厚生省の発足が1938年となったのは、中国との全面戦争勃発後(1937年)の結果だったという話など、今までなんとなく知ったままで済ませていたことに切り込んでくれる。
厚生省の発足が1938年となったのは、中国との全面戦争勃発後(1937年)の結果だったという話など、今までなんとなく知ったままで済ませていたことに切り込んでくれる。
北陸人の戦争責任については語られていないことが多く、今も右派的な人が多い中で、その本の著者は郷里に対する真摯な問題提起と近現代史の直視を訴えたのだと今にして思う。
北陸人の戦争責任については語られていないことが多く、今も右派的な人が多い中で、その本の著者は郷里に対する真摯な問題提起と近現代史の直視を訴えたのだと今にして思う。
反面、話が具体的であるが故の問題も多い。ロスバードが宗教・民族コミュニティによる相互扶助を例にして主張する国家による福祉全廃にはやはり問題があると思うし、リバタリアンの大統領として評価するアンドリュー・ジャクソンがチェロキー・インディアンを強制移住させたことへの言及もない。
反面、話が具体的であるが故の問題も多い。ロスバードが宗教・民族コミュニティによる相互扶助を例にして主張する国家による福祉全廃にはやはり問題があると思うし、リバタリアンの大統領として評価するアンドリュー・ジャクソンがチェロキー・インディアンを強制移住させたことへの言及もない。