カプチーノのみ飲んだ。
庭に出て池に行きたいと言うので、明日は出掛けよう。
472日目。
よーすけが佇んでいる。「寂しいか?」と聞くと、「お腹が空いた」とのこと。
長浜ラーメンを出した。海賊風よーすけも良い。
庭でごろ寝している背中は憂いに満ちており、抱きしめた。ぎゅっと抱き着いてきたので、悲しさを堪えていたのだと分かった。
よーすけが悲しいと、私も悲しい。
よーすけが楽しければ、私も楽しい。
今も、これからもずっと、よーすけが私のすべてだ。
472日目。
よーすけが佇んでいる。「寂しいか?」と聞くと、「お腹が空いた」とのこと。
長浜ラーメンを出した。海賊風よーすけも良い。
庭でごろ寝している背中は憂いに満ちており、抱きしめた。ぎゅっと抱き着いてきたので、悲しさを堪えていたのだと分かった。
よーすけが悲しいと、私も悲しい。
よーすけが楽しければ、私も楽しい。
今も、これからもずっと、よーすけが私のすべてだ。
471日目。
よーすけが寝ている間に、ぱくは荷物をまとめて旅に出た。もう自分で泳げるようになったから、独り立ちだ。
長い間一緒に居たので、ぱくもよーすけに「さよなら」を言うのが悲しかったのかもしれない。
よーすけが起きて、この事実を知れば悲しむだろう。
でもぱくは、しっかりと大人へ向かっているのだ。
この旅立ちは喜ぶべきだろう。
今日はよーすけをしっかり甘やかそう。
471日目。
よーすけが寝ている間に、ぱくは荷物をまとめて旅に出た。もう自分で泳げるようになったから、独り立ちだ。
長い間一緒に居たので、ぱくもよーすけに「さよなら」を言うのが悲しかったのかもしれない。
よーすけが起きて、この事実を知れば悲しむだろう。
でもぱくは、しっかりと大人へ向かっているのだ。
この旅立ちは喜ぶべきだろう。
今日はよーすけをしっかり甘やかそう。
470日目。
ハロウィンが近いので、よーすけと仮装する。
たらいで水浴びして身を清めてから、海賊帽子・海賊カギ手・海賊眼帯を付ける。海賊船の船長だな。
私はドラキュラの仮装をしようと思ったが、似合いすぎると反対された。では何の仮装をしようか。悩むな。
470日目。
ハロウィンが近いので、よーすけと仮装する。
たらいで水浴びして身を清めてから、海賊帽子・海賊カギ手・海賊眼帯を付ける。海賊船の船長だな。
私はドラキュラの仮装をしようと思ったが、似合いすぎると反対された。では何の仮装をしようか。悩むな。
466日目。
よーすけが屋根裏で遊んでいる。
ちょうどぱくは庭に出ていて、戻ってくるのを待ちながら遊んでいた。なかなか戻ってこないので、よーすけも庭に向かった。
ぱくとよーすけが遊ぶ姿は、ほのぼのしていて良い。今日は一日のんびりした日だった。
466日目。
よーすけが屋根裏で遊んでいる。
ちょうどぱくは庭に出ていて、戻ってくるのを待ちながら遊んでいた。なかなか戻ってこないので、よーすけも庭に向かった。
ぱくとよーすけが遊ぶ姿は、ほのぼのしていて良い。今日は一日のんびりした日だった。
465日目。
昨日釣った魚を、早速今日食べる。
よーすけも待ちきれないようで、私を手招きする。昨日下ごしらえを済ませた魚を、庭で火を起こして焼く。バーベキューだ。
焼き魚はとても美味しく、よーすけもご機嫌だ。また魚を釣ったら、今度は燻製を作ってみよう。
465日目。
昨日釣った魚を、早速今日食べる。
よーすけも待ちきれないようで、私を手招きする。昨日下ごしらえを済ませた魚を、庭で火を起こして焼く。バーベキューだ。
焼き魚はとても美味しく、よーすけもご機嫌だ。また魚を釣ったら、今度は燻製を作ってみよう。
463日目。
よーすけは寝てしまったので、ぱくと庭で過ごした。
ぱくはのんびりと庭で昼寝し、庭を歩き回った。
その後、2階に上がったと思ったら、目覚めたよーすけと遊びだした。よーすけが起きていることが分かっていたのだろうか。
何とも不思議だ。
463日目。
よーすけは寝てしまったので、ぱくと庭で過ごした。
ぱくはのんびりと庭で昼寝し、庭を歩き回った。
その後、2階に上がったと思ったら、目覚めたよーすけと遊びだした。よーすけが起きていることが分かっていたのだろうか。
何とも不思議だ。
461日目。
よーすけが水浴びをしたいと言う。たらいでちゃぷちゃぷと水浴びをさせる。
ご機嫌になったよーすけは、すっきりした顔でぱくのいる屋根裏に向かった。そこでぱくと遊んだ。よーすけがまた私を呼ぶので、私も一緒に三人で遊んだ。
楽しい一日だった。
461日目。
よーすけが水浴びをしたいと言う。たらいでちゃぷちゃぷと水浴びをさせる。
ご機嫌になったよーすけは、すっきりした顔でぱくのいる屋根裏に向かった。そこでぱくと遊んだ。よーすけがまた私を呼ぶので、私も一緒に三人で遊んだ。
楽しい一日だった。
460日目。
昨日は色々疲れたので、今日は家でゆっくりする。
2階でゴロゴロしているが、窓の外を眺めていて、やはり湖が気になるらしい。よーすけに「またボートに乗るか」と誘うと、「今度は俺が漕ぐ」と言った。
また二人で湖に出ることを楽しみにしていよう。
460日目。
昨日は色々疲れたので、今日は家でゆっくりする。
2階でゴロゴロしているが、窓の外を眺めていて、やはり湖が気になるらしい。よーすけに「またボートに乗るか」と誘うと、「今度は俺が漕ぐ」と言った。
また二人で湖に出ることを楽しみにしていよう。
458日目。
庭でよーすけが私を呼ぶ。
また湖に行きたいらしい。釣りかと聞くと、釣りではなく、できたらボートを漕いでみたとのことだ。ボートは準備できていないので、とりあえず湖の周りを一周することにした。
よーすけと一緒にのんびり歩く。
ふと思いついて、片膝をついて手を差し出す。よーすけは困惑した表情を見せたあと、笑って手を差し伸べてくれた。
よーすけの手の甲に口付けをする。顔を上げると、少し気恥しそうなよーすけがいた。ただ愛おしい。そのまま、ずっと手をつないで散歩をした。
ボートの手配をしよう。
458日目。
庭でよーすけが私を呼ぶ。
また湖に行きたいらしい。釣りかと聞くと、釣りではなく、できたらボートを漕いでみたとのことだ。ボートは準備できていないので、とりあえず湖の周りを一周することにした。
よーすけと一緒にのんびり歩く。
ふと思いついて、片膝をついて手を差し出す。よーすけは困惑した表情を見せたあと、笑って手を差し伸べてくれた。
よーすけの手の甲に口付けをする。顔を上げると、少し気恥しそうなよーすけがいた。ただ愛おしい。そのまま、ずっと手をつないで散歩をした。
ボートの手配をしよう。
453日目。
よーすけは元気だ。
生八つ橋を食べ、野菜スープを飲んで、ぱくと遊ぶ。
楽しそうに過ごしていて、何よりだ。
今度、路の向こうにある湖に行ってみよう、とよーすけに話した。「ピクニックか、いいな」と同意してくれたので、計画を立てねば。
453日目。
よーすけは元気だ。
生八つ橋を食べ、野菜スープを飲んで、ぱくと遊ぶ。
楽しそうに過ごしていて、何よりだ。
今度、路の向こうにある湖に行ってみよう、とよーすけに話した。「ピクニックか、いいな」と同意してくれたので、計画を立てねば。
452日目。
よーすけとぱくが庭で遊んでいる。ほのぼのだ。
「メルヘンチックだな」と言うと、よーすけが「お前こそ」と言う。私にメルヘンの要素は一切ないので、不思議に思って聞いてみた。
よーすけは笑いながら「だってお前、登場から王子だったぞ」と言う。
「気を失って海に沈むってのは人魚姫の王子だし、白い二種軍装に金糸モールが更に王子っぽさを高めてたしな」
「……なら私を救ったよーすけは人魚姫か?」
よーすけはぎょっとした顔をして、「いや、足あるし……」と否定する。
「じゃあ、部下も沢山居るし白雪姫とか、良く寝るから眠り姫か?」
452日目。
よーすけとぱくが庭で遊んでいる。ほのぼのだ。
「メルヘンチックだな」と言うと、よーすけが「お前こそ」と言う。私にメルヘンの要素は一切ないので、不思議に思って聞いてみた。
よーすけは笑いながら「だってお前、登場から王子だったぞ」と言う。
「気を失って海に沈むってのは人魚姫の王子だし、白い二種軍装に金糸モールが更に王子っぽさを高めてたしな」
「……なら私を救ったよーすけは人魚姫か?」
よーすけはぎょっとした顔をして、「いや、足あるし……」と否定する。
「じゃあ、部下も沢山居るし白雪姫とか、良く寝るから眠り姫か?」